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2019年06月22日
1 尊重し合える社会に
 男女共同参画実現に向け街頭啓発  (新宮市 )

 「男女共同参画週間」(23~29日)に合わせ、和歌山県職員、人権擁護委員、法務局職員らが21日、新宮市のイオン新宮店、串本町のAコープ紀南VASEOの2カ所で街頭啓発を実施した。チラシやメモ帳、ウエットティッシュなどの啓発グッズ計600組を買い物客たちに配布した。

 男女共同参画社会基本法は平成11年6月23日に施行された。基本理念は▽男女の人権の尊重▽社会における制度・慣行についての配慮▽政策等の立案および決定への共同参画▽家庭生活における活動と他の活動の両立▽国際的協調―の五つ。

 同週間は基本理念に対する国民の理解を深め、男女共同参画社会の実現に向けたさまざまな取り組みが行われる機運を醸成しようと平成13年から内閣府など主唱、地方公共団体など協力のもと実施されている。令和元年度のキャッチコピーは「男女共同参『学』」「知る 学ぶ 考える 私の人生 私がつくる」。

 新宮市橋本のイオン新宮店では、県職員、市職員、新宮人権擁護委員、法務局職員、ウィメンスタディズ熊野の村上惠美子代表ら約10人が啓発活動に参加。男女共同参画を呼び掛けるタスキを身に着け、買い物客らに物資を配布した。村上代表は「男女共同参画という言葉になじみがない人も多いですが、啓発活動を通じて知っていただければ。身近なところから、お互いが一人の人間として尊重し合える社会になればと思います。」と話していた。

 和歌山県男女共同参画センター“りぃぶる”では相談受付専用ダイヤル(電話073・435・5246)を開設しており、「お気軽にご相談ください」と呼び掛けている。受け付けは火~土曜日の午前9時から午後8時、日曜日は午前9時から午後4時30まで。

(2019年6月22日付紙面より)

啓発グッズを配布した=21日、新宮市橋本のイオン新宮店
2019年06月22日
2 「一生に一度の思い出」
 下里小がウミガメ放流会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立下里小学校(岡史博校長)は20日、同町の玉の浦海水浴場でウミガメの放流会を開いた。参加した4~6年生51人が10カ月間生活を共にしたアカウミガメ4匹を見送った。

 同小が取り組む海洋教育の一環。例年5年生が同町太田川河口の砂州(通称・大浜海岸)で産卵したアカウミガメの卵を保護し、ふ化した子ガメを3週間から1カ月ほど飼育した後、放流してきた。昨年からはふ化した76匹のうち6匹を選び、10カ月間飼育する取り組みを始めた。子ガメの生存率を上げること、海洋教育の研究を深めることが目的。

 今回放流したウミガメは、昨年8月24日に同小のふ化場でかえったもので、ふ化直後の甲長は4㌢、体重は20㌘だった。飼育する中で2匹が死んでしまったが、残り4匹は甲長18㌢、体重1・3㌔まで成長した。

 放流会では飼育に協力してきた玉の浦リップルズクラブ(掛橋郁雄代表)の湊久和さんが「ウミガメたちはまだ子どもで泳ぐ力も弱いですが、これから海流に乗ってアメリカの方に行く。20年、30年たって日本の海岸に戻って来ることを願っています」とあいさつ。続いてウミガメを世話してきた6年生12人が「餌を食べてくれてうれしかった」「水替えや餌やりは大変だったが、安全に大きくなってくれてよかった」「さみしいけど一生に一度の思い出になった」など一人一人思いを語った。

 ウミガメはかごから出されるとゆっくりと海へ向かい、児童らは「頑張れ頑張れ」と声援を送りながら、泳いでいく子ガメを追い掛けた。息継ぎをする姿が見えると、思わず「かわいい」と笑顔がこぼれた。

 今年も5年生がウミガメの飼育に取り組む予定。大浜海岸で産卵が確認されれば、児童らが採卵に赴く。田中そらさん(5年)は「大変そうだけど、早くやってみたい」と話していた。

(2019年6月22日付紙面より)

子ガメとの別れを惜しむ=20日、那智勝浦町の玉の浦海水浴場
2019年06月22日
3 全国公募対象補助を縮小
 将来の負担増を見越して  (串本古座高校地域協議会 )

 串本古座高校地域協議会(会長・田嶋勝正串本町長)が19日、来年度以降の全国公募による県外からの入学者に対する補助金を住居費のみとすることを決めた。すでに入学し補助金を受けている生徒については、卒業まで従来の補助を保証するとしている。

 この補助金は、同校が魅力化プロジェクトに基づいて取り組む入学者の全国公募を後押しするために導入した制度。県外から学生寮がない同校へ進学する生徒を対象にし、生活負担を軽減するため▽住居費▽食費▽交通費(帰省時)▽宿泊費(受験時)―の4系統で補助をしている。

 導入以降、同校の全国公募枠が定員の5%から10%に引き上げられ、最大で年間36人(12人×3学年)分1584万円(1人当たり最大44万円)を要する状況も見込まれるようになった。原資を按分負担することに不安を感じた串本町と古座川町は来年度以降の在り方を見定めるため今月4日、同協議会の正副会長として県の宮﨑泉教育長と話し合う機会を持ったが原資の按分負担に県教委が加わる考えが感じられず同枠の見直しにも即応しないとの見解を得るにとどまった。

 現状で9人が全国公募により在席しているがその数が同校の努力により将来的に増えれば喜ばしい反面、同協議会の負担も増す厳しい状況ともなるため、現体制の一期生が卒業するタイミングで補助の系統を住居費のみに縮小し当面の様子を見る判断を同協議会の委員に求めるに至った。

 この日は判断を間もなく始まる来年度の全国公募に間に合わせるため、串本町役場古座分庁舎で第2回会合を実施。補助金支給要項の改定案を協議し、委員からはこの制度は全国公募で来てほしいという地域の思いそのものだとして慎重な判断を求める声もあったが賛成多数で承認した。

(2019年6月22日付紙面より)

県との話し合いの結果や判断を委員に伝える田嶋勝正会長=19日、串本町役場古座分庁舎
2019年06月22日
4 座禅は「安楽の法門」
 円通寺で初の法話会  (紀宝町 )

 曹洞宗特派布教師による法話会が19日、紀宝町平尾井の普門山円通寺(山田耕治住職)で催された。本堂には約70人の善男善女が集まり、中野尚之老師の法話に耳を傾けた。

 中野老師は埼玉県川口市にある正覚寺の住職を務める傍ら、末期がんの病人が安らかな最期を迎えられるようお世話する「仏教者ビハーラの会」の会長や、修業僧の指導教化をする本山役寮などを務めている。1997年にはがんで家族を亡くした人の遺族会を立ち上げるなど心に寄り添う活動を続けながら、特派布教師として、全国各地で布教活動を展開している。

 地元僧侶が鳴らす鐘を合図に入場した中野老師は開口一番、「座禅は苦行ではなく『安楽の法門』である」と開祖・道元禅師の教えを紹介。素直に息を吸い、ゆったりと吐く呼吸法と姿勢を指導して全員が椅子に座ったままの座禅を体験した。

 「一行三昧(いちぎょうざんまい)」という教えにも触れた。「無心で一つの行いに、自分を忘れるほど打ち込む。この時は、生きながら仏になってはいないか。道元禅師が求めたのもこれではないか」「共に我慢してくれた仲間も一行三昧だ」と一つになる喜びを語った。さらに「相承(そうじょう)」という教えについて「大事な物を守り、受け継ぐこと。質を高め、心をしっかり保つことになる」などと述べ、幸せを確実なものにするために信心を深めるよう結んだ。

 円通寺で法話会が開かれるのは初めて。山田住職の提案に、寺総代の皆さんが応えて実現した。住職は「仏の心とは、慈悲をしてもそれが慈悲と知らぬとき。老師が末期がんの人に向かい合う時は、無心であったと思う」とあいさつし、法話が無私の善行に寄与するよう期待した。役員の一人、川内治さんは「寺を守ろう、きれいにしようとするのも仏の心と気付いた。良い話だった」と感動を口にした。

(2019年6月22日付紙面より)

檀家の皆さんが法話を傾聴=19日、紀宝町の円通寺
仏の心を説く中野尚之老師
2019年06月22日
5 33組が4部門に分かれて熱戦展開
 紀南バドミントン選手権  
2019年06月22日
6 優勝は岡本有正さん
 もみじ会6月月例杯  
2019年06月22日
7 楽しみ仲間を増やせれば
 ガールズサッカーフェスティバル  (和歌山県サッカー協会 )
2019年06月22日
8 3選手が近畿大会出場へ
 和歌山県空手道選手権大会  (拳武館新宮 )
2019年06月22日
9 伊藤梨花さんが準優勝
 第25回柔整師杯県下柔道大会  (紀宝柔道会 )
2019年06月22日
10 谷川知聖君インハイ出場
 県高校総体空手道競技の部  (近畿大学附属新宮高校 )
2019年06月22日
11 合同で救急救命法学ぶ  太地町、那智勝浦町赤十字奉仕団が研修  
2019年06月22日
12 文化複合施設運用など提言  新宮市議会一般質問(終)  
2019年06月22日
13 桒野稔近組合長を再任  苺生産組合が総会  (那智勝浦町 )
2019年06月22日
14 待ちに待った水遊び  潮岬こども園がプール開き  (串本町 )
2019年06月22日
15 鑑賞しながら交流重ねる  職員企画の高瀬会文化祭  (古座川町 )
2019年06月22日
16 入賞17作品発表し表彰  古座川町社協のもの忘れ川柳  
2019年06月22日
17 23億円規模の補正予算案など  町議会6月定例会24日開会  (串本町 )
2019年06月22日
18 自転車の安全な乗り方学ぶ  神内小で交安教室  
2019年06月22日
19 夏休み前にさっぱりと  カメ飼育プール清掃  (紀宝町ウミガメ公園 )
2019年06月22日
20 8議案承認して定例会閉会  紀宝町議会一般質問(終)  
2019年06月22日
21 子どもの成長を感じる  白梅保で保育参観  (新宮市 )
2019年06月22日
22 完成するのが楽しみ  高田小で梅ジュース作り  (新宮市 )
2019年06月22日
23 熊野の野山でテングチョウ乱舞  水場で大量吸水  
2019年06月22日
24 「投票を決めている」56人  有権者100人に聞く  (那智勝浦町議選 )
2019年06月21日
25 「空き家問題だけじゃない」
 農地転用における課題など  (新宮市 )

 高齢化や若者の都市部への流出などで全国的に放置され荒れた農地の管理が問題となっている。高齢人口比率35・5%(2018年1月1日現在)となっている新宮市においても空き家問題同様、所有者が高齢で管理が困難であったり、相続した農地を持て余したりするなど、農地の利活用が課題となっている。

 農地を農業以外の目的に利用することを「農地転用」という。農地転用の際には、権利の移転などを行う場合、原則として国や都道府県知事の許可が必要となる。農地転用許可制度を適正に運用し、優良農地を確保する目標を立てるなどの要件を満たしている一部自治体は、指定市町村として都道府県と同様の権限を有するが、それ以外の自治体では「農地法」が定めた規定により手続きが必要となる。

 市町村の農業振興地域整備計画により農業を推進することが必要と認められた「農業振興地域内農用地区域」においては、農地以外での土地利用が厳しく制限されている。また、一般人が畑などを所有し耕作する場合は1000平方㍍以上(新宮市の場合・自治体によって異なる)持つことが必要とされており、市民からは「農道の整備拡幅や舗装なども大事。農道沿いに住宅が建っている所もたくさんある」「高齢になり耕作ができず近所迷惑になってしまい心苦しい」などと規制緩和を望む声も聞こえてくる。

 農地などの利用関係の調整、農地の交換分合その他農地に関する事務を執行する「農業委員会等に関する法律」の改正により、市では17年12月1日、農地利用の最適化を推進するため農地利用最適化推進委員を設置。担当区域の農地の無断転用や耕作放棄地の防止・解消などを図るための利用状況調査、農業者からの相談対応や助言指導を行うなど、人と農地とのマッチング、農地利用の最適化を図る業務を担っているが、その役割としては「農地の有効利用の意義・重要性を地域に伝えること」であり、農地転用についての業務は農地法に基づいた審査にとどまっている。

 農業委員会の担当者は「農業を振興する立場として、守るべき農地を明確化していく必要がある」と話している。

(2019年6月21日付紙面より)

(イメージ写真)
2019年06月21日
26 歌に合わせて体動かす
 ゆうゆうクラブ女性部が音楽体操  (新宮市 )

 新宮市ゆうゆうクラブ(老人クラブ連合会)女性部(石原千里部長)は19日、市福祉センターで令和元年度「健康づくり教室」を開いた。会員約100人が参加し、音楽に合わせて体を動かした。

 音楽を通じて脳の活性化と健康づくりを推進しようと、「楽しい音楽体操」をテーマにピアノや健康体操の指導などを行う宇都宮惠美さんから教わった。

 石原部長は「女性部も1000人を超え、おおいに活動を」とあいさつ。宇都宮さんは「すてきな曲に合わせて体を動かせばあっという間」「痛いとストレスになるので、気持ちいいと感じる程度に」など解説しながら指導した。

 会員は背筋を真っすぐするための「手振り体操」をはじめ、隣の人と触れ合う動きや脳トレの動作を取り入れた手遊び、ボールやひもなどの道具を使った体操などにもなじみの歌に合わせて取り組んだ。会場には歌声と笑い声が絶えず響いていた。

 宇都宮さんは「これを機に継続して実施したい。人の輪に入り、笑いながら過ごすのはいいこと。たくさんの人が来てくれてよかった」。

 松﨑和代さん(84)=船町=は「散歩以外は座り込んでばかりで、体を思うと体操をしたいと考えていました。誘っていただき、参加できた。ありがたいこと」と笑顔。閉会に当たり河原良子副部長は「皆さんの心が大きな一つの輪になって楽しいひとときを過ごし、認知症も遠ざかったのでは」と締めくくった。

(2019年6月21日付紙面より)

100人が輪になって取り組んだ=19日、新宮市福祉センター
2019年06月21日
27 事前説明受け準備始める
 メ市派遣の中学生7人ら  (串本町教育委員会 )

 串本町教育委員会(潮﨑伸彦教育長)が19日、同町文化センターで本年度姉妹都市青少年交流事業〈派遣事業〉に参加する町内在住の中学生7人とその家族を対象にした事前説明会を開き、事業の概要などを伝えて質問に答えるなどした。

 この事業は1994(平成6)年度に旧串本町で始まり、現串本町は教育委員会事業に位置付けて継承実施している。後者は西暦奇数年に国際姉妹都市・トルコ共和国メルシン市(以下メ市とする)などへ青少年を派遣し同偶数年にメ市などから青少年を受け入れる形で相互交流を重ねる流れにあるが、派遣については同国の治安悪化に伴い直前中止した2013(平成25)年度以降2回見送ったため8年ぶりの実施となる。

 本年度の派遣先は今も相互交流が続いているメ市で、7月21日(日)午前11時に出発し29日(月)午後6時ごろ帰町する8泊9日の行程で赴く。メ市滞在は現地時間で22日(月)から27日(土)までの6日間で、その前後は移動日。交流プログラムは調整中で、近日中にメ市から同町教委に連絡が入る見込み。

 中学生7人の内訳は男子2人と女子5人で、学年で見ると1~3年生がそろっている状況。町内の中学校経由で、古座中や近大附属新宮中に通う中学生には個別でそれぞれ案内を出して参加を呼び掛けた。同町総務課付けで国際交流員を務めるトルコ人女性ドゥルナ・オズカヤさんら引率者3人を加えた10人で青少年団を結成し、ホームステイをしながら同プログラムに臨むという。

 同説明会は中学生7人と引率者3人がそろって初顔合わせするタイミングとなり、同町教委教育課の平田秀次長は同事業の経緯を伝え「皆さんの作文を読んでしっかりとした目的意識を持っていることに感心した」と述べつつあいさつ。同団を結成する10人が自己紹介をし合った後、同町教委が派遣事業の行程の説明と早急のパスポート取得や海外旅行保険加入推奨などの事務連絡をし、オズカヤさんが同国やメ市の紹介と事前に求めた質問事項への回答をするなどして来る派遣に向けた準備の初動を固めた。

(2019年6月21日付紙面より)

メ市派遣に参加する中学生やその家族にあいさつする平田秀次長=19日、串本町文化センター
2019年06月21日
28   

2019年06月21日
29 3決で同地区対戦も
 串本、宇久井がそろって関西大会へ  (オークワカップWTV小学生サッカー )
2019年06月21日
30 川村淳二さんが優勝 新宮グラウンドゴルフ同好会「あじさい大会」 
2019年06月21日
31 髙野乙葵君(新宮バドスポ少)が全国へ
 全国小学生ABCバド県予選で優勝  
2019年06月21日
32 楽しく体を動かす  熟年クラブが健康講座  (那智勝浦町 )
2019年06月21日
33 より良い学校づくりを  城南中で生徒総会  (新宮市 )
2019年06月21日
34 情報発信や高齢者問題など  新宮市議会一般質問②  
2019年06月21日
35 ササユリが見頃  農家民泊不動坂  (那智勝浦町 )
2019年06月21日
36 オリジナルのけん玉作る  「つくってあそぼう!」  (新宮市中央児童館 )
2019年06月21日
37 防災意識を高める  三輪崎保で立ち合い訓練  (新宮市 )
2019年06月21日
38 タッセル作りを楽しむ  日好荘スマイルカフェ  (那智勝浦町 )
2019年06月21日
39 103組が部門別で対戦 第39回ソフトテニス大会 (串本セントラルクラブ)
2019年06月21日
40 児童12人伝統文化に学ぶ  本年度茶道子供教室開講  (古座川町 )
2019年06月21日
41 大正琴の演奏楽しむ  恒例の「カフェいっぷく亭」  (鵜殿地区 )
2019年06月21日
42 4議員が町の見解ただす  紀宝町議会一般質問②  
2019年06月21日
43 候補者に聞く  那智勝浦町議選  
2019年06月21日
44 旧梛の設備費など計上  6月定例町議会が開会  (太地町 )
2019年06月21日
45 票の行方に注目集まる  町内各所で舌戦展開  (那智勝浦町議選 )
2019年06月21日
46 お悔やみ情報
  
2019年06月13日
47 中高年齢者の就業促進図る
 生涯現役促進地域連携事業  (新宮市 )

 中高年齢者の就業促進を図る厚生労働省の「生涯現役促進地域連携事業」に新宮市など全国14団体が選ばれた。雇用や就業促進に向けた取り組みを厚労省が支援し、先駆的なモデル地域の普及を図っていく。

 県内では初の取り組みで、市は昨年12月6日に関係機関と「新宮市生涯現役促進地域連携協議会」(田岡実千年会長)を設立した。5月7日には和歌山労働局と生涯現役促進地域連携事業の委託契約を締結した。2022(令和4)年3月31日(木)まで事業を展開していく。

 現在、中高年齢者などの雇用安定に関する法律(高年齢雇用安定法)で、企業に65歳までの雇用確保措置が義務付けられている。

 同事業は、“ニッポン一億総活躍プラン”に基づき、地域の実情に応じた中高年齢者の就業機会を確保することが狙い。地方自治体中心の協議会からの提案をもとに、地域で中高年齢者就労促進に資する事業を幅広く実施する。事業規模は各年度上限2000万円(市町村の場合)。

 市の事業タイトルは「『癒やしと蘇(よみがえ)りの地 熊野・新宮』におけるアクティブシニア生涯現役宣言~わがらのまちや!いっしょにやろらよ~」。

 重点業種を観光、農業、介護分野に絞り▽総合相談窓口の設置▽中高年齢者向け就労意識調査▽企業向け雇用ニーズ調査▽就労、社会参加情報提供サイトの開設、運営▽生涯現役セミナー、企業向けセミナー、中高年齢者向け合同企業説明会―などの事業を実施していく。対象者は働く意欲のある55歳以上の中高年齢者と人手不足を感じている事業者。

(2019年6月13日付紙面より)

事業実施スキーム
2019年06月13日
48 15人が素養向上に励む
 消防団員普通教育訓練  (串本町消防団 )

 串本町消防団(稲田賢団長)の消防団員普通教育訓練が9日と10日に同町総合運動公園雨天練習場であり、2日間計15人が礼式や消防操法などの指導を受け素養向上に励んだ。

 この訓練は、新入団員を対象にした基本の指導機会として年1回実施している。近年は本業の都合で参加できない新入団員もいるため、本年度は同訓練未経験団員19人を対象に9日(=休日)か10日(=平日)のいずれかで参加するよう求めて未経験の解消を目指したという。

 9日の同訓練には対象団員9人が参加。井道一馬副団長を訓練指揮者に立て、稲田団長は「気合を入れて指導を受けてほしい」と訓示を述べて同訓練を開始した。

 講師は同町消防本部職員が担当。指導項目は▽礼式▽ロープ結索▽消防操法(主にホースや筒先の取り扱い方)―などで、参加者は実践を交えて習得を目指した。稲田団長と井道副団長や交田啓二副団長、寺島正彦消防長ら同本部幹部職員も終始間近で立ち会い、適時マンツーマン指導を注ぐなどして参加者の実りある成果を後押しした。

(2019年6月13日付紙面より)

消防団員の規律と統制を支える礼式を学ぶ団員=9日、串本町総合運動公園雨天練習場
実践しながらロープ結索を教わる
2019年06月13日
49 街頭指導や取り締まりを強化
 11日を「横断歩道SOSの日」に  (三重県警 )

 三重県警は6月から、毎月11日を「横断歩道SOSの日」に設定した。横断歩道での事故を減らすことが狙いで、街頭指導や取り締まりをさらに強化する。

 県警では毎月11日を「交通安全の日」として啓発活動などを実施してきたが、より交通安全の意識を高めてもらおうと新たに「横断歩道SOSの日」を設けた。

 「SOS」は「さわやかな 横断で スマイル」の頭文字をとったもの。横断歩道を通行する車両や歩行者の交通指導、広報啓発活動などを重点的に行う。

 6月11日には県内18警察署が初の啓発活動を展開。紀宝警察署(岡田智治署長)は紀宝地区交通安全協会(久保正会長)と合同で実施した。

 同町鵜殿の主婦の店に6人が集まり、来店者に啓発チラシを配布し、「横断歩道SOSの日」の周知を図った。

 同署地域交通課の横山哲也課長は「自動車は横断しようとする歩行者がいたら手前で必ず一旦停止し、歩行者を安全に横断させてください。歩行者は横断前に必ず左右の安全確認をしてください」と呼び掛けている。

(2019年6月13日付紙面より)

「横断歩道SOSの日」を周知した=11日、紀宝町鵜殿の主婦の店
2019年06月13日
50 環境美化に70人が奉仕
 北浜海岸クリーン作戦  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町北浜で12日、環境美化活動「北浜海岸クリーン作戦」があった。集合場所の海のホテル一の滝駐車場には午前8時30分に70人以上が集まった。

 那智湾に沿った遊歩道と那智大橋までの臨海通りの美化活動で、毎年この時季に行っている。同町の町民有志でつくる「なちかつ古道を守る会」と南紀くろしお商工会中部支部、北浜地区、南紀勝浦温泉旅館組合、町観光協会、役場建設課共催。

 出発前に古道を守る会の太田耕二代表が作業計画を説明。堀順一郎町長は大勢の参加に感謝の言葉を述べた。太田代表は「海岸沿いでは自然に返らないプラスチックなどを中心に回収を。熱中症に気を付けてください」と呼び掛け、商工会が用意した飲み物を参加者に配った。

 一斉に出発した参加者たちは集合場所から海岸沿い、県道沿いに分かれ、道路や海岸に落ちているごみを拾い集め、草を刈るなどして周辺を美化した。遊歩道を散歩中の名古屋からの夫婦は、地域ぐるみのローラー作戦に感心し、「とても素晴らしいことですね。朝から気持ちが良いです。頑張ってください」と話していた。

(2019年6月13日付紙面より)

草を刈り、ごみを拾い集めながら体育文化会館方面に進む参加者=12日、那智勝浦町北浜
2019年06月13日
51 夏空の下で記録に挑戦
 第38回紀南陸上競技選手権大会  
2019年06月13日
52 医療介護の現状知って  三輪崎出身の医師・濱口政也さん  (新宮市 )
2019年06月13日
53 県内林業の実情をPR  東京都で「木の国・和歌山 紀州材展」  
2019年06月13日
54 立候補予定者は15人  選挙の準備始まる  (那智勝浦町議選 )
2019年06月13日
55 明るく元気で住みよい町に  老人クラブ連合会が理事会  (那智勝浦町 )
2019年06月13日
56 親子で「いただきます」  新木保で給食参観  (新宮市 )
2019年06月13日
57 ルール守る大切さ学ぶ  城南中でキッズサポートスクール  (新宮市 )
2019年06月13日
58 各国のダンスを学ぶ  フォークダンス巡回講習会  (新宮市 )
2019年06月13日
59 楽しく知識を深める  太地小がくじら学習  (太地町 )
2019年06月13日
60 串本の歴史的名所を巡る  春秋ツアー第三弾で15人  (南紀串本観光協会 )
2019年06月13日
61 テントを張って集団活動  グループキャンプで小学生37人  (県立潮岬青少年の家 )
2019年06月13日
62 ごみ処理施設改修分担など  町議会6月定例会始まる  (古座川町 )
2019年06月13日
63 社会人選手に基本を教わる  第3回ソフトテニス講習会  (串本町テニス協会 )
2019年06月13日
64 町内の愛好者68人が競う  池野山で町長杯グラウンドゴルフ大会  (古座川町 )
2019年06月13日
65 役場有志ら漂着ごみ回収  田原海水浴場で清掃活動  (串本町 )
2019年06月13日
66 住民目線の意見求めて  協議会委員5人を委嘱  (串本警察署 )
2019年06月13日
67 映画「たまご」の思い広げる  田並劇場で町域初の上映会  (串本町 )
2019年06月13日
68 働く喜びや厳しさ学ぶ  2年生5人が職場体験学習  (相野谷中 )
2019年06月13日
69 犯罪や非行のない地域に  社会を明るくする運動  (紀宝町 )
2019年06月13日
70 お悔やみ情報
  
2019年06月11日
71 健康な歯をいつまでも
 第16回歯と口の健康フェスタ  

 紀南歯科医師会(日高治会長)主催の第16回「歯と口の健康フェスタ」が9日、那智勝浦町福祉健康センターであった。フェスタ終了後には5月13日に審査会が行われた「歯と口の健康に関するポスター」の表彰式もあり、特選と準特選に選ばれた9人に日高会長から表彰状が贈られた。

 「歯と口の健康週間」(4~10日)にちなむ行事で、歯と口腔(こうくう)への衛生意識を高めるのが狙い。平成16年から続いている。歯科医師会の医師による歯の検診や口腔内スコープには親子連れの利用が多く、血管年齢や骨密度を測定するコーナーも大勢の人でにぎわった。

 今年のポスター展へは、管内の小学校15校、中学校2校、幼稚園2園から計397点の応募があった。日高会長は「歯みがきをする時の表情などが上手に表現された大変素晴らしい作品でした。ポスターを描くことが歯と口の健康について考えることにつながるよう願っています」とあいさつ。

 来賓の堀順一郎町長は「歯と口が元気いっぱいに上手に描けていて感心しました」と入賞者をねぎらった。町教育委員会の草下博昭・学校教育課長は「ポスターを通して、歯が大切というメッセージが多くの皆さんに届くことを願っています」と祝辞を述べた。

 特選に選ばれた吉川美紅さん(田原小1)は、学校の友達と歯磨きをしている絵を画用紙いっぱいに描き、「みんなで歯磨きしたら楽しい」。学校での歯磨き指導の様子を描いた山口遼太君(色川小6)は「はみ出さないように字に色を塗るのが難しかった」と述べ、奥歯までもっときれいに磨けたらと笑顔を見せた。

 ハムスターやヒマワリの種などで健康な歯を表現した桐本紗さん(城南中1)は「特選はうれしい。背景を描くのを頑張りました」と喜びを語った。

(2019年6月11日付紙面より)

特選、準特選に選ばれた皆さん=9日、那智勝浦町福祉センター
2019年06月11日
72 自主防と行政が連携
 那智谷3区で避難訓練  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の那智川流域の市野々、井関、八反田3区の588世帯1060人を対象にした土砂災害防災訓練が9日、町立市野々小学校体育館を避難場所に行われた。地域住民をはじめ、各区の自主防災組織、和歌山県、町と消防、新宮警察署から約200人が参加した。体育館には61世帯75人が避難した。

 2011年の紀伊半島大水害の被害を教訓に、市野々地区単独で14年に訓練を開始。その後井関、八反田が加わった。雨期を前にした時期に土砂災害の危険を再確認し、迅速な避難行動とその支援、防災情報の伝達が確実に実行できるように実施している。

 堀順一郎町長は「全国でゲリラ豪雨が頻繁に発生する中、想定外という言葉はもう通用しない。那智川流域は砂防ダム整備も進み、安全性は高まっていると思うが、『起こり得る』ということを再度認識し、あらゆる災害に備えねばならない」とあいさつ。情報伝達機能改善のため、防災無線のデジタル化を進めていると報告した。

 避難訓練は24時間で200㍉以上の降雨が予想された状況を想定した。午前9時に「警戒レベル3」の避難準備、高齢者等避難開始の放送が流れ、町消防署、消防団が車両で地区内をパトロール。体育館内に対策本部を設置し、堀町長らが情報を集約した。

 大雨が降った際の土壌雨量指数と60分間積算雨量の二つをグラフ化する「スネークライン図」の基準超過により、同9時30分に「警戒レベル4」の避難勧告を発令。自主防災組織のメンバー、消防団員が避難困難者を支援した。

 内閣府が策定する「避難勧告等に関するガイドライン」の改訂に伴い、放送内容に「警戒レベル1~5」の文言追加運用が始まっている。新宮署の署員は「避難を大げさと思わずちゅうちょしないように。警戒レベル4で、必ず全員が避難すること。レベル5では遅い」と強調した。

 第4分団の消防車で避難所に到着した竹原智紀さん(26)は「子どもが生まれたこともあり、避難所までの距離感を把握しようと初めて参加しました。自宅から小学校までは20分くらいですが実際歩いてみると坂道が急なところもあり、きつかった。魚(うお)の首(紀伊半島大水害の慰霊碑付近)で消防車が止まってくれて助かりました。参加して良かったです」と話していた。

(2019年6月11日付紙面より)

体育館に集まる住民ら=9日、那智勝浦町
避難時要援護者名簿を基に支援訓練を展開した
堀順一郎町長
2019年06月11日
73 豊作願う伝統の「虫おくり」
 夏の訪れ告げる紀和町の風物詩  (丸山千枚田 )

 熊野市紀和町の丸山千枚田で8日夜、農耕文化の継承と豊作を願う伝統行事「虫おくり」があった。地元住民や訪れた人たちが、キャンドルに照らされ幻想的な雰囲気に包まれた丸山千枚田を練り歩いた。

 虫おくりは1953(昭和28)年を最後に途絶えていたが、2004(平成16)年の「熊野古道」世界遺産登録に合わせて復活。害虫を追い払う行事で、夕暮れに子どもたちがお札を持って太鼓や鐘を鳴らし、掛け声を出しながらあぜ道を歩き、千枚田を害虫から守るというもの。

 丸山千枚田に夏の訪れを告げる風物詩として定着しており、今年もオーナーや一般参加者らが足を運んだ。千枚田には田んぼの数と同じ1340個のキャンドルが立ち並び、幻想的な風景が広がった。

 参加者は丸山神社を出発し、鐘と太鼓の拍子に合わせて「虫おくり殿のお通りだい」の掛け声で千枚田を歩いた。田んぼに向けて2発の北山砲を発射した後、世界遺産登録15周年を記念した花火の打ち上げもあった。

 1601(慶長6)年には2240枚あったといわれる丸山千枚田。1993(平成5)年当時530枚まで減り、貴重な資源を保護し後世に伝えようと、95(平成7)年から復元を開始。今では1340枚まで復活した。

 1年に1度しかお目にかかれないとあって、多くのカメラマンも詰め掛け、伝統行事を写真に収めていた。

(2019年6月11日付紙面より)

多くの人たちが「虫おくり」に参加=8日、熊野市紀和町の丸山千枚田
2019年06月11日
74 来場者や出店者の幅広がる
 道の駅「たいじ」の朝市  (太地町 )

 太地町森浦にある道の駅「たいじ」(貝良文駅長)は9日、第10回朝市を開催した。「冷凍伊勢エビ100㌘350円」を目玉商品として、海士組合の初サザエや干物、菓子、ウニご飯、焼き鳥、イワシの詰め放題など多くの店が並び、町内外の来場者でにぎわいをみせた。

 同駅によると、今回は初めてすさみ町からの出店があるなど、出店者の幅が広がりをみせているとし、それに伴い来場者のエリアも拡大してきたという。

 子どもたちに人気のくじ引きやゲームも盛況で、来場者らは好みの品を買い求めるため列を作っていた。

 熊野市有馬町から訪れた前田久美子さんは「手に入りにくい地場のものが多いので、来ると衝動買いをしてしまう。毎回、楽しみにしています」と笑顔で話した。

 貝駅長は「出店者やお客の幅が広がってうれしい」と述べ、今後の展開については「夏休み前の7月にワークショップを計画している。そこで学んだことを夏休みの自由工作などに生かしてもらえたら幸いだと思う」と語った。

(2019年6月11日付紙面より)

毎回多くの来場者でにぎわう朝市=9日、太地町森浦の道の駅「たいじ」
2019年06月11日
75 前期リーグが終了
 宇久井が首位で後期リーグへ  (全日本U―12少年サッカー )
2019年06月11日
76 4継で2位入賞など 新高陸上部5種目で近畿大会出場へ (県高校陸上競技対校選手権)
2019年06月11日
77 バドで全国総体出場へ
 緑丘中出身の有木さん・藤井さん  (耐久高校 )
2019年06月11日
78 議会運営委員長に濱口氏  和歌山県議会  
2019年06月11日
79 再び、世界のなでしこへ!  サッカー日本女子代表写真展  (新宮市役所 )
2019年06月11日
80 事業計画など3議案承認  母子寡婦福祉会が総会  (新宮市 )
2019年06月11日
81 古本・古雑誌買い求め  あおぞら市にぎわう  (那智勝浦町立図書館 )
2019年06月11日
82 豊作と業界発展を祈る 本宮大社で梅の日記念式典 
2019年06月11日
83 高田の自然を守ろう  地元住民70人で清掃  (新宮市 )
2019年06月11日
84 外国人の不法就労防止を  新宮警察、入管が合同啓発  (新宮市 )
2019年06月11日
85 つながりを大切に  三重県教職員組合紀南支部定期大会  
2019年06月11日
86 ボラセン設置訓練など計画  災害ボラコ連絡会が総会  (紀宝町 )
2019年06月11日
87 新体制で初の演奏会  第21回サマーファミリーコンサート  (木本高校吹奏楽部 )
2019年06月11日
88 たいまつ掲げて水田巡る  高富地内の農事「虫送り」  (串本町 )
2019年06月11日
89 陸上部と弓道部から近畿へ  県高校総体で好成績収めて  (串本古座高校 )
2019年06月11日
90 17組の芸能発表楽しむ  第34回古座地区演芸会  (串本町 )
2019年06月11日
91 お悔やみ情報