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2022年04月16日
1 秋の実施目指し理解求める
 公共交通再編に向け住民説明会  (新宮市高田地区 )

 新宮市高田地区の新高田会館で14日夜、同地域における公共交通再編に関する住民説明会があった。地域住民ら約20人が出席。10月1日(土)からの実施を予定している公共交通再編の案について市職員から説明を受けた。

 昨年度、市は同地区の公共交通に関してアンケートや意見交換会などを通して住民意見を聴取。交通事業者や関係機関と調整を重ね、住民意見などを基に再編案を作成。このたびの説明会を実施するに至った。

 説明会開催に当たり、新谷嘉敏企画政策部長は、再編案作成に向けての地域住民の協力に感謝を示し「これまでご意見いただいた中でお示しできる案が完成した。社会情勢も変わる中、今後も意見を頂きながらより良い再編を目指したい」とあいさつした。

 同地域の人口は3月末現在で245人(167世帯)、高齢化率は57・14%。現在▽路線バス高田線▽行政バス▽医療センター送迎事業(通院タクシー)▽熊野川診療所送迎事業▽買い物サロン―が主な移動手段となっている。

 市が掲げる再編テーマは「既存交通の利便性向上による移動手段の確保」。地域公共交通の再編と生活支援の両面から交通課題への対応を目指す。

 「行き先、便数が少ない」「運賃が高い」などが課題として挙がっていた路線バス高田線は、市街地の大型ショッピング施設を通過するルートに変更し現在の1日3往復を5往復に増便。高田―新宮駅間の上限運賃を500円とするなどの独自運賃を設定すると提案。

 「自宅からバス停まで遠い」などが課題だった既存の行政バスは、運行範囲と便数、頻度の拡充による路線バスへの接続強化を図る。運行は同地区地域おこし協力隊が担う。

 医療センター通院タクシー・熊野川診療所送迎・買い物サロンに関しては、運行内容のさらなる周知や行き先の拡充など利便性の向上について、高田支所や市社会福祉協議会の既存事業の中で地域住民と共に継続協議をしていくとしている。

 市職員は既存交通の新旧比較表・路線図(案)などを示しながら説明。住民は「路線バスの利便性は上がるかもしれないが総合的には不十分だと感じる」「通院は地域の最大の課題。その問題に関してあまり対応されていないと感じる。乗り合いバスのようなものがあれば」「具体的なことが一つも聞こえてこない」などと意見した。

 新谷企画政策部長は「今後どういったことができるのか、相談や検討をしていきたい」と理解を求めた。

(2022年4月16日付紙面より)

公共交通再編案について市職員が説明した=14日夜、新宮市高田地区の新高田会館
地域住民ら約20人が出席した
2022年04月16日
2 GWの開設見据え芝刈り
 潮岬望楼の芝管理運営委  (串本町 )

 串本町潮岬にある潮岬望楼の芝で11日、晩春恒例の芝刈り作業が始まった。芝地のほぼ全面を一刈りする内容で、ゴールデンウイーク(GW)明けまで段階的に続く予定。

 この作業は、潮岬望楼の芝管理運営委員会(田仲康慧会長)によるGW中の同芝キャンプ場の有料開設に合わせた定例の手入れ。本年度は29日(金・祝)から5月5日(木・祝)までの期間で最初の有料開設をすることを今月12日の役員会で決め、それまでにテント設営場所として提供する芝地の東側を仕上げるため一足早く11日から着手している。

 高齢者も多い同委員の体力と安全を考慮して一日の作業時間を休憩込み4時間までとし、回を重ねて段階的に刈り進める。作業時の人員は10人前後。有料開設の実施を決めるまでは同委員それぞれ愛用の草刈り機を持って旭の森周囲など遊歩道沿いの草を刈り、決定後の翌13日からはさっそく手押しの芝刈り機4台を投入して東側の芝刈りに取りかかった。田仲会長はまだ作業序盤だが東側の芝刈りは順調に進んでいると話し、新型コロナウイルスの情勢により3年ぶりとなるGW中の有料開設に意気込んでいる。

  □     □

 同芝キャンプは本年度から無料開設を取りやめ、有料開設期間のみ設定。小学生以上1人1泊1000円(日帰りや車中泊も含む)の清掃協力金と引き換えに、環境省の許可に基づいて望楼の芝の東側でテント設営場所を提供し受付で配布したごみ袋でキャンプごみを引き受ける(分別出しが条件)。

 清掃協力金は、同芝キャンプ場専用駐車場(望楼の芝の北東に位置)そばで期間最終日前日まで午前8時~午後5時に設置する現地受付で対応。先行で期間前日の午後4時から利用でき、田仲会長は夕方に自ら待機するので1泊分を納入してほしいという。

 同芝キャンプ場の問い合わせは町産業課(電話0735・62・0557、平日午前8時30分~午後5時15分)まで。

(2022年4月16日付紙面より)

遊歩道沿いの草刈り作業を進める潮岬望楼の芝管理運営委員会の委員=12日、串本町潮岬
2022年04月16日
3 那智勝浦町が微増
 旧串本は微減、本宮は減  (観光入込客数 )

 和歌山県はこのほど、2021年観光客動態調査(速報値)を発表した。本紙エリア内では対20年比で、観光入込客の総数、日帰り、宿泊のいずれも、那智勝浦町が微増、旧串本町が微減、田辺市本宮町が減となった。

 那智勝浦町は、総数で5万9530人、日帰りで3万2143人、宿泊で2万7387人のプラスとなった。対20年比で順に、107・1%、105・3%、112・0%となる。

 微増の理由について県は「火災で一時閉館していた温泉旅館が、リニューアルオープンしたのが一要因ではないか」と分析している。

 しかし他方で、19年比は66・0%、64・8%、69・4%となっており、コロナ禍の深刻さがうかがえる。

 旧串本町は、総数で4253人、日帰りで609人、宿泊で3644人のマイナスとなった。対20年比で順に、99・6%、99・9%、98・7%。対19年比は70・5%、78・5%、53・5%となっている。

 田辺市本宮町は、総数で38万970人、日帰りで36万6300人、宿泊で1万4670人のマイナス。対20年比は71・5%、70・9%、81・0%という結果になった。

 県はこの理由を、集計が「年度」ではなく「年」のためと考えている。20年の数字は20年の1月から12月までの集計で、20年1月はまだぎりぎり、コロナ禍の影響が本格化する前。熊野本宮大社への初詣客が多数訪れていたため、これが加算されている。対して21年の1月は、コロナ禍で初詣客は激減し、集計に大きく影響した。

 なお対19年比は、50・9%、51・6%、43・0%となった。

  □     □

■外国人宿泊は



 21年の外国人宿泊客数も発表された。本紙エリアでは対20年比で、新宮市が44・1%、那智勝浦町が8・1%。コロナ禍による激減の度合いが鮮明となった。

(2022年4月16日付紙面より)

観光入込客数が微増に転じた那智勝浦町=13日、JR紀伊勝浦駅前

2022年04月16日
4 ウクライナ支援のために
 熊野那智大社が救援金箱設置  (那智勝浦町 )

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く現状を受けて、熊野那智大社(男成洋三宮司)では現在、本殿前にウクライナ人道危機救援金箱を設置している。

 これまでも熊本地震、九州北部豪雨や西日本豪雨の被災地などへも義援金の支援に取り組んでいる同大社。

 今回も人道支援のために先月中頃から箱を設置。期間は5月のゴールデンウイーク明けまでを予定しているという。集まった救援金は町を通じて、日本赤十字社に寄付を行うとしている。

 神職らは「われわれは祈ることが使命です。こういうときだからこそ、取り組ませていただいております。参拝の際にはお気持ちでご協力いただけましたら幸いです」と話していた。

(2022年4月16日付紙面より)

先月中頃から設置されたウクライナ人道危機救援金箱=13日、那智勝浦町の熊野那智大社
2022年04月16日
5 大輪の花日に日に数を増す  ぼたん荘玄関でボタン咲く  (古座川町 )
2022年04月16日
6 109ペア218人挑む  グラウンドゴルフ競技会「ペア大会」  (串本町 )
2022年04月16日
7 田岡市長が代表取締役社長就任  新宮港埠頭株式会社  
2022年04月16日
8 大学など合格状況  近畿大学附属新宮高校  
2022年04月16日
9 町の安心・安全に努める  那智勝浦町消防団任命式  
2022年04月16日
10 花の魅力感じ元気に  生花教室に18人参加  (新宮市 )
2022年04月16日
11 初めての避難訓練  地震・津波想定し園庭に  (うどの幼 )
2022年04月16日
12 左右確認して横断を  通学中、事故に遭わないよう  (交通安全教室 )
2022年04月16日
13 架空料金請求などに注意を  高齢者見守り隊が啓発  (紀宝町 )
2022年04月16日
14 お悔やみ情報
  
2022年04月13日
15 新宮―白浜間、28億円超の赤字 17路線30区間の収支を公表 (JR西日本)

 JR西日本は11日、利用者が少ない在来線17路線30区間の収支を初めて公表した。2017~19年度の営業損益の赤字額の平均は、紀勢線の新宮―白浜間が、山陰線の出雲市―益田間の34億5000万円に続く28億6000万円。JR西日本は、経営状況の厳しさを示すデータを共有することで、沿線自治体と存廃を含めた運営の在り方の協議を加速させたい考えだ。

 今回の開示対象は19年度の1㌔当たりの1日の輸送密度2000人未満だった区間。在来線総距離の約3割に及び、全ての線区で赤字だった。30区間の合計赤字額は約247億円となった。JR西日本では「地域の皆さまと課題を共有し、地域のまちづくりや線区の特性・移動ニーズを踏まえて、鉄道の上下分離などを含めた地域旅客運送サービスの確保に関する議論や検討を幅広く行いたい」と見解を示している。

 情報開示を受け、和歌山県の仁坂吉伸知事は「路線ごとに採算を合わせる必要はなく、黒字路線の収益を赤字路線に配分するなど、全ネットワーク維持の方向で考え、また、輸送密度などの一律の基準を用いて地方路線の切り捨てありきで見直しを進めるのではなく、地域資源を活用した利用促進などの柔軟な対応を行うべき」などとコメント。

 新宮市の田岡実千年市長は「新宮―紀伊田辺間で実施していた『サイクルトレイン』が、この4月から御坊までに拡大し、これまでJRを利用していなかった人も利用する機会が増えた。周辺自治体と共に観光を盛り上げ利用促進につなげたい」。

 市観光協会の里中陽互会長は「道も良くなり、また人口減少などの影響で鉄道を利用する人も少なくなったのでJRの公表はショックだが予想はしていた。住民や関係自治体も真剣に考えていかないといけない問題では」と話している。

(2022年4月13日付紙面より)

新宮市徐福のJR新宮駅
2022年04月13日
16 クリスタルボウル演奏
 小林ちひろさんが奉納  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社で10日、東京都世田谷区在住の演奏家の小林ちひろさんによる、クリスタルボウル演奏の奉納があった。五つのクリスタルボウルを使い、幻想的な音色を響かせた。

 小林さんは、太地町に友人がおり、その友人の仲介で、初の同大社での奉納演奏が実現した。もともと神社仏閣が好きで、2年ほど前から、聖地の一つである熊野三山でも奉納演奏がしたいと思っていたが、コロナ禍の影響で、ずっと来ることができなかったという。

 空路で9日に南紀白浜空港に到着、本宮、速玉の両大社も参拝し、この日に那智での奉納演奏となった。クリスタルボウルは、水晶でできた円筒形のボウルで、専用のバチでたたいたり、開口部の縁をなぞったりして音を出す。

 小林さんは、奉納演奏前に、熊野那智大社で正式に参拝。祈りをささげた上で、境内にあるあずまやの長生殿に移動し、演奏を行った。

 サイズや模様の違う五つのボウルを並べ、バチで鳴らして、空気が静かに揺らぐような、ゆったりとした音の空間を生み出した。たまたま居合わせた参拝客は、小林さんの前に用意された椅子に腰かけて耳を傾け、その音色を堪能していた。

 小林さんは「奉納演奏の夢がかない、感慨深い。やっとかなったとの思いがある。素晴らしい所だと思った」と感想。

 同大社の男成洋三宮司は「素晴らしい、癒やされるような音色だった」と話した。

(2022年4月13日付紙面より)

クリスタルボウル演奏を行う小林ちひろさん=10日、熊野那智大社
2022年04月13日
17 77年前、沖縄の中学生は何を見た
 中田、阪本さん招き平和学習  (矢渕中 )

 紀宝町立矢渕中学校(立嶋信雄校長)で8日、平和学習があった。修学旅行の事前学習として、3年生72人が太平洋戦争で唯一の地上戦があった沖縄の歴史を学んだ。

 作家の中田重顕さん(79)が講師を務め、元有線放送アナウンサーの阪本浩子さん(80)が朗読。2人は20年ほど前から各中学校で平和学習を続け、沖縄に修学旅行する意味を伝えてきた。

 中田さんは「77年前、沖縄の中学生と先生たちは何を見たのか。沖縄で学ぶべきことは、命が何より大切だと言えなかった時代の悲しみ。それを象徴するのが沖縄学徒隊である。女子学徒隊の悲劇を中心に考えてみよう」と切り出した。

 「戦争は人類が考え出した最悪の政策」と断じ、ロシアによるウクライナ侵攻を交えながら「戦争は軍服を着た兵士たちが戦うものだった。子ども、お年寄り、障害者など軍服を着ない人たちを非戦闘員と呼び、戦争中でも保護されるべきとされていた」とハーグ陸戦条約を説明。

 1941(昭和16)年12月8日、太平洋戦争が勃発。日本国中が戦争一色になり、女性たちも軍事教練を強いられた。沖縄は日本でただ一つ地上戦が行われ、子どもを含む県民50万人中、10万人が亡くなった。

 沖縄を守っていた日本の第32軍の主力部隊「第62師団」は三重県や愛知県出身の兵隊を中心に構成され、熊野市出身者は71人、御浜町は23人が沖縄で戦死したとし「紀宝町は何人だろう。君たちで調べてほしい」と求めた。沖縄では中学3年生から軍に協力し、女学校の生徒594人が動員され361人が戦死した。男子生徒は800人が死亡した。

 「『殺せ、殺しなさい、皇国の女性は捕虜になどならない、撃ちなさい、なぜ撃たない』。17歳の少女のこの世のものとも思えぬ声だった。しばらくのためらいの後、自動小銃の響きわたる音がした」。阪本さんは、女学生の手記などを朗読した。

 中田さんは「第三外科壕(ひめゆりの壕)で戦死した少女たちは、親やきょうだいにかわいがられてきた。青春もなく恋も知らず、大人が始めた戦争の犠牲になって死んだ」と伝えた。最後は「再び、こんな戦争をする世にするのか、しないのかは、これからの社会を築く君たちの手にかかっている。よく歴史を学び、自分の頭で、自分の心で考えられる人になってほしい」と語った。

 3年生は5月16~21日に、沖縄県のひめゆりの塔、平和の礎(いしじ)、ガマなどを訪れる予定。生徒会長の中野悠君は「沖縄では歴史をしっかり勉強したい。ウクライナの人たちなど民間の人が被害に遭わないでほしい」と話していた。

(2022年4月13日付紙面より)

沖縄の歴史を伝える中田重顕さん(右)と阪本浩子さん=8日、紀宝町立矢渕中学校
平和学習に取り組む3年生
2022年04月13日
18 三輪崎支所救助員が快挙
 海難救助貢献し表彰  (串本海上保安署 )

 新宮市三輪崎の三輪崎漁業協同組合で11日、串本海上保安署長表彰授賞式があった。海難救助に貢献したとして、内海浩一署長が熊野灘救難所三輪崎支所の救助員、谷奥孝信さん、井上元和さん、川上清雄さん、堀内秀訓さんに対し表彰状を手渡した。

 串本町で最大時間雨量50㍉、累積雨量193㍉を記録(和歌山県危機管理局発表)した3月18日。新宮・東牟婁地方でも強風、高潮注意報が発表され大荒れの天候となった。

 三輪崎漁港港口においてミニボートが転覆し、乗員3人が海中転落したとして、海上保安庁緊急通報用電話番号「118番」に通報が入ったのが午後3時30分。

 同署からの救助協力要請を受けた谷奥さんら4人は、救助員として漁船考良丸(船長=谷奥さん)と井上丸(船長=井上さん)で現場に急行し、午後4時ごろに転覆したミニボートにつかまって救助を求める男性3人を考良丸に引き上げ、迅速かつ安全に要救助者を救助した。3人は体力を消耗していたものの、命に別条はなかった。

 表彰状を手渡した内海署長は「管内が串本から新宮と非常に長く、リアス式海岸で巡視船も近づけないことが多いが、いつも連絡したときには気持ちよく引き受けてくれてありがたい。今後とも協力を」と呼びかけた。

 谷奥さんや井上さんは、当時は大しけで自分たちの身にも危険を感じたと振り返りつつ「もう少し時間がたっていたら危なかったかもしれない。助けることができて良かった。これからもできることがあれば協力したい」と話していた。

 なお、同署によれば救助された3人は、全員救命胴衣を着用していた。海上保安庁では、海難事故防止のため、救命胴衣の常時着用を呼びかけている。

(2022年4月13日付紙面より)

表彰を受けた井上元和さん(前列左)、谷奥孝信さん(同右)、川上清雄さん(後列中央)、堀内秀訓さん(同右)。内海浩一署長(後列左)と=11日、新宮市三輪崎の三輪崎漁業協同組合
海難救助に対し表彰状を受けた
2022年04月13日
19 景観美化に汗を流す  たばこ商業組合紀南支部  (新宮市 )
2022年04月13日
20 通学路で子どもの安全守る  可搬式オービスで取り締まり  (新宮警察署 )
2022年04月13日
21 学芸員が解き明かす「本宮祭」 蘇理剛志さんが講話 (熊野本宮大社)
2022年04月13日
22 小麦の価格が上昇  うどん店に影響迫る  (新宮市「たぬき屋」 )
2022年04月13日
23 豊かな実りが生き物誘う  久司さん宅のレンゲ畑  (那智勝浦町 )
2022年04月13日
24 ピアノ演奏に聞きほれる  麦の芽会がコンサート  (新宮市 )
2022年04月13日
25 新しい園生活始まる  丹鶴幼で入園式  (新宮市 )
2022年04月13日
26 いろんなことに挑戦して  みくまの支援学校で入学式  (新宮市 )
2022年04月13日
27 技と心磨き、さらに精進を  萩原きもの総合学院が卒入式  (新宮市 )
2022年04月13日
28 高校生の可能性に期待  防災ワークショップ  (紀南高校 )
2022年04月13日
29 春の一日を楽しむ  3年ぶりに「丸山千枚田の畦塗り体験」  (熊野市 )
2022年04月13日
30 骨髄バンクの応援団  勇気の会・紀州支部  
2022年04月13日
31 規模抑えつつ生誕祝う  霊巌寺で法会「花まつり」  (古座川町 )
2022年04月13日
32 新入生53人の入学を許可  本年度の入学式を挙行  (串本古座高校 )
2022年04月13日
33 第1回定例会一般質問④  串本町議会  
2022年04月13日
34 小学生13人、中学生29人新入  町立小中学校が一斉に入学式  (古座川町 )
2022年04月13日
35 お悔やみ情報
  
2022年04月05日
36 桜奉奠、春の訪れ祝う
 新宮神社でさくら祭り  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)境内にある新宮神社で3日、例祭(さくら祭り)が執り行われた。大社崇敬会の杉本義和会長や敬神婦人会の久保あや子会長たち約30人が参列。桜の枝を玉串として奉奠(ほうてん)し、春の訪れを祝った。

 新宮神社は1907(明治40)年、神社合祀(ごうし)令により、新宮町内にあった18社18柱の祭神を大社境内の金刀比羅(ことひら)宮に合祀したのが始まり。中でも最も位の高い渡御前(わたりごぜん)社の主祭神・神武天皇の例祭に合わせて、毎年4月3日に営まれている。

 同神社は2019年に御代(みよ)替わりの年の記念事業として修復工事を実施した。鬼瓦と拝所の瓦は、当時(江戸時代のものとされる)のものが利用されているという。

 祭典では小雨の中、上野宮司が祝詞を奏上。その後、参列者が桜の枝を手に玉串をささげていった。この日は雨天のため、巫女(みこ)たちによる舞の奉納は取りやめとなった。祭典終了後には、関係者らによって参拝者らに厄払いの餅が配られた。

 上野宮司は「あいにくの天候となりましたが、無事に滞りなく神事を終えることができました。新型コロナウイルスの影響が厳しく、まだまだ油断できない状況にある。不安でつらい日々が続く中でも希望を持ち、いい一年となるよう願っています」と話していた。

(2022年4月5日付紙面より)

上野顯宮司や参列者が桜の枝をささげた=3日、新宮市の熊野速玉大社
2022年04月05日
37 じゅんかんバスの新車両納車
 4月上旬から運用予定  (太地町 )

 太地町に3月30日、町営じゅんかんバスの新車両が1台納車された。町公民館駐車場では車両を販売した和歌山トヨタ自動車株式会社新宮店の玉置直人さんらが町職員に対し、車載装備などを説明した。4月上旬から運用される予定。

 じゅんかんバスは2001年に運行が開始され、町民の意見や周辺道路網の変化などにより時刻および経路の改編を行ってきた。町には路線を一般的な形で走行する通常タイプ(大型)のバスと、手を上げた場所から乗車できる自由乗降タイプ(小型)の2種類がある。

 今回の車両は14人乗りのハイエースコミューターで自由乗降タイプに使用される。目立ちやすい青色のカラーリングに加え、高齢者が利用しやすいように手すりや補助ステップを設置。車内放送用マイクも完備した。旧車両と併せて運行されるが、この車両をメインとして使用するという。購入費用は476万5880円。

 デザインを手掛けた太地町立くじらの博物館の中江環副館長によると、町を象徴する「イソヒヨドリ」「ハマセンダン」「ハマユウ」が描かれており、きれいな海と自然豊かな山の緑に加えて、降り注ぐ太陽やセミクジラ、コビレゴンドウが囲むシンボル的なデザインになっているという。

 中江副館長は「町から依頼を頂いた。太地町の象徴的なものを組み合わせてデザインしました。町民の皆さまや観光客の方々にもなじみやすいものになればうれしいです」と話した。

 三軒一高町長は「町民の皆さまに気付いていただけるように目立つ色にしてほしいとお願いしていた。今後は自動運転のカートも整備していきます。一つ一つ進歩していけるように努めていきたい」と語った。

(2022年4月5日付紙面より)

納車された新車両のじゅんかんバス=3月30日、太地町公民館駐車場
町の象徴的な動植物などが描かれたシンボル的なデザインが特徴
2022年04月05日
38 総当たり戦や対抗戦で対戦
 子ども会チーム対象に大会  (串本町 )

 串本町立体育館で2日、子ども会のドッジボールチームを対象にした交流大会があり、町内外の3チームが総当たり戦や対抗戦で試合に臨んだ。

 新型コロナウイルスの情勢によりドッジボール競技による交流を目的とした県大会が2年続けて中止となり、とりわけチームの準主力(=主に5年生)、主力(=主に6年生)として練習を続けたが活躍の機会がない状況はかわいそうだと感じた東牟婁地方子ども会連絡協議会が今年2月の郡大会実施を計画したが、これも県へのまん延防止等重点措置適用で実現できず。

 諦めきれない指導者陣は郡大会の会場地・串本町の教育委員会に交流会の実施を掛け合い、年度をまたぐ形となったがこの日の活躍の機会創出へとこぎ着けた。

 急きょ実施で常連団体の一部は参加が間に合わなかったが、当日は潮岬と太地、競技熱が高まり昨夏結成した大島の3チームが参加。ウオーミングアップを経て総当たり戦をし、その後は3チーム混合で即興チームを作り6年生対5年生、5年生以下対5年生以下の試合にも臨んだ。

 6年生対5年生の1セット目は6年生が圧勝し、2セット目は接戦となったが僅差で6年生が勝利。潮岬の6年生(現・中学1年生)メンバーは「5年生は強かったけど、まだまだ強くなれると思った。潮岬は今日の試合で全勝したけれど、みんなが強くてチームワークも良かったからだと思う。下級生も努力とチームワークで頑張ってほしい」と話し、下級生の対抗戦を見届けた。

 閉会に当たり指導者を代表して山本誠士さんは最高学年が実力を託す良い機会になったとし、この交流を励みにしてこれからも楽しんでドッジボールに挑戦してほしいと呼び掛けて締めくくった。

(2022年4月5日付紙面より)

6年生(赤)対5年生の試合の様子=2日、串本町立体育館
2022年04月05日
39 商売繁盛や大漁を祈願
 2年ぶりの餅まきも  (大勝浦「弁天祭」 )

 那智勝浦町の大勝浦地区にある弁天島の例大祭「弁天祭」が3日、大勝浦漁民集会場であった。弁天島保存会(猪飼伸、宏(こう)両代表)など17人が参列、商売繁盛や大漁、芸能上達などを祈願した。2年ぶりの餅まきもあり、にぎわいを見せた。

 本来は弁天島で営まれるが、雨天のため会場を移した。またコロナ禍の影響で、昨年は保存会の役員5人だけが参加して神事のみ実施、餅まきもなかった。今年は場所こそ移したが、例年通りの内容での実施となった。

 祭壇には旬の野菜や果物のほか、マグロも供えられていた。勝浦八幡神社の髙橋正樹宮司が神事を担当し、祝詞を奏上。参列者が順次、玉串をささげて祈った。

 髙橋宮司は、玉串の意味を説いたほか、同じ祭りを毎年続けられることを「ありがたい。コロナ禍の時代だからこそ、余計に感じる。これが日本の伝統」と伝えた。

 餅まきでは、約30人の近隣住民が集まっていた。保存会の会員らが、約50㌔の餅と、袋に詰めた菓子を盛大にまいた。集まった住民らは、歓声を上げて餅や菓子を集めていた。

 伸代表(43)は「大阪から毎年来てくれる人が、遠方にもかかわらずまた来てくれた。弁天祭も無事終わり良かった」と感想。

 宏代表(41)も「雨で場所は変わったが、例年通りの弁天祭ができて良かった。餅まきも喜んでもらえたし、菓子まきは初めてだったが、子どもらが喜んでいて良かった」と話した。

 弁天島は古くから「勝浦三景」の一つに数えられる景勝地で、島には「白蛇弁天」が祀(まつ)られている。パワースポットとしても注目を集め、コロナ禍の前は弁天島を目指す外国人観光客の姿もあった。

 弁天祭はこの弁天島を会場に、1年で最も潮が引く旧暦の3月3日に合わせて実施している。好天なら干潮時には磯伝いに歩いて島に渡ることができる。

(2022年4月5日付紙面より)

約50㌔の餅を盛大にまいた=3日、那智勝浦町の大勝浦漁民集会場
2022年04月05日
40 「自分の体は大切なもの」  親子向けに性教育講座  (紀宝町 )
2022年04月05日
41 手話通訳の重要性も確認  今井絵理子議員と意見交換  (紀宝町 )
2022年04月05日
42 ダンスなどで盛り上がる  飛雪の滝キャンプ場で「春祭り」  (紀宝町 )
2022年04月05日
43 ラジオなど防災セット配付  初野地町内会がいのちの募金活用し  (新宮市 )
2022年04月05日
44 退任する尾﨑さんに感謝状  人権尊重推進委員会  (那智勝浦町 )
2022年04月05日
45 空き家解体に補助  10件に最大50万円  (新宮市で新事業 )
2022年04月05日
46 1位に垣本正道さん  写連紀南支部3月例会  
2022年04月05日
47 みんな今日から仲間  新木保育園で入園式  (新宮市 )
2022年04月05日
48 中上命名の桜、今年も  「みっちん桜」華やかに  (新宮市 )
2022年04月05日
49 陽気に誘われ伸び始める  タケの若芽「タケノコ」  (古座川町 )
2022年04月05日
50 友情出演多数得て節目飾る  嶋幸二さんが12周年公演  (串本町 )