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2022年07月21日
1 実証実験に向け調整進める
 自動運転車両が試験走行  (太地町 )

 国が行う未来技術社会実装事業で昨年、選定を受けた太地町は11日から自動運転車両によるテスト走行を開始した。対象地区である暖海、水ノ浦、寄子路、新屋敷、小東、大東地区において、実際に町民を乗せて走行させる実証実験に向けた調整が行われた。

 同事業は自動運転、ドローンなどの未来技術を活用した地方創生を目指す事業。革新的で先導性などに優れた提案について、交付金などの支援に加え、社会実装に向けた現地支援体制(地域実装協議会)を構築し、関係省庁が支援を行う。

 町では予算として、国の「デジタル田園都市国家構想推進交付金」に応募し今年4月に交付が決定。この交付金は、地方公共団体かデジタル技術を活用し地域の課題解決や魅力向上に取り組む計画の事業実施に必要な費用を国が交付するもの。

 計画では、同車両や町営バスが停車する施設に、時刻表などの情報が表示されるデジタルサイネージ設置や町ホームページ、スマートフォンでも確認ができるデジタル化も進めるとした。

  □     □

■車両は5人乗り



 車両はヤマハ発動機株式会社のスローモビリティ「AR05」。公共バスとタクシーの中間的な役割を果たし、5人乗り。運転補助者1人が乗車し、安全を確認する。

 町営バスなどが通行できない狭い道でも走行でき役場や病院、スーパーまでの道のりをつなぐ。大阪や滋賀、沖縄などでも導入されている。

 6月から対象地区の3・2㌔区間に誘導線と、車両制御などに必要なタグを埋め込む工事を実施。11日から同社が数日間、ルートを走行し、セッティングなどを行った。

 同社の竜門芳弘さんは「車が走行できない場所で力を発揮する車両。移動が困難な方々の外出機会が増えることを期待している」と話していた。

  □     □

■今後の計画は



 今年8月から2カ月間、実証実験を行う。テスト走行時や実証実験は、車両1台を走行させる。アンケートの回収後、地域実装協議会で協議し、サービスの改善などに努める。2023年3月末までに、実際に車両を運行(実装)させる予定。2台の車両が走行する。

 同町総務課の和田正希さんは「自動運転車両の走行は太地町のまちづくりに合っている。対象地区は高齢化率が高く、バス停までの距離が大変な方も多い。2台の車両を何度も走行させることで、外出しやすい環境をつくる。それによって健康につながり、福祉対策にも波及していく」。

 今後については「将来的には住民の皆さまに乗車していただいたり、エリア拡大で国道を走らせ、町外施設までの移動も計画しています」と語った。

 大東地区の80代男性は「道が狭いところが多い。足が不自由な人もいる。ありがたい」と話していた。

(2022年7月21日付紙面より)

狭い路地をテスト走行する自動運転車両(道路の黒い部分が誘導線)=13日、太地町
5人が乗車可能
2022年07月21日
2 夏休みは早寝早起きを
 東牟婁郡内小中学校、県立高校で終業式  

 東牟婁郡内の小中学校および県立高校で20日、1学期の終業式が開かれた。児童・生徒が成績表や宿題を受け取り、夏休みに入った。

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■那智勝浦町立宇久井小学校



 那智勝浦町立宇久井小学校では、オンラインで各教室をつないで式を実施。芝﨑勝善校長は「熱中症や交通事故には十分気を付けて。勉強で自分が頑張らなければいけないところを見つけて、夏休みのうちに克服し、今後につなげてほしい」とあいさつした。

 生活指導の西起也教諭は「なつやすみ」の頭文字を取って▽夏は水の事故に気を付け、火遊びはしない▽(不審者に)ついていかない▽やるぞ!宿題、お手伝い▽するな!万引、悪いこと▽(横断歩道を渡るときは)右左右を確認―の五つを呼びかけた。児童を代表して田中真裕君(5年)が「早寝早起きして、始業式でみんなで会えるよう、楽しい夏休みにしましょう」と話した。

 始業式は9月1日(木)の予定。なお、新宮市は2019年の夏期休業日変更により、29日(金)に終業式を行う。

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■新宮高校



 新宮市の県立新宮高校でも、オンライン形式で式を実施。東啓史校長は2017年にノーベル平和賞を受賞した国際NGOの核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)を代表して受賞式で演説したサーロー節子さんに触れ、「日本は唯一の被爆国だが、記憶の風化が進んでいる。原爆が投下された日は、基礎教養として知っておくべき。平和への思いを新たにしてほしい」。

 チャレンジする精神が重要とし、「夏休みは目標を決めて、取り組んでほしい」と呼びかけた。

(2022年7月21日付紙面より)

オンラインで終業式を実施=20日、那智勝浦町立宇久井小学校
東啓史校長の言葉に耳を傾ける生徒ら=20日、新宮市の県立新宮高校
2022年07月21日
3 ゴーラの中を観察し試食も
 4年生が蜜切り作業を見学  (高池小 )

 古座川町立高池小学校(大畑眞校長)の4年生16人が19日、中央公民館でニホンミツバチの蜜切り作業を見学した。

 総合的な学習の時間〈ふるさと学習〉の一環。本年度の4年生は町内で盛んに行われているニホンミツバチの養蜂について調べていて、1学期の活動の集大成として30年余り養蜂をしている上部区の橋本尚視区長が実際に蜜を採る様子を見せてもらった。

 この日は天候不良だったが、児童も間もなく夏休みを迎えるため同館大集会室内で見学を決行。橋本さんはあらかじめ群れを払った巣箱・ゴーラを準備し、約3万匹の群れが作った巣であることやその下端には王座と呼ばれる女王蜂の巣穴があることを紹介しつつ、特注の道具で作業を進めた。

 板状の巣を一枚ずつ取り出し、熟成した蜜が詰まった古い部分(黒い部分)と幼虫や熟成中の蜜が入っている新しい部分(黄色い部分)を切り分け、新しい部分だけ巣箱へ戻すのが作業の内容。児童は普段見る機会のない巣箱の中を興味津々にのぞき込み、切り出したばかりの蜂蜜を試食させてもらうなどしながら観察した。

 養蜂家とじかに話せるこの機会に一つの巣箱から採れる蜂蜜の量や出荷先、値段など気になることを質問。なぜ養蜂家になろうと思ったのかという質問もあり、橋本さんはニホンミツバチがいろいろな花を回って蜜を集めながら受粉を促し古座川の自然の恵みを豊かにする大事な役割を持っていることを伝え、蜜を分けてもらいつつニホンミツバチが安全に巣を作り頑張ってくれる状況をつくっていると語った。

 おととし、昨年と新型コロナウイルスの情勢で作業の観察ができず、今回は3年ぶりの実施。今後は調べた事柄をまとめ、後の学習発表会で観察できなかった現5、6年生にも様子が伝えられるよう発表する予定という。

(2022年7月21日付紙面より)

ゴーラから巣を取り出す様子を間近に観察する高池小の4年生=19日、古座川町中央公民館
2022年07月21日
4 総合満足度「全国1位」に
 じゃらん宿泊旅行調査2022  (和歌山県 )

 和歌山県はこのほど、「じゃらん宿泊旅行調査2022【都道府県魅力度ランキング編】」において、総合満足度「全国1位」を獲得した。

 株式会社リクルート(東京都千代田区)の観光に関する調査・研究、地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」(JRC)が、全国1万4123人の宿泊旅行者を対象に調査。前年度の8位から大幅にランクアップし、91・0%の満足度を獲得した。

 県は昨年度、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて宿泊客数が減少する中、県民を対象とした「わかやまリフレッシュプラン2nd・3rd」を展開。また、「蘇(よみがえ)りの地、わかやま」宿泊得々キャンペーンをはじめ、県内を周遊するさまざまな企画を実施したことなどが今回の結果につながっているのではと推測。「これを契機として、今後も県内各地にある観光資源の魅力をより一層全国に発信し、さらなる誘客・周遊促進を図っていく」としている。

(2022年7月21日付紙面より)


2022年07月21日
5 東牟婁地方中学校総体① 剣道・バドミントン・卓球 
2022年07月21日
6 退任自治会長に感謝状  新宮・東牟婁からは5人  (和歌山県 )
2022年07月21日
7 進路決定の一助に  新宮警察署で業務説明会  
2022年07月21日
8 人権擁護思想の高揚を  管内2人に委嘱状伝達  (和歌山地方法務局 )
2022年07月21日
9 自然と一体になってヨガ  満月の三輪崎海岸で  (新宮市 )
2022年07月21日
10 利用者集まり芝生植える  木戸浦グラウンドの緑化  (那智勝浦町 )
2022年07月21日
11 楠本憲平さんがグランプリ  ツール・ド・熊野フォトコン審査会  
2022年07月21日
12 熊野の延命長寿伝承  歴探スクールで山本殖生さん  (新宮市 )
2022年07月21日
13 通知表受け取り締めくくる  町立小中学校一斉に終業式  (串本町・古座川町 )
2022年07月21日
14 交通ルールを守ろう  小学1年生にファイル寄贈  (紀宝地区安協 )
2022年07月21日
15 早朝から草刈りに汗流す  社会を明るくする運動で  (紀宝町 )
2022年07月21日
16 あいさつ運動標語の作品表彰  鵜殿小学校の終業式で  (紀宝町 )
2022年07月15日
17 3年ぶりに諸祭儀全て斎行
 「那智の扇祭り」  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社(男成洋三宮司)で14日、例大祭「那智の扇祭り(火祭)」(国重要無形民俗文化財)が営まれた。おととし、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小して実施したが、今年は人数制限や斎行時間の変更があったものの、3年ぶりに諸祭儀が例年通り執り行われた。

 扇祭りは、大社にまつられている12柱の神々を12体の扇神輿(みこし)にうつし、那智の滝前に里帰りさせて神霊、神力を奮い起こして、万物の生成発展を祈る神事。12本の大たいまつの炎で扇神輿を清める場面が見どころであることから「火祭」とも呼ばれている。

 本社大前の儀や御田植式、渡御祭などを斎行後、一行は別宮を目指した。

 大たいまつに火が付けれられると、白装束と烏帽子(えぼし)をまとった氏子が「ハリャ、ハリャ」と威勢の良い掛け声とともに参道を往復。重さ約30~50㌔にもなる大たいまつ12本が勢いよく燃え盛り、拝観者らを魅了した。

 飛瀧(ひろう)神社に到着後は別宮大前の儀で男成宮司が五穀豊穣(ほうじょう)や国の繁栄などを願うとともに、コロナの終息に祈りを込めて祝詞を奏上。その後は御田刈式、那瀑(なばく)舞が行われ、本殿で還御祭が営まれた。

 また、渡御祭の様子はユーチューブでライブ配信された。

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■宵宮祭の様子



 13日夕方には宵宮祭が本殿で営まれた。その後、境内に設置された田楽舞台で、3年ぶりとなる町立市野々小学校の児童による大和舞(稚児舞)と「那智田楽保存会」が現代に伝える「那智の田楽」の奉納があった。

 田楽は室町時代に流行した田楽踊りを伝える貴重な文化遺産として、同保存会が古来の姿を伝えている。1976年に国の重要無形民俗文化財、2012年にユネスコの無形文化遺産に登録された。

 感染防止の観点からどちらも宵宮のみの奉納となったが、多くの関係者や参拝客らが見物し、その様子をカメラなどに収めていた。

(2022年7月15日付紙面より)

3年ぶりに例年通りの渡御が行われた=14日、那智勝浦町の飛瀧神社
宵宮で「那智の田楽」が奉納された=13日、熊野那智大社
2022年07月15日
18 労働災害防止に向け
 建設工事関係者連絡会議  (新宮・東牟婁地方 )

 建設工事における災害の一層の減少を図ろうと、厚生労働省和歌山労働局新宮労働基準監督署(嶋本輝樹署長)は13日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局で建設工事関係者連絡会議を開催した。新宮・東牟婁地区の公共工事発注機関、建設関係団体、災害防止行政機関の約20人が出席。取り組み紹介や意見交換を行った。

 会議は、3者がより緊密な連携を図ることで災害防止対策の取り組みを推進することを目的に毎年開かれている。

 冒頭で嶋本署長は、2021年の建設業における休業4日以上の労働災害は前年同様9件だったが、うち1件の死亡災害が発生していると説明。「今年に入ってからは6月末現在で4件で、前年同時期より1件減少しているが引き続き労働災害防止への取り組みが重要」と説明。

 工事現場災害の減少を図るため、熱中症防止対策や建設業の働き方改革の取り組み推進などに対する協力を呼びかけ「発注者や施工業者、われわれ労働安全行政機関などが相互に連携して労働災害の防止を進めていくための情報交換などを活発に行い、実りある会議にしていければ」とあいさつした。

 乾孝行監督・安衛課長が、管内の建設工事における災害発生状況を説明したほか、労働災害発生時には刑事上、民事上、行政上、補償上、社会的な責任が生じるとし、現場において▽通路、足場安全対策▽建設機械の安全対策▽安全施工サイクルの推進▽気象状況の変化に伴う措置―などの安全管理が必要とした。

 23年までに死亡災害を15%以上、死傷災害を10%以上減少させることを目標とした「第13次労働災害防止計画」や「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」、建設現場での新型コロナウイルス感染防止対策、適切な器具の使用などについて案内した。

 紀南河川国道事務所や紀伊山系砂防事務所、東牟婁振興局串本建設部・農林水産振興部林務課、新宮市、那智勝浦町、古座川町、太地町などが公共工事の現状や労働災害防止に係る取り組みなどを紹介した。

(2022年7月15日付紙面より)

約20人が出席した建設工事関係者連絡会議=13日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
嶋本輝樹署長
2022年07月15日
19 自然の水域に体を慣らす
 高池小が小川の瀬で川水泳  (古座川町 )

 古座川町立高池小学校(大畑眞校長、児童63人)が13日、古座川支流小川の明神橋そばの瀬で川水泳に取り組んだ。

 泳げる川が行動範囲にあるという自然の豊かさに恵まれた同町。夏場に川で涼を取る子どもも多く、その地域性が本格化する前に教員による安全管理下で体を慣らすため町内の小学校はそれぞれに川水泳の機会を取り入れている。

 高池小は当初、月野瀬の少女峰前(古座川本流の瀬)で実施する予定だったが、ここ数日の雨天で水が濁っていたため急きょ前述した瀬に場所を変更。天気は上々で、スクールバスによるピストン輸送で赴いた児童は、先生から注意事項の説明を受けた後、自由行動で川に親しんだ。

 深みにはまらないようにと先生が張った規制線より河原側、足が届く範囲で水浴びや水泳をしてプールとは違う自然の水域に体を慣らした。

 平年は夏休み期間に来町する川崎市ふれあいサマーキャンプの同世代と交流する中で川遊びを主導するためのリハーサル的な意味合いもあるが、本年度も新型コロナウイルス感染予防のため同町から川崎市へ赴くふれあい訪問事業も含めて交流の予定はなし。同町教育委員会によると明神小と三尾川小は14日にそれぞれ定めている水泳場(高池小は今回、明神小の水泳場を臨時で利用した)で川水泳に取り組むという。

(2022年7月15日付紙面より)

川水泳で自然の水域に体を慣らす高池小の児童=13日、古座川町川口
2022年07月15日
20 感染減少の取り組みも
 町への移住者増を報告  (紀宝町区長会 )

 町内14地区と町で組織する紀宝町区長会(会長・辰巳尚鵜殿区長)は12日、同町役場大会議室で定例会を開いた。西田健町長は、昨年度、町への移住者が50人だったと報告し「移住者の皆さまを温かく迎え入れる体制を取っていただければ」と呼びかけた。新型コロナウイルスの感染が急速に広がっていることを挙げ「若い世代が感染している。少しでも感染者を減少させていく体制づくりに取り組んでいきたい」と示した。

 定例会には各区の区長、役場職員が出席。役員改選に伴い、会長に辰巳区長、副会長に鮒田区の東口高士区長を選任。各課の担当職員が町の関連事業などを説明した。

 新型コロナに関連し、担当課長は「感染状況、三重県の指針、イベント基準を基に町新型コロナ対策本部会議で協議をする中で、各種事業の開催や公共施設の開設などについて検討し、感染対策を講じての実施、中止や延期の判断をしている。各地区の催しも地区で話し合いをして検討してもらいたい」と伝えた。

 辰巳会長は「町内でコロナ感染者が増えている。マスク、手洗いなどを続けてほしい」と求めた。

(2022年7月15日付紙面より)

区長会であいさつする西田健町長(右)=12日、紀宝町役場
2022年07月15日
21 熊野古道に小ぶりな花  ヒメヒオウギズイセン  
2022年07月15日
22 事故防止への意識養う  三輪崎小で交通安全教室  (新宮市 )
2022年07月15日
23 樹紀ちゃんの誕生日祝い  多くのファンが勝浦へ  (那智勝浦町 )
2022年07月15日
24 新会長に庵野了嗣さん  那智勝浦ロータリークラブ  
2022年07月15日
25 より良い学校づくりを  城南中でオンライン生徒総会  (新宮市 )
2022年07月15日
26 ゲッカビジン開花  新宮市  
2022年07月15日
27 親子の触れ合いに歓声  ブルーベリーの収穫体験  (大野保育所 )
2022年07月15日
28 世界平和やコロナ終息祈る  補陀洛山寺で土用護摩祈とう  (那智勝浦町 )
2022年07月15日
29 音楽やマジックで楽しいひととき  支援センター虹でお楽しみ会  (新宮市 )
2022年07月15日
30 美化経験し貢献考える  田原海水浴場で浜清掃  (串本古座高校 )
2022年07月15日
31 約12年越しで整備完了へ  古座川町真砂―大川区間  (国道371号 )
2022年07月15日
32 カラフル模様に大変身  ボディペインティング楽しむ  (うどの幼 )
2022年07月15日
33 甲羅もプールもピカピカに  夏休み前にウミガメ公園  (紀宝町 )
2022年07月15日
34 早朝から清掃作業に汗流す  讃寿会が中曽公園で  (紀宝町 )
2022年07月15日
35 「先生の仕事は大変」  2年生9人が職場体験学習  (相野谷中 )
2022年07月15日
36 電波と光について学ぶ  防衛大学校が出前講義  (新宮高校 )
2022年07月13日
37 サインして「ありがとう」
 三輪崎小を推進校に指定  (新宮警察署 )

 新宮警察署(田原正士署長)はこのほど、新宮市立三輪崎小学校(嶋田雅昭校長)を「サイン+(プラス)サンクス運動推進校」に指定した。「令和4年わかやま夏の交通安全運動」(11~20日)初日の11日、田原署長が同校を訪れ指定書を交付した。

 同運動は、横断歩道を渡るときに歩行者が手を上げる(サイン)などして、運転者への横断する意思を明確に伝えることに加え、停止した運転者に対し「ありがとう」(サンクス)の気持ちを会釈などで伝えることで、運転者に横断歩行者保護の意識を向上させ、横断歩行者事故を抑止することを目的としている。

 運転者とアイコンタクトをする習慣が身に付くことにより、安全確認の徹底を図ることができ、運転者にとっても感謝を伝えられることによって「止まって良かった」という気持ちから、横断歩行者保護の意識の継続性につながる効果が見込まれる。

 また、横断歩道の手前で車が止まってくれたという経験を重ねることで、子ども自身が運転者となった際に、横断歩道における歩行者優先の意識の定着を図る狙いもある。

 和歌山県警ではこのたび、運動を強力かつ広く展開するため、通学などにおいて横断歩道を渡る機会が多い小学生に積極的に取り組んでもらおうと、県内12署管内13校を推進校に指定した。新宮署管内では同校のほか、串本町立古座小にも指定書が交付された。

 なお、県警によると、信号機のない横断歩道で手を上げない場合、40台中2台の車しか停止しなかったが、手を上げた場合には40台中34台の車が停止したという。しかしながら、「信号機のない横断歩道における車の一時停止率」(2021年JAF調べ)によると、和歌山県は18・4%で全国ワースト5。停車率は年々上がっているが、全国平均(30・6%)には遠い状況となっている。

 田原署長は「子どもたちが笑顔で横断歩道を渡ることができる社会になってほしい」。指定書を受け取った嶋田校長は「子どもたちの安全が第一。児童の安全につながるように学校としても取り組んでいきたい。推進校指定を機に、さらに啓発に努めていきたい」と意気込みを語った。

(2022年7月13日付紙面より)

「サイン+サンクス運動推進校」に指定した=11日、新宮市立三輪崎小学校
田原正士署長(左)が嶋田雅昭校長に指定書を手渡した
2022年07月13日
38 治水事業推進に向け協力求める
 熊野川改修促進期成同盟会が総会  (新宮市 )

 熊野川改修促進期成同盟会(会長・田岡実千年新宮市長)の令和4年度通常総会が8日、新宮市役所別館であった。本年度事業計画など4議案を承認。本年度は、国土交通省や関係機関に予算確保や直轄河川事業促進などを要望していくことを確認した。

 同会は熊野川流域の水害防除と円滑な土地利用で地域発展に寄与することを目的に1981(昭和56)年11月に設立。国直轄区間河川の整備工事推進を目的に要望活動などを展開している。会員は新宮市、紀宝町の両首長、議会議員らが務める。

 田岡市長は11年前に甚大な被害を発生させた紀伊半島大水害に触れ、同盟会として総合的な治水対策のため、関係機関に改めて要望活動を行っていくとし、「新宮川水系河川整備基本方針」の見直しから河川整備計画が今年3月に策定されたことについて、各関係者らの尽力に感謝を述べた。

 大規模災害以降は、国が行う熊野川本川や支川での治水事業や市田川の排水機場のポンプ増強工事が実施されているとし、浸水被害の軽減につながるものと期待しているとした。

 気候変動などの影響で、地域住民は不安を抱えながら出水期を過ごしているとし、「今後とも新宮川水系河川整備計画に基づき、さらなる治水事業や南海トラフ巨大地震などの対策を推進していただきたい。流域住民の安全・安心を確保するため引き続き、皆さま方にはご協力をお願いします」と話した。

 続いて、来賓を代表して東牟婁振興局新宮建設部の久保浩也部長が祝辞を述べた。

 議案の承認後、副会長の西田健紀宝町長は「今後も河川整備計画にのっとり、力を合わせて住民の安心安全や美しい自然景観を守っていきたい」と述べ、閉会のあいさつとした。

  □     □

 紀南河川国道事務所の岡崎慎一副所長が、紀伊半島大水害を含む新宮水系における過去の洪水の詳細や水害後から取り組んできた災害復旧作業、河川激甚災害特別緊急事業、治水事業による河道掘削の効果、河口砂州の閉塞(へいそく)によって水位が上昇した事案、掘削土砂の有効事例、河口砂州が増水時に早く開口するために掘削工事を進めてきたなどを紹介した。

 そのほか、基準地点である相賀において、2万2000立方㍍毎秒の流量を安全に流下させることなどを目標とした新宮川水系(熊野川)河川整備計画を今年3月には策定したと報告。

 同水系の治水事業としては▽市田川特殊堤や相野谷川排水機場、市田川水門について耐震対策が完了▽鮒田水門などは引き続き耐震対策を行う▽国が令和元年度より、市田川排水機場で10・9立方㍍毎秒のポンプ増強に着手しており、本年度も実施する―などを説明した。

(2022年7月13日付紙面より)

熊野川改修促進期成同盟会通常総会の様子=8日、新宮市役所別館
会長の田岡実千年市長
2022年07月13日
39 サンゴの一斉産卵を確認
 担当の平林勲さんが観察  (串本海中公園 )

 串本町有田にある串本海中公園センター水族館(森美枝館長)が11日、串本の海を代表するテーブル状のイシサンゴの一種・クシハダミドリイシの一斉産卵を観察したことを発表した。

 世界最北限とされるサンゴ群落を有する串本の海の豊かな生態系を展示のコンセプトとする同館。イシサンゴ類担当として産卵シーズンに夜半~深夜の潜水観察を重ねている平林勲さんによると、海中観光船乗り場先約50㍍の海域に定着するクシハダミドリイシの群体が9、10日の2日間にわたり一斉産卵。タイミングとしてはおおむね例年並みで、やや小規模だが産卵中は暗い海中に吹雪が舞うようにバンドル(=精子と卵が入ったカプセル上の放出物)が幻想的に漂ったと印象を語る。

 今年はじかに観察できなかったがクシハダミドリイシに先んじて産卵が始まる傾向にあるスギノキミドリイシも先月下旬に一斉産卵したと見られ、バンドルを放出した後の状態を確認済み。今後もエンタクミドリイシなど他のサンゴの産卵が予想されるそうで、平林さんは「7月いっぱいは観察を続ける。串本の海に関わる一人として少しでも長く、豊かなサンゴの海を見続けられれば」と話している。

(2022年7月13日付紙面より)

9日に観察したクシハダミドリイシの一斉産卵の様子(串本海中公園センター水族館提供)
2022年07月13日
40 落語「熊野詣」披露
 亡き師の作、門弟継ぐ  (新宮市 )

 五代目桂文枝門弟落語会が9日、新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」であった。桂小文枝さんの「熊野詣」など、5人の落語家が落語を披露した。約250人が来場、軽快な語りを楽しんだ。

 新宮市、新宮市教育委員会の主催。新宮市丹鶴ホールオープニングイヤー事業として実施した。「熊野詣」は故・五代目桂文枝さんの名作となる。

 演目は、桂小文枝さんの「熊野詣」のほか▽テレビ和歌山に出演している桂枝曾丸(しそまる)さんの「欲盛通販」(和歌山弁落語)▽桂坊枝さんの「がまの油」▽桂かい枝さんの「堪忍袋」▽桂小きんさんの「米揚げ笊(いかき)」―があった。

 熊野詣では、桂小文枝さんが、よどみない語りを披露。もともとは25分から30分ぐらいの話を、オリジナルの部分も加え、50分程度に延ばした。父子が京都を旅立ち、熊野詣をする話で、熊野三山はもちろん、熊野比丘尼(びくに)や八咫烏(やたがらす)、梛(なぎ)の小枝、那智の滝なども登場する。

 観客は、身近な場所で展開する物語に引き込まれた様子で、熱心に見入っていた。他の出演者の落語もそれぞれが愉快なもので、観客は大いに笑い、盛んな拍手で称賛していた。

 桂小文枝さんは公演後に「熊野詣をやるのは3回目。順番もあるので、話の流れを2、3回やって覚えた。田辺の宿の話を入れたり、最後の落ちも変えた」などと説明。落語「熊野詣」について「残すためにも、広めていった方がいいと思う。20分ぐらいに縮め、笑いが増えるように手を加えて、(落語家)みんなが熊野詣をやって、残してもらえるよう願う」と話した。

 落語「熊野詣」は、「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録された2004年ごろに、熊野三山協議会が五代目桂文枝さんに創作を依頼して誕生した。創作に際し、何度も熊野を訪れ、ヘリコプターで上空から眺めるなどして、2年をかけて練り上げたという。

(2022年7月13日付紙面より)

「熊野詣」を披露する桂小文枝さん=9日、新宮市下本町の「丹鶴ホール」
2022年07月13日
41 新記録を目指して
 東牟婁地方中学校総体陸上競技  
2022年07月13日
42 練習やゲームで汗を流す
 バドミントン講習会  (串本町体育協会 )
2022年07月13日
43 31人が昇級を果たす
 剣道級位審査会  
2022年07月13日
44 南紀がベスト16入り
 報知旗争奪関西さわやか大会  
2022年07月13日
45 紀南は初戦で敗れる  全国高校野球三重大会  
2022年07月13日
46 カレー頬張り、笑顔広がる  ふれあい子ども食堂  (紀宝町 )
2022年07月13日
47 元気に体動かし、笑顔広がる 初の大運動会に30人 (紀宝町)
2022年07月13日
48 「紀宝町の姿」分かち合おう  町地域福祉活動推進委員会  (町社協 )
2022年07月13日
49 新翔が出場辞退  高校野球和歌山大会が開幕  
2022年07月13日
50 税の役割や重要性学ぶ  光洋中で租税教室  (新宮市 )
2022年07月13日
51 自分と相手守る知恵付けて  1年生対象に性教育講座  (新翔高校 )
2022年07月13日
52 親子で工作やスイカ割り  すくすくワークショップ  (那智勝浦町 )
2022年07月13日
53 砂州掘削工事が奏功  熊野川河口の開口広がる  
2022年07月13日
54 アメリカフヨウ並ぶ  花ぶり見事、色鮮やか  (新宮市 )
2022年07月13日
55 2組のカップルが誕生  婚活イベントinオープンガーデン  (南紀くろしお商工会女性部 )
2022年07月13日
56 O型の献血協力呼びかける  和歌山県赤十字血液センター  
2022年07月13日
57 農地施用でCO2削減  新宮発電所のバイオ炭  
2022年07月13日
58 音楽に合わせ体動かす  蓬莱地区で介護予防健康体操  (新宮市 )
2022年07月13日
59 田岡市長を表敬し懇談  新宮ロータリークラブ  (新宮市 )
2022年07月13日
60 本の修理方法を学ぶ  ボランティア団体が指導  (新宮市 )
2022年07月13日
61 古座小を推進校に指定  サイン+サンクス運動  (新宮警察署 )
2022年07月13日
62 ドライバーの意識喚起図る  わかやま夏交安運動始まる  (串本町 )
2022年07月13日
63 楽しくゼリー作りに挑戦  浮島児童館で料理教室  (新宮市 )
2022年07月13日
64 漁業発展など願う  金刀比羅神社で例大祭  (太地町 )
2022年07月13日
65 ビャクレンの花咲く  新宮市宝珠寺で  
2022年07月13日
66 落ち着いて逃げる意識を  那智中で火災避難訓練  (那智勝浦町 )
2022年07月13日
67 増田さんが光風会展入選  会友推挙も果たす  (太地町 )
2022年07月13日
68 お悔やみ情報