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2019年07月24日
1 管内の5人に感謝状
 新宮市の玉置利春さんら  (東牟婁振興局 )

 和歌山県は退任した自治会長に知事感謝状を贈呈した。新宮市熊野川町赤木の玉置利春さん(84)ら東牟婁振興局管内の対象者5人には23日、地域振興部の林俊和副部長が賞状と記念品を届けた。

 受け取った玉置さんは「それほど貢献はしていないと思う」と謙遜し「先日の新宮市からの特別功労表彰もそうだが、活動を評価していただけるのはありがたい」と話した。

 玉置さんは、市と熊野川町の合併後の平成18年3月から30年7月までの12年4カ月、熊野川町区長連絡協議会町を務めた。

 「23年の紀伊半島大水害の時が一番印象に残っている。当時は、小口自然の家と熊野川温泉さつきの支配人を兼務していて、各地から来てくれていたボランティアの皆さんへのお風呂の手配、三重県回りでの食料の買い出しなど、いろいろと大変だった」と振り返り、現在の協議会に対し「人口も減り、機能しなくなった区もいくつかある。この地域に定住してくれる人を多く探すなど、これから大変だと思うが、そうした方面で活躍してほしい」と今後に期待を寄せた。

 林副部長は「大変な時期もいろいろとあった中で12年間も活動していただき、ありがとうございました」と感謝し、「今後とも何とぞ協力の程よろしくお願いし、ご健康をお祈りいたします」と声を掛けた。

  □     □

 管内で感謝状の贈呈を受けたのは、次の皆さん。

▽玉置利春(熊野川町区長連絡協議会長)

▽木山誠彌(串本町潮岬地区潮岬代表区長)

▽上 卓生(新宮市明和会長)

▽南 堉太(新宮市取出町内会長)

▽新宅伸一(那智勝浦町口色川区長)

(2019年7月24日付紙面より)

感謝状を受け取った玉置利春さん(左)と林俊和副部長=23日、新宮市熊野川町赤木
2019年07月24日
2 合唱や演奏で患者癒やす
 町立温泉病院で納涼祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立温泉病院(山本康久院長)で20日、毎年恒例の納涼祭が開かれた。同院レクリエーション委員会(南伸吾委員長)が主催。4階のデイルームを使用し、息の合った合奏や美しいコーラスで入院患者や家族らを楽しませ、元気づけた。

 これまで同院の看護部を中心に患者参加型の行事を開いてきたが、新病院への移転を機に活動の充実や入院患者の豊かな療養生活を目的にレクリエーション委員会を設置。各部署から10人の委員を選出し、患者参加型の行事のほか、職員同士の親交を育む取り組み、地域交流や地域の病院としての姿勢をアピールしていくという。

 納涼祭では町内有志のグループ「楽団ごっこ」と「勝浦グリーンコーラス」(大林幸子代表)が出演。楽団ごっこはピアノやギター、カホン、ケーナなどさまざまな楽器を用いて『庭の千草』『蘇州夜曲』『ライアンのポルカ』を演奏した。同団の井藤朋子さんは「昨年、参加させていただきました。演奏を聞いていただき、ありがとうございます」と話した。

 勝浦グリーンコーラスはピアニストで同サークルの指導者を務める大久保賢一さんのピアノ演奏のもと、北山村を歌ったふるさと賛歌『青い村』や『赤とんぼ』『オー・シャンゼリゼ』などを歌い、美しいコーラスが会場に響いた。アンコールでは『ふるさと』を入院患者らと共に歌った。大林代表は「皆さんに歌っていただけてとてもうれしかった。来年も一緒に歌いましょう。それまでお元気でいてください」と激励した。

 会場では輪投げやくじ引き、かき氷などのコーナーもあり、患者らでにぎわった。

 南委員長は「患者さんの中には入院生活が長い方や外出ができない方もいらっしゃる。皆さまにリラックスしてほしい。今日を良い気分転換にしてくれたらうれしい」と語った。

(2019年7月24日付紙面より)

楽団ごっこが息の合った演奏を披露=20日、那智勝浦町立温泉病院
勝浦グリーンコーラスが懐かしい曲などを熱唱
2019年07月24日
3 代表参拝や獅子舞で活気
 西向稲荷神社本祭迎える  (串本町 )

 串本町西向にある稲荷神社の祭典が21日に宵宮、22日に本祭を迎えた。今年は雨天のため、代表参拝で本殿大前の儀を営み直会(なおらい)は西向多目的集会所で実施。直会座も同集会所内に移し、西向青年公道会(松村隆正会長)の会員らが獅子を舞わし納めるなどした。

 この神社は、西向小そばの山腹にあり氏子区域の原町区と上ゲ地区が護持。上ゲ地区、原町区上分区(上部)、同下分区(下部)で世話役を持ち回りながら期日に沿って毎年の祭典を営んでいる。今年の世話役は同上分区の巡りで、木下俊郎さんを当屋に立てて準備を進めてきた。

 本殿大前の儀は両区要職に加え町長ら区外要職も招いて営むのが慣例になっているが、今年は長引く梅雨の延長で雨天となったため宮総代長でもある松村隆生上ゲ地区長、船井鉄司原町区長、当屋の木下さんと世話役の濵地弘貴さんの4人が代表参拝。有田神社の深美芳治宮司ら神職に続いて玉串をささげるなど礼を尽くした。

 招待者は同集会所の一室に集合して直会に臨み、地区回りをする西向青年公道会も午前11時30分すぎに到着。▽神宮舞▽乱獅子▽寝獅子(うかれ獅子)▽天狗賛(ササラ)▽剣の舞―を順に舞わして座をにぎやかした。ササラてんぐを担う船井羽来さん(9)は会員に笑顔を促されながら獅子との駆け引きを繰り広げて多くの投げ銭を集めるなどした。

 同会は宵宮と本祭の朝一番に宮上りをして地区回りをし、本祭午後8時の総神楽は途中で雨が降る状況を避けるため、みくまの農業協同組合西向支所前から西向小体育館へ座を移して実施。玉てんぐを担う谷端悠君(8)も集大成となる披露に臨み、会員や区民ら見物人約150人の注目を浴びた。

 長引く梅雨の影響で異例の雨天決行となった今年の祭典。関係者がそれぞれにできる形を考えながら今年も欠くことなく主祭神への礼を尽くし、原町区の船井区長(69)は「無病息災と五穀豊穣(ほうじょう)。その上で区民が繁栄することを、向こう一年に願いたい」と思うところを語った。

(2019年7月24日付紙面より)

雨天のため代表参拝で本殿大前の儀を執り行う=22日、串本町西向
式典後、西向多目的集会所に移した座で獅子舞を披露
雨を心配し総神楽は西向小体育館で実施
2019年07月24日
4 みんなで交流深める
 新宮市内3保育所が合同デイキャンプ  

 新宮市の高田、蓬莱、佐野保育所の5歳児45人は20日、同市高田でデイキャンプをした。同年齢の集団でのキャンプを通じて横のつながりを広げ、普段ではできないいろいろな体験をしてほしいと毎年実施している。

 新高田会館に到着した園児は自己紹介をした後、近畿大学水産研究所新宮実験場を訪れ、チョウザメを見学。同実験場の稻野(いねの)俊直場長から説明を受けた。園児は「なぜ、チョウザメに番号が付いているのですか?」「どうやって育てていますか?」などと質問し、稻野場長が丁寧に回答した。

 午後にはゲーム遊びがあり、会場には「わなげ」「的当て」「くじ引き」などのさまざまなゲームコーナーを設けた。園児たちは「楽しい」「もっとやりたい」と声を上げながら盛り上がった。昼食ではおにぎり作りに挑戦。握り方を教わりながら「おかか」や「こんぶ」の具材をのせて、職員が作った焼きそばと一緒にテーブルを囲み味わった。

 佐野保育所の西浦ゆかり所長は「チョウザメなどを初めて見た子どもも多く、興味津々でした。これからも交流を深め、コミュニケーションを取りやすくなってもらえれば」と話していた。

(2019年7月24日付紙面より)

チョウザメを見学する園児=20日、新宮市高田
2019年07月24日
5 東牟婁地方中学校総合体育大会(終) バスケットボール、剣道、柔道 
2019年07月24日
6 外国人との会話力高める  商工会女性部が実店舗で  (那智勝浦町 )
2019年07月24日
7 遊びの可能性など学ぶ  みんなで子育て!ネットワーク講座  (太地町 )
2019年07月24日
8 会則改正など5議案承認  熊野川流域ダム湖下流団体協議会  (新宮市 )
2019年07月24日
9 地区に活気あふれる  谷王子夏祭り盆踊り大会  (新宮市 )
2019年07月24日
10 物語の世界に夢中  天満保で人形劇鑑賞とお話し会  (那智勝浦町 )
2019年07月24日
11 6月定例会一般質問(終)  串本町議会  
2019年07月24日
12 27日正午いよいよオープン  南紀熊野ジオパークセンター  (串本町 )
2019年07月24日
13 楽しい夏の一夜 和深保育所で夕涼み会 (串本町)
2019年07月24日
14 有料期間前に連日整備  望楼の芝で夏の芝刈り  (串本町 )
2019年07月24日
15 水利を使った自給考える  平井で小規模水力発電WS  (農村資源研究所 )
2019年07月24日
16 合計特殊出生率が全国上回る  紀宝町議会、地方創生特別委で報告  
2019年07月24日
17 「夏休みを楽しもう」始まる  神内会館で工作教室  
2019年07月24日
18 楽しみながら災害に備える  津本自主防が防災キャンプ  (紀宝町 )
2019年07月24日
19 県コンク演奏曲も披露  吹奏楽部がファーストコンサート  (矢渕中 )
2019年07月20日
20 合い言葉は「オール新宮」 熊野新宮ミュージアム設立 

 一般社団法人「熊野新宮ミュージアム」(池上順一代表理事)は18日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局で設立発表をした。熊野新宮の歴史文化を継承、発信し、郷土愛を育むとともに次世代への橋渡しを行う目的。池上代表理事は「法人化を機に、『オール新宮』を合い言葉に活動を展開していければ」と思いを語った。

 前身となった新宮市民ミュージカル実行委員会(髙由香代表)は、演技や踊りなど、個別に活動をしていた人が共に活動できればとの思いから2010年に「新宮市民ミュージカル」を立ち上げた。翌年、紀伊半島大水害が起こったが「市民に楽しいことを届け盛り上げたい」と12年に市内の名所や民話などをテーマにしたミュージカル『丹鶴(にづる)』を初演。16年に新宮ライオンズクラブ(新宮LC)が企画した市民ミュージカル『天(あめ)の剣(つるぎ)を託された男~熊野三党の祖 高倉下命(たかくらじのみこと)』で脚本、演出、舞台指導などを担当した。

 「いつか法人化を」と考えていた髙さんに、新宮LC会員有志が賛同したことにより実現。今月8日に登記が完了した。現在LC会員を含む19人が理事として名を連ねており、池上さんは「30人くらいまで増やすことができれば」と意気込みを語る。

 今後はプレイベントとして新宮秋まつりに参加する予定だ。髙さんは「時代行列をしながら中央通りを踊り歩き、広く市民にアピールしたい。ミュージカルを通して水野家入部400年を周知する計画なども予定している」と述べた。

 舞台発表以外にも熊野を発信する展覧会や郷土に関する講演会も展開していくとし、「願いはいろいろな人が舞台に参加したり見たりして熊野新宮の歴史を伝えていってくれること。郷土愛を育み、後世に伝えていくのが使命だと思っている」と話していた。

 「熊野新宮ミュージアム」は26日(金)午後7時から、同市の旧チャップマン邸で設立総会を開く。市民に活動趣旨などを説明するとともに、サポーターとなる会員を募る。メンバーらは「ご興味を持たれた方、ご賛同いただける方はぜひとも会場にお越しください」と来場を呼び掛けている。

(2019年7月20日付紙面より)

会員募集や設立総会参加を呼び掛けた。(前列左から)萩原真理さん、髙由香さん、西佳子さん、(後列左から)山本俊英さん、池上順一さん、長谷徳蔵さん=18日、新宮市緑ヶ丘
2019年07月20日
21 改善行いより良い祭りへ
 熊野那智大社例大祭振り返り  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)は18日、同町のホテルなぎさやで「熊野那智大社例大祭(那智の扇祭り)反省会」を開いた。関係団体の代表ら34人が参加。改善点を模索するとともに来年度の例大祭のさらなる繁栄や安全な運営について誓い合った。

 男成宮司は「天候が心配だったが還御祭まで雨は降らなかった。ご奉仕の方々の思いが天に通じたのではないか」と述べ、「今年は令和初の例大祭であり、新しい御代。滝の水量も多く、幻想的な霧が周囲を包み、その中で祭りが執り行われた。大勢の拝観者にお越しいただき、素晴らしい祭りを見せることができた。神さまのご加護とご奉仕いただいた方々、関係者の皆さまに感謝しています」とあいさつした。

 各担当を務めた出席者が祭り当日の状況などを報告。神役、扇指からは「扇を一斉に立てる場面は場所の関係で参拝客に見せられなかったのが残念。来年は見てもらえると思う」「拝観席にはご高齢の方も多い。椅子を置いていただけたら」「おもてなしの問題を1年かけて考えていきたい」。警備、報道関係からは「警備本部には主催者側がいないと連携が取りにくい」「満車などを知らせる看板を増設し、現状より手前側で観光客に周知しては」「女性1人が転倒、大たいまつを持った男性1人がやけどを負ったが現場での処置のみで対応できた。救急搬送はなかった」「大社が発行した腕章(取材許可証)を持たずに報道スペースにいる者もいた。今後、腕章がない者はすぐに退出してもらうほうがよいのでは」などの意見や指摘が挙がった。

 反省会後は直会(なおらい=懇親会)が開かれ、出席者は食事や会話を楽しみながら親睦を深めた。

 男成宮司は「4月に竣工(しゅんこう)された拝殿以外の箇所は工事中だった。今年中には終了する予定なので全て竣工された状態で来年のお祭りを迎えることができる。お祭りは皆さまのご協力があってできる。伺ったご意見は改善すべきところは改善しながら来年の例大祭のご奉仕のために備えさせていただきたい」と語った。

(2019年7月20日付紙面より)

報告や意見を交わした反省会=18日、那智勝浦町のホテルなぎさや
直会が開かれ親睦を深めた
男成洋三宮司
2019年07月20日
22 社会福祉施設との連携強化
 上野山区が連絡会議を設置  (串本町 )

 串本町の上野山区(住吉節郎区長)が18日、古座福祉センターで福祉関係施設防災連絡会議を開いた。区内に数多い社会福祉施設と同区間の連携を強める取り組みで、住吉区長は「今後も年2回程度の話し合いの機会を持ち、自主防災会も各施設を見学して理解を深めて上野山全体の地域防災力を高めていきたい」という。

 上野山区は南海トラフ巨大地震にあっても津波が到達しない立地にあり、その安心感で薄れがちな防災意識を高めるため2年前に自主防災会を立ち上げ鋭意防災啓発に努めている。そのような活動の一端で気に掛かったのが、区内に数多い社会福祉施設。同日現在▽上野山にしき園(38床)▽かもめ園(40人)▽上野山こども園(160人)▽古座学童保育所にこにこひろば(40人)▽通園らっこ(10人)▽ふわり(40人)―の6施設があり、仮に日中の大地震が発生すると各施設職員も含め区民数(471人、3月末現在)に匹敵する数の集団と一緒に局面を乗り切らなければならない状況が生まれる。そのときの互助を図る上で同区は日頃から顔の見える関係づくりが必要だと直感し、この日の連絡会議を開くに至った。

 当日は同区と区内6施設の関係者が一堂に会し、関係する役場職員も同席。住吉区長は津波が届かない区内における区民の自助と各施設の速やかな事業再開や安定的継続に向けた備えが大切だとし、その先で区と施設の互助を形にしたいという思いを掲げ、併せて同区は同町の防災倉庫も有することで周辺地区からも多くの避難者が集まり、そこに社会福祉施設が集中している状況も示唆して地域防災力向上に向けた協力を求めた。

 以降は東日本大震災のデータから参考になる内容、各施設の規模や古座地区内4区(上野山、古座、中湊、津荷)の人口構成といった今後の話し合いの素地となる情報を共有し、互いに自己紹介をし合った後は▽区内の備蓄状況の確認(各施設事前アンケートの集計結果報告と役場、同区の報告)▽大地震発生時における事業運営の方向性(一課題として提案)▽役場の福祉避難所運営の考え(説明と意見)▽今後の運営(自主防災会の各施設見学希望など)―といった項目で話し合いを重ねた。

(2019年7月20日付紙面より)

上野山区の呼び掛けで始まった福祉関係施設防災連絡会議=18日、串本町上野山
2019年07月20日
23 いよいよ楽しい夏休み
 小中学校で一斉に終業式  (新宮・東牟婁 )

 新宮市と東牟婁郡の公立小中学校で19日、一斉に終業式が行われ、約1カ月の夏休みに入った。

 新宮市立三輪崎小学校(芝﨑勝善校長、児童370人)では、体育館に集合し全員で校歌を斉唱した。芝﨑校長は良い夏休みにするため「手伝いをする」「時間を決めて遊ぶ」「勉強する」のポイントを挙げ、「生活リズムを壊さずに、楽しい夏休みを過ごしてください」と呼び掛けた。

 児童会代表の鈴木ひなたさん(6年)は「いよいよ楽しい夏休みですが、水や交通事故の危険もあります。くれぐれも気を付けて楽しく過ごしましょう」とあいさつ。

 6月に転入した児童と着任した教員の紹介が行われた。規則正しい生活や交通ルールを守る、水の事故や火遊びに気を付けるなどの指導もあり、児童は教員の話に耳を傾けた。同校では夏休み期間中も学校プールを開放する。

 同日は県立新宮高校で夏休み前アセンブリーがあった。県立新翔高校、近畿大学附属新宮高校・中学校は24日(水)に終業式や全校集会を開く。

(2019年7月20日付紙面より)

芝﨑勝善校長の話に耳を傾ける生徒=19日、新宮市立三輪崎小学校
2019年07月20日
24 東牟婁地方中学校総合体育大会③
 陸上、卓球  
2019年07月20日
25 観光名所巡り歴史学ぶ  虹の会が古座川町へ  (那智勝浦町 )
2019年07月20日
26 徐福伝承と熊野信仰  山﨑泰さんが雑誌に寄稿  
2019年07月20日
27 市民の意見や要望募る  市議会議員とお話する会  (新宮市 )
2019年07月20日
28 音楽に合わせて汗を流す  神倉小でリズム体操教室  (新宮市 )
2019年07月20日
29 ボードスポーツとフラ融合  第1回那智浜クルーズLIVE  (那智勝浦町 )
2019年07月20日
30 仕事の楽しさ厳しさ学ぶ  城南中で職業講話  (新宮市 )
2019年07月20日
31 会食で交流深める  モントレーパークの高校生を歓迎  (那智勝浦町 )
2019年07月20日
32 みんなで一つの作品を  運動会に向けダンス練習  (相野谷中 )
2019年07月20日
33 有権者に投票呼び掛ける  三重県選管が啓発活動  (参院選 )
2019年07月20日
34 反射神経年齢を計測  高齢者安全運転大会  
2019年07月20日
35 記録の樹立や更新に挑戦  B&Gで水泳交流記録会  (串本町 )
2019年07月20日
36 ゴーラの蜜切り作業見学  高池小4年生総合学習で  (古座川町 )
2019年07月20日
37 6月定例会一般質問⑧  串本町議会  
2019年07月20日
38 子ども向けにキーホルダー  認知症サポ新ノベルティ  (串本町 )
2019年07月20日
39 行程確認し気持ち高める  メ市青少年団の中学生ら  (串本町教育委員会 )
2019年07月20日
40 お悔やみ情報
  
2019年07月12日
41 住みよい社会のために
 わかやま夏の交通安全運動  (新宮市 )

 和歌山県、交通事故をなくする県民運動推進協議会など主催の「わかやま夏の交通安全運動」が11日から始まった。20日(土)まで▽子どもと高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止▽飲酒運転の根絶▽自転車の安全利用の推進▽全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽横断歩道における歩行者優先の徹底―を重点とし、県民に注意を呼び掛ける。

 夏季の行楽などによる交通量の増加、暑さからくる疲れや気の緩みなどによる夏特有の交通事故が多発する時期を捉え、交通ルールの遵守(じゅんしゅ)と正しい交通マナーの実践を習慣づけることにより、交通事故の防止を図ることを目的に、各地で啓発活動などが展開された。

 新宮市橋本のイオン新宮店で行われた決起集会では、新宮警察署、市交通事故をなくする市民運動推進協議会、市交通指導員会協議会などの関係団体から約50人が参加。上田勝之市議、松浦友範交通課長、田中肇・県交通安全協会新宮支部長、清岡幸子・新宮市交通指導員協議会長も加わり、買い物客らに物資を配布し、交通安全を呼び掛けた。

 決起集会で田岡実千年新宮市長は、「交通事故のない安心安全な社会を目指す、そういう思いが少しでも伝わるような啓発活動になれば」。松浦交通課長は、管内の人身事故件数は半減していると日頃の活動に感謝を示し、「これからのレジャーシーズンに向け、遠方からの観光客増加に伴い事故の増加が見込まれる。さらに暑くなると過労気味のドライバーが増え、居眠り運転など大きな事故が懸念される。夏場の事故防止に対する広報、啓発をはじめ、住みよい社会づくりのためにより一層の協力を」と呼び掛けた。

(2019年7月12日付紙面より)

啓発物資を配り交通安全を呼び掛けた=11日、新宮市橋本のイオン新宮店
2019年07月12日
42 がん撲滅の夢を託して
 光洋中で「生命の駅伝」募金贈呈式  (新宮市 )

 第25回「生命の駅伝」募金贈呈式が10日、新宮市立光洋中学校(宮本雅史校長)の体育館であった。生徒会長の海野夏葵さん(3年)が、学校で集めた1万1464円を和歌山県立医科大学の村田晋一教授に手渡した。

 がんと闘う人を励まし、研究を支援する目的で行われている募金活動で、主催は「生命の駅伝の会」(本部・三重県松阪市、太田正隆会長)。今回の募金は、三重、和歌山の両県合わせて329万322円だった。

 毎年協力している同校の宮本校長は「今回は募金という形で、がん撲滅の夢を託してくれたと思っています。近い将来、その夢が実現できることを祈っています」とあいさつ。

 田岡実千年市長は「患者さんに勇気を与える取り組みだと考えていますので、これからも取り組みがますます発展することを願っています」。東牟婁振興局の久保田清之健康福祉部長が「生命の駅伝の取り組みが、多くのがん患者やその家族の方々に勇気や希望を与えること、また今回集められた募金が、がん研究の一部となるよう祈念したい」と今後に期待を寄せた。

 募金を受け取った村田教授は、小さなことの積み重ねが大きなことにつながるとし「皆さんもこれから、中学、高校、大学、社会へと進むと思いますが、日頃のちょっとした驚きや感動、そういったところから、幸せが見つかる気がします。皆さんのこれからの活躍と、頂いた寄付が大きく融合していく世の中になればと願っています」と感謝した。

 同駅伝実行委員会の上村眞由委員長はがんに関わる人のことを考えることが社会人にとって重要なことだとし「皆さんも、生命の駅伝を通して、そういう人たちのことを考えてくれながら、社会に進む準備をしてくれている。素晴らしい社会人になるだろうなと期待しています」と呼び掛けた。

(2019年7月12日付紙面より)

生徒会長の海野夏葵さん(右)から村田晋一教授に募金が手渡された=10日、新宮市立光洋中学校
募金活動に中心となって取り組んだ生徒会の皆さん
2019年07月12日
43 字を書いて気持ち伝えて
 「教育かもめ」作成し寄贈  (トヨタレンタリース和歌山串本駅前店 )

 和歌山トヨタ自動車株式会社のグループ会社・株式会社トヨタレンタリース和歌山の串本駅前店(坂井崇副店長)が10日、串本町と古座川町の学校に通う小学生~高校生1225人分6125枚のはがき「教育かもめ」を両町の教育委員会に寄贈した。

 「教育かもめ」は、手紙を書く楽しみや喜びを経験し豊かな人生の一助とする気持ちを高めるきっかけとして学校教育の現場に寄贈する夏のお便り郵便はがき(通称・かもめ~る)。日本郵便株式会社の手紙文化振興の一施策で、各郵便局が管内企業の協賛を得て作成している。

 今回は串本郵便局(構浩局長)管内にある同店が協賛する形で実現。背景には3年ほど前に和歌山トヨタ自動車株式会社の小川至弘会長が当時の同局局長から同施策の紹介を受けた経緯があり、その趣旨に共感した小川会長の思いにより「教育年賀」と対で3年来寄贈を重ねる状況にある。

 この日は同局と受け手の教育委員会の段取りにより贈呈式を実施した。和歌山トヨタ自動車株式会社の保養所があることで縁が深い古座川町では、中央公民館を会場にし同町立高池小学校(大畑眞校長)の1、2年生が出席。代表して5人が小川会長から同店名と教育委員会名が入った「教育かもめ」を受け取り、立花優仁君(2年)が感謝を述べた。同店がある串本町では同町立串本小学校(濵正和校長)を会場にし、児童を代表して1、2年生が小川会長を出迎えて寄贈を受けた。

 古座川町の会場で小川会長は「皆さんに渡したのは暑中見舞いのはがき。手書きで『お元気ですか?』と書いて出したら相手は喜ぶし、お返しに『かわいらしいな』と言ってもらえたら自分もうれしい。そのような人と人のつながりを生むために、字を書いて相手に気持ちを伝えるのが手紙だ」と諭して賛成を誘い、このはがきを使った頑張りを期待。併せて両会場とも紙芝居を上演しお菓子を配るなどして、意欲のもとになる元気も引き出した。

 贈呈式には西前啓市町長と中道悟教育長、田嶋勝正町長も来賓として同席。両町長は小川会長への感謝を述べ、子どもたちにしっかりと役立てるよう呼び掛けるなどした。寄贈した「教育かもめ」は教育委員会から学校へ届けて趣旨に沿う活用をしてもらうという。

(2019年7月12日付紙面より)

「教育かもめ」を受け取る高池小の1、2年生=10日、古座川町中央公民館
児童に「教育かもめ」を贈る小川至弘会長(右)=10日、串本町立串本小学校
2019年07月12日
44 「扇神輿」を張り替え
 14日の例大祭に向け  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で11日、「那智の扇祭り」=14日(日)=を前に扇神輿(おうぎみこし)張替奉告祭が営まれた。熊野十二所権現の神霊を移す扇神輿は高さ約6㍍、幅約1㍍の細長い形で「那智の大滝」を表しており、毎年張り替えられる。

 午前8時から神事が営まれた後、白装束の氏子ら28人が斉館に集まり、男成宮司の見守る中、伝統の製法で作業に取り掛かった。扇の長さが神輿を張る寸法の基本になっていることや扇を神輿に止める縫い糸の長さも決まっていることなど、作り方のほとんどが口伝によるため先輩が後輩に手順を指導しながら作り上げた。

 扇神輿は細長い枠に赤い緞子(どんす)を365本の竹くぎで留め、32本の日の丸が描かれた扇や8面の白銅鏡、細工が施されたへり松と呼ばれる板などが飾られる。神輿1体は1カ月を意味し、12体で1年を、32本の扇は1カ月の30日と、残る2本が月の満ち欠けを、365本の竹くぎは1年の日数を表している。8面の白銅鏡は「神威八紘(はっこう)」(あまねく広く輝かすの意味)と伝わる。

(2019年7月12日付紙面より)

古くから伝わる手法で「扇神輿」を張り替える氏子=11日、那智勝浦町那智山
2019年07月12日
45 バレーホリックが優勝 紀南バレーボール連盟社会人大会 
2019年07月12日
46 橋本さん、井上さんが優勝 荒天で1コート短縮 (那智勝浦町体協グラウンドゴルフ夏季大会)
2019年07月12日
47 中山悠吏君、2大会連続V
 四日市、いなべ両市での大会に出場  (新宮ジュニアレスリングクラブ )
2019年07月12日
48 会長に児嶋隆也さん  新宮ロータリークラブ新役員  
2019年07月12日
49 国立公園内をきれいに  休暇村南紀勝浦会が清掃奉仕  (那智勝浦町 )
2019年07月12日
50 平見一雄さんが厚労大臣表彰 各組合が功労者表彰受賞者を発表 
2019年07月12日
51 日本の伝統文化に親しむ  光洋中1年生が着装とマナー学ぶ  (新宮市 )
2019年07月12日
52 館内に温かい音色響く  旧チャップマン邸でオープニングコンサート  (新宮市 )
2019年07月12日
53 新しい連携の形を模索  高田小・中で教員兼務  (新宮市 )
2019年07月12日
54 角がないナメクジ?  目津の畑で見つかる  (串本町 )
2019年07月12日
55 地域住民と交流  高池保育所の夏祭り  (古座川町 )
2019年07月12日
56 「和をつなげよう」  上野山こども園が夕涼み会  (串本町 )
2019年07月12日
57 6月定例会一般質問⑤  串本町議会  
2019年07月12日
58 射場と振興の接点考える  観光関係者対象に勉強会  (南紀串本観光協会 )
2019年07月12日
59 小雨決行で250人が挑む  認定コース第4回記念大会  (潮岬青少年の家 )
2019年07月12日
60 例年より遅い初産卵を観察  優占種スギノキミドリイシ  (串本海中公園 )
2019年07月12日
61 同級生らの応援も得て開館  私立図書館「かんりん文庫」  (串本町 )
2019年07月12日
62 思春期教育など推進を  紀南地域母子保健医療推進協が実務委員会  
2019年07月12日
63 横断歩道は左右の確認を  1、2年生対象の交通安全教室  (鵜殿小 )
2019年07月12日
64 防災情報共有システムを紹介  タブレットで状況確認可能に  
2019年07月12日
65 町の課題解決に向け議論  鈴木英敬知事と1対1対談  (紀宝町 )
2019年07月11日
66 高速道、全面開通に向け
 早期実現求め決議採択  (県内17市町村 )

 高速自動車道紀南延長促進協議会(会長・田岡実千年新宮市長)の通常総会が9日、新宮市井の沢の新宮商工会議所であった。関係者約100人が出席し本年度事業計画など6議案を承認した。役員改選では田岡市長をはじめとする全員が留任。紀伊半島一周高速道路の早期実現などを求める決議文を満場一致で採択した。

 3月に一般国道42号(近畿自動車道紀勢線)「新宮道路」と「紀宝熊野道路」の新規事業化が決まり、紀伊半島を一周する高速道路全ての未事業化区間が事業化された。新宮道路は同市あけぼの―三輪崎間を結ぶ延長4・8㌔で、全体事業費は約300億円。紀宝熊野道路は熊野市久生屋(くしや)町―紀宝町神内(こうのうち)間を結ぶ延長15・6㌔で、全体事業費は約850億円。現在「すさみ串本道路」(19・2㌔)、「串本太地道路」(18・4㌔)、「新宮紀宝道路」(2・4㌔)、「熊野道路」(6・7㌔)が事業中となっている。

 田岡会長は高速道路は全ての区間がつながってこそ機能、効果が発揮されると述べ「事業中区間の早期完成を実現させるため、これまで以上の活動を展開していくのはもちろんのこと、市町村も地元対策などといった役割を果たしていく」と協力を呼び掛けた。

 総会に出席した顧問の濱口太史・県議会議員は「地域の活性化を図るために県当局や関係機関と連携を強化しながら、現在事業中区間の早期完成、新区間の早期着工など、全面開通に全力で取り組んでいく」と県議会高速自動車国道紀南延長促進議員連盟の谷洋一会長のあいさつを代読。

 参与の中家啓造・県県土整備部道路局道路政策課長は「県としては今後も事業が円滑に進むよう取り組むとともに、2025年開催予定の大阪・関西万博までに紀伊半島一周高速道路はもちろん、南紀田辺までの4車線化が完成されるよう国や関係機関に働きかけていきたい」とあいさつした。

 決議は「地方創生、国土強靱(きょうじん)化、地域の安全・安心を実現するとともに、ストック効果を早期に発揮させるためにも、紀伊半島一周高速道路の実現が急務」などとする内容で、新宮青年会議所の鈴木竜司理事長が朗読した。

 同協議会は御坊市、田辺市、新宮市、日高郡、西牟婁郡、東牟婁郡の17市町村40団体で組織。各機関への要望などを展開している。

(2019年7月11日付紙面より)

関係者約100人が出席した総会の様子=9日、新宮商工会議所
田岡実千年新宮市長
2019年07月11日
67 児童虐待との接点考える
 第47回ブロック別研修会  (県更生保護女性連盟 )

 和歌山県更生保護女性連盟(石谷秀子会長)主催のブロック別研修会〈紀南ブロック〉が8日、役場古座分庁舎であった。主題は「現代の家族をめぐる問題への更生保護女性会員としての関わり方について」で、同ブロックに所属する会員約60人が和歌山保護観察所の岡田和也所長と共に児童虐待と更女の接点を考える機会を持った。

 この研修は、会員の資質向上と相互交流を図る目的で年1回、管内各ブロック単位で開いている。紀南ブロックには現在、新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町の各更生保護女性会(串本町には同会古座分会と同会串本分会がある)があり、その持ち回りで研修会場を準備。今回は串本町更生保護女性会古座分会(川名千代美会長)がその役割を担った。

 同分会の山本珠美さんが開会を宣言し、東嘉容さんが綱領唱和、中道晶子さんが御歌斉唱を主導。川名会長が参加を歓迎し、石谷会長は同連盟事業への支持に感謝しつつ「これまでの常識が通用しない犯罪やいじめ、不登校や子育ての不安を抱えた方々がいる中、私たちはその方々の痛みに目を向け、いつか私たちの身にも(保護の必要性が)降り掛かると思いながら誰もが幸せに明るく暮らせる家庭環境を真剣に考えないといけない」とあいさつして会員の気持ちを引き締めた。

 来賓を代表して田嶋勝正町長、岡田所長、牟婁保護司会の生熊和道会長がそれぞれの立場から祝辞を述べて会員の活躍を期待。平田秀教育次長、津久田琢也保護観察官、牟婁保護司会串本の住野芳文副分会長、串本青少年センターの出口孝センター長も列席して盛会を祝った。

 研修会は基調講演と全体会の2部構成で、間にはアトラクションとして南京玉すだれや詩舞など同分会管内で活発な芸能発表もあった。

 基調講演の講師は岡田所長が務め、主題への考えを促すため▽児童虐待の防止等に関する法律における児童虐待の定義(身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待)と具体例▽公の介入を行いやすくするための民法改正の動向▽実母を対象にした調査から見える要因▽虐待が生活に与える影響(少年院内調査から)▽虐待の世代間連鎖―などを解説。

 「自分がされて嫌なことは他人にしないのが普通だが、それができない人も社会には一定数いる」と言う点も押さえながら、全体会では加害者・被害者の視点〈事後対応〉と行政・地域の視点〈事前防止〉の両面から児童虐待防止を考えてほしいと促した。

 全体会では各女性会や分会の代表者が今回の主題について話し合った内容を発表し、津久田保護官と同連盟の石谷会長と坂口侑子副会長が助言。岡田所長が講評を述べて在り方への筋道をつけた。

 その後は中道さんの主導で県連盟歌を斉唱し、太地町更生保護女性会の北年美会長が閉会のあいさつを述べ研修会を締めくくった。

(2019年7月11日付紙面より)

岡田和也所長と共に児童虐待と更女の接点を考える会員ら=8日、串本町役場古座分庁舎
2019年07月11日
68 夏の無病息災祈る
 補陀洛山寺で土用護摩祈とう  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町浜ノ宮の補陀洛山寺(髙木亮享住職)で10日、土用護摩祈とう、先祖供養法要があった。髙木亮英副住職が先祖の名が記された塔婆木を読み上げ、「家内安全」「健康長寿」「心願成就」など参列者の願いが書かれた護摩木をたき上げた。

 本堂では国の重要文化財でもある本尊の「三貌十一面千手千眼観世音菩薩(190㌢、香木造立像)」が開帳された。

 開帳法要は、この日も含め1月27日の立春大護摩供星祭、5月17日の渡海上人供養の春まつりと年3回営まれている。

 髙木副住職は「功徳をいただき観音様の御心、人への思いやり、慈しみの心を持って健やかにお過ごしください」とあいさつした。

(2019年7月11日付紙面より)

願いを込めた護摩木をくべる参列者=10日、那智勝浦町浜ノ宮
2019年07月11日
69 南極の氷に触れ学ぶ
 太地小で体験授業  

 太地町立太地小学校(宮本礼子校長、児童80人)で9日、南極の氷を紹介する授業があった。自衛隊和歌山地方協力本部新宮地域事務所の垂水秀所長と菰田剛久さんが来校し、児童は南極についての説明を聞き実際に氷に触れて学びを深めた。

 普段、ほとんど見る機会のない南極の氷を間近で見て触ることで、児童に生態系や貴重さを知ってもらおうと6年に1回ほどの頻度で開いている。

 菰田さんは南極の位置や生息している生物、気候などをクイズ形式で紹介。「南極は世界で最も寒く、大きさは日本の36倍で、約1400万平方㌔もあります。約60年前に世界が約束してどこの国の領土でもないこととし、平和のためだけに使うことを決めました」と解説した。

 氷を運んできた経緯を「自衛隊が、南極で研究をしている人のための移動や道具、食料などを運ぶ手伝いを50年以上しています。移動手段も、厚い氷の海のため、海上自衛隊の船『しらせ』でしか通れません。その船が交代の人を連れて帰るときに、日本の小学生の皆さんへのお土産として氷を運んできてくれました」と語った。

 氷の特徴として「海の水と違い南極の氷は雪が凍っています。白い部分は約80万~100万年前の空気が封じ込まれており、3年をかけて3030㍍地下まで掘り下げて取り出しました」と説明した。

 体験では児童が学年ごとに南極と通常の氷を触って比較。「色が違う」「ザラザラしてる」「冷たさが違う」などと感想を言い合った。

 宮本校長は「子どもたちが目を輝かせ、興味を持って学ぶ姿が見られました。授業を通じて海の町である太地と海でつながっている南極の氷や生態系などを知ってもらえれば」と話していた。

(2019年7月11日付紙面より)

氷を触り比較する児童=9日、太地町立太地小学校
南極の氷(右)と通常の氷
2019年07月11日
70 ワークショップ初開催  道の駅「たいじ」の朝市  (太地町 )
2019年07月11日
71 大規模清掃に500人  シーズン前に宇久井海岸清掃  (那智勝浦町 )
2019年07月11日
72 新体制での運営始まる  改選後初の臨時議会  (那智勝浦町議会 )
2019年07月11日
73 災害への備え学ぶ  新宮市熊野川でおやこサロン  
2019年07月11日
74 特殊詐欺や熱中症に注意  嶋津地区サロンで講話  (新宮市熊野川町 )
2019年07月11日
75 自力を精いっぱい出して 総体、近畿、高校野球の壮行会 (近畿大学附属新宮高校)
2019年07月11日
76 自分自身と仲間を信じて  新宮高で壮行会と表彰  (新宮市 )
2019年07月11日
77 詐欺被害の未然防止たたえる  コンビニ店員に感謝状  (新宮警察署 )
2019年07月11日
78 獅子舞練習やしめ縄準備  八坂神社祭典前に上部区  (古座川町 )
2019年07月11日
79 6月定例会一般質問④  串本町議会  
2019年07月11日
80 飼育プールに星空広がる  ウミガメ公園で七夕行事  (紀宝町 )
2019年07月11日
81 治水対策の充実を  紀南河川国道事務所に要望  (紀宝町 )
2019年07月11日
82 ハマナツメ淡緑色に  東紀州地域で満開に  (那智勝浦・太地町 )
2019年07月11日
83 お悔やみ情報
  
2019年07月09日
84 夜の勝浦湾彩る
 世界遺産15周年祝いメッセージ花火  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町観光協会(矢熊義人会長)は7日、世界遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」登録15周年記念メッセージ花火大会を勝浦湾内の人工埠頭(ふとう)渡ノ島(わたのしま)で開催した。

 堀順一郎町長は「ぜひ、一つ一つのメッセージに耳を傾けてください」と呼び掛け、大輪の花火が夜空に広がった。打ち上げごとに一つずつメッセーが読み上げられ、約30分の間に1000発以上の花火が次々と打ち上がった。

 かつての地域の風物詩、勝浦湾での花火打ち上げは2017年に那智山奉祝記念事業として復活。住民らの好評を博し、昨年の「熊野那智大社創建1700年・那智山青岸渡寺西国三十三所草創1300年記念事業」に続き、世界遺産登録15周年の節目を迎えたことから3年連続の実施となった。

 同町築地の「勝浦漁港にぎわい市場」は花火大会に合わせて海側のテラスを解放。営業時間を午後9時まで延長した。開催前には西川流友華会「舞踊団 華」の子どもたちが、唱歌『たなばたさま』で日本舞踊を披露した。

(2019年7月9日付紙面より)

メッセージに続き鮮やかな花火が打ち上がった=7日、那智勝浦町の勝浦湾
2019年07月09日
85 熊野檜扇7握を蔵出し
 扇立祭に備えて虫干し  (熊野速玉大社 )

 熊野地方の夏の風物詩として1000年以上の伝統を持つ「扇立祭(おうぎたてまつり)」が14日(日)に開かれるのを前に、新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で8日、祭り当日に各殿で開帳する檜扇(ひおうぎ)7握を虫干しのため蔵から出した。

 扇立祭は、神前に立てられた檜扇に神が降臨し、氏子が病気にかからないよう、また五穀につく虫を追い払って豊作を願い始まった。

 室町時代の作品と伝わる檜扇は大社を代表する宝物で、現在、日本に18握ある国宝のうち11握が大社に伝わっている。ヒノキの薄い板の木目の美しさを生かしながら彩色、金箔(きんぱく)、銀箔(ぎんぱく)が施されていて「熊野檜扇」と呼ばれている。

 祭りで使用されている檜扇7握は、1964(昭和39)年に模写されたもので、本殿用(高さ1・5㍍、幅1・65㍍)は大社先々代の故上野殖宮司、残り6握の各殿用(高さ0・8㍍、幅1・3㍍)は故杉本義夫さんが模写し、故鮒田和往さんが奉製したものとなっている。

  □     □

■祭り当日の行事

 祭り当日は午後5時30分から神事があり、神職が各殿の檜扇を開帳する。

 奉賛行事として境内特設舞台で午後6時15分から9時ごろまで、ミス扇コンテストと歌手・大下香奈さんと紀の川良子さんの歌謡ショーを行う。

 大禮殿入り口付近では午後5時30分から高校生以下無料の福引大会、6時30分から尾﨑酒造提供の地酒祭り、参集殿前では5時30分から熊野速玉敬神婦人会による呈茶会が行われる予定。小雨決行。荒天延期。

(2019年7月9日付紙面より)

檜扇のほこりを払うみこ=8日、新宮市の熊野速玉大社
2019年07月09日
86 短冊に思い託す 熊野本宮大社で奉告祭 (田辺市本宮町)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で7日、「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録15周年を祝う奉告祭が営まれた。七夕でもあるこの日には境内にメッセージの記帳所も設けられ、参拝客らは短冊に熊野への思いや1年後の自分への抱負などを書き込んだ。

 参拝客や関係者にメッセージの記入を促した九鬼宮司は自ら短冊に思いを託した。「多くの人が熊野の地を訪れてくれている中、熊野の在り方を、古いものを守りながらも新しい光を入れられるよう、形を変えながら示していくことができたら」とメッセージに込めた思いを語り、1年後も災害がなくこの日を迎えることができれば、と話していた。メッセージ記入者には九鬼宮司揮毫(きごう)の「刻」を刻印したキーホルダーが授与された。短冊は封筒に入れ、同大社で1年間保管される。

 奉告祭には同大社氏子総代会や敬神婦人会ら関係者約20人が参列。九鬼宮司に続き、玉串をささげて節目を祝った。九鬼宮司は、今年の8月は1889(明治22)年の十津川大水害から130年の節目を迎えると述べ、慰霊祭への参列を呼び掛けた。

(2019年7月9日付紙面より)

多くの参拝者らが短冊に思いを書き込んだ=7日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2019年07月09日
87 「よみがえりの力感じた」
 熊野速玉大社でMay J.さんコンサート  (新宮市 )

 和歌山県は6日、新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)でJ―POP・R&BシンガーのMay J.(メイ・ジェイ)さんを招いて世界遺産登録15周年記念「世界遺産『高野・熊野夢舞台』コンサート」を開催した。May J.さんは境内に設けられた特設ステージで『アナと雪の女王』のテーマソング「レット・イット・ゴー」などを歌った。時折天候が崩れたが、幻想的な雰囲気の中、全国から訪れた500人のファンが歌声を楽しんだ。

 高野・熊野夢舞台は2012年にスタート。世界遺産の雄大な景観を舞台に野外コンサートを開催することで「高野・熊野」地域の持つ魅力を全国にアピールするのが狙い。世界遺産登録15周年の今年は、神倉山に降臨した熊野の神々を最初に迎えたとされる熊野速玉大社を会場に選んだ。

 コンサートに先駆け、三輪崎郷土芸能保存会による「三輪崎の鯨踊」が披露された。仁坂吉伸知事が「他県から来られている人も多くいるが、このご神域で歌を聞いて、神様に思いを届ける役割を担っている方々だと思います」。上野宮司は「癒やしの歌声を聞いて、平和の心と新たな力をいただく日になれば」とあいさつ。田岡実千年市長が「夢のような空間で夢のような歌声を聞けることを楽しみにしています」と祝辞を述べた。

 コンサート後には上野宮司とMay J.さんによるトークショーもあった。上野宮司は「いろんな人がこの日が来るのを待ち遠しくしていた。あなたの素晴らしさが神様に伝わったと思う」とたたえた。May J.さんは「毎回ライブをするたびによみがえりたいという思いで歌っている。今日は特にパワーを感じた。これをばねに頑張っていきたい」と話していた。

(2019年7月9日付紙面より)

2019年07月09日
88 精いっぱい頑張って
 選手権での健闘願い現役部員を激励  (新高硬式野球部OB会 )
2019年07月09日
89 久生屋卓球クラブが準優勝
 紀南バタフライチームカップ  
2019年07月09日
90 新宮女子2年連続近畿へ 県高校総体ハンドボール競技 
2019年07月09日
91 貴重なフィルムを上映  開館10周年イベントで世界遺産セミナー  (田辺市本宮町 )
2019年07月09日
92 住み慣れた地域で暮らすために  支え合いのまちづくりフォーラム  (那智勝浦町 )
2019年07月09日
93 熊野川の魅力再発見  河川敷で「水辺で乾杯」  (新宮市 )
2019年07月09日
94 家族連れらでにぎわう  熊野地方で七夕  
2019年07月09日
95 精神文化の周知目指し  開館10周年祝いイベント  (熊野本宮館 )
2019年07月09日
96 踊りで親睦深める  「まなびの郷」でレクダンスフェス  (紀宝町 )
2019年07月09日
97 「高齢者の食事」テーマに調理  てまりの会が研修会  (紀宝町 )
2019年07月09日
98 短冊に「願い」込めて  成川で毎年恒例の「七夕祭り」  (紀宝町 )
2019年07月09日
99 海中のササに願い事結ぶ  住崎で串本水中七夕祭り  (串本ダイビング事業組合 )
2019年07月09日
100 ひこ星様と織り姫様が会えますように  三尾川保育所で七夕会  (古座川町 )
2019年07月09日
101 河内祭ガイドブック改訂  観光協会古座などで配布  (串本町 )
2019年07月09日
102 願い事満載の御船風模型  七夕ササで河内祭盛り上げ  (古座小 )
2019年07月09日
103 お悔やみ情報
  
2019年07月07日
104 世界遺産登録15周年 紀伊山地の霊場と参詣道 (各地で記念イベント)

 和歌山県、三重県、奈良県にまたがる三つの霊場(熊野三山、高野山、吉野・大峯)と参詣道(熊野参詣道、高野山町石道、大峯奥駈道)を対象とする「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産(文化遺産)に登録されて、今月7日で15周年を迎える。

 「紀伊山地の霊場と参詣道」は2004年7月7日に登録。世界遺産登録は日本では12番目で、近畿地方では5番目に当たる。登録時の規模は周辺地域を合わせて日本の世界文化遺産では最大となる1万㌶。

 日本で初めて「道」が世界遺産として登録され、文化遺産の中でも人間の営みと自然の結びつきを示す「文化的景観」にも初めて選ばれた。山岳霊場と参詣道、そして文化的景観は、紀伊山地の自然がなければ成立しなかった、世界でも類を見ない資産として高く評価されている。16年10月には阿須賀神社などが追加登録、軽微な変更がなされ現在に至っている。

 世界遺産登録を受け、和歌山県では05年3月に世界遺産条例を制定。7月7日を「和歌山県世界遺産の日」と定め、「基本理念を十分に踏まえ、県民等の理解のもとに、世界遺産に係る保存、調査研究、整備、活用その他の活動について、適切に必要な施策を実施する」とした。

 各自治体やボランティア団体が熊野古道や景観、登録資産などの美化や保護のために保全活動をする中、観光地化による観光公害や、公共工事などによる「川の参詣道」熊野川への悪影響も懸念されている。

 6日、7日(日)に、当地方においても登録15周年を記念するイベントが各地で催される。県世界遺産条例の前文には「私たちは、世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約の精神に基づき、人類共有の財産『紀伊山地の霊場と参詣道』を将来の世代へ確実に引き継いでいくことを決意して、この条例を制定する」とある。登録15周年を機に、人類共通の財産を次世代へつないでいくために、文化や自然環境の重要性を認識し、当地域から世界へと発信していくことの意義を再確認したい。

  □     □

■6、7日の本紙エリア内記念イベントなど

▽~世界遺産登録15周年記念~世界遺産「高野・熊野夢舞台」コンサート(6日、熊野速玉大社/観覧申込終了)

▽世界遺産登録15周年記念ウオーク(6、7日、大門坂~那智の滝、青岸渡寺~那智の滝/受付終了)

▽「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録15周年記念メッセージ花火(7日、那智勝浦町勝浦湾内/午後8時から・荒天の場合は翌8日に延期)

▽世界遺産登録15周年奉告祭(7日、熊野本宮大社/午前10時から・メッセージの記入でキーホルダー授与)

▽「紀伊山地の霊場と参詣道」登録15周年・世界遺産熊野本宮開館10周年記念イベント(7日、世界遺産熊野本宮館/午前10時から午後5時・音無茶の振る舞い、熊野参詣曼荼羅(まんだら)絵解きなど)

(2019年7月7日付紙面より)

2019年07月07日
105 利用規約について意見交換
 文化複合施設管理運営検討委  (新宮市 )

 第13回新宮市文化複合施設管理運営検討委員会(関康之委員長)が5日、市役所別館で開かれた。文化ホールなどの開館時間や時間区分、予約受付など貸館利用規則について意見を交換した。

 速水盛康教育長は「市民の文化活動の拠点にふさわしい管理を目指して取り組んでいきたい。施設は第2次総合計画のテーマに近付いていくためにも大きな役割を果たすものであると実感している」と述べ協力を呼び掛けた。堀内秀雄・前委員長に代わり新たに就任した関委員長は「費用対効果は重要視する部分。稼働率を上げ新宮市の文化力を高めていくことが地域全体の活性化につながっていく」とあいさつした。

 計画策定を支援する株式会社シアターワークショップ代表取締役の伊東正示さんが、開館・受付時間や貸出時間、申し込み時期、予約申し込み方法などについて案を示した。他自治体の市民運営や利用調整会議の事例を紹介し、▽幅広い層の利用を促進する方針となっているか▽優遇措置についてどう考えるか▽市民運営を取り入れるか―を検討ポイントに挙げ委員らに意見を求めた。

 委員からは夜間の利用頻度や市民運営、自主事業の優先性などについての質問があった。「ランニングコストが気になっている市民が多い。自主事業ばかりで歳入が少なくなるのはおかしな話」「民間が使用しやすいように成人式など、行政側の年間を通したスケジュールを周知するべき」などの意見もあった。

 伊東さんは予約申し込み方法や使用料金の市内利用優遇措置について「広域的に使ってもらうことが大事。交流人口を増やすためにはメリットが大きい」と市内外同ルールを提案した。委員からは「税金を納めているという市民感情も考慮すべきでは」との提言があり、申し込み時期を早めるなどのアドバンテージが必要などと意見をまとめた。

(2019年7月7日付紙面より)

利用規約などについて意見を出し合った=5日、新宮市役所別館
2019年07月07日
106 曼荼羅絵図の道巡る
 世界遺産15周年記念  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町観光協会(矢熊義人会長)は6日、世界遺産登録15周年を記念した熊野古道ウオークイベント「曼荼羅(まんだら)の道」を開いた。雨の中、県内外から16人が参加。自然道などを巡り那智参詣曼荼羅絵図に描かれた「熊野詣」を堪能した。

 道の駅なち・世界遺産情報センターに集合した一行は、補陀落渡海(ふだらくとかい)の信仰で知られる同町浜ノ宮の補陀洛山寺(髙木亮享住職)へ。

 本堂で特別に開帳された国の重要文化財「三貌(さんぼう)十一面千手千眼観世音菩薩」を前に寺の由緒や本尊について説明を受けた。同寺は熊野古道中辺路と大辺路の分岐点に存在すること、三貌の表面はふっくらとした顔立ちで穏やかな表情だが脇面が2面とも「憤怒」の表情なのが珍しいことや光背がおよそ400年後に作り直された可能性などの話に耳を傾けた。

 境内に展示している渡海船を見学し、熊野那智ガイドの会の山東健会長から、同寺の住僧たちが南海の観音浄土を目指した捨て身行の「補陀落渡海」について聞いた。船の構造なども間近に見て説明を受けた。

 その後は同町井関の尼将軍供養塔、大門坂・多富気(たぶき)王子を経て熊野那智大社、那智山青岸渡寺を参拝し、那智の滝も正式参拝した。

 友人と紀宝町から参加した産屋敷基久さん(62)は「一度も見たことのない本尊の開帳を知り参加しようと思った。最近は外国人観光客が増えてきたので地域の良い所を知り、聞かれたら説明できるようになりたい」と話していた。

(2019年7月7日付紙面より)

雨の中、次の目的地へ向かう一行=6日、那智勝浦町浜ノ宮
2019年07月07日
107 紀宝署管内、犯罪最少地域に
 曽根秀行さんらを表彰  (紀宝地区防犯協会 )

 紀宝地区防犯協会(会長・西田健紀宝町長)は5日、紀宝町役場大会議室で本年度総会を開催した。紀宝町防犯委員会御船地区運営委員の西地隆さんと同相野谷地区運営委員の曽根秀行さんを表彰した。

 副会長の大畑覚御浜町長、顧問の岡田智治紀宝警察署長らが出席。西田会長は「安心安全な社会、非行のない明るい社会の実現を目指すための防犯活動を推進してもらいたい」とあいさつした。

 岡田署長は犯罪情勢を報告した。昨年中、県内の刑法犯認知件数は1万1247件で戦後最少を記録。5月末現在は4226件で本年も減少傾向にある。

 同署管内では昨年の認知件数が59件で前年より25%減少した。5月末現在は21件で昨年同期より11件減り、県内18警察署で被害発生が最も少ない地域となった。21件のうち19件がさい銭盗などの窃盗だった。

 高速道路の延伸により紀宝地区でも凶悪事件が起こる可能性があると危惧し、「犯罪のない町づくりにご協力を」と呼び掛けた。

 議事では昨年度の事業、決算を報告。本年度の事業計画案、予算案を審議して採択した。役員改選に伴い、西田会長、大畑副会長らを再任した。

 本年度は10月11日(金)から20日(日)までの「全国地域安全運動」に協力し、地域安全運動街頭キャンペーン、地域安全ポスター展などを実施する。

 警察、関係機関が協力し、自主防犯団体による防犯パトロール、小学校の通学路で児童の見守り活動をサポートするとともに、子どもに対するあいさつ運動に取り組む。12月の紀南剣道大会を支援する。

 年間を通して、特殊詐欺被害防止活動、キッズ輝けスクール、薬物乱用防止教室などの開催、補導活動の推進を行う。

(2019年7月7日付紙面より)

表彰を受ける紀宝町防犯委員会相野谷地区運営委員の曽根秀行さん(右)=5日、紀宝町役場
2019年07月07日
108 ビャクレンの花咲く  新宮市・宝珠寺で  
2019年07月07日
109 新宮市の魅力をPR  紀友会(東京都)の例会で  
2019年07月07日
110 期日前投票初日は544人  20日まで、市町村役場など  (参院選 )
2019年07月07日
111 安全安心な街づくり目指し  新宮署管下防犯協議会が総会  
2019年07月07日
112 触れ合い遊びを楽しむ  南大居・大野保が「ゆうゆう」慰問  (那智勝浦町 )
2019年07月07日
113 車いすは「足そのもの」  王子ヶ浜小5年生が車いす体験  (新宮市 )
2019年07月07日
114 商店街の歴史を学ぶ  ヤタガラス未来プロジェクトの一環で  (新宮市 )
2019年07月07日
115 「7日は晴れますように」  成川保育所で七夕の集い  (紀宝町 )
2019年07月07日
116 県大会目指して白熱  中学校総合体育大会  (熊野市・南郡 )
2019年07月07日
117 お悔やみ情報
  
2019年07月04日
118 連携強め要望を
 熊野川改修促進期成同盟会が総会  (新宮市 )

 熊野川改修促進期成同盟会(会長・田岡実千年新宮市長)の通常総会が2日、新宮市井の沢の新宮ユーアイホテルであり、本年度事業計画など5議案を承認した。本年度も国土交通省や関係機関へ事業促進などを要望していくことを確認した。

 同会は熊野川流域の水害防除と円滑な土地利用で地域発展に寄与することを目的に1981(昭和56)年11月に設立。国直轄区間河川の整備工事推進を目的に要望活動などを展開している。会員は新宮市、紀宝町の両首長、市町議員ら。役員改選では会長の田岡市長、副会長の西田健紀宝町長ら全員が留任となった。

 田岡会長は冒頭のあいさつで、2017(平成29)年10月の台風21号の影響により、新宮地域気象観測所では観測史上1位となる累積雨量893・5㍉を記録し、新宮市、紀宝町合わせて1500戸(新宮市1498戸、紀宝町26戸)を超える被害に見舞われたと述べ「今後も諸課題への対策が急務。『熊野川河川整備基本方針の見直し・整備計画の早期策定』と『直轄治水事業の推進および必要な予算の確保』などについて、関係機関に対し引き続き強く要望していく」と協力を求めた。

 来賓の西畑雅司・東牟婁振興局新宮建設部長は「今後とも、国をはじめ関係機関の方々と連携し、熊野川流域の皆さまが安全で安心して暮らせ、環境とも調和のとれた河川整備を進められるよう一緒に取り組んでいきたい」とあいさつした。

 総会終了後に国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所の岸本健司副所長と同新宮川出張所の足立哲也所長が熊野川の河川事業について説明した。

 熊野川の治水安全度の向上と浸水被害の軽減を図るために、引き続き「緊急対策特定区間」の河道掘削などの治水事業を展開していくなどと報告。市田川の今後の内水対策について計画を示し「早急に実施していく」と述べた。

 本年度は▽市田川排水ポンプ増設▽市田川堤防耐震補強▽河口砂州掘削▽鮒田水門・相野谷川排水機場の耐震補強▽相野谷川河道掘削―などを実施することを紹介した。

 紀南河川国道事務所では水辺のにぎわいや利活用するための取り組みとして「水辺で乾杯」などの啓発活動を実施。地域一体となった良好な河川環境の保全や河川の適正な維持管理のための「熊野川・市田川クリーンキャンペーン(河川清掃)」を紀宝町、河川を美しくする会と合同で、14日に予定している。

(2019年7月4日付紙面より)

熊野川改修促進期成同盟会の総会=2日、新宮市井の沢
会長あいさつをする田岡実千年新宮市長
2019年07月04日
119 選・和菓子職認定受ける
 儀平の職人・丸山正雄さん  (串本町 )

 串本町の和菓子店「うすかわ饅頭儀平(ぎへい)」の看板商品・うすかわ饅頭の製法を受け継ぐ職人、丸山正雄さん(43)が全国和菓子協会の第6回選・和菓子職伝統和菓子職部門の認定を受けた。推薦と審査を経ての誉れで、丸山さんは「祖父がうすかわ饅頭を作ってくれたから今の自分がある」と振り返りつつ喜んでいる。

 選・和菓子職は、和菓子の製法を支える技術を知って味わいを深めるとともに、携わる職人の意欲を高め地位向上と技術伝承を促し文化振興に資することを目的とした認定制度。現在は挑戦型の優秀和菓子職部門と推薦型の伝統和菓子職部門の各審査を隔年で実施していて、本年度は後者の巡りに当たる。

 この部門は伝統製法を守り優れた技術を有する和菓子職人を認定するもので、同協会が規定する推薦者2人と認定候補者が属する店舗の代表者、計3人の推薦により審査対象となる仕組み。推薦書類と受け継ぐ製法で作る伝統和菓子の実物の両審査で、第6回は6人6品を認定し今月24日に東京都内で認定者バッチと菓子名・認定者名・店名が入った盾を贈呈した。

 同店は1893(明治26)年に創業。うすかわ饅頭は丸山さんの祖父にあたる2代目・田嶋儀助さんが1923(大正12)年に考案した蒸し菓子で、現在は3代目・堀本京子さんを代表取締役とする有限会社串本儀平の店舗として同店を営み、丸山さんは同社製造部長兼和菓子職人としてうすかわ饅頭を作り続けている。推薦者は2年前に第5回認定を受けた菓心富美堂=田辺市=の森山昌彦さんと和歌山市菓子工業組合の駒井良章理事長、同社の堀本代表取締役。贈呈式は同協会総会の中であり、細田治会長からバッジと盾の授与を受けたという。

 丸山さんは「大先輩が大勢いる中で若い自分が認定を頂くのはとても緊張し、『本当に頂いていいのか』という気持ちだった」とコメント。祖父と推薦者への感謝を掲げ「自分が和菓子職人として24年間続けてこられたのも、うすかわ饅頭を作ってくれた祖父のおかげ。この思いを忘れずに、これからもうすかわ饅頭の伝統を守り続けていきたい」と気持ちを新たにしている。

(2019年7月4日付紙面より)

選・和菓子職の認定を受けた丸山正雄さん=2日、うすかわ饅頭儀平本店
細田治会長(中央)と第6回認定者(丸山正雄さん提供)
2019年07月04日
120 県大会頑張るぞ!
 交通安全子ども自転車大会  (鵜殿小 )

 津市の芸濃総合文化センターで6日(土)に開催される「交通安全子ども自転車三重県大会」に、紀宝警察署管内から紀宝町立鵜殿小学校6年生の曽越胡未さん、柿園雪乃さん、森倉靖貴君と5年生の根本倖汰君が出場する。

 大会は県交通安全協会、県警察本部が主催。県内18の警察署管内からそれぞれ1チームが出場する。学科テスト、安全走行・技能走行の実技走行テストで個人、団体の順位を決め、優勝チームは8月7日(水)に東京ビッグサイトで開催される「交通安全子供自転車全国大会」に三重県の代表として出場する。

 鵜殿小は毎年大会に参加しており、優勝経験もある強豪で、昨年は6位に入った。児童たちは5月末から北越紀州製紙の協力を得て、同社の厚生会館で毎日、本番さながらの学科、安全走行、実技走行の課題に取り組んでいる。

 2日には紀宝警察署の岡田智治署長が訪れ「努力は必ず報われる。一生懸命頑張ってください」と激励した。

 昨年も出場した曽越さんと柿園さんは「頑張ります」と笑顔を見せ、森倉君は「全国1位になりたい」ときっぱり。根本君は「練習の成果を発揮したい」と話していた。

(2019年7月4日付紙面より)

「交通安全子ども自転車三重県大会」に出場する(左2人目から)柿園雪乃さん、曽越胡未さん、森倉靖貴君、根本倖汰君=2日、紀宝町の北越紀州製紙厚生会館
2019年07月04日
121 くじら浜海水浴場海開き
 イベントは8日から  (太地町 )

 海開きを迎えた太地町のくじら浜海水浴場で1日、安全祈願祭が営まれた。強い雨脚の中、町関係者らが参列。飛鳥神社の髙橋正樹宮司が神事を執り行い、一同でシーズン中の安全とにぎわいを祈った。

 同町の名物イベント「くじらに出会える海水浴場」は8日(月)から開催する。時間は午前11時と午後1時。今年6回目の参加となる雌のサツキ(体長291㌢)と初参加で雄のネモ(262㌢)の2頭のハナゴンドウと約15分間の遊泳が楽しめる。期間は8月19日(月)まで。

(2019年7月4日付紙面より)

シーズンの安全を祈る参列者=1日、太地町
2019年07月04日
122 木本、大会初勝利ならず
 御所実業が優勝  (熊野市ラグビーフェス )
2019年07月04日
123 串本JFCが優勝
 2日間にわたる雨中の熱戦制す  (天満ファーム七夕サッカーフェス )
2019年07月04日
124 新宮市議らが要望  「新宮道路」の早期整備など求め  
2019年07月04日
125 生活に「地域」の視点を  支え合いフォーラムで上野山裕士さん  (新宮市 )
2019年07月04日
126 河川愛護モニター委嘱  紀南河川国道事務所  
2019年07月04日
127 河道掘削など要望伝える  熊野川町区長連絡協議会が総会  (新宮市 )
2019年07月04日
128 華やかなダンスに見入る  グランドール紀の風慰問  (新宮市 )
2019年07月04日
129 草木染めを器に  花芸安達流会員らが研究会  (新宮市 )
2019年07月04日
130 踊りで感動を呼ぶ  川上邦子舞踊研究所が「湯ごりの郷」慰問  (那智勝浦町 )
2019年07月04日
131 怖い人から逃げる  丹鶴幼で不審者対応避難訓練  (新宮市 )
2019年07月04日
132 花火玉の寄付金箱を設置  花火大会への協力求める  (串本町 )
2019年07月04日
133 町内5カ所で街頭啓発  第69回社明運動始まる  (串本町 )
2019年07月04日
134 「学びの共同体」を視察  台湾宜蘭県の教諭ら14人  (井田小 )
2019年07月04日
135 古座川町観光協会 桜フェアフォトコンテスト  第1回入賞12作品を紹介②  (入選、特別賞 )
2019年07月04日
136 お悔やみ情報