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2019年04月24日
1 カツオ春漁「幸先良い」
 昨年水揚げ上回る  (串本港 )

 深刻なカツオの不漁が続いていた串本町の串本漁港では、今年1月からの水揚げが昨年を上回り、カツオ春漁に好転の兆しが見え始めた。串本町のカツオ漁師、山崎晃さんは「東から来るカツオが取れている。このまま5月いっぱいはいけそう」と笑顔を見せた。

 山崎さんはひき縄を使った「ケンケン漁」で35年、カツオ漁に従事している。最盛期と比べると20年低調が続き、「この10年はとにかくひどかった。昨年は3日に1回取れればよい方だったが、今年は毎日釣れている」。底の見えない不漁が続いていただけに喜びは大きいようだ。

 和歌山県水産試験場(県水試)は毎年、カツオの盛漁期に当たる3月から5月までの沿岸カツオひき縄漁主要3港(田辺・すさみ・串本)の水揚げ総量などで来遊魚の増減を見ている。資源海洋部の武田保幸部長は、東から来るカツオについて「黒潮内側(ないそく)反流に乗って伊豆諸島方面からカツオやビンナガが来遊している」と海温図(=関東・東海海況速報)による所見を示し、「特に4月に入ってから漁が上向き出漁隻数が増えている。カツオ春漁は幸先の良いスタートです」と話していた。

 初鰹(はつがつお)と呼ばれる春のカツオは、通常であれば西から東へ移動する。那智勝浦町でも、カツオが揚がり始めており、勝浦漁港近くで鮮魚店を営む大井仁さんは「初鰹は普通さっぱりしているのですが、ほどよく脂がのっていますね。2㌔くらいの小さいカツオもうまいですよ」と話していた。

(2019年4月24日付紙面より)

カツオの水揚げで活気づく市場=和歌山東漁業協同組合串本市場
関東・東海海況速報=5日
2019年04月24日
2 G20前に連携強化
 危機管理コアメンバー会合  (新宮港港湾 )

 今年6月に大阪府で開催される主要国首脳会議「G20大阪サミット」を前に、22日、新宮市の東牟婁振興局で新宮港港湾危機管理コアメンバー会合があった。関係9機関から約20人が出席し、テロ対策を一層強化することを確認した。

 21日にはスリランカでテロ事件が発生するなど、情勢は非常に厳しい状況にある。新宮港港湾危機管理担当官の星﨑隆・田辺海上保安部長は「新宮港は大阪と隣接する県内にあり、海外とのパイプを持っている。大阪へのアクセスを考えるとノーマークでいい港ではない。過去の海外でのテロ事案をみても、開催地以外での事案も発生している。翌年には東京オリンピックパラリンピックも予定されている。アンテナの感度を高くして対策にしっかり取り組みたい」。

 副担当官の髙砂(たかす)浩之・新宮警察署長は「日本のテロ対策の真価が問われる大きなイベントが控えている。各機関においては、テロが差し迫った脅威であると認識し、絶対にテロリストを国内に入れないということを基本方針に情報共有、外国船への検査の徹底、保安設備整備など港湾保安対策の整備に努め、より一層の連携強化を」と呼び掛けた。

 会合の参加機関は▽田辺海上保安部(串本海上保安署)▽新宮警察署▽大阪税関和歌山税関支署新宮出張所▽大阪出入国在留管理局和歌山出張所▽近畿地方整備局和歌山港湾事務所▽近畿運輸局和歌山運輸支局勝浦海事事務所▽和歌山県東牟婁振興局新宮建設部▽新宮市企画政策部▽新宮市消防本部。

(2019年4月24日付紙面より)

各関係機関の代表者らが参加した会合=22日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
2019年04月24日
3 ものづくり通し社会参加
 熊野本宮園で張り子作り  (ヤタガラスプロジェクト )

 田辺市本宮町の特別養護老人ホーム熊野本宮園(中岸由美園長)では、入居者たちが「ヤタガラスプロジェクト」の取り組みとして八咫烏(やたがらす)の張り子を制作している。完成した100体の張り子は、5月4日(土・祝)に熊野本宮大社で、子どもたちを中心に参拝者に配布する予定だ。

 ボランティア団体「ヤタガラスプロジェクト」(児野和徳代表)は、張り子作りを通して高齢者らの社会参加を促す活動に取り組んでいる。児野代表は同市神島台の老人ホーム「シニアホーム鯨洋」で作業療法士として勤務しており、同施設では以前から作業療法の一環として張り子を制作していた。このたびの張り子は、「シニアホーム鯨洋」「ケアサポートよりそい」(田辺市)「高齢者複合福祉施設たきの里」(同)と、八咫烏の本拠地ともいえる本宮町の本宮園の入居者らで制作した。

 児野代表は同プロジェクトへの参加を広く呼び掛けており、高齢者がものづくりを通して人と関わりを持つことによって社会に参加し、同時に八咫烏の張り子が地域を盛り上げてくれるのではと期待を寄せる。「熊野本宮の同園がプロジェクトに参加してくれたのは意義深いこと。地元の子どもたちにも参加していただき、高齢者と親交を深めるとともに地域活性化の一端を担っていただければ。できるだけ多くの人と活動していけたら。気軽に参加を」。

 中岸園長は「プロジェクトに参加させていただいて、入居者さんたちも喜んでいます。参加呼び掛けによって多くの人に施設に来ていただき、張り子制作を通して交流していただければ」と話していた。

 同プロジェクトでは、月に1度の日曜日の午後に熊野本宮園で入居者らと一緒に張り子を制作するボランティアを募集している。11月に県全域で開催される「ねんりんピック紀の国わかやま2019」の田辺市3会場で、約300個の八咫烏の張り子を配布することも決定している。問い合わせや参加希望は熊野本宮園(電話0735・42・1556)まで。

(2019年4月24日付紙面より)

八咫烏の張り子を作る入居者ら=20日、田辺市の熊野本宮園
完成した張り子の八咫烏
2019年04月24日
4 津波からの避難訓練も
 勝浦観光桟橋で旅客船安全点検  (那智勝浦町 )

 ゴールデンウイークを前に23日、那智勝浦町勝浦の観光桟橋で、串本海上保安署(亀田進署長)と勝浦海事事務所(吉武愼二所長)合同の旅客船安全総点検と防災訓練があった。紀の松島観光、ホテル浦島の各所属旅客船計2隻が点検を受けた。碧き島の宿・熊野別邸・中の島は従業員が参加した。

 大型連休で多くの利用者が見込まれる中、旅客船の運航が適切に管理されているか確かめ、運航者の安全意識を高めて海難事故を防止するのが目的。毎年実行している。

 旅客船の法定書類、救命設備、消防設備などの確認をした。近年は巨大地震に伴う津波発生時の初動態勢などの防災面に力を入れている。今回はホテル浦島の旅客船が、航行中の地震・津波発生を想定した防災訓練を実施した。航行中の船長が最寄りの避難岸壁に急行し、ホテル従業員らがライフジャケットを装着し観光桟橋に避難した。

 亀田署長は「安全安心につながるよう、基本に立ち返り確認と検証の徹底を」と述べ、署員らが個別の指導にあたった。吉武所長は長年の無事故運航に敬意を表し、「安全に勝るものはない。避難誘導も機敏な動きだった。乗客が素晴らしい勝浦を楽しみ、喜んで帰ってもらえるよう継続して訓練を」と呼び掛けた。

(2019年4月24日付紙面より)

旅客船の安全点検を行う署員ら=23日、那智勝浦町観光桟橋
2019年04月24日
5 会長、副会長を再任 新宮グラウンドゴルフ同好会が総会と4月大会 
2019年04月24日
6 地元勢は団体戦2部門で入賞 三輪崎少年剣道大会 
2019年04月24日
7 串本JFCが優勝
 2019サン・ナンタンカップU―8  
2019年04月24日
8 地名が教えてくれること  海の熊野地名研究会が総会  (那智勝浦町 )
2019年04月24日
9 新議員に当選証書授与  選挙から一夜明け  (新宮市選管 )
2019年04月24日
10 元気に春を楽しむ 宇久井ビジターへ遠足 (勝浦小)
2019年04月24日
11 みんな一緒に仲良く  三輪崎小学校がミニ遠足  (新宮市 )
2019年04月24日
12 心豊かな女性に  萩原きもの総合学院卒入式  (新宮市 )
2019年04月24日
13 総会開き安全意識高揚  マリンレジャー事業者ら  (串本警察署管内 )
2019年04月24日
14 開祖の徳に心をはせる  重畳山神王寺で御影供  (串本町 )
2019年04月24日
15 新部長に山口佳代さん  女性部が本年度総会開く  (串本町商工会 )
2019年04月24日
16 国や県に早期完成を要望  新規事業化に感謝  (熊野尾鷲道路建設促進期成同盟会 )
2019年04月24日
17 貯水槽の使用方法確認  茶屋地自主防災会が訓練  (紀宝町井田 )
2019年04月24日
18 友愛活動など重点項目に  紀宝町老連が本年度総会  
2019年04月24日
19 太地町とブルームが交流  多くの催しで親睦深める  
2019年04月19日
20 南海トラフ地震を学ぶ
 なぎ看護学校で防災講座  (新宮市 )

 新宮市蜂伏の県立なぎ看護学校(塩路喜英校長)で17日、全学生対象の防災講座が開かれた。講師に、東牟婁振興局の村上健総務県民課長を招き、「南海トラフ地震について」をテーマに学んだ。

 地震や津波などの自然災害発生時の正しい状況判断と対処方を学び、迅速に行動できる能力を身に付けることが目的。同校では、全学生が参加し4月と9月の2回、防災講座および訓練をしている。9月には市消防本部の協力を得て、避難訓練が実施される予定となっている。

 村上課長は「いつ来るかは誰にも分からないが南海トラフ地震は必ず来る」、「発生した場合、西日本全体が大きな被害に遭うため、すぐに助けは来ない」、「今のままでは、地震によりたくさんの犠牲者を出してしまう」と危惧。「自助」「共助」「公助」に加え、それぞれの力で確実に準備をしておけば、地震の被害を少なくすることができると話した。

 内陸(直下)型、プレート境界(海溝)型の地震発生メカニズムについて説明し、阪神・淡路大震災、新潟県中越沖地震、東日本大震災、熊本地震を取り上げた。それぞれの地震での教訓や浮き上がった問題点などを挙げた。

 南海トラフで発生する地震としては、南海、東南海、東海の3地震があり、今年1月現在の研究機関のデータでは、南海トラフを震源とする地震の規模を示すマグニチュード(M)8~9クラスの地震が30年以内に発生する確率は70~80%だと伝えた。3連動地震(M8・7)や南海トラフ巨大地震(M9・1)が発生した場合の震度予測、津波浸水想定などを紹介した。

 地震・津波への備えとして、▽家の中の地震対策(家具や電化製品の固定など)▽木造住宅は耐震診断を受ける(不測の場合は補強工事を)▽沿岸部では津波からの避難が最優先(避難ルートをあらかじめ確認しておく)▽少なくとも3日分の食糧と水の準備を▽防災訓練に参加して地域の防災力を高める▽常に気象状況には気を配る▽土砂災害の前兆を見逃さない▽暗くなる前に避難を始める―などと話した。

 「自助」として防災情報の入手には、防災わかやまメール配信サービス、和歌山県防災ナビアプリの活用、「共助」として自主防災組織や災害ボランティア活動への参加を呼び掛け、「公助」として緊急避難所の安全レベルに応じた分類、津波災害復興計画に事前策定、避難所運営リーダーの養成などがあると紹介した。

(2019年4月19日付紙面より)

村上健課長の講義に耳を傾ける生徒たち=17日、新宮市の県立なぎ看護学校
2019年04月19日
21 体育祭に向けダンス練習 保存会迎えて潮岬中生徒 (串本町)

 串本町立潮岬中学校(堀靖典校長、生徒50人)が17日、ダンス「これぞオチャヤレ岬節」の練習を始めた。5月19日(日)に開く体育祭に向けた取り組みで、この日は中学生として初挑戦となる1年生15人が潮岬節保存会ダンスチームから、じかに指導を受けながら励んだ。

 このダンスは、潮岬節をよさこい調にアレンジした地踊り。同校では体育祭で同保存会による生歌に合わせて踊る形が歴代生徒の伝統になっていて、本年度も1~3年生50人一丸で発表するため事前練習に取り組む。

 本年度の1年生は前年度、潮岬小学校学習発表会に向け自発的にこのダンスを覚えて披露しその延長で今年1月の26日にあったイベント「本州最南端の火祭り」の会場で同保存会ダンスチームと共演した経験を持つメンバーぞろい。中学校での発表は初となるため上級生より一足早く練習を始めたが、序盤から一通り踊って振り付けを思い出し、それを本来の形により近づけるためのポイントをはっきりさせながら向上に努めた。

 この日は同保存会ダンスチームを代表して通し指導に当たる大橋彩子さんと、サポート役のメンバー計4人が来校して直接指導。序盤の腕振りは壮大な波を表すなど振り付けの意味を紹介し、生徒が覚えている振り付けの表現力向上を促すなどした。

 2、3年生は今月25日(木)から練習を始める予定。ゴールデンウイーク後に3学年合同練習、同保存会とのリハーサルをし、体育祭本番で発表する流れとなっている。

 他方、潮岬小は運動会で児童一丸(6年生は踊り手とはやし衆に分かれる)、地域参加も歓迎しながら「正調潮岬節」の輪を描くのが伝統になっている。本年度もゴールデンウイーク明けに同保存会の直接指導を受け、5月26日(日)の発表に臨むという。

  □     □

■初夏の運動会体育祭日程

 串本町と古座川町では合わせて11校が初夏の運動会や体育祭を挙行する。日程は次の通り。

【5月】

■18日(土)

▽串本西中

▽高池小

■19日(日)

▽潮岬中

■25日(土)

▽大島小

▽西向中

▽古座中

■26日(日)

▽潮岬小〈こども園と合同実施〉

▽三尾川(みとがわ)小〈三尾川運動会に参加〉

【6月】

▽串本西小

▽串本小

▽出雲小〈出雲地区協賛〉

(2019年4月19日付紙面より)

潮岬節保存会ダンスチームの指導を受け練習に励む1年生=17日、串本町立潮岬中学校
2019年04月19日
22 交流深める「いっぷく亭」
 町ぐるみで地域支援  (紀宝町 )

 紀宝町地域包括支援センターは町社会福祉協議会やボランティアと連携して、地域支援事業を展開している。

 在宅医療や介護連携、認知症施策の推進をはじめ、地域とのつながりを目的に鵜殿地区で8日に発足した「かわりない会」への支援などさまざまだ。

 その一つが毎月開催する「カフェいっぷく亭」。本年度から町社会福祉協議会が事務局を務めている。

 2016年度からスタートした。当初は認知症の人やその家族、専門職、地域住民らが集い、認知症への理解を深め、交流を目的にしていた。

 現在は認知症の人に限らず、地域住民の集まりの場と位置付け、奇数月は大里地区、偶数月は鵜殿地区で開いている。

 認知症への理解を深める研修を受けた25人で「てまりの会」を結成し、サポーターとしてカフェを運営。毎回、参加者が楽しめる企画を用意している。

 サポーターの女性は「毎月内容を考えるのは大変ですが、参加者が楽しんでくれると私たちもうれしい」。各テーブルに人形や花を飾るなど、おもてなしにも気を配っている。

 17日には鵜殿地域交流センターで開催した。参加者10人とサポーター16人が集まり、楽しい時間を過ごした。

 今回サポーターが用意した企画は「ラケットでボール回し」。バドミントンのラケットを握り、ゴムボールや風船を回し合った。

 手のひら体操や百歳体操に取り組んだ他、全員で『おぼろ月夜』『夏は来ぬ』を歌った。テーブルを囲んで温かいコーヒー、お茶を飲みながら家族や地域などの話題で盛り上がった。

 同センターでは今後も継続して開催する予定で、「ぜひご参加ください」と呼び掛けている。

(2019年4月19日付紙面より)

ボール回しを楽しむ参加者とサポーター=17日、紀宝町の鵜殿地域交流センター
2019年04月19日
23 少しでも役に立てれば
 全国6市町に支援金  (那智谷遺族会 )

 那智勝浦町の那智谷大水害遺族会の岩渕三千生代表が17日、同町役場を訪れ、堀順一郎町長に被災地への支援金などを手渡した。町を通じて全国の被災地に送られる。

 昨年9月の総会で、地震や豪雨で被害を受けた全国6市町への被災地支援を決めた。送金額はそれぞれ5万円。遺族会発行の災害記録写真集「紀伊半島大水害」の売上収益の一部を充てた。

 写真集と町が製作した啓発用DVD「私たちは忘れない 紀伊半島大水害のこと」も郵送する。

 支援先は、災害NGO結(ゆい)の前原土武(とむ)さんのアドバイスにより、那智谷とよく似たケースの被災地区を持つ市や町に決まった。前原さんは被災地でのボランティア活動を全国的に展開しており、那智谷の被災時には3年にわたり支援した。

 岩渕代表は「これまでは現場に赴き手渡していたが、町を通すことで役場間の交流も生まれると考えた。復旧、復興に少しでも役に立てたら。次の令和の時代は平穏であってほしい」と話した。

 送付先は▽大阪府・茨木市役所(大阪北部地震)▽北海道・厚真町役場(北海道地震)▽福岡県・朝倉市役所(九州北部災害)▽岡山県・倉敷市役所(西日本豪雨災害)▽広島県・坂町役場(同)▽愛媛県・宇和島市役所(同)―となっている。

(2019年4月19日付紙面より)

支援の思いを堀順一郎町長(左)に託す岩渕三千生代表=17日、那智勝浦町役場
2019年04月19日
24 平成最後の熊野詣でへ  三山など目指し360㌔歩く  
2019年04月19日
25 208人が熊野へ  スターレジェンド入港  (新宮市 )
2019年04月19日
26 認知症についてのあれこれ  環境問題研究会が4月例会  (新宮市 )
2019年04月19日
27 「住民のよき相談相手に」  福祉委員に8地区289人を委嘱  (新宮市社会福祉協議会 )
2019年04月19日
28 新1年生に防犯教室  下里小でスタート  (那智勝浦町 )
2019年04月19日
29 詐欺被害防止対策学ぶ  勝浦赤十字奉仕団が研修  (那智勝浦町 )
2019年04月19日
30 110組が競い合う  青少年の家でペアマッチ大会  (串本町 )
2019年04月19日
31 卒業50周年を機に同窓会  旧古座高校の第20期生  (串本町 )
2019年04月19日
32 大きな声で「助けて!」 警察官と防犯教室 (うどの幼稚園)
2019年04月19日
33 有権者200人に聞く  「投票候補を決めていない」71人  (新宮市議選 )
2019年04月19日
34 お悔やみ情報
  
2019年04月18日
35 票の行方どうなる
 市内各所で熱い舌戦  (新宮市議選 )

 新宮市議会議員選挙(21日投開票)は、15議席を巡って現職12、元職1、新人6の計19人が激しい戦いを展開している。各陣営とも「票の行方が全く見えない。ふたを開けてみないと分からない」と気を引き締めている。

 選挙人名簿登録者数は13日現在で2万4697人(男1万1254、女1万3443)。期日前投票開始2日間で1781人が投票した。前回の市議選(2015年)では6日間で有権者数2万5227人の約26%にあたる6758人が期日前に投票。2日間では前回より589人多くなっており、勢いが総投票数の上昇に反映されるかも注目される。期日前投票は20日(土)まで。

 今回選挙に立候補しなかった現職3人と、任期中に辞職した2人の票を合わせた3979票の行方も注目されている。浮動票の行方も当落に大きな影響を与えそうなだけに、各候補とも選挙カーや徒歩などできめ細かく市内を回っている。

 現職候補の一人は「大混戦が予想される。新しい人が出てくると現職は影響をもろに受ける」。ベテラン現職候補者は「どの程度の票が一体どこに流れるのか。全く想像がつかない。怖い」と戦々恐々だ。対して新人候補者は「地道に頑張るだけ。新宮市はこのままではつぶれてしまう。もっと危機感を持つべきだ」、「これからが本番。気持ちは高揚している。挑む気持ちで頑張るだけ」と意気込みを見せている。

 一方、まちの有権者からは「行動力のある人に票を投じたい。見えない活動、努力をしている人こそ評価すべきだと思う」などといった声も聞かれる。何が一票の決め手となるのか。その行方が見えないまま、熱い舌戦は続く。

(2019年4月18日付紙面より)

候補者19人のポスターが並ぶ
2019年04月18日
36 架空請求などの相談209件
 新宮・東牟婁消費生活相談窓口  

 新宮市、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町、北山村が連携して詐欺や悪質商法などの相談を受け付ける「新宮・東牟婁地域消費生活相談窓口」がこのほど、昨年4月から今年3月までの相談件数や、実際に相談のあった事例をとりまとめた。

 相談件数は209件。年齢では70歳以上が54件で一番多く、男性77件、女性120件、行政・企業が12件となっている。相談内容は昨年同様、架空請求や個人情報を盗む目的のフィッシング行為など、詐欺のような事例が多数を占めている。

 最も多かったのが「運輸・通信サービス」に対する相談で「宅配業者をかたった個人情報を盗む目的の再配達メール」や「大手ネット通販会社の会員登録料未納との架空請求メール」など。次点は▽「消費料金未納との訴訟通告書のはがき」などの商品一般▽「注文した覚えのない商品が大手ネット通販サイトから届いた。サイトに問い合わせると見知らぬ者のアカウントからの注文であった」などの教養娯楽品▽「高齢の母親が電話勧誘により高額な健康食品を契約していた。1週間のうちに大量に送られてきている」などの食料品▽「葬儀費用の積み立てと思っていたものが、掛け捨ての保険契約となっていた」などの金融・保険サービス▽「給湯機関連の契約トラブル」などの土地・建物・設備―と続いている。

 同窓口は「トラブルに巻き込まれ不安に思うときや、身近な人が被害に遭っていると感じたときはご相談を」と呼び掛けている。

 窓口は新宮市役所3階商工観光課内。開設時間は土・日・祝日と年末年始を除く午前9時から午後4時まで。電話は消費者ホットライン188(いやや)か、0735・29・7176(直通)へ。ホットラインは日によって別の相談窓口につながる場合がある。

(2019年4月18日付紙面より)

2019年04月18日
37 近海クロマグロ豊漁
 4回の操業で7本漁獲も  (勝浦地方卸売市場 )

 勝浦近海国内有数のマグロはえ縄船の基地、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場でクロマグロのまとまった水揚げが続いている。4回の操業で、クロマグロ7本を釣り上げた宮崎県の第一海伸丸(19㌧、児玉博船長)は17日、100㌔超えの大物を次々と水揚げした。

 海伸丸は2016年1月24日に417㌔(当時は、勝浦市場過去最大)の大物を釣り上げている。児玉船長は「やはりクロマグロは手応えが違う。操業は12回ぐらいが普通。一本逃がしたのが悔しいが、鮮度には自信がある」と話した。7本のうち1本は314㌔の大物で㌔価1万300円の高値がついた。

 勝浦市場のクロマグロのシーズンは5月まで。市場関係者によると、漁価も高いところで安定しているという。近日の入港予定にも、勝浦近海で操業中のはえ縄船からクロマグロの漁獲情報が届いており、シーズン終盤に向け豊漁に期待が高まっている。

(2019年4月18日付紙面より)

7本並んだクロマグロに仲買人の注目が集まった=17日、那智勝浦町の地方卸売市場
2019年04月18日
38 音無茶通して熊野PR 熊野本宮大社で新茶祭 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で16日、新茶祭が営まれた。大社裏の茶園でみこらが摘み取った特産品「音無茶(おとなしちゃ)」の新芽を神前に供え、自然の恵みに感謝するとともに産業の発展を祈った。

 音無茶は、平安時代に熊野を訪れた京都の貴族が植えたのが始まりといわれている。名前は大社近くを流れる音無川にちなんで付けられた。昭和30~40年代に栽培面積を増やし、現在は町内40戸約4㌶で栽培している。昨年の一番茶の収穫量は約1500㌔で、製品化されたのは300㌔前後。茶葉はペットボトル飲料やアイスクリームなどの加工品としても販売されている。

 白衣に赤いたすき姿のみこ1人と大社敬神婦人会役員ら5人が、祓戸(はらいど)王子近くの茶園(約10㌃)で新芽を摘み取った。大社は毎年、収穫した一番茶を皇室に献上している。本格的な茶摘みは5月上旬を予定している。

 JAみくまの熊野川営農センターの内野智文センター長は「今年は霜の影響も少なく収穫量は例年並み。おいしいお茶ができそう」。九鬼宮司は音無茶の生産に感謝し、祭の由来を、全国、一人でも多くの人に音無茶を通して熊野の素晴らしさを知ってもらいたいという思いで始まったと紹介。県内外からの参拝客に対して「和歌山県にはミカンや梅もあるが、熊野には音無茶もあるということを知っていただき、道の駅などで見掛けた際にはぜひ手に取っていただければ」と呼び掛けていた。

(2019年4月18日付紙面より)

新茶を摘み取るみこら=16日、田辺市本宮町
2019年04月18日
39 ガイアが3位に
 県婦人バレーボール選手権大会  
2019年04月18日
40 JUNTOSがC組1位でプレーオフへ
 クラブユースサッカー  
2019年04月18日
41 北辰久さんが優勝
 平成31年度スクラッチ杯  (那智勝浦ゴルフ倶楽部 )
2019年04月18日
42 優勝は神倉少年野球クラブ
 県スポーツ少年団野球大会郡予選  
2019年04月18日
43 広域医療の連携目指し  在宅医療・介護連携推進協議会  (新宮市・東牟婁 )
2019年04月18日
44 いつでも上級生を頼って  神倉小で1年生を迎える会  (新宮市 )
2019年04月18日
45 学年超え仲良く交流  王子ヶ浜小学校が遠足  (新宮市 )
2019年04月18日
46 演奏に笑顔はじける  吹奏楽部がランチタイムコンサート  (新宮高校 )
2019年04月18日
47 新委員長に浦上眞千代さん  平成31年度総会を開催  (那智勝浦町赤十字奉仕団 )
2019年04月18日
48 天然アユ遡上再び活発に  今年の放流は100㌔増  (古座川町 )
2019年04月18日
49 連携意識して初動に弾み  更生保護女性会古座が総会  (串本町 )
2019年04月18日
50 フッ化物洗口で虫歯予防  相野谷保で保護者説明会  
2019年04月18日
51 子どもと高齢者の安全を  春の全国交通安全運動方針を確認  (南郡交通安全対策協 )
2019年04月18日
52 横断歩道は左右の確認を  1年生対象の交安教室  (神内小 )
2019年04月18日
53 お悔やみ情報
  
2019年04月12日
54 「パンドラ号よくやった!」
 嘱託警察犬に感謝状  (新宮市 )

 新宮警察署(髙砂=たかす=浩之署長)は10日、行方不明となっていた80代女性を生存発見、救助したとして、嘱託警察犬パンドラ号(パンドラ・フォン・クランツ・K.Y.)と嘱託指導手の榎本義清さん(57)に感謝状を贈った。榎本さんは「よくやったと声を掛けてあげたい」とパンドラ号をねぎらった。

 パンドラ号(シェパード・雌)は2009(平成21)年から県警察嘱託警察犬として活躍する11歳のベテラン警察犬。捜索救助や足跡追及、爆発物捜索を得意とする。これまで、NPO法人和歌山災害救助犬協会の理事長を務める榎本さんと共に、東日本大震災や紀伊半島大水害、熊本地震、西日本豪雨の被災現場で捜索活動にも参加している。

 同署によると、先月21日午前9時に市内の70代男性から「妻がいなくなった」旨の110番通報を受け、届け出を受理。捜索を実施するとともに警察犬の出動を要請した。同日午前11時ごろに榎本さんがパンドラ号を伴い捜索に加わったところ、約30分後に浮遊臭をたどったパンドラ号の先導により、自宅からほど近くの谷底にあおむけで倒れている女性を発見、人命救助に至った。女性は発見当時、あばら骨骨折、低体温、意識もうろう状態で市内の病院に搬送されたが命に別状はなく、現在は退院し自宅で療養している。

 榎本さんは「発見場所近くでパンドラ号が反応し、20㍍ほど下の谷に降りていったのでついていったところ、倒れている行方不明者を発見した。声掛けにも反応しなかったが、背中がわずかに動いており、驚いたと同時に安心した」と発見当時の様子を振り返り、「救える命を救いたいという気持ちで訓練していた。普段から定期的に訓練したかいがあった。引き続き精進しながら訓練に努めたい」と決意を新たにしていた。

 髙砂署長は「発見が遅れていたら命に関わることだった」とパンドラ号の活躍に感謝を述べた。 県内では現在、榎本さんとパンドラ号を含め、16人の指導員と29頭の警察犬が受嘱している。

(2019年4月12日付紙面より)

髙砂浩之署長(左)がパンドラ号と榎本義清さんに感謝状を手渡した=10日、新宮警察署
榎本さんとパンドラ号
2019年04月12日
55 落語や講談などを楽しむ
 「坐・噺の会」迎え寄席  (田並劇場 )

 串本町田並にある田並劇場で7日、紀美野町に拠点を置くグループ「坐(ざ)・噺(はなし)の会」の寄席があり、近隣住民ら約30人が生の落語や講談、大喜利などを楽しんだ。

 このグループは、関西大学落語研究会OBが中心になって6年前に結成。「小さな村や町で小さな寄席を」をコンセプトにして県内各地に寄席の裾野を広げている。昨年10月には古座川町各地で寄席を実施。さらなる南進を模索する中で同劇場の存在を知り会場提供を申し出たそうで、同劇場保存会の林憲昭さんも「この劇場で寄席をしたらどうなる?」と興味を持ち依頼に応えたという。

 出演は関大亭学乱(がくらん)さん、ひさご亭江香(こうか)さん、爪田家らいむさん、関大亭忍狂(にんきょう)さんの4人で、夢さやか社中が囃子(はやし)を響かせ生の舞台感を盛り上げた。江香さんは講談師、他3人は落語家。それぞれに1演目を披露し、大喜利も織り交ぜて約2時間のひとときを形作った。

 田並劇場は林夫妻らによる4年来の修復により昨年7月、約半世紀を経て再興した。旧来の面影を色濃く残しつつ往時の映画作品の上映会を基軸にして再出発し、イベントも積極的に開くなど幅広く活用を重ねている。日常的に親しんでもらえるよう劇場カフェを開設し、毎週月・水・土曜日の午後1時~5時に場内開放。その一端で水曜午後3時30分~5時には子ども向けの同劇場造形教室も開いている。

 イベント関係では、21日(日)に映画上映会(作品は『死刑台のエレベーター』)、30日(火・休)に「インドネシア・島々の民族音楽を求めて」と題して実践者の坪内あつしさん一家のトーク&ライブがあり、27日(土)には新たにフラ教室もスタートする。いずれも参加費が必要。詳細の問い合わせは同劇場(電話0735・70・1046)まで。

(2019年4月12日付紙面より)

「坐・噺の会」による田並劇場寄席の様子=7日、串本町田並
2019年04月12日
56 介護予防広がり見せる
 いきいき百歳体操  (紀宝町 )

 紀宝町内で介護予防を目的とした「いきいき百歳体操」が広がりを見せている。2017年度から阪松原地区を皮切りにスタートし、現在では自主活動を含めて6地区で取り組まれている。

 02年に高知市の職員が、米国国立老化研究所が推奨する運動プログラムを参考に開発した筋力運動。椅子に腰を掛け、映像を見ながら準備体操、筋力運動、整理体操の三つの運動を行う。

 厚生労働省のモデル事業として全国に広まった。同町では県からの紹介を受けて介護予防事業として実施した。

 町内6地区のうち、津本地区の深田スポーツ交流センターでは男性限定の教室を開いている。介護予防教室に男性の参加者が少ないことから、モデル地区として「津本男子」を結成。昨年10月から始まった。

 現在は10人が参加し、毎週水曜日に集まっている。10日の教室では約40分のDVDを見ながら、椅子に座った状態で準備体操から始めた。筋力運動では2・2㌔まで10段階に調節可能な重りを手首や足首に巻き、腕、ひざ、足の運動などに取り組んだ。

 参加した産屋敷基久さん(62)は「70~90代の元気な人が多い。これまで半年間続けて、足腰が衰えない程度に健康を保てている」と話していた。

 町では5月末から介護予防サポーターを養成し、町内各集会所で実施する計画だという。現在6地区で開いている教室への参加者も募集中で、問い合わせは、同町役場みらい健康課(電話0735・33・0355)まで。

(2019年4月12日付紙面より)

いきいき百歳体操に取り組む参加者=10日、紀宝町の深田スポーツ交流センター
2019年04月12日
57 はえ縄漁のPRに
 「まぐろのぼり」を町に寄贈  (南紀くろしお商工会 )

 マグロのまち那智勝浦町のPRに貢献しようと、南紀くろしお商工会(森川起安会長)は8日、町に「まぐろのぼり」を寄贈した。堀順一郎町長は「色もきれいで見栄えがする。昨年はクロマグロの資源問題による漁獲規制があったが、資源に優しいはえ縄漁を打ち出すチャンスと捉え、PRに活用させていただく」と感謝した。

 全長4㍍の青いのぼりと3㍍の赤いのぼりの一対が贈られた。町が効果的な設置場所を検討し、掲揚の日時を決める。

 この日は役場町長室で贈呈式が開かれ、堀町長、森川会長、商工会まちづくり部会の土佐修平会長、同・加藤康高副会長らが出席した。

 まぐろのぼりは国の提案公募型地域活性化事業の補助を受けて作られた。南紀熊野体験博(1999年)で会場に飾られ、現在も機運醸成のアイテムとして商工会が活用している。

(2019年4月12日付紙面より)

贈呈式で「まぐろのぼり」を広げる堀順一郎町長(中央)、関係者の皆さん=8日、那智勝浦町役場
2019年04月12日
58 世界遺産の美化に努める  新宮ユネスコと新宮RCが清掃奉仕  
2019年04月12日
59 防災頭巾を贈呈  新小学1年生202人へ  (新宮市土建協同組合 )
2019年04月12日
60 命を守る行動を  近大新宮で防災訓練  (新宮市 )
2019年04月12日
61 アケビの花  新宮城跡で  
2019年04月12日
62 新1年生の学校生活がスタート  太地小・中学校で入学式  
2019年04月12日
63 元気に遊べる子になって  保育所、幼稚園で入園式  (新宮市 )
2019年04月12日
64 元気な母が多い地域に  会員制「mam's school」開校  (那智勝浦町 )
2019年04月12日
65 スマホ台で撮影後押し  橋杭海水浴場に設置  (南紀串本観光協会 )
2019年04月12日
66 モーパラ体験導入に意欲  橋杭海水浴場で試験飛行  (串本町 )
2019年04月12日
67 横断歩道では「よく見てね」  うどの幼稚園で交通指導  
2019年04月12日
68 新1年生は207人  新宮市、北山村の小学校で入学式  
2019年04月12日
69 お悔やみ情報
  
2019年04月11日
70 ご即位30年とご成婚60年 熊野本宮大社で奉祝奉告祭 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で10日、「天皇陛下御即位30年御成婚60年奉祝奉告祭」が執り行われた。皇室の安寧を願うとともに、天皇陛下の治世に感謝を示した。

 天皇皇后両陛下は1959(昭和34)年の4月10日にご成婚。皇居から東宮仮御所までの馬車列によるパレードには、50万人以上が駆け付け祝福した。民報テレビもご成婚に合わせて相次ぎ開局。テレビの受信契約は200万台を突破した。両陛下は即位と結婚の節目が重なっており、今年は即位30年、結婚60年となる。

 奉告祭では出張中の九鬼宮司に代わり長谷川圭治禰宜(ねぎ)が斎主を務めた。祝詞を読み上げ、玉串をささげた。同大社氏子総代会や敬神婦人会、氏子青年会ら15人が参列し、平成最後の節目を祝った。

 長谷川禰宜は参列者らの日頃の尽力に感謝を伝え「陛下は平成の世で一番良かったことは戦争がなかったことだと話された。日本国民が戦争の悲惨さを考えて行動していただいたおかげだとおっしゃられた。陛下は昭和天皇から平和への思いを、見事平成の時代へ引き継がれた」などとあいさつ。13日(土)から始まる同大社例大祭への協力を呼び掛けた。

 榎本隆文・氏子総代会長は「天皇皇后両陛下においては、長い間本当にありがとうございましたという感謝の気持ちでいっぱい。ゆっくり休んでいただいて、機会があればここ熊野の地にも訪れてほしい」。平成元年に総代会に入会し、自身も節目を迎える榎本さんは「禰宜も話していた通り、戦争のなかった平成の時代に引き続き、令和も平和な時代であることを願います」と話していた。

(2019年4月11日付紙面より)

長谷川圭治禰宜が参列者や皇室に感謝の言葉を述べた=10日、田辺市の熊野本宮大社
玉串をささげる榎本隆文・氏子総代会長
2019年04月11日
71 マグロ類70億円の取引高
 漁獲量減少するも金額増  (勝浦地方卸売市場 )

 国内有数のマグロはえ縄船の基地、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場の2018(平成30)年度のマグロ類の取引高は、70億474万円(前年比5億1298万円増)となった。同市場を運営する和歌山県漁業協同組合連合会(JF県漁連)がまとめた。(数量は㌧未満、金額は万円未満切り捨て)

 全体の取引高は76億2762万円と過去10年間で最も高く、水揚げ量は低い順から2番目。原因はサンマなどの小物類の不漁が続いていることに加え、同市場の主要魚であるビンナガマグロの漁獲減少が大きく影響した。

 魚種別の年度末集計は、金額の多いものから順に▽ビンナガ6359㌧、36億4218万円(前年比665㌧減、1億6851万円増)▽キハダ1864㌧、19億1554万円(343㌧増、4億5241万円増)▽メバチ1004㌧、11億8050万円(6㌧増、2165万円増)▽カジキ類811㌧、5億2141万円(63㌧減、5318万円減)▽クロマグロ51㌧、2億6652万円(23㌧減、12億9600万円減)▽その他47㌧、1億146万円(7㌧減、2182万円減)―となっている。

 昨年秋から年末までのビンナガの水揚げ量は前年比約700㌧の減。12月には漁価が急上昇した。メバチマグロの水揚げは大きな変動がなく安定しており、キハダマグロは水揚げ量、金額ともに順調な伸びを見せている。

 クロマグロは水揚げ量が減ったものの、年度明け早々の7日、高知県の隆栄丸(たかえいまる)が取った282㌔の大物に1月以降の同市場最高額417万3600円の値が付いた。

 同市場に揚がる生マグロは、全てはえ縄漁により漁獲したもので、この漁法は目当ての魚種、大きさなどが絞り込めるため水産資源に優しく、一本ずつ丁寧に釣り上げることから品質が良いといわれている。JF県漁連勝浦市場の太田直久参事役は「例年漁獲量の減少が懸念される中、水揚げの増加はありがたい。漁価の安定を図るため市場の衛生管理を徹底したい。入港船の誘致についても力を入れていく」と話していた。

(2019年4月11日付紙面より)

今年の最高額417万円のクロマグロ=7日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場
2019年04月11日
72 100分の1ジオラマ寄贈
 旧チャップマン邸改修設計の金嶋事務所  (新宮市 )

 ㈱金嶋一級建築設計事務所(金嶋正人代表取締役)は5日、新宮市に旧チャップマン邸のジオラマを寄贈した。100分の1スケールで19日(金)から供用を開始する同邸に展示される。同社は旧チャップマン邸改修の設計業務を受注した。

 旧チャップマン邸は、市名誉市民で大正時代を代表する文化人の西村伊作が米国人宣教師E・N・チャップマンのために設計、1926(大正15)年に建設した洋風建築物。戦後から78(昭和53)年までは旅館として使われていた。2015(平成27)年に市に無償譲渡され、18(平成30)年5月から耐震補強改修工事を進めていた。

(2019年4月11日付紙面より)

金嶋正人代表取締役(左)が田岡実千年市長にジオラマを手渡した(新宮市提供)
内覧会で展示された=7日、新宮市新宮の旧チャップマン邸
2019年04月11日
73 大勢の来場者でにぎわう
 道の駅「たいじ」朝市  

 太地町森浦にある道の駅「たいじ」(貝良文駅長)で7日、恒例の朝市が開かれた。今回で8回目となる朝市では、鮮魚などの地元海産物や菓子、土産物などの多くの品物が並び、ポテトやイワシの詰め放題などの催しも行われ、大勢の来場者でにぎわった。

 午前9時から開始され、観光客や町内外の来場者が豊富な出店に足を止め、好みの品を買い求めていた。今回の目玉である南紀くろしお商工会が実施したポテト詰め放題では開始と同時に客が殺到し、ポテトの準備が間に合わないほどの人気ぶりだった。この日の朝に水揚げされたばかりのワラサ(ブリ)が1匹1000円で販売され、即完売となった。そのほか、菓子やアクセサリー、多肉植物、うにご飯、たこ焼き、「鯨クレープ」なども盛況で、多くの人が各店に列を作っていた。

 貝駅長は「今回で8回目。回を重ねるごとにお客さまに浸透してきていると感じる。地元客だけでなく、観光客も焦点にするために、開始を午前9時にしたことが功を奏したのでは。にぎわってくれて本当にありがたい」と話した。

 串本町大島から訪れた平見紀三子さん(70)は「ブリがこんなに安い値段で買えるとは思わなかった。お造りにしていただきます」と新鮮な魚に大喜び。「初めて来たが、にぎわっていて楽しい。ぜひ、次回も足を運びたい」と笑顔で語った。次回の朝市はゴールデンウイーク翌週の5月12日(日)を予定。

(2019年4月11日付紙面より)

多くの来場者でにぎわった朝市=7日、太地町森浦の道の駅たいじ
目玉のポテト詰め放題も盛況だった
2019年04月11日
74 内田美穂さんが優勝
 もみじ会3月月例杯  
2019年04月11日
75 クラブユース選手権開幕
 JUNTOSが2連勝と好スタート  
2019年04月11日
76 満開の桜の下で 第44回又新ソフトテニス大会 
2019年04月11日
77 春の日差しを浴びながら
 総合スポーツ大会グラウンドゴルフ  (ゆうゆうクラブ )
2019年04月11日
78 阿須賀神社で花見楽しむ 蓬莱地区庭先サロンに21人 (新宮市)
2019年04月11日
79 張本勲さんが那智勝浦町へ  自然を満喫し親睦深める  
2019年04月11日
80 7人が新たなスタート  新宮高校定時制で入学式  (新宮市 )
2019年04月11日
81 39人が夢への一歩  なぎ看護学校で入学式  (新宮市 )
2019年04月11日
82 初の合同奉仕で橋杭岩美化  串本LCと串本RCの会員  (串本町 )
2019年04月11日
83 92人温かく迎えられる  串本古座高校で入学式  (串本町 )
2019年04月11日
84 歓迎受け学校生活始める  町立5校が一斉に入学式  (古座川町 )
2019年04月11日
85 「熱く燃えて、光り輝け」  木本高校全日制に200人  (熊野市 )
2019年04月11日
86 真新しい制服に身を包み  矢渕、相野谷中で入学式  (紀宝町 )