仲買人ら新鮮なミンク入札 (太地町 )
太地町漁業協同組合(脊古輝人組合長)の捕鯨船「第7勝丸」(32㌧、竹内隆士船長、乗組員5人)が今漁期の商業捕鯨で初漁獲したミンククジラの鯨肉の入札が26日、太地漁協地方卸売市場で行われた。地域の仲買人7業者が参加し、2業者が入札した。
今回、日本鯨類研究所が依頼した生態調査のために日本小型捕鯨協会(貝良文会長)に所属する同町の勝丸は先月9日に太地漁港を出港。今月3日から商業捕鯨が開始されたが、天候不良のためスムーズに操業が進まなかったという。
当初は青森県八戸沖での操業だったが、悪天候やクジラが小型のものばかりだったため、22日にむつ市沖に移動。翌23日午後2時5分ごろ、沖合50㌔付近で勝丸がミンククジラを発見。千葉県の純友丸と協働でミンククジラを捕獲した。
同町漁協によると、クジラはメスで全長7・9㍍、内臓などを取り除いた重量が約5・5㌧。鯨肉は同町以外では北海道から九州までの全国28カ所の市場へ運ばれたという。
太地漁協地方卸売市場では新鮮な赤身35㌔や畝須(うねす)17・5㌔が競りにかけられた。入札された肉は競り後すぐに町漁協スーパーに並んだほか、新宮市や那智勝浦町のスーパーなどにも並ぶ予定だ。
同町漁協の貝良文専務理事は入札については「クジラが好きな町民にとっては今回のミンクは好みの色ではなかったため、初漁の割には平均的な価格になった」。
勝丸の活躍や鯨肉につては「天候が悪い中、苦戦しながらも初漁で大きなクジラを捕ってくれてありがたい。今後も多くのクジラを捕ってくれることを期待している。近隣市町でも手に入るので新鮮なクジラをおいしく食べていただけたら」と語った。
(2021年4月29日付紙面より)
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国土交通省近畿地方整備局は27日、新宮市と三重県紀宝町をつなぐ「新宮紀宝道路」(2・4㌔)が2024(令和6)年秋に開通するという見通しを公表した。現在整備が進む「すさみ串本道路」(19・2㌔)は25(令和7)年春に開通する見通しだ。
和歌山県における「防災・減災、国土強靱(きょうじん)化に向けた道路の5か年対策プログラム」で明らかにした。国交省では同プログラムに位置付けられた災害に強い国土幹線道路ネットワークについて、高規格道路のミッシングリンク(未整備区間で途中で途切れている区間)解消および4車線化、高規格道路と直轄国道とのダブルネットワーク化などによる道路ネットワークの機能強化対策を推進している。
新宮紀宝道路(紀宝町神内―新宮市あけぼの間)は、国道42号の渋滞緩和による地域相互の振興と発展に寄与するほか、台風などによる土砂災害や南海トラフ地震などの地震災害時におけるネットワークの構築による救命活動や観光をはじめとした地域振興支援、救急医療活動の支援を主な目的とする道路。
災害時、一般国道42号現道のうち、紀宝町の大部分の区間が津波により浸水し通行不能になると予想されており、整備により東南海・南海地震時の津波などによる浸水時には、迂回路、避難および避難場所として機能すると予想される。また、熊野川渡河部で慢性的に発生する渋滞の緩和にも期待が持たれる。
公表を受け、田岡実千年・新宮市長は「長年の悲願が現実になった。心よりうれしく、みんなで祝いたい気持ち。熊野川河口大橋の開通により交通の便が良くなり、地域経済活性化の起爆剤になることを期待している。長年建設促進にご尽力いただいた関係機関の方々に感謝申し上げたい」と話している。
(2021年4月29日付紙面より)
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推進協がオンラインで総会 (南紀熊野ジオパーク )
南紀熊野ジオパーク推進協議会(会長=仁坂吉伸・和歌山県知事)が27日、オンライン形式で本年度通常総会に臨んだ。新任の東垣(あずま・わたる)・同パークセンター長が世界ジオパーク認定を見据えた今後の方向性を会員に示し、関連して一度打ち切った南紀熊野ジオパークガイド新規育成の再開を盛り込んだ事業計画案を承認するなどして初動を固めた。
この協議会は、南紀熊野ジオパーク振興の中核組織として県や関係9市町村と関係諸機関・団体で結成。本年度の通常総会はコロナ禍の情勢を鑑み、串本町潮岬にある同センター内に感染症予防を考慮したサテライト拠点を置き遠方の会員をウェブ会議システムでつないで審議の場を整えた。
当日は会員42人中31人が出席し11人が議長委任を提出。会長の仁坂知事はコロナ禍にあって同センターの教育活用が活発な状況や取り組みの高まりを期して3月に和歌山大学と連携協定を締結したことを報告し、「世界ジオパークとするためにはさらに実力を高めなければならない」と思いを掲げてあいさつ。和大を代表してアドバイザーに加わった伊東千尋学長が大学の持ち味を生かして盛り上げに協力したいという思いを掲げて会員との歩み寄りを深めた。
東センター長は海洋研究開発機構特任技術統括を務め、同協議会のアドバイザーも務める人材。非常勤待遇での起用で、「地元が楽しんで豊かになる状況を世界に知らしめることに頑張りたい」と将来ビジョンを掲げ、前任から引き継いだ世界ジオパーク認定を目指す上での課題に対する見解、世界ジオパークや日本ジオパークの最近の傾向を踏まえて南紀熊野ジオパークや同パークセンターが果たすべき役割を論じて「できるのかではなく、話し合い汗をかきたいと思う」と同調を求めた。
議事では前年度と本年度の事業関連諸議案を審議し承認。前述した同ガイド新規育成の再開により数と活動領域を国際的に通用する域まで増強し、世界認定に向けた弾みをつける方向性を新たに宿すことになった。その他、環境省近畿地方環境事務所が吉野熊野国立公園内におけるジオ事業の前年度実績と本年度の予定を報告し、それらの情報共有を図って終了した。
(2021年4月29日付紙面より)
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千鳥会が会員に支援金配布 (新宮市 )
新宮市の町内会・千鳥会(濱優治会長)は、20日から数日かけて、新型コロナウイルス感染症の支援策として町内会67世帯に対し支援金5000円を配布した。
長期化し、先の見えない不安に多くの人がストレスを抱えている新型コロナウイルス感染症。25日からは3回目となる緊急事態宣言が東京都・大阪府・京都府・兵庫県に発出されるなど、終息のめどはいまだ立ちそうにない。
同町内会では、最初の緊急事態宣言が発令されていた昨年5月、「会員のために何かできないか」と一足早く独自の支援を決定。町内会員に対し現金1万円を支給した。
このたびの支援については「コロナの時代をいかに乗り越えるか。コロナ終息に向け、町内会の存続を考えた」と濱会長。コロナ禍で役員が集まることも困難な中において、電話などで協議を重ねたという。
支援金には町内会の予備費を充当。「少しでも安堵(あんど)感や喜びを与えられたら」との思いを込め、役員らが会員宅を一軒一軒訪ねて支援金を手渡した。なお、同町内会では昨年、災害対策として古くなった街路灯を撤去し電柱に新たに電灯を取り付ける工事を実施。工事は維持管理費の低減にも一役買っているという。
支援金を受け取った町内会員の佐藤輝子さん(71)は「新しい電灯も支援金もありがたく、町内会のみんなが喜んでいる。心強く感じています」と笑顔。
濱会長は「有事の時にどう気遣えるかが大事。共助の気持ちこそ町内会の在り方では。町内会の皆さんには健康で笑顔でいてくれたら」と話していた。
(2021年4月29日付紙面より)
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第165回職場対抗ボウリング大会
新宮YEGが絵本を寄贈 (新宮市 )
新宮商工会議所青年部(新宮YEG、向井康博会長)の向井会長、井上乃安・下原久幸・福本友樹の各副会長、門和宏専務理事は26日、新宮市役所を訪れ、渋沢栄一をテーマにした子ども向けの絵本「おかねってなぁに?」35冊を寄贈した。田岡実千年市長は「大人にとってもためになる素晴らしい絵本」と感謝を伝えた。絵本は市立図書館と市内小学校に配布される。
絵本は、2024年度から1万円札の図柄となる渋沢栄一(1840~1931年)が、分かりやすくお金の大切さを伝える内容。「日本の資本主義の父」といわれている渋沢栄一は、商工会議所創設者でもある。
日本商工会議所青年部では、「渋沢栄一プロジェクト第1弾」として渋沢栄一のやしゃごである澁澤健さんと米良充朝・日本YEG会長による対談を経て、澁澤さん監修による「おかねの大切さを渋沢栄一翁(おう)から学ぶ」という視点で書かれた絵本を制作。
寄贈はプロジェクト第2弾としての取り組みで、全国415のYEGで実施された。絵本は「お金の歴史」や「お金の3つの役割」「ありがとうが増えるとお金が増える」などの項目を親しみやすいイラストで紹介。▽使う▽ためる▽助ける(寄付)▽働かす(ありがとうをつくる)―のお金の使い方を子どもにも分かるように説明している。寄贈に当たり、向井会長は「絵本を読んで、お金に理解を持ってすくすくと成長してほしい」と思いを語った。
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■「バイローカル」周知も呼び掛け
本年度、地域・事業者の活性化を目指して新宮YEGが啓発に取り組む「BUY LOCAL(バイローカル)」の考えに基づいた「バイローカル新宮~地元の未来のために~」事業。
地域で独立経営をする店舗を利用することで、買い物に使った資金を地域内に環流させることによって当地の経済を活況にしようとする取り組みで、新宮YEGではポスターやウェブサイト、ロゴデザインを活用した商品などを作成。周知や情報発信を展開している。
会員らは田岡市長に対し、今後は新型コロナの状況を見極めながら、加盟店によるマルシェ(市場)などのイベント実施も視野に入れていると報告し「新宮市には特色ある店舗が多くある。そんなお店を掘り起こしたい」。
「広報により事業所がより育つ。市の職員さんにも意識を高めてもらい、一緒に企業を育てていければ」と協力を要請。対し、田岡市長は「理念が広がるように、できることに取り組んでいきたい」と応じた。
(2021年4月28日付紙面より)
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木戸浦グラウンド無料開放 (那智勝浦町 )
那智勝浦町は現在、同町天満の木戸浦グラウンドを町内在住の子どもたちに無料開放している。開放時間は、グラウンドの使用に余裕のある平日午後3時から5時まで。土、日曜日、祝日と12月29日~翌年1月6日は除く。
町内には公園以外で広く使うことができる遊び場が少なく、子どもたちに安全に心置きなく体を動かしてもらおうと昨年10月1日から開始した。
ルールは▽使用後はグラウンドの整備を行い、ごみは持ち帰る▽野球は小学生のみ使用可▽自転車や単車などの乗り入れは禁止▽ペットを連れての利用は不可▽けががないよう、十分に注意する▽事故などが起きた場合には責任を負いかねる―としている。
町教育委員会によると、大人のみの使用はできないが、子どもと一緒の場合は使用できる。
町の担当職員は「町の子どもたちが元気に遊ぶことができる環境との思いで町や教育委員会、関係者などが一体となって取り組んでいます。コロナ禍で不安な日々が続いていますが、しっかりと感染症対策を施した上で少しでも元気に体を動かしてほしい。その中でスポーツ振興などにもつながるきっかけになってもらえれば」と話していた。
(2021年4月28日付紙面より)
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記念物のハッチョウトンボ (古座川町 )
古座川町内で今年も、世界最小のトンボ類・ハッチョウトンボ=町指定天然記念物=の羽化シーズンが始まった。
ハッチョウトンボは東南アジアの熱帯域に多く分布するが、生育環境が特殊で国内で観察できる場所は局所的に点在する状況となっている。成虫の体長は一円玉大の約2㌢。羽化後に成熟すると雄はほぼ全身が鮮やかな赤色、メスは腹部が褐色と黒色のしま模様に色づき区別が容易になる。
同町直見(ぬくみ)にある大谷湿田は県道沿いでもアピールされている生息地で、同町は過去に学術報告されて以降ハッチョウトンボを天然記念物、同湿田を自然保護区に指定して種の存続を図っている。
現在は木道(もくどう)以外の湿田内への立ち入りを制限しているが、ハッチョウトンボは求愛する時を除いて水生植物につかまりじっとしていることが大半。木道上に人が入っても、手が届きそうなぐらい極端に近づかなければ容易に観察できる。
同湿田の羽化のシーズンは5月中旬~7月中旬とされているが、最近はゴールデンウイーク半ばからちらほらと成虫が見られる傾向にある。今年はさらに早く羽化が始まったようで、26日は木道上から5匹を観察できたが色づきはこれからといった状況だった。
(2021年4月28日付紙面より)
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近大新宮中が熊野川町日足で (新宮市 )
新宮市の近畿大学附属新宮中学校(池上博基校長)の1年生46人が27日、同市熊野川町日足の水田を訪れ、田植え作業を体験した。新型コロナウイルス感染症の影響で2年ぶりの取り組み。晴天の下、生徒たちは1本1本丁寧に苗を植えた。
市の教育目標である「郷土への誇りと愛着を育む教育の充実」を目的に2016年にスタート。地元農家との交流を通じて地域への愛着を深めるとともに、さまざまな人の手が加わって生産される食べ物や農家への感謝の心を育んでいく。水田は11年の紀伊半島大水害で被害を受けた場所にあり、復興に向けて頑張る地域の姿を伝える狙いもある。
この日は水害後に地域の耕作放棄地を減らす活動に取り組む「MYNS(マインズ)」(南本安信代表)や県、市、JAみくまのの関係者らが指導に当たった。生徒たちは田んぼの泥の感触に「ぬるっとする」「足がはまった」と叫びながらも、喜々として作業に取り組んだ。稲刈りは8月下旬に予定しており、450~500㌔の収穫を見込んでいる。
寺地優太君(1年)は「上手にできたと思う。秋の近大新宮祭で、みんなが買ってくれるようなお米に育ってほしい」。南本代表は「たくさんの生徒たちが田植えに取り組んでくれてありがたい。この中から将来の農業後継者が出てくれるといい」。MYNSメンバーの下阪殖保さんは「収穫では、生徒たちもぐんと大人になった姿を見せてくれるのを楽しみにしている」と話していた。
(2021年4月28日付紙面より)
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全国高校空手道選抜大会
スポ少野球東牟婁予選
「県で最も住みやすい町に」かじ取り役の努力を決意 (串本町長選・町議選 )
任期満了に伴う串本町長選挙と町議会議員一般選挙(定数13)が18日に執行され、別枠の通り当落が確定した。町長選は現職の田嶋勝正さん(62)が4期目の再選。投票率は両選挙とも70.75%で、前回比で町長選は1.75㌽減、町議選は1.76㌽減となった。
選挙戦を制した田嶋さんを祝福するため近隣市町の首長や和歌山県議会議員が選挙事務所に駆け付けた。島野勝後援会長は「4期目は今後の串本町を方向付ける大切な4年間となる」とした。田嶋さんは「厳しい選挙だった。結果を見つめ直して、町のかじ取り役として努力していく」と選挙戦を振り返った。
優先課題では防災力強化や子育て支援、経済活性化、福祉の充実を挙げ、新型コロナウイルス対策はこれまでの47項目に加え、新施策を6月の町議会に上程するとした。
ロケット事業や今後については「県にとって大きなチャンス。経済の活性化と教育に役立てたい。交通渋滞解決にも取り組み、小さな町がロケットの最先端の町になるように、県で最も住みやすい町になるようにしたい」と決意を述べた。
(2021年4月20日付紙面より)
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観光案内所などで配布 (那智勝浦町 )
各駅から熊野古道を示した「アクセスルートマップ」と駅周辺の名所を記した「わがらの駅お散歩まっぷ」がこのほど、那智勝浦町の観光案内所や世界遺産情報センターで配布されており、誰でも入手できる。
両マップは観光客受け入れのための基盤整備と機能強化、都市と地域の交流活性を行うことを目的に一般社団法人那智勝浦観光機構(NACKT)や町内外のボランティア団体で構成される世界遺産・熊野古道「大辺路」活性協議会(会長=堀順一郎町長)が作成したもの。
「アクセスルートマップ」はJRきのくに線内の那智勝浦町と串本町にある▽和深▽田子▽田並▽紀伊有田▽串本▽紀伊姫▽古座▽紀伊田原▽紀伊浦神▽下里▽湯川▽紀伊勝浦▽紀伊天満▽那智▽宇久井―のJRの15駅から熊野古道「大辺路」にアクセスする経路を掲載している。
「わがらの駅お散歩まっぷ」は15駅周辺のさまざまな情報が三重県津市在住の絵地図作家・植野めぐみさん作成の絵地図で紹介されている。
同協議会事務局の齋藤茂さんは先日実施された「事業成果報告会」で、両マップについて「成果物を残すことができて
良かった。地域の生活の足であるJRの存続のためにも利用客を増やす
必要がある。どちらのマップも利用客増につながってほしい。今後は外国人観光客のために英語表記も必要」と話していた。
同協議会によると、両マップが欲しい人は観光案内所や世界遺産情報センターの職員からもらうことができるという。数に限りあり。
問い合わせは町観光案内所(電話0735・52・5311)まで。
(2021年4月20日付紙面より)
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新宮市の三輪崎剣道クラブ(新谷浩三代表、部員28人)は18日、同市佐野の佐野体育館で「剣道体験会」を開いた。園児や小学生ら約20人が参加。遊びを交えた体験を通して剣道に親しんだ。
少子高齢化の中、剣道人口を増やすために、普段、剣道に触れる機会のない子どもたちに剣道を身近に感じてもらおうと開催。「竹刀を使って遊びましょう!」をテーマに、竹刀や剣道に慣れ親しんでもらう機会とした。
同クラブは「明るく、楽しく、元気よく」をモットーに活動を展開。競争心と礼儀を学び、指導者と共に成長することを目的に稽古に取り組んでいる。
体験会開催に当たり、同クラブ事務局の西畑将史さんは「今日はさまざまな体験を通して、普段触れることの少ない剣道に触れていただけたら」とあいさつ。
「剣道は『礼に始まり礼に終わる』といわれるほど礼を重んじる競技です」と述べ、正座の順序や黙想などについて指導。竹刀の持ち方・構え方、すり足についても説明し、参加した子どもらは新聞切りや紙風船割りなどを通して剣道の楽しさや奥深さを学んだ。
午後からは、新型コロナ感染症が終息するまでの暫定的な試合・審判法について講習会が実施された。
(2021年4月20日付紙面より)
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プロ歌手の歌声楽しむ
那智勝浦町は17日、同町築地の勝浦地方卸売市場で公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団による「さわかみオペラin南紀勝浦生まぐろ市場コンサート」を開催した。共催は南紀勝浦生まぐろ市場コンサート実行委員会で、在日イタリア大使館などが後援。雨天の中、国内外でも珍しいとされる市場でのオペラを見ようと入場前に検温やアルコール消毒などを施した約350人が来場。マグロ漁船が停泊する中でプロのオペラ歌手の歌声が市場内に響き渡り、観客は生の芸術を楽しんだ。
同財団はさわかみ投信㈱で取締役会長を務める澤上篤人さんが、芸術性の高いオペラ文化を日本で広め、多くの人々が心のぜいたくを味わい豊かな人生を送ってもらいたいという思いから設立。
世界トップレベルであるイタリアの有力歌劇場と協力。日本の世界遺産と文化遺産を舞台にジャパン・オペラ・フェスティヴァルなどを開催してきた。
今回のコンサートは堀順一郎町長が前職である和歌山県職員時代から交流を重ねてきた澤上さんが来町した際に決定したもの。今秋実施の「紀の国わかやま文化祭2021」の応援事業の一つとして開催された。
澤上さんは「那智勝浦町を元気にしたいと思う。来年も開催したい。その際にコロナが終息していれば、コンサート後に来場者と歌手たちが一緒に余韻を語り合うレセプションを開きたい」と意気込みを語った。
オペラでは梨谷桃子さん(ソプラノ)、前川健生さん(テノール)、斉木健詞さん(バス)、ピアニストの篠宮久德さんの4人が出演し、同町の町歌のサプライズ披露でスタート。▽カルメンより「闘牛士の歌」▽ナポリ民謡「オー・ソレ・ミオ」▽映画「ゴッドファーザー」愛のテーマより「もっと静かに話して」―、日本歌曲では「早春賦」「南天の花」「花」などを、迫力ある美しい歌声で披露した。
また、停泊中の漁船から同財団に対し、生マグロの切り身が贈られる一こまもあった。
関西方面から地元に帰省していた井原昭彦さんは「初オペラは素晴らしかった。会場の雰囲気も良い。来年もあるならぜひ来たい」。
この日は町内の小中学生も会場に招待された。町立市野々小学校6年の米川みちるさんは「きれいな歌声で驚いた。本当なら大きな建物で開かれるコンサートなのに勝浦に来てくれてうれしい。良い思い出になりました」と笑顔で話した。
コンサート終了後、同実行委員会の後誠介会長は「停泊中の漁船の音や雨音もむしろおもしろかった。こんなコンサートは初めて。本当に良かった」。
堀町長は「素晴らしいコンサートだった。サプライズの町歌も皆さまの耳に残ったのでは。課題も見えてきたので来年はさらに良いオペラコンサートにしていきたい」と語った。
(2021年4月20日付紙面より)
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新翔は初戦突破ならず (春季近畿高校野球和歌山県予選 )
町議選は13人の新議員決まる (串本町 )
当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
---|---|---|---|---|---|
当 | 5,934 | 田嶋 勝正 | 62 | 無 | 現 |
3,430 | 小野 恵 | 69 | 無 | 新 |
当日有権者数 13,617人
投票者数 9,634人
投票率 70.75%
□ □
当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
---|---|---|---|---|---|
当 | 1,158 | 清水健太郎 | 43 | 無 | 現 |
当 | 835 | 吉村聡一郎 | 50 | 無 | 現 |
当 | 818 | 北地 稔 | 64 | 無 | 新 |
当 | 711 | 角 寛 | 65 | 無 | 新 |
当 | 672 | 水口 崇 | 62 | 無 | 現 |
当 | 626 | 芝山 定史 | 64 | 無 | 現 |
当 | 579 | 鈴木 幸夫 | 69 | 無 | 現 |
当 | 555 | 長脊 守 | 70 | 無 | 現 |
当 | 552 | 五十川清紀 | 72 | 無 | 現 |
当 | 507 | 島野 靖 | 52 | 無 | 現 |
当 | 476 | 仲江 孝丸 | 63 | 共 | 現 |
当 | 458 | 橋爪 和雄 | 65 | 無 | 現 |
当 | 383 | 沼谷 美次 | 77 | 無 | 現 |
365 | 末永 潔 | 69 | 共 | 新 | |
349 | 松下 修巳 | 66 | 無 | 現 | |
293 | 尾﨑 公 | 70 | 無 | 新 | |
202 | 西尾 寿夫 | 80 | 無 | 新 |
当日有権者数 13,617人
投票者数 9,634人
投票率 70.75%
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太田小児童がイチゴ狩り (那智勝浦町 )
那智勝浦町立太田小学校(上地巳奈子校長)の全校児童20人は16日、イチゴ狩りで同町中里の太田農園を訪れ、甘く実った「まりひめ」をおなかいっぱいになるまで堪能した。
同農園の太田美保さんが地元の子どもたちを招いて実施している恒例行事。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっていたため、児童にとっては2年ぶりのイチゴ狩りとなった。
太田さんは「甘いイチゴを見分けるポイントは、へたの近くが白く割れていること」と説明。児童はミニバケツを片手にハウスへ駆け出し、真っ赤に実ったイチゴを収穫してかぶりついた。最後は家族への土産分を収穫。花の構造やミツバチを使った受粉について学ぶ姿も見られた。
この日は児童会(仲地主琉会長)による1年生歓迎会もあり、じゃんけん鬼ごっこやじゃんけんピラミッド、だるまさんが転んだをして一緒に遊んだ。1年生4人は名前と好きなものを発表し、「よろしくお願いします」とはにかんだ。
仲地眞洋君(1年)は「イチゴがたくさん食べられて楽しかった。何個食べたかは覚えていない。小学校の上級生はみんな優しい」と話していた。
(2021年4月18日付紙面より)
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くろしお児童館で開講 (新宮市 )
新宮市佐野のくろしお児童館で15日、よさこいソーラン教室が始まった。小学生9人が参加し、鳴子を響かせて練習に汗を流した。
同館で10年以上続く教室。子どもたちに楽しく汗を流してもらおうと企画され、当時よさこいチーム「ハレヤMISAKI」に参加していた前田優香さんを招いて始まった。
毎年4月に開講し、黄色いTシャツをトレードマークに新宮秋まつりや佐野柱松、南紀海彩まつりなどに出演。昨年度は新型コロナウイルス感染症のため活動を休止していたが、感染対策を取りつつ9月に開講し、月2回練習に励んできた。
初回のこの日は新メンバー4人を迎え、GreeeeNが歌うみんなでよさこいプロジェクト総踊りテーマソング「この地へ~」の練習に取り組んだ。鳴子の握り方やステップ「ランニングマン」を覚えた後は、早速振り付けの練習に入っていた。
前田さんは「テンポも速くなく、誰でも踊れる曲を選んだ。新型コロナの再拡大で先は見えないが、子どもたちも一生懸命練習しているので、どこかで発表する場があればと思う」と話していた。
同館では現在もよさこいソーラン教室の参加者を募集している。問い合わせは同館(電話0735・31・9640)まで。
(2021年4月18日付紙面より)
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県消防操法大会に向け訓練 (紀宝町消防団 )
7月11日(日)に開催される三重県消防操法大会に出場する紀宝町消防団(逢野統一団長)の団員5人が9日から訓練を開始した。
消防団員の技術向上と士気高揚を図るため、各消防団がいかに早く正確にポンプの放水を行うかを競う大会。2年に1度、鈴鹿市の県消防学校で開催され、優勝団は全国大会に出場する。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、今年の開催に至った。
熊野市、御浜町、紀宝町の消防団で組織する県消防協会紀南支会の代表として持ち回りで出場しており、紀宝町は7年ぶりとなる。
メンバーは石垣佳祐さん、木山裕就さん、山本康人さん、瀧之上修平さん、上地悠太さんで小型ポンプ操法に出場する。
訓練は毎週2~3回、紀宝町井田の熊野市消防本部紀宝分署で行う。同分署の小田敏雄・分署長らが指導し、団員は訓練礼式の習得に励んでいる。5、6月は大会に向けてポンプと資機材を使った訓練に取り組む。
逢野団長は「3市町の代表としてベストを尽くすために、けがや事故がないよう頑張ってもらいたい」と話していた。
(2021年4月18日付紙面より)
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田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の例大祭が13日、始まった。神を宿すとされる稚児が主人公の神事「湯登(ゆのぼり)神事」(県無形民俗文化財)では、地元の稚児の神聖な体が地面に着かないよう父親が肩車をして練り歩き、温泉につかり身を清めるなどして子どもの健やかな成長を願った。
熊野の春の訪れを告げる同大社の例大祭。主祭神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ=スサノオノミコト)の故事に倣う祭典とされる一年の豊穣を願う祭り。毎年、地元住民や多くの観光客が参加・参列し、春の同町を盛大に彩る。
昨年は新型コロナの全国的な拡大状況を考慮し、神事を一部中止。規模を縮小して実施。今年は人数制限などの対策を講じつつ、緩やかに従来の規模に戻して斎行するとしている。
湯登神事に参加した子どもは2~4歳の5人。斎行に当たり九鬼宮司は「一瞬でも祭りで笑顔に前を向いていただければ。新型コロナの一日も早い終息を願って執り行いたい」とあいさつ。小雨が降る中、親子は大社本殿前で拝礼を受けた後、九鬼宮司らを先頭に参道を下り国道168号を歩いた。
湯の峯温泉では温泉につかり身を清めた後、温泉粥(かゆ)などを食べた。狩衣(かりぎぬ)や烏帽子(えぼし)で正装し、稚児の額に神の証しとして朱色の口紅で大の字を書き入れて準備を整えた。
4歳の紅埜(くれの)君と参加した同町の宮本翔伍さん(33)は「昨年は中止となって残念だった。子どもの健やかな成長と、コロナの一日も早い終息を願って参加します」と話していた。
祭りは15日(木)の渡御祭、斎庭(さいてい)神事まで続く。なお、祭りの様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」にて配信される。
(2021年4月14日付紙面より)
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紀陽興産が新宮市に
新宮市は12日、企業版ふるさと納税の寄付に対し、和歌山市に本社を置く紀陽興産㈱(爲岡(ためおか)英喜代表取締役社長)へ感謝状を贈った。田岡実千年市長は爲岡社長の代理として市役所を訪れた問芝(といしば)陽一・新宮支社長に感謝状を手渡し「市の観光行政に寄与いただけてありがたい」と感謝を述べた。
「日頃からお世話になっている当地に少しでも貢献できれば」との思いから企業版ふるさと納税を通した寄付を実施。県内で11の自治体に対し同様の寄付を行った。寄付金額は各自治体100万円。
企業版ふるさと納税は、企業が自治体が行う地方創生の取り組みに対して寄付をすると税負担が軽減される制度。企業が寄付しやすいように損金算入による軽減効果に税額控除による軽減効果が上乗せされ、寄付額の下限は10万円と設定されている。経済的な見返りは禁止されており、寄付額は事業費の範囲内であることが必要。
このたびの寄付金は、令和2年度の地方創生拠点整備交付金活用事業「新宮市小口自然の家・新宮市小口生産施設改修計画」(令和2年5月13日~令和3年1月13日、工事費約1300万円)に充当されている。
同計画は、今後の新型コロナウイルス感染症の収束を見据え、大部屋を2部屋に分割するとともに、敷地内にある市小口生産施設を2部屋の宿泊施設として改修することで宿泊室を3部屋増やすもの。改修工事によりこれまで11だった部屋数が15部屋となった。
現在は新型コロナの影響で利用者が激減しているものの、熊野古道中辺路、大雲取越、小雲取越の中間地点に立地する同施設の利用者数は、外国人観光客を中心に年々増加しており、部屋数が不足している状況にあった。なお、令和元年度には4700人が同施設に宿泊し、うち3500人が外国人観光客だった。
感謝状を受け、問芝支社長は「いつまでもこのような状況は続かない。コロナの収束を見据えた準備のために使っていただけるのはありがたいこと。(寄付は)頑張って今後も続けていきたい」。
田岡市長は「市でもふるさと納税に力を入れて、多くの寄付を頂けるよう体制を整えようと思っていた。そんな中、多額の寄付を頂けたことで弾みがつく」と話していた。
(2021年4月14日付紙面より)
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定光山大泰寺で花祭り (那智勝浦町 )
那智勝浦町下和田の定光山大泰寺(西山十海住職)で8、10、11日の3日間、花祭りが営まれた。
花祭りは、旧暦4月8日の釈迦(しゃか)の誕生を祝う法会。本堂にしつらえた花御堂(はなみどう)の中央に釈迦立像を安置し、誕生の際に甘露が降った故事に倣って立像に甘茶をかける。
町内外から訪れた多くの参拝者らが小さな釈迦像に甘茶をかけて手を合わせた。本堂で甘茶の振る舞いもあった。
8の付く日は薬師如来の縁日であることから、同寺の花祭りでは毎年薬師堂を開放し、国の重要文化財である阿弥陀如来坐像(伝薬師如来坐像)を開帳している。
西山住職は「昨年は新型コロナウイルスの影響で配信のみの花祭りだった。今年は感染防止対策を行い、参拝していただけるようにした。皆さんがお寺に足を運ぶ機会になっていただけたら」。
今後については「来年は終息して食べ物の屋台などを出してにぎやかな花祭りにしたいと思います」と語った。
本尊の如来像の開帳は、年3回と決まっており、花祭りのほかには1月8日、13日のみとなっている。
(2021年4月14日付紙面より)
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幼児教育の新たな取り組み (紀宝町 )
幼児教育の新たな取り組みとして、紀宝町は本年度から保育所での英語活動を導入した。園児が遊びを通して楽しみながら英語を経験することにより、外国の言葉や文化に興味を持とうとする気持ちを育む環境の充実を図っていく。
「英語で遊ぼう」と題し、毎月1回、町内全保育所で英語塾講師の新田慶子さん(同町井田)が教える。13日には井田保育所(小田幸美所長)で最初の活動があり、5歳児25人が取り組んだ。
新田さんは「Good morning. My name is Keiko(おはようございます。私の名前は慶子です)」とあいさつ。
「名前を紹介するときはMy name is(マイネームイズ)から始めます。聞きたいときは What's your name?(ワッツユアネーム)」と聞きます」と教え、全員が輪になって手をつなぎ、自己紹介した。
「walk(歩く)」「jump(ジャンプ)」「run(走る)」など英語のカード5枚を用いて、それぞれのカードを体で表現した。英語の歌に合わせたゲームや絵本の披露などもあり、園児たちは楽しく英語に触れ「楽しかった」と笑顔を見せていた。
(2021年4月14日付紙面より)
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カレンダーに作品掲載 (太地町 )
太地町は2021年度版の「まちのカレンダー」を作製し、3月中旬に町内全戸に配布した。本年度は同町の石垣記念館が開館30周年を迎えることから、同町出身の画家・石垣栄太郎氏(1893~1958年)の絵画作品が表紙や各月を飾った。
カレンダーは21年4月から22年3月までの12カ月間に町内で実施される主な行事や、保健衛生関係行事、ごみ収集日程などが一目で把握できるように作られている。
カレンダー上部には例年と同様の児童の標語に加え、太地いさな句会の俳句も掲載している。また、各家庭の予定を書き込むスペースもあり、町民から好評を得ている。
昨年度は同町の姉妹都市であるオーストラリア・ブルームにスポットを当て、その歴史や交流を行う姿を写真や文章で紹介した。
同町教育委員会によると、栄太郎氏は舟大工でアメリカに移民していた父・政治氏に呼ばれ、自身も移民。さまざまな職業を経験し生活を送っていたが、芸術に目覚めたという。
作品は社会の不正義への怒りを元に表現した作品が多いとされる。今回は16点の作品がカレンダーに使用された。
宇佐川彰男教育長は「太地町独自のカレンダーで、今回は石垣記念館30周年を記念したものになっている。町民の皆さまに喜んでいただけたら幸いです」と話している。
(2021年4月11日付紙面より)
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堀順一郎町長がメッセージ (那智勝浦町 )
大阪府などの近隣や和歌山県内でも新型コロナウイルスの感染拡大が広がっていることを受け、那智勝浦町の堀順一郎町長は9日、「感染防止対策」や「ワクチン接種状況」についてコメントを発表した。内容は次の通り。
□ □
町民や事業者の皆さまにおかれましては、平素から新型コロナウイルス感染症への感染防止の取り組みにご協力いただき、心より御礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症は大阪府などの近隣で感染が急激に広がっており、和歌山県でも4月7日に過去最多となる感染が確認されました。本町を含む新宮保健所管内では感染者が確認されておりませんが、最近の感染状況や、感染力が強いとされる変異種の報道などで、不安な気持ちをお持ちの方も多いと思います。
ご自身や大切な方を守るため、引き続きマスクの着用や3密の回避など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いいたします。
□ □
本町は1月18日に「新型コロナウイルスワクチン接種対策室」を設置し、スムーズに接種を実施できる体制を整えております。現在、ワクチンの供給は全員に行きわたる量ではありませんので、4月19日より高齢者の皆さまから順次接種を始めてまいります。
ワクチン接種は町民の命を守り、感染拡大防止の決め手と期待されております。入手次第速やかに接種を行い、ワクチンの供給量に応じて速やかに接種を進めてまいりますので、今後ともご安心ください。
接種に不安のある方は、かかりつけ医や町の相談窓口に相談していただき、接種に問題のない方はできる限り接種いただきますようお願い申し上げます。
(2021年4月11日付紙面より)
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那智勝浦町
那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)にある和歌山県天然記念物の「秀衡桜(ひでひらざくら)」が現在、見頃を迎えている。
秀衡桜は高さ15㍍、幹の周囲約2㍍の巨木。約800年前、武士の熊野詣でが盛んな時代に奥州藤原氏の第3代当主・藤原秀衡が夫人と共に参詣した際、奥州から持ち込んだ苗を植えたと伝えられている。花の姿が雲かかすみに見まがうほど真っ白く咲くため「白山桜」とも呼ばれている。
例年は、毎年14日に営まれている「桜花祭」の頃に満開を迎えるとのことだが、今年は10日ほど開花が早いという。
同大社神職は「気候が暖かかったせいか、3、4日前から一気に満開となりました。写真を撮っている参拝者の方々をよく見掛けます。昨年から続く新型コロナウイルスの影響で気持ちが重くなりがちな日々だと思いますが、桜を眺めて心穏やかにお参りしていただければ」と話していた。
(2021年4月11日付紙面より)
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市内5小学校の205人へ (新宮市土建協同組合 )
新宮市土建協同組合(松根康隆理事長)は8日、市内5校の新小学1年生205人に防災頭巾220個を贈呈した。松根理事長ら4人が市役所を訪れ、「災害から子どもたちの命を守るために役立ててほしい」と速水盛康教育長に手渡した。
かつて市立の小学校では、児童たちは教科書を乗せて頭を守り、避難訓練に取り組んでいた。きっかけは2010年5月の組合創立60周年記念で、逃げるときに両手を使うことができればより安全と思い、市内小学校の全児童に防災頭巾を贈呈。小学校生活を通して使用できるよう、毎年新1年生に贈り続けており、今年で12年目となる。
組合は「さまざまな工事を実施する際、音やほこりなどで迷惑を掛けている市民に対して何かできることがあれば」との思いから花づくりなどのボランティア活動を行う市美化里親制度(アダプト・プログラム)加盟団体への寄付や、協働で花の苗植え作業にも取り組んでいる。
受け取った速水教育長は「さらなる非常災害への意識を高める機会を頂き、大変ありがたく思います。東日本大震災から10年。子どもたちはもちろん、教職員も改めて気を引き締め、防災教育の充実を図っていきたい」。
松根理事長は「近い将来に発生するとされている東南海地震などの災害に備えて命を守るアイテムの一つとなってくれれば」と話していた。
(2021年4月11日付紙面より)
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各地で啓発活動など展開
正しい交通ルールの順守とマナーの実践を呼び掛ける「春の全国交通安全運動」が始まった。15日(木)までの10日間、「子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保」「自転車の安全利用の推進」「歩行者などの保護をはじめとする安全運転意識の向上」「飲酒運転の根絶」を重点に全国で活動が行われる。
新宮市では初日の6日、市交通事故をなくする市民運動推進協議会(会長・田岡実千年新宮市長)、市交通指導員協議会、市交通安全母の会、交通事故をなくする県民運動東牟婁地区推進協議会(会長・酒井清崇東牟婁振興局長)、新宮警察署(山田守孝署長)など関係者約50人が、同市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で決起集会を開いた。
田岡市長は「昨年新宮市においては事故発生件数、負傷者数ともに前年に比べて増加しており、私たちを取り巻く交通情勢は予断を許さない厳しいものとなっている」とあいさつ。
交通事故のない社会を目指し、誰もが安全で安心して暮らせるまちのために、今後もあらゆる機会を通じて交通ルールとマナーの順守を訴えていくと述べた。
酒井振興局長は「みんなが安心して住める元気なまちづくりに努めていきたい。引き続きご尽力を」と関係者らに協力を呼び掛け、山田署長は「昨年、県内で飲酒運転が原因の死亡事故の発生はなかったが、県内で約400人、管内で19人が検挙されている。減少してはいるが根絶には至らない」と説明。飲酒運転にまつわる事故を防ぐために取り締まりを行っていくと述べ、意識付けに対する協力を求めた。
特別ゲストの兄弟お笑いコンビ「すみたに」による交通安全講話の後、関係者らは買い物客らに啓発物資を配布。交通安全意識の向上を図った。
(2021年4月7日付紙面より)
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一斉に1学期始業式 (熊野市・南牟婁郡 )
紀宝町、御浜町、熊野市の各小中学校で6日、1学期がスタートした。11日間の春休みを終えた児童、生徒が元気よく登校し、学校生活をスタートさせた。
紀宝町立成川小学校(大藤伸之校長)では、体育館に2~6年生が顔をそろえ、着任式で新しい教職員が自己紹介。各学年の担任を発表した。
始業式で大藤校長は1年間の目標として「読書の推進」を掲げ、▽早寝・早起き・朝ご飯▽あいさつ▽勉強、運動を頑張る▽友達に優しく―の四つを呼び掛けた。
また、新型コロナウイルス対策としてマスク着用、手洗い、うがいを求めた。
(2021年4月7日付紙面より)
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橋杭園地などでハルゼミ (串本町 )
串本町くじ野川にある橋杭園地で今年も、ハルゼミの鳴き声が聞こえるようになった。
ハルゼミは松林に着く小型のセミで、体長は約3㌢。夏に成虫となるセミの仲間ではツクツクボウシと似た大きさで、さまざまな形容がされているが「ジーィ、ジーィ」と単調な鳴き方を繰り返す。
同園地では例年4月半ばごろから初夏の訪れを告げるように鳴き始める傾向にあるが、春の訪れが早い今年は一足早く3月末ごろからその状況となり今月5日は複数匹が駆け引きするかのように時間差で鳴き声を響かせていた。
宿る木に近づいただけで鳴きやむぐらい警戒心が強いがすぐに飛び去ることはなく、幹よりも高い枝にじっととどまって身を潜めていることが多い。町内では望楼の芝の松林にも着いていて時期近しく鳴き始める傾向にある。目に見えて松林はないが、5日は重畳山山上の園地一帯でも鳴き声が響いていた。
(2021年4月7日付紙面より)
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漁協といさなが奨学金事業に (太地町 )
太地町漁業協同組合(脊古輝人組合長)と太地いさな組合(田中清仁組合長)は5日、太地町育英会奨学金事業に計150万円を寄付した。太地漁協が100万円、いさな組合が50万円で、目録を受け取った三軒一高町長は「奨学資金が厳しい中で、今回もご寄付を頂きありがたい。漁業者の皆さんからの寄付は県内であまりなく、自慢できる誇らしい組織。町、漁協、いさなが一体となっていることがうれしい」と感謝した。
同町育英会奨学金は町の子どもたちが高校、大学、専門学校へ進学する際の奨学資金を無利子で貸し付ける事業。町の歴史において、これまでも多くの団体や小学校、駅建設などに寄付し、町を支えてきた水産共同組合が作ったものだという。
奨学金は数年ほど前から申し込みが多く、同町は資金について検討していたところ、両組合から寄付の申し出があった。今回で4回目となり計650万円に上った。本年度は6人に貸与する予定だという。
太地町役場での贈呈式には両組合長と漁協の貝良文専務理事、三軒町長、漁野洋伸副町長、宇佐川彰男教育長が出席。田中組合長は「コロナ禍でも寄付できたことをうれしく思う。来年も継続できるよう頑張りたい」、脊古組合長は「今年はコロナの影響で無理かなと思ったが、例年通り子どもたちに援助できたことをありがたく思う。これからも続けたい」とそれぞれ述べた。
宇佐川教育長は「コロナ禍で経済的に困っている子どもたちへ優先的に援助できることはありがたい。有効的に使わせていただきます」と伝えた。
(2021年4月7日付紙面より)
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集団接種会場運営訓練を実施 (那智勝浦町 )
那智勝浦町は2日、同町の体育文化会館で新型コロナウイルスワクチンの接種会場運営訓練を実施した。医師、看護師、保健師、町消防本部、町職員や町老人クラブ連合会有志合わせて約80人が参加。同館アリーナで会場設備の配置を行い、受付や模擬接種などの動線を確認し、本番環境を想定した訓練に取り組んだ。
同町では先月、接種会場の設営確認などを実施したほか、役場庁舎1階に「新型コロナウイルスワクチン接種に関するお問い合わせ窓口」を設置。3月22日には接種が優先される75歳以上の町民3639人に対して新型コロナウイルスワクチン接種券を送付している。
16歳以上の国民約1億人が対象とされるワクチン接種。同町では16歳以上が1万3232人(3月1日現在)で、そのうち65歳以上は6413人。現在、75歳以上の接種希望者は1598人で接種は高齢順で実施するという。
19日(月)から22日(木)までの4日間、1日120人をめどに1回目の接種を行うとし、それ以降の接種時期は未定としている。
この日の訓練は▽受付(問診票の記入がない場合は記入する)▽保健師による問診▽医師の診察▽ワクチンの模擬接種▽待機―の流れで行われた。また、待機中に副反応であるアナフィラキシーショックを引き起こしたケースを想定した訓練にも取り組んだ。
訓練に協力した町老連の峰武久会長は「あらかじめ訓練していれば本番は円滑に接種ができる。そういう意味では良い経験になった」と語った。
訓練を視察した堀順一郎町長は「待機時間を快適に過ごしていただくためにテレビなどを設置することも検討している。今回出たさまざまな課題を研究したい。各団体と意見交換してよりスムーズに接種が行えるように対策や態勢を強化して進めていきたい」と話した。
(2021年4月4日付紙面より)
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小中高生が応援ボード作る (紀宝町社協 )
「手洗い、マスクをしよう」「健康でいるためにみんなでしっかり予防しよう」「今できることを考えてそれをめいっぱい楽しもう」。みんなで新型コロナを乗り越えようと、紀宝町社会福祉協議会が3月31日に開催した町福祉センターでのボランティアスクールに参加した小中学生12人と、県立木本高校JRC部(市川芹部長)の部員が応援ボードを手作りした。
今月中旬まで町福祉センターと神内の神内福祉センター、鵜殿の主婦の店「アプローチ」に飾る。
ボードは「新緑の緑」「桜のピンク」「青空の青」の3種類で、1グループ8~9人で取り組んだ。小中学生は高校生にアドバイスをもらいながら、花や動物、植物などをかたどった用紙にメッセージやイラストを書き込んでいった。顔写真も貼り付け、子どもたちの思いが詰まったボードが完成した。
県内JRC部で最多の部員を有する木本高校。県内8校JRC部で組織する三重県青少年赤十字高等学校連絡協議会に属し、メンバーと医療従事者への感謝や応援の気持ちを込めたメッセージパネルを作成して伊勢赤十字病院に贈呈した。
同協議会のリーダーで、この日のボラスクールに参加した西那朋香さんは「小中学生と作った応援ボードを通してコロナについて考える良い機会になったと思う」と話していた。
(2021年4月4日付紙面より)
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新宮神社でさくら祭り (熊野速玉大社 )
新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)境内にある新宮神社で3日、例祭(さくら祭り)が執り行われた。大社崇敬会の杉本義和会長や敬神婦人会の久保あや子会長、神倉神社奉賛会の猪飼三雄会長ら約30人が参列し、桜の枝を玉串として奉奠(ほうてん)した。
新宮神社は1907(明治40)年、神社合祀(ごうし)令により、新宮町内にあった18社18柱の祭神を大社境内の金刀比羅(ことひら)宮に合祀したのが始まり。中でも最も位の高い渡御前(わたりごぜん)社の主祭神・神武天皇の例祭に合わせて、毎年4月3日に営まれている。
同神社はおととし、御代(みよ)替わりの年の記念事業として修復工事を行った。鬼瓦と拝所の瓦は、当時(江戸時代のものとされる)のものが利用されているという。
祭典では、上野宮司による祝詞奏上の後、桜の小枝を髪に挿した巫女(みこ)たちが、桜の木を背に優雅に「浦安の舞」を奉納した。
神事を終え、上野宮司は「また全国的に感染者が増え始めているが、できる限り徐々に通常の祭りの形に戻していきたい」と思いを語り「参列者の皆さまにも新型コロナ対策に気を付けていただき、厳粛にお祭りを営むことができた。心も希望新たに新しい年度を迎えることができて良かった」と話していた。
祭典終了後には、関係者らにより、参拝者や地域住民らに厄払いの餅が配られた。
(2021年4月4日付紙面より)
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官公庁で辞令交付式
官公庁で1日、辞令交付式があり、新年度がスタートした。熊野地方の各自治体の首長たちは、昇任した幹部職員や新規採用職員らを前に「地域のために一致団結して職務に」などと奮起を促した。
新宮市では、田岡実千年市長が課長以上の管理職員、新規採用職員などと分けて人事発令通知書を一人一人に手渡した。幹部職員には「極めて厳しい時期ではありますが、全ての職員が一致団結し、課題に向き合いまちづくりを推進していかなければならない。そのためには皆さんのリーダーシップが何より重要」と訓示。
医療職に対し「地域の厳しい現状を認識し、連携を持って患者目線の診療を。コロナ禍の中、自身の健康にも留意を」。主幹・課長補佐・係長昇任者に「皆さんが持つ力の全てを結集し、組織の中心から新宮市をより良いまちに」と呼び掛けた。
また、23人の新規採用職員に対しては「まずは目の前の仕事を着実にこなしながら幅広い情報や知識を吸収し、一日も早く市民から信頼される職員に」と期待を込め、「皆さんの市職員としての一歩が、市の輝かしい未来の原動力になるものと確信している」とエールを送った。
新規採用職員を代表し、尾子瑞希さんが「地方自治の本旨を体するとともに、公務を民主的かつ能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行する」と宣誓書を読み上げ、新生活の一歩を踏み出した。
(2021年4月2日付紙面より)
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校舎などの老朽化に伴い (紀宝町 )
老朽化が進む紀宝町立矢渕中学校の大規模改修が始まった。工期は12月末までを予定しており、現在は工事のための準備に取り掛かっている。
現校舎は1974年に建設され46年が経過。町では施設の長寿命化、防災機能強化を図り、安全・安心の向上を進めるとともに、教育環境のさらなる充実を図るため大規模改修を計画した。
今後、管理教室棟、技術室棟、屋内運動場、柔剣道場の改修を予定しており、内外壁、屋根、天井の塗装、トイレの洋式化、照明器具のLED化、強化ガラスへの取り換えなどを行う。
グラウンドはバックネットと防球ネットを改修し、周辺施設は生徒用駐輪場、来客用駐車場の増設を行うという。
町教育委員会では「工事は長期間になるため、生徒、教職員の安全に配慮して進めていく」としている。
(2021年4月2日付紙面より)
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少女バレーの瀧野智惠子さん (串本町 )
串本少女バレースポーツ少年団代表兼監督の瀧野智惠子さん(67)が3月31日、串本町の田嶋勝正町長から令和2年度県スポーツ少年団顕彰の表彰状伝達を受けた。
この顕彰は昨年6月22日に創設された制度で、県内のスポ少の指導や育成に10年以上貢献した指導者を県スポ少本部長名でたたえることを趣旨とする。
瀧野さんは1991年から串本少女バレースポ少における指導に打ち込み、以来30年にわたって数多くの選手を育みその家族に成長の喜びを広げてきた。現在は同町スポーツ少年団の本部長や東牟婁地方スポーツ少年団連絡協議会の副会長も務め、他の指導者の範となりスポ少活動の発展と振興にも貢献。同町教育委員会が推薦し、それら実績を総合的に評価され同制度初年度の顕彰(伝達時は「第一号」と表現)を受けるに至ったという。
伝達は同日午後1時30分に町長室であり、田嶋勝正町長は「顕彰の第一号という栄えある受賞をうれしく思う。子どもたちのため、地域発展のため今後も頑張ってほしい」とますますの活躍を期待。
瀧野さんは「新たな顕彰の第一号ということでとてもうれしい。すてきな賞を頂いたことはすでに保護者も知っていて、県スポ少創立50周年で受賞した時のように祝ってもらえるのかなと今から楽しみにしています」「串本の保護者はいい方ばかりで、いつも助けてくれる。私と選手と家族が三位一体になって頑張ってこられたのは保護者のおかげだと毎年感謝しています」と受賞の喜びを語った。
懇談では、30年来の経験で培った厳格なるも堅実に達成感を選手と家族に託す指導方針やその反響、初の経験となる4、3年生7人チームの現況やそのような状況でも夏休み期間恒例の主催大会「本州最南端串本町少女バレーボール交流大会」の実施を目指していることを報告。田嶋町長は今後の団員増を祈りつつ、県内外から参加があり県大会以上の規模となっている主催大会実施時は町も協力するので相談してほしいと歩み寄った。
(2021年4月2日付紙面より)
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