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カレンダー検索:134件の記事がありました
【検索ステータス】 
2019年01月23日
1 無投票で新議員13人が決まる
 紀宝町議選  

 任期満了に伴う紀宝町議会議員選挙が22日告示され、定数13に対して現職8人、元職1人、新人4人の計13人以外に立候補の届け出がなく、無投票当選が決まった。

当選者【定数13、届け出順】

当落候補者名年齢党派現元新
市川  潔71
莊司  健71
榎本 健治42
平野美津子71
向井 健雅64
山本 精一62
野田 純志70
浅田 和江47
原  章三71
大倉 孝司60
奥峪 康之61
萩野 進也64
獺越 幸雄63


※年齢は当初の投票日(1月27日)時点の満年齢


2019年01月23日
2 全員がけがなく無事に
 消防団丹鶴分団が神倉神社を清掃  (御燈祭りに向け )

 2月6日(水)の御燈祭(おとうまつ)りに向け、新宮市消防団丹鶴分団(杉下和夫分団長)は20日、神倉神社の清掃活動に取り組み、団員約20人が参加した。

 火災や事故を防止しようと毎年この時期に実施している。枯れ葉を掃き、枝打ちをするなどして、たいまつの火が燃え移らないようにするとともに、石段の隙間を埋めるなどして上がり子がつまずいたり足を挟むことのないようにと整備をした。午前8時ごろ集合し、午後2時ごろまで作業した。

 以前は杉下分団長も毎年上がり子として祭りに参加し、自身の息子や孫も3歳の頃から一緒に上っていた。数年前からは上がり子としてでなく、消防団としての仕事を果たしている。

 知人の紹介で入団し初めて参加した三鬼成晃さん(29)は当日、上がり子として上る予定をしており、「裏方としての仕事の大切さを改めて実感しています。団員、上がり子として皆さんがけがなく下りていただきたい」。

 杉下分団長は「上がり子はもちろん、祭り関係者、見学者の方々がけがのないよう注意してほしい」と語り、「分団員として一生懸命、火災予防に努めます」と話していた。

(2019年1月23日付紙面より)

手分けして掃除をする分団員ら=20日、新宮市の神倉神社
2019年01月23日
3 研修会や食事で親睦深める
 宇久井地区老人クラブ研修会  (那智勝浦町 )

 宇久井地区老人クラブ連合会(峰武久会長)は21日、那智勝浦町の休暇村南紀勝浦で役員研修会を開催した。町老人クラブ連合会の玉置之一会長が健康寿命などをテーマに講演した。その後は懇親会が行われ、出席者19人は親睦を深めた。

 研修会は宇久井区の各老人クラブ代表者が集まり、年に1回ほど実施されている。区の課題などを話し合うとともに交流を深めることを目的としている。

 峰会長が今年11月に開催される「ねんりんピック紀の国わかやま2019(第32回全国健康福祉祭和歌山大会)」について詳細を説明。同町ではダンススポーツが行われることに触れ、「ねんりんピックは誰でも出ることができる。勝ち負けではなく、交流がメイン。希望者はぜひ、申し込んでほしい」と呼び掛けた。

 玉置会長は平成27年の介護保険制度改正に伴い、市町村ごとに取り組む「新地域支援事業」などを紹介。昨年7月の世界保健機関による統計で日本人の平均寿命は女性が87・1歳(1位)、男性が81・1歳(2位)で男女ともに過去最高を更新し、男女平均は1位であると述べ、「長寿は大切で喜ばしいが、病気にならず元気に生活することはもっと大切」と話した。

 自分の体調や体力に応じた健康寿命を延ばすための運動について、▽健康診断を通して自身の健康状態を知る▽毎日、じゅうぶんな睡眠を取る▽健やかな食事をバランス良く食べる▽ストレッチや運動をする―などを提案した。

 玉置会長は「いつどこでも少しの時間があれば運動はできる。歩くことや簡単なストレッチや筋力トレーニングを行うことで健康寿命を延ばすことができます」と語った。研修会後、出席者らは食事をして会話を楽しんだ。

(2019年1月23日付紙面より)

各地区の役員らが学びを深めた=21日、那智勝浦町の休暇村南紀勝浦
玉置之一会長
2019年01月23日
4 京フィルの演奏を鑑賞
 文化セで文化自主事業  (串本町 )

 串本町文化センターで20日、同町文化自主事業「これぞ超名曲コンサート~クラシックからオールディーズまで~」があり約600人が京都フィルハーモニー室内合奏団による演奏を鑑賞した。

 同事業実行委員会(西野政和会長)と同町教育委員会(潮﨑伸彦教育長)が主催。この事業は同センターの有効活用を目的として1994(平成6)年から回を重ねていて、本年度は同センター開館30年記念事業にも位置付けて同団の招致を計画し、南紀串本観光協会の串本事業所と古座事業所、同センターの3カ所で前売り券を販売する形で来場を呼び掛けた。

 当日は同センターホールがほぼ満席となる盛況の中で開演を迎え、主催者を代表して西野会長は同センターと文化自主事業の歩みを振り返り「このコンサートを機に今後もますます生の芸術を聴けるよう、文化自主事業を実行委員会として充実させていきたい」と述べ、引き続きの支援を求めた。

 同団は72(昭和47)年に京都市を本拠地にして設立した室内オーケストラで、この日は指揮者の井村誠貴さんら23人組で出演。第1部でクラシック9曲、第2部でオールディーズ8曲をホールに響かせた。公演と併せて同センター1階ロビーでは文化自主事業の歩みを振り返る展示もあり、コンサートの前後や合間に来場者の鑑賞を集めた。

(2019年1月23日付紙面より)

ほぼ満席の注目の中で演奏する京都フィルハーモニー室内合奏団=20日、串本町文化センター
2019年01月23日
5 伝統の白装束作り
 新宮市千穂の松田商店  (御燈祭りに向け )

 新宮市千穂の松田商店(松田啓資店主)で、神倉神社の御燈祭(おとうまつ)りで上がり子が着る白装束作りが行われている。毎年正月明けから作業に入っていて、今月いっぱいはこの仕事から手が離せない。

 啓資さん(66)は故祖父・次郎松さん、故父・傳治さんに続いて3代目の店主。父から作り方を学び、体型の変化に合わせて規格を変えながら約50年作り続けている。

 燃えにくい純綿を使用している同店の白装束は、上下と帽子の3点セットが特大から小まで6種類あり、ばら売りもしている。サラシ、白足袋(たび)も販売している。生地の値段が上がり、商売は年々厳しくなっているが、「よっぽどのことがない限り値段を上げるつもりはないよ」と奉仕の心で続けている。

 白装束は修繕しながら何年も使う人がほとんどだが、毎年買う人もいるという。「松田さんところの白装束は丈夫やと褒めてもらえるのは、作り手冥利(みょうり)に尽きる」と笑顔を見せる。

 長時間座っている仕事で、50歳を超えた頃から体力的にきつくなってきいている。一着作る時間は若い頃の倍になった。65歳でこの仕事を辞めるつもりだったが、66歳となった今は「体力が続く限り」に変わった。

 「神事に参加するという自覚を持って上り、けが、トラブルなく無事に下山してほしい」と願っている。

(2019年1月23日付紙面より)

一着ずつ上がり子への思いを込めて白装束を作る松田啓資さん=9日、新宮市千穂
2019年01月23日
6 1、2回戦が終了
 3回戦以降の組み合わせも決まる  (県高校サッカー新人大会 )
2019年01月23日
7 辻萌々香さんが優勝 第43回新春少年剣道大会 
2019年01月23日
8 中口和子さんが優勝
 なちかつGGCがクラブ大会を開催  
2019年01月23日
9 連携し良い読書環境を  神倉小学校が図書室の整理  (新宮市 )
2019年01月23日
10 太地水共の社会貢献学ぶ  歴史探訪スクールに50人  (新宮市 )
2019年01月23日
11 うがい・手洗いの徹底を  新宮市立医療センター  
2019年01月23日
12 野中誠一さんら4人が1位 写連紀南支部1月例会 
2019年01月23日
13 南紀勝浦温泉で卓球楽しむ  第7回卓球大会「ツナ・カップ」  
2019年01月23日
14 しょうゆの魅力を学ぶ 三輪崎小で出前授業 (新宮市)
2019年01月23日
15 疲れたが楽しかった  宇久井中生がツバキ油搾油を学ぶ  (那智勝浦町 )
2019年01月23日
16 「桃太郎」に笑顔  2園で劇団すぎのこが上演  (串本町 )
2019年01月23日
17 また遊びに来てね  三尾川保育所で交流会  (古座川町 )
2019年01月23日
18 獅子舞奉納など礼尽くす  くじ野川稲荷神社で例祭  (串本町 )
2019年01月23日
19 当選者491人決める  お年玉プレゼント抽選  (串本リリースタンプ会 )
2019年01月23日
20 町内24カ所対象に交信  県の孤立集落通信訓練で  (古座川町 )
2019年01月23日
21 男女とも矢渕中が優勝  ソフトテニス南郡地区予選  
2019年01月23日
22 健康体操などで交流深め  大里でカフェいっぷく亭  (紀宝町 )
2019年01月23日
23 昔の生活道路などを歩き  山歩き部会が歴史ウオーク  (紀宝町 )
2019年01月23日
24 お悔やみ情報
  
2019年01月20日
25 円滑な情報伝達を
 211カ所で孤立集落通信訓練  (和歌山県 )

 大規模な災害発生時に円滑な情報共有を行うための通信訓練が19日、和歌山県内で孤立の可能性のある211集落であった。住民らが無線などを使用して各市町村と連絡を取り合い、状況の報告と確認をした。併せて県と市町村の伝達訓練を行い、防災相互通信用無線機や防災電話を使用して情報を共有した。

 訓練は、午前9時ごろ、県南方沖でマグニチュード8・7の地震が発生したと想定。県内では震度5強~7の揺れを観測し、地滑りなどの土砂災害が多発。各地では道路がふさがり、各地で孤立集落が発生しているという状況を想定した。

 孤立可能性集落のない和歌山市と御坊市を除く28の市町村が参加。当日参加できない集落は別日程で訓練を実施する市町村もあった。総参加人員は1174人ほど。新宮・東牟婁地方では、新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町、古座川町、北山村が参加した。

 集落と市町村間では無線などを使用して情報を共有し、孤立状況を県の防災情報システムに登録。振興局が報告を受けて内容確認を行い、県危機管理局に報告するなどした。

 東牟婁振興局で訓練に当たった職員らは「今回の訓練を機に、県や市町村関係者が通信方法を確認し、実際に災害が発生した際にはスムーズに操作ができるようになり、円滑な情報伝達ができれば」と話していた。

(2019年1月20日付紙面より)

各市町村からの報告を受ける県職員ら=19日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
2019年01月20日
26 鬼面札や祝升作り
 那智山で節分の準備進む  (那智勝浦町 )

 2月3日(日)の節分を前に、那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)と那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)では「鬼面札」や「祝升(いわいます)」などの準備が急ピッチで進んでいる。

■熊野那智大社



 熊野那智大社では災難よけのお札「鬼面札」と縁起の良い「福升」を作っている。鬼面札は縦35㌢、横45㌢。しめ縄の輪の中に赤鬼・青鬼を封じ込めた図柄で、昭和44年に篠原四郎元宮司が描き、翌45年から授与している。神職が那智の滝の水で溶いた墨を版木に付け、一枚一枚丁寧に刷っている。2000枚仕上げる。

 福升はモミの木製の5合升で1升の半分であることから「繁盛(半升)升」ともいわれる。鬼面札は1枚500円。福升は1500円。2月3日の節分祭で祈とう者らに授与する。20日(日)から社頭で一般参拝者にも授与する。

 郵便やFAX、インターネットでも受け付けている。問い合わせは同大社(電話0735・55・0321)まで。

  □     □

■那智山青岸渡寺



 西国三十三所第一番札所の那智山青岸渡寺では「節分会豆まき会式」で使われる祝升の準備に追われている。祝升は熊野地方産のスギが底板に、側面にはヒノキが使われている。「那智山」の焼き印があり、升の内側には「七難即滅七福即生」の印が押され、髙木亮英副住職らが「平成三十一年」の文字を書き入れ仕上げている。1300個用意する。

 祝升は節分当日、本堂で豆まきをする厄年の人や祈とう希望者に授与する。祈とう料は4000円で、祝升に札、縁起物、弁当などが付く。

 問い合わせは同寺(電話0735・55・0404)まで。

(2019年1月20日付紙面より)

鬼面札を丁寧に一枚一枚刷り上げる神職=18日、熊野那智大社
平成最後の年「三十一」を書き入れる髙木亮英副住職(右)=18日、那智山青岸渡寺
2019年01月20日
27 日本ジオパークに再認定
 橋杭岩前で関係者ら歓喜  (南紀熊野ジオパーク )

 南紀熊野ジオパークが18日、日本ジオパークとして再認定された。串本町くじ野川にある橋杭岩前では、関係者が結果を喜び記念撮影に臨むなどして、次の4年間に弾みをつけた。

 日本ジオパークはその趣旨(秀でた地質資源の活用による地域活性化)を高い水準で保つため、4年ごとに現地審査を行い再認定を受ける仕組みになっている。南紀熊野ジオパークは平成26年8月に初認定され、4年が経過したことから昨年11月に審査員3人による現地調査を受け、その結果を待つさなかにあった。

 この日は日本ジオパーク委員会の第36回会合があり、南紀熊野ジオパークの再認定を決定。橋杭岩前には同パーク推進協議会副会長でもある田嶋勝正町長や同パークガイドの会の上野一夫会長ら関係者が集まって同協議会事務局からの結果報告を待ち、連絡を受けた田嶋町長から再認定された旨が伝えられると喜びの歓声が上がった。

 田嶋町長は「多くの方々の尽力があっての再認定。今年7月には南紀熊野ジオパークセンターが完成し、今まで以上にこの地方の素晴らしいところを皆さんにお披露目できると思う。われわれが今一番望んでいる世界ジオパークにまた一歩近づいたとも思うので、またみんなで力を合わせて頑張っていこう」と述べて一同の士気を鼓舞。バンド「GEONG(じおんぐ)」による楽曲「橋杭岩ジオサイト」の演奏に合わせて踊り、立ち会った東川智昭東牟婁振興局長の発声で同町の長期保存水「なんたん水」による乾杯をした後、橋杭岩をバックにして記念撮影に臨むなどした。

 実働の最前線で活躍するジオガイドを束ねる上野会長(70)は「ジオガイド単体での活動はまだまだこれからだが、すでに浸透している世界遺産熊野古道などさまざまなガイドをする中で地質資源も話題にできるようになるなど、認定後の4年間でこの地方の楽しみの幅が随分と広がった」とこれまでの4年余りを振り返り、「同センターができれば、ジオガイドも毎日2人が常駐して館内説明をする。プラスアルファで日曜日などにお客を集め、潮岬を巡るミニツアーなどもできればいいなと思う。これからの4年間でガイドの会はさらに発展すると思うし、再認定を励みにしてそうなれるよう頑張っていきたい」と意気込みを新たにした。

(2019年1月20日付紙面より)

南紀熊野ジオパークの日本ジオパーク再認定を喜び記念撮影する関係者ら=18日、串本町くじ野川
日本ジオパーク委員会の審査結果を伝える田嶋勝正町長(左から2人目)
2019年01月20日
28 「月参り巡礼」始まる
 青岸渡寺で御朱印授与など  (那智勝浦町 )

 西国三十三所草創1300年記念事業で、毎月1回1札所で特別な御朱印を頂く「月参り巡礼」が18日、那智勝浦町の第一番札所・那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)で始まった。特別な御朱印の授与があり、大勢の参拝者らが集まった。

 日本最古の巡礼33寺院でつくる西国三十三所札所会(会長・鷲尾遍隆石山寺座主)が主催し、2016年から20年まで斎行する。16年4月に始まった1巡目は18年12月に第三十三番札所の華厳寺で終了し、今年から2巡目に入る。

 西国三十三所巡礼は718(養老2)年に大和国長谷寺の開山徳道上人が閻魔(えんま)大王のお告げを受けて観音信仰を勧めたのが始まりとされている。

 この日は、ご本尊の「如意輪観世音菩薩」を開帳し、特別法要が営まれた。参列者は順に、秘仏の尊顔を拝し手を合わせた。大阪府堺市から参拝に訪れた佐藤純子さんは「毎月1回、観音様のご縁を頂いています」と話し、他の参拝客らの「また来月会いましょう」などと声を掛け合う姿が見られた。

(2019年1月20日付紙面より)

法要に集まった大勢の参列者=18日、那智勝浦町の那智山青岸渡寺
特別な御朱印を求め、行列を作る参拝者ら
2019年01月20日
29 お弓神事で春を呼ぶ  市野々と井関で例大祭  (那智勝浦町 )
2019年01月20日
30 片谷匡さんが受賞  和歌山県農林水産業賞  
2019年01月20日
31 インフル警報基準超え  予防、拡大防止を呼び掛け  (和歌山県 )
2019年01月20日
32 児童37人が受験  近大新宮中で前期試験  (新宮市 )
2019年01月20日
33 フルハーネス型の使用を  政令改正に伴い特別教育  (南紀くろしお商工会 )
2019年01月20日
34 五穀豊穣など祈願  浅里神社で例大祭  (紀宝町 )
2019年01月20日
35 知らぬ間の餌付けをしない  総合的な獣害対策講座  (鵜殿図書館 )
2019年01月20日
36 ネット上の会話考える  矢渕中でLINE講座  (紀宝町 )
2019年01月20日
37 なれずしの仕込み作業  岡前和榮さんら地区住民が  (紀宝町浅里 )
2019年01月20日
38 チームで力を合わせる  光洋地区交流綱引き大会  (新宮市 )
2019年01月20日
39 新たな魅力発信へ  流木オブジェ制作者受け付け  (ブルービーチ那智 )
2019年01月20日
40 お悔やみ情報
  
2019年01月19日
41 文化複合施設の早期建設求め
 市文化協会が市長へ陳情書提出  (新宮市 )

 新宮市文化協会(鈴木啓司会長)の会員11人は17日、市役所を訪れ、田岡実千年市長に早期の市文化複合施設建設を求める陳情書を提出した。鈴木会長は「文化の活動拠点として、文化複合施設は未来へつなぐまちづくりに大いに力を発揮する存在であることと、多くの方々が待望されているものと確信しております」と述べた。

 同協会は市文化複合施設建設のための国、県の交付金期限が迫っていることなどを危惧し、昨年12月28日の緊急臨時役員会で、同施設の早期建設を求める陳情書の提出を決定していた。

 鈴木会長は「文化の発展とは一朝一夕にはかなえられず、また途絶えさせることも望まれません。地道に継続継承することが大切になります。そのような中、市民会館も閉館されてはや3年がたとうとし、図書館の老朽化も心配されるところです。多くの方々が夢を語らい、知恵を出し合い、熟考を重ねた文化複合施設建設計画、改めて早期建設を実現されますよう切に願います」と陳情書を読み上げた。

 同協会の小野俊二名誉会長は「遺跡も立派な文化。遺跡も文化ホールも活用し、市の活性化につなげてほしい」と要望。田岡市長は「遺跡の活用についても将来的な課題として検討していきたい」と回答した。

 田岡市長は「おととしの市長選の際に第一の公約として文化複合施設の完成を掲げ、市民の皆さんとお約束させていただいた。必ず実現させなければならない。財政面からしても都市再構築戦略事業交付金、合併特例債、過疎債などが活用できる今が絶好のタイミング。この期間を逃せば見通しが立たなくなる。32年度末の完成に向けて、粛々と進めていきたい」と述べた。

 同協会は濵田雅美副議長にも陳情書を提出。早期建設の必要性を強く訴えた。

(2019年1月19日付紙面より)

田岡実千年市長(右)に陳情書を渡す新宮市文化協会の鈴木啓司会長=17日、新宮市役所
2019年01月19日
42 水域の救助技術を共有
 警察と海保が合同訓練  (串本町 )

 串本警察署(中弥泰典署長)と串本海上保安署(亀田進署長)の合同災害警備訓練が17日、串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家の屋外プールであり、両署間で水域における救助技術の共有を図るなどした。

 この訓練は、今年で24年となる阪神淡路大震災の発災日に合わせて計画。串本警察署警備課の本下泰孝課長と串本海上保安署の伊藤卓洋・地域防災対策官が立案し、当日は串本警察署配属の第2機動隊員ら9人と串本海上保安署の署員6人が実践に臨んだ。

 今回は南海トラフ巨大地震に伴う津波や集中豪雨などにより居住地が浸水した想定で、その状況に効果的な各種救命具の取り扱いや防災用ゴムボートの操船、同ボートへの漂流者の引き揚げ方法などを練習した。

 これらの技術は串本海上保安署側に得手があり、串本警察署側が教わる流れで実践した。救命具関係では救命浮環や非常投浮の投げ方や、身近にあるズボンや毛布を用いた要救助者の水域からの引き揚げ方法、同ボートの操船では前後進や転回など機動力発揮に欠かせない基本技術を練習。それら成果を束ねて同ボートへの引き揚げに挑戦した。

 同ボートには3人一組で乗船。要救助者に意識がある場合は毛布、ない場合は串本海上保安署がマグロ網を改良して自作した漂流者揚収ネットを用い、1人が同ボートのバランスを取り2人で要救助者を引き揚げた。

 訓練の始終を見届けた亀田署長は「実際の現場は時間や気候、海象や漂流物などといった障害がある。今日は基本が確認できた点で有意義だったが、今後はいろいろな条件の下でどう対応するかを今日参加した皆さんが核となって備えを新たにしてほしい。この地方に暮らす人々を守るのは私たちという考え方に基づいて両機関が連携を深め、地域の皆さんの安全安心を守るという究極の目的に近づくことを祈念する」と講評して締めくくった。

 串本警察署はこの日、早朝に非常参集訓練を行い、引き続き同町サンゴ台にある同署代替指揮所の立ち上げ訓練も実施。その後に串本海上保安署との合同訓練に臨んだ。中弥署長は「非常参集や代替指揮所の立ち上げにおいて、署員は次の行動を意識してきびきびと対応し普段から言われていることの大切さを確認できたと思う。串本海上保安署との合同訓練は、阪神淡路大震災から24年の節目に両機関の連携強化を図る良い機会になった。これら経験がいざ発災した時に生きたものとなるよう、有事対応に当たってほしい」と振り返り、両署員の今後を期待した。

(2019年1月19日付紙面より)

防災用ゴムボートへの漂流者引き揚げを試みる両署の署員=17日、串本町潮岬
2019年01月19日
43 新宮原木市場で「初市」
 約1200立方㍍が次々と落札  

 新宮原木市場(谷口泰仁社長)は18日、新宮市あけぼのの同市場貯木場で「新春初市」を開いた。新宮周辺地域を中心に古座川町や龍神村などから買い方約100人が集まり、市場はにぎわった。

 初市には龍神村産の樹齢約150年のスギをはじめ、熊野川町や古座川町、紀宝町などから樹齢60年以上から80年以上のヒノキ17%、スギ83%の計1215立方㍍が出荷された。売り上げは約1450万円を見込んでいる。

 谷口社長は「昨年末に比べて勢いは落ちている気がするが、よく売れている方だと思う。これから(熊野川)河口大橋の工事の関係で市場の面積が狭くなってしまうが、5年後の売上高3割アップを目標に頑張り、木材の街新宮を絶やさないようにしたい」と話していた。

(2019年1月19日付紙面より)

出荷された木材が次々と競り落とされていく=18日、新宮市あけぼのの新宮原木市場貯木場
2019年01月19日
44 お弓行事や神楽奉納
 市野々王子神社で例大祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の市野々王子神社で13日、例大祭が行われた。午前9時30分から厄払い神事が始まり、15人が厄払いを受けたあと、神前で記念撮影。午後1時から境内の南にある的場でお弓神事が営まれた。

 神主役を務めた瀬藤隆介君(市野々小6年)が見事に的の中央を射抜き、続いて厄払いを受けた本人や家族の6人が次々に矢を放ち、命中するごとに観衆から歓声と拍手が湧き起こった。

 お弓神事を終えて、一行は神社境内に移動。神前境内で祭友会(貝岐直哉会長)が獅子神楽を奉納。大人や子どもたちが「幣の舞」「乱獅子」「子供獅子舞」を次々と奉納した。

 祭りの終わりに境内駐車場で恒例の餅ほりが行われ、地区内外から集まった大勢の人が厄年の人の名前を書いたたくさんの餅を拾ってにぎわった。

(2019年1月19日付紙面より)

にぎわう市野々王子神社=13日、那智勝浦町
お弓行事・神主役の瀬藤隆介君
2019年01月19日
45 大空舞う「たこ」楽しむ  北山小、保合同たこ作りと給食体験  
2019年01月19日
46 下里小で公開授業など  第8回指導室学習会  (東牟婁地方 )
2019年01月19日
47 米山奨学生と生徒が交流  那智勝浦ロータリークラブ  
2019年01月19日
48 いざ、センター試験へ  新宮、近大新宮高生らが出発  
2019年01月19日
49 鈴木知事が出馬表明  3月21日告示の県知事選  
2019年01月19日
50 赤ちゃんとスキンシップ  子育て支援「タッチケア」  (紀宝町 )
2019年01月19日
51 お気に入りの絵本選ぶ  うどの幼稚園児が図書館へ  
2019年01月19日
52 かまぼこの作り方を知ろう  かまセンで社会見学  (西向小学校 )
2019年01月19日
53 防災を考えるきっかけに  あったカフェが「ママの防災」イベント  (串本町 )
2019年01月19日
54 東側半分の外周など焼く  26日実施の火祭りに向け  (南紀串本観光協会 )
2019年01月19日
55 お悔やみ情報
  
2019年01月18日
56 救助能力の向上図る
 ヘリによるホイスト訓練実施  (新宮警察署 )

 新宮警察署(大髙圭司署長)と県警航空隊は16日、新宮市新宮の同署南側空き地で災害警備訓練を実施した。同署の第二機動隊員ら15人が大規模災害発生時を見据え、県警ヘリコプターBK117B―2型「きのくに」による被災者救助訓練を行った。

 署員の防災意識高揚と迅速な体制の確立、対処能力、救助能力の向上などが目的。阪神・淡路大震災(1995年)が発生した1月17日に合わせて毎年実施している。

 この日の訓練では、南海トラフ地震や水害などの大規模災害の際に道路が途絶したり、中州に人が取り残された状況を想定した。急病人やけが人に救助用具を装着させ、ヘリに搭載されているホイストクレーンでつり上げて搬送する一連の動きを確認し合った。

 県警航空隊は「きのくに」に関して「時速は200㌔。3000㍍まで上昇する。天候などにもよるが、和歌山市から新宮市まで早ければ30分で到着できる」などと説明。災害時には搭載さ

れた「ヘリコプターテレビシステム」で地上の状況を中継し、被害状況を把握する。遭難者などに呼び掛けを行うためのスピーカーも搭載している。

 訓練後、同署の木村光太郎警備課長は「災害時にはヘリが一番力を発揮するのでは。今日のようなホイスト訓練を重ねることで、署員の救助能力の向上に努めたい」と話していた。

(2019年1月18日付紙面より)

ホイストクレーンを使った救出訓練の様子=16日、新宮市
救助用具の取り付け方法を確認した
2019年01月18日
57 ジャンボたいまつが登場
 「御燈祭り」を前に仲之町で  (新宮市 )

 新宮市の神倉神社で2月6日(水)に営まれる「御燈祭(おとうまつ)り」を前に、同市の仲之町アーケードに長さ1・8㍍のジャンボたいまつが登場した=写真

 仲之町商店街振興組合(福田一郎理事長)の組合員たちが祭りを盛り上げようと20年以上前から毎年この時期にリフトを使って長さ約370㍍のアーケードに取り付けている。組合員たちが傷みを補修しながらつるしており、たいまつの側面には「世界平和」「商売繁盛」「天下泰平」などの文字を入れている。今後はのぼりも設置する予定。

 熊野地方に春の訪れを告げる「御燈祭り」は1400年前から続くといわれる全国でも珍しい女人禁制の火祭り。白装束に荒縄を胴に巻き、わらじを履いた「上がり子」と呼ばれる祈願者たちが、御神火がついたたいまつを手に538段の石段を下る。

(2019年1月18日付紙面より)


2019年01月18日
58 前回に比べて1割強の伸び
 年末年始の観光動態まとまる  (串本町 )

 串本町の年末年始(昨年12月30日~今年1月3日)の観光動態が15日にまとまった。宿泊、日帰り合わせて推計延べ4万483人が来町。前回の年末年始と比較して11・5%の伸びになったという。

 同町の昨年の大きな環境変化として宿泊施設「大江戸温泉物語南紀串本」の開業があり、他方では同施設や市販車のロケなどCM効果、国指定天然記念物・橋杭岩で相次いだ観光面での高評価、日本ロマンチスト協会による恋する灯台のまち認定など町外における話題性も例年に増して充実していた。

 そのような状況の中で迎えた年末年始の繁忙。推計の内訳は宿泊が8162人(前回より71・1%増)、日帰りが3万2321人(同2・4%増)で、濵地弘貴産業課長は、宿泊の大幅増は大江戸温泉物語南紀串本だけでなくホテル&リゾーツ和歌山串本の伸びも含まれるとし、対して日帰りが微増にとどまった要因の一つに宿泊環境の充実に伴う日帰りから宿泊への移行も見据えている。

  □     □

許容量超える見物客集まる 初日の出対応



 繁忙の中でも特に際立ったのが、元日の初日の出観望。昨今の繁忙傾向を踏まえて昨年末、臨時駐車場として▽橋杭漁港内約40台分▽橋杭園地内約112台分▽潮岬望楼の芝内約400台分―を指定し看板設置や警備員配置などによる誘導を行うとともに、国や県にも協力を得ながら初日の出の位置が紀伊大島に隠れる橋杭岩から観望できる望楼の芝への誘導にも力を入れた。

 橋杭岩周辺は元日未明にキャンピングカーなどで道の駅くしもと橋杭岩と同漁港内の各駐車場が満車になり、日の出時刻直前には橋杭海水浴場駐車場や準備した臨時駐車場など全て満車になった。望楼の芝は午前5時ごろに満車に達したとみられ、役場産業課職員が元日返上で駐車場をでき得る限り拡張して誘導するなど現場対応に当たったが結果的に誘導しきれない勢いで見物客が集まり、直前の駆け込みに伴う事故防止のため満車の看板を掲げて駐車を断る対応を取った。警備に当たった事業者から550台以上の駐車があったと報告を受けているという。

 今回の状況を踏まえて同課は、有効だった手立てと今後取り組むべき手立てを取りまとめて次回に引き継ぐとしている。

(2019年1月18日付紙面より)

初日の出直前、臨時駐車場に集まる見物客の車両の列=1日、串本町潮岬(読者提供)
2019年01月18日
59 春祭りにぎわう
 井関青彦神社で例大祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町にある井関青彦神社で13日、春の例大祭が営まれた。午前の神事では五穀豊穣(ほうじょう)と厄払いを祈願し、宮総代や獅子舞を奉納する神楽会、子どもみこし会などが参列した。

 お弓行事では最初に神主役の中村悠寿君(13)が弓を引き的を射抜いた。続いて兄弓、中弓、弟弓の6人の弓子が矢を放った。的に当たるとどよめきが起こり、拍手喝采。中村君は「真ん中の的近くに当たってよかった。安心した」と話していた。

 的を射た弓子の親族が胴上げされ、集まった区民や関係者に大きな笑い声と笑顔があふれた。同時間帯には子どもたちのみこしがにぎやかに区内を練り歩いた。

 午後は井関宝寿寺近くの弁財天に神楽を奉納し、同寺境内では「幣の舞」「乱の舞」「神明の舞」「剣の舞」の獅子神楽が奉納された。その後の餅まきは多くの住民で大変なにぎわいだった。

(2019年1月18日付紙面より)

中弓の桑木野徳太郎さん(左)と中村寿夫さん=13日、那智勝浦町井関
2019年01月18日
60 市野・杉本組が優勝
 県ソフトテニスインドア選手権大会  
2019年01月18日
61 全国・近畿への出場懸け熱戦展開
 県高校剣道新人大会  
2019年01月18日
62 新宮SSSブルーが2位
 優勝は敦賀FC、3位は斑鳩FC  (新宮SSS招待兼ヤタガラスカップ )
2019年01月18日
63 タバコや薬物の危険学ぶ  町更生保護女性会主催で講話  (太地小学校 )
2019年01月18日
64 海翁禅寺で穏やかな一年祈る  火盗守護秋葉大権現祈祷  (那智勝浦町 )
2019年01月18日
65 ヤブシンと立木早絵さんが出演  いさなの宿白鯨でライブ  (太地町 )
2019年01月18日
66 消防署の仕事学ぼう  王子幼、たづはら保が消防署見学  (新宮市 )
2019年01月18日
67 思いやりの心を育む  王子幼稚園、バリアフリー教室  (新宮市 )
2019年01月18日
68 串本沖に帆船などが停泊  練習船「海王丸」「青雲丸」  (串本町 )
2019年01月18日
69 使える英語を楽しく学ぶ  文化セで英会話講座開講  (南紀国際交流協会 )
2019年01月18日
70 紀宝町、熊野市で閉鎖措置  インフルエンザが流行  
2019年01月18日
71 振り込め詐欺防止を啓発  高齢者地域見守り隊  (紀宝町 )
2019年01月18日
72 全校児童が運動場に避難  相野谷小学校で避難訓練  (紀宝町 )
2019年01月18日
73 竹田真子さんが全国へ  高校卓球三重予選で優勝  (紀南高校 )
2019年01月18日
74 町議選に向け準備進む  事前審査に現職、新人ら13人  (紀宝町 )
2019年01月18日
75 お悔やみ情報
  
2019年01月12日
76 腕章着け犯罪抑止を
 「ながら見守り活動」の輪広がる  (新宮市熊野川町 )

 新宮市熊野川町で、日常生活の中で「~しながら」子どもたちを見守る「ながら見守り活動」の輪が広がっている。畑仕事や散歩、買い物などの外出時、「子ども見守りパトロール」の腕章を着けた地域住民が、子どもたちの安全を見守ることによって、犯罪を事前に防ぐ目的。現在同地区では23枚の腕章が配布されており、さらなる活動の広がりが期待されている。

 昨年5月に新潟県で女児が下校時に連れ去られ殺害された事件をきっかけに、地域、警察、学校、ボランティアが一丸となって子どもたちの登下校を見守る「登下校防犯プラン」の取り組みを受け活動を開始。熊野川小学校学校運営協議会(下阪殖保会長)、市立熊野川小学校の上地健校長、日足駐在所の青木伸也警部補らが中心となり活動を推進してきた。同地区の丸石光子さんは腕章を着け、毎日40分間のウオーキングをしながら見守り活動を続けているという。防犯だけではなく、交通事故の防止効果も期待される。

 下阪会長は「腕章を着けることによって見守る側にも責任感が生まれ、不審者に対する抑止にもなる」。青木警部補は「犯罪者は人の目を怖がるのでありがたい。警察だけでは限界がある。顔見知りの人が見守りをしてくれることに、子どもたちも安心感を感じる。活動が定着し、持続させていければ」と話す。

 新宮警察署生活安全刑事課の天野川匡佐子警部補は「どこの学区でも登下校時の目をいかに増やせるかを課題にしている。市街地でも『熊野パトロール隊』などがボランティアで自主的に見守り活動に取り組んでくれている。熊野川地区の取り組みが今後、各学区の活動のヒントになれば」と期待を寄せている。

(2019年1月12日付紙面より)

(前列左から)丸石光子さん、下阪殖保会長、(後列左から)青木伸也警部補、天野川匡佐子警部補
地域が一丸となって子どもたちを見守る熊野川町(提供写真)
2019年01月12日
77 町の発展や活性化を願い
 賀詞交歓会で協力誓う  (那智勝浦町 )

 南紀くろしお商工会(森川起安会長)、那智勝浦町観光協会(花井啓州会長)、町水産振興会(片谷匡会長)の3団体は10日、同町体育文化会館で「2019年新春の集い~賀詞交歓会~」を開催した。関係者ら約60人が参加し、事業の繁栄や町の発展のために協力を誓い合った。

 毎年恒例の賀詞交歓会は商工業、観光、水産が一体となって町の活性化に寄与することを目的に開かれている。

 国家斉唱後、森川会長は新年について、「この地域では世界遺産15周年やねんりんピックが開催されるためチャンスの年。堀順一郎町長を先頭に観光振興を大きく進展していかなくてはいけない。それぞれの団体が体制を整えて協力してまい進していきましょう」とあいさつした。

 堀町長は大手宿泊施設・民泊サービスのAirbnb(エアビーアンドビー)での和歌山県の評価や同町が多く紹介されていたことなどに触れ、「この追い風を受けて、皆さんで一緒に一致団決して町への誘客や地域活性化にご協力をお願いします」と語った。

 その後、熊野那智大社から提供された奉献酒を前に森川会長、花井会長、JF和歌山漁連勝浦市場の吉村泰治参与、堀町長、中岩和子町議会議長、東川智昭東牟婁振興局長によって鏡開きが行われた。中岩議長が乾杯の音頭を務め、出席者らは歓談し交流を深めた。

(2019年1月12日付紙面より)

鏡開きが行われた=10日、那智勝浦町体育文化会館(提供写真)
中岩和子議長(左端)が乾杯の音頭を務め、出席者らは歓談した
2019年01月12日
78 適切な110番利用を
 管内3カ所で街頭啓発  (串本警察署 )

 串本警察署(中弥泰典署長)の管内3カ所で10日、110番通報の適正利用が呼び掛けられた。

 緊急通報ダイヤルである110番の適切な利用を促すことを狙いとする1985(昭和60)年、警視庁が制定した110番の日(1月10日)に基づく啓発。同署は今回、▽Aコープこざ店前▽道の駅くしもと橋杭岩~橋杭海水浴場駐車場▽ローソンすさみ町江住店前―の各街頭に同署地域課員14人が手分けして赴き、県警と同署が独自に制作した啓発物資を配って適切な利用が求められる理由などを伝えた。

 県内における110番通報は県警本部に集約される仕組みで、昨年中は7万3020件(対前年比2974件増)の通報があった。うち警察が対処した有効受理件数は5万9786件(同419件減)、通報対応のみの無効受理件数は1万3234件(同3393件増)。無効受理の主な内容はいたずら(4603件)、間違い(3962件)、無応答(2091件)だという。

 串本署管内からは昨年中981件(対前年比272件減)の通報があり、うち有効受理件数は724件(同238件減)。廣田典生地域課長は「110番は事件や事故など緊急時の電話番号。急ぎでなければ串本警察署(電話0735・62・0110)や警察相談電話(電話#9110)を利用していただければ」と話した。

(2019年1月12日付紙面より)

ドライバーに停車を求めて啓発する串本警察署の地域課員=10日、串本町の橋杭海水浴場駐車場
2019年01月12日
79 商売繁盛などを願う
 熊野恵比寿神社で「十日えびす」  (新宮市 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)境内の熊野恵比寿神社で10日、「十日えびす」があり、商売繁盛や家内安全を祈る人々でにぎわった。

 境内には前日夜の宵宮から、縁起物の福笹(ふくざさ)や熊手を買い求める人が訪れ、ぜんざいが振る舞われた。10日午前には例大祭があり、午後から餅がまかれた。着物姿の女性3人がかごに乗って大橋通や駅前本通りを巡行する宝恵駕籠(ほえかご)は人が確保できず、昨年、おととしに続き、今年も中止となった。

 福の神として崇敬されているえびすは、西宮の漁師が祭っていた漁業の神で、現在は商売繁盛などの神として知られている。熊野恵比寿神社は、地元商店街の店主らが昭和30年代に兵庫県西宮市の西宮神社から勧請した。

 「熊野ゑびす講」3代目会長の星谷千学さん(92)は「今では新宮を中心とした地域一帯に熊野ゑびす講を信仰(応援)してくれる方がたくさんでき、毎年のように参拝客の方も増えていることがありがたい。その一方で、宝恵駕籠もやりたいが、さまざまな事情が重なり中止にしているのが残念」とし、「家庭の平和、繁栄、いろいろな商業、事業をされている方々の、ますますの発展を祈念すると同時に、改元の年ですから、一つの転機として心に決し、努力されることを願っております」と話した。

 那智勝浦町から参拝に訪れ、福笹などを購入した飲食店経営の女性は「34~35年くらい続けて来ているが、今年は人が多く驚いている。家族全員健康で、景気が良くなるように頑張りたい」と話した。

(2019年1月12日付紙面より)

玉串を奉てんし商売繁盛などを願う「熊野ゑびす講」の星谷千学会長=10日、新宮市の熊野速玉大社
福笹を買い求める人たち
2019年01月12日
80 つきたてのお餅に舌鼓  新年祝い餅つき  (マリア保育園 )
2019年01月12日
81 認知症の基礎学ぶ  ステップアップ講座に14人  (新宮市 )
2019年01月12日
82 許可申請など審議  新宮市農業委員会が総会  
2019年01月12日
83 110番は緊急時に  適切な利用を呼び掛ける  (新宮警察署 )
2019年01月12日
84 部隊観閲や一斉放水  那智勝浦町で出初め式  
2019年01月12日
85 正月の遊びに触れる  丹鶴幼3、4歳児がたこ揚げ  (新宮市 )
2019年01月12日
86 特殊詐欺への警戒強める  池野山老クの会員22人  (古座川町 )
2019年01月12日
87 「自立&持続」見据え考える  ぼたん荘で第6期塾生講習  (南紀熊野観光塾 )
2019年01月12日
88 選挙の自由と公正を  紀宝署に取締本部設置  
2019年01月12日
89 18人が通う学童保育  旧診療所に放デイほたる  (紀宝町 )
2019年01月12日
90 火災による煙の怖さ体験  成川小学校で防災訓練  (紀宝町 )
2019年01月12日
91 冬場でも電気柵を  獣害に強い里山づくり講座  (紀宝町 )
2019年01月12日
92 多くの親子連れらが新年祝う  太地の獅子舞&もちつき大会  
2019年01月12日
93 お悔やみ情報
  
2019年01月11日
94 サ市訪問を前に市長表敬
 17日から約2カ月のホームステイ  (新宮市 )

 17日(木)から新宮市の姉妹都市アメリカ・カリフォルニア州サンタクルーズ市(サ市)を訪問する岩本桃永子(もえこ)さん(25)は9日、同市役所で田岡実千年市長を表敬訪問した。田岡市長は「サ市でいろいろと学んでもらい、新宮の発展に貢献してもらえれば」と呼び掛けた。

 新宮市とサ市とは1974年に姉妹都市縁組を締結した。今回の訪問は「サ市へのインターン派遣プログラム事業」で初めての実施となった。

 体験を通じてグローバルな視点を身に付け、サ市の「活力があり、先進的なまちづくり」の成功例から仕掛けを学び、両地域のさらなる交流の促進と新宮の発展に貢献できる人材を育成することを目的としている。

 市教育委員会の職員も同行し、サ市役所パークスアンドレクリエーション課での研修や地域との交流活動を行う。

 岩本さんは3月20日(水)までの約2カ月間、ホームステイなどをし、現地での生活を通じてさまざまなアクティビティを体験する予定になっている。

 新宮市姉妹都市親善協会の岩澤卓会長は岩本さんが派遣対象者に決定したことについて、今後、新宮でどんなことをしていきたいかなどの具体的な夢が強くあったとし、「今年は姉妹都市提携を結び45周年。取り組みを通じて実際に肌で感じてもらい、いろんな人に伝えてもらえれば」。

 田岡市長は「サ市は先進的な取り組みを実施している町。もちろん勉強も大事ですが、楽しみながら頑張ってください」と激励した。

 岩本さんは「中学3年生の時に訪れて以来のサ市。テーマパークや交友など、いろんな視点で理解を深めたい。お年寄りから子どもまで幅広くコミュニティーを形成させ、集まれる場所があるが、新宮にはまだ少ないと思うので交流の場づくりを中心に学んでいければ」と話していた。

(2019年1月11日付紙面より)

田岡実千年市長を表敬訪問した岩本桃永子さん(右)=9日、新宮市役所
2019年01月11日
95 一年の無事など祈願
 天御中主神社で例大祭など  (新宮市 )

 新宮市佐野の天御中主(あめのみなかぬし)神社(髙橋正樹宮司)で9日、例大祭と厄除け祈願祭、寿祭が営まれた。今年厄年に当たる人などが参列し、今年一年の無事などを祈った。

 午前の式典では、髙橋宮司の祝詞奏上に続き、同神社氏子会の石垣倍生総代長、当家(とうや)当主の湊口弟三さん、前田道春佐野区長らが玉串を供えた。午後には同神社氏子らが作った餅や厄年の出席者らが持参した餅がまかれ、たくさんの地域住民らでにぎわった。

 同神社の例大祭は佐野区の上地、中地、下地、永田の4地区の持ち回りでしめ縄付け、餅作りなどの準備をする当家を務めている。今年は永田地区が当家を務めた。石垣総代長は「参拝客の皆さまのご健勝や郷土繁栄などを祈願しました。準備期間も含め、天候に恵まれて良かった。永田地区の方々も協力的で大変助かりました」と話していた。

(2019年1月11日付紙面より)

厄除けなどを祈願し玉串を供えた=9日、新宮市佐野の天御中主神社
2019年01月11日
96 池畑保代さん100歳に
 西前町長赴き長寿を祝う  (古座川町 )

 古座川町の西前啓市町長が9日、間もなく100歳になる池畑保代さんを訪ねて長寿を祝った。

 この訪問は町民の100歳の誕生日に合わせて行っていて、本年度は昨年11月に奥地ノブヱさんを祝って以来2回目となる。

 池畑さんは1919(大正8)年1月13日生まれ。高池出身で、一時期ふるさとを離れ大手企業に務めていたが、後に戻り平成24年から高瀬会の高齢者グループホームもみの樹に入所してスタッフに支えられながら過ごしているという。

 西前町長は同ホームで池畑さんと面会し、他の入所者も立ち会う中で花束を受け取った池畑さんは「先生(=医師)や皆さんに本当によくしてもらい、大変うれしくもったいない」と歓喜。西前町長によると池畑さんは気品豊かな人柄で知られ、今も100歳とは思えないほどしっかりとされているそう。はつらつとした長寿健勝ぶりを見て喜び「これからも元気で」と励ました。

 役場健康福祉課によると、今月9日現在で100歳以上の町民は4人で、いずれも女性、最高齢は102歳。間もなく池畑さんが加わり、5人になるという。

(2019年1月11日付紙面より)

西前啓市町長から花束を受け取る池畑保代さん=9日、古座川町高瀬
2019年01月11日
97 世界遺産15周年を記念 ポスト上部の八咫烏が緑色に (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)境内に設置している八咫烏(やたがらす)ポスト上部の八咫烏が緑色に塗り替えられた。熊野の深い自然を表現しており、同大社の世界遺産登録15周年を記念して今年一年間変更される。

 ポストは八咫烏や全ての色が混ざった原点の色という意味の黒色で、はがきの語源にもなった同大社のご神木多羅葉(たらよう)の下に2009年に設置された。

 通信手段の発達した現代に、あえて自分の思いを手書きすることで、自分自身を見つめ直し、人と人とのつながりの原点に立ち返ってほしいとの願いが込められている。

(2019年1月11日付紙面より)

緑色に塗り替えられた八咫烏=7日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2019年01月11日
98 春祭りに向け練習に熱  13日、市野々と井関で  (那智勝浦町 )
2019年01月11日
99 有酸素運動で汗流す  まちかどエクササイズ  (紀宝町 )
2019年01月11日
100 炭焼き文化復活に向け  桐原地区で三重大生ら調査  (紀宝町 )
2019年01月11日
101 冬休み中の大会で好成績  2クラブの部員が健闘  (串本古座高校 )
2019年01月11日
102 一斉放水や分列行進  新宮市出初め式  
2019年01月11日
103 園児や団員が参加  太地町出初め式  
2019年01月11日
104 お悔やみ情報
  
2019年01月08日
105 気軽に寄れるセンターに
 新宮市庁舎別館で開所式  

 新宮市は7日、同市春日の市庁舎「別館」(旧職業訓練センター)の開所式を催した。医療、介護連携の効率的な推進を図るため、本館にあった地域包括支援センターと医療相談窓口を同所に移転。「高齢者相談センター」としての業務を開始する。地域包括支援センター11人、在宅医療相談窓口1人、地域包括ケアシステム構築係2人を配置し、14人体制で業務に当たる。

 同館は地域職業訓練センターとして1982(昭和57)年に建設。2011(平成23)年3月に市に移管された。昨年9月から実施していた耐震補強・改修工事では、全面ガラス張りだった大会議室の南側に壁を入れ、1階フロアの段差をなくしたり床材を滑りにくくするなどのバリアフリーを施した。外壁は「高齢者に合わせて優しく淡い色を」と薄い緑色に塗装された。

 式典で田岡実千年市長は「高齢者の方々が安心した生活を送り、気軽に立ち寄っていただけるようなセンターとなれば」とあいさつ。河邉弘ミ子・健康長寿課長が同相談センターについて「専門職が中心となって対応をしていくが、医療機関や病院、薬剤師会、介護保険事業所、社会福祉協議会など、地域の関係機関と連携しながら支援をしていく」などと説明。介護保険や福祉サービス利用の相談や代行申請などの住民からの相談のほか、ケアマネジャーなど関係者からの在宅医療に関する相談も受け付けていく。問い合わせは市地域包括支援センター(電話0735・23・3306)、在宅医療相談窓口(電話0735・29・7211)まで。

 300人が利用可能な大会議室をはじめとした五つの会議室は、21日(月)から貸し出しを開始。10日(木)から予約を受け付ける。問い合わせは別館1階事務室(電話0735・29・7355)で、平日の午前8時30分から午後5時まで。夜間と休日は予約不可。

(2019年1月8日付紙面より)

玄関ホールで催された開所式=7日、新宮市春日
薄い緑に塗装された外観
高齢者相談センター
2019年01月08日
106 厳かに伝統の弓引き神事
 豊作を祈願する禱祭営む  (神内神社 )

 紀宝町神内の神内神社(宮地秀直宮司)で2日、新年の豊作を祈願する禱祭(とうさい)が営まれ、作柄を占うお弓神事が行われた。

 神社で下澤深・総代長、猿口芳志区長、当主4人と矢拾い、御穀持ちの神内小の児童4人らが身を清めた。この後、参列者が行列をつくり、鈴を鳴らしながら神社から200㍍ほど離れた宮田まで歩いた。

 当主は弓引きの赤土(せきど)敏さん、元屋敷秀実さんと後見人の元屋敷晃一さん、植田好男さんの4人。矢拾いを和田凰佑君(小5)、阪本裕紀君(小6)、御穀持ちは上前田心さん(小5)、久保田裕奈さん(小5)が務めた。

 宮田で弓引きの2人が、約20㍍離れた位置から的を狙って2本ずつ計28本の矢を放った。中心を矢が射抜くと見物客から歓声と拍手が湧き起こった。

 最後は40本の矢を空に放った。この後、今年と来年の当主が集まり、神社で引き継ぎの儀を執り行って終了した。

 猿口区長は「今年はほとんど外れがなく、的の中心だけでも17本当たった。これだけ射抜く年は珍しく、良い年になりそうだ」と話していた。

(2019年1月8日付紙面より)

矢を放つ赤土敏さんと元屋敷秀実さん=2日、紀宝町神内神社の宮田
今年の当主と矢拾い、御穀持ちの子どもら
2019年01月08日
107 新年初のクロマグロ揚がる
 サンマ72㌔の水揚げも  (勝浦地方卸売市場 )

 入港船でにぎわう休業日明けの那智勝浦町の勝浦地方卸売市場で6日、新年初のクロマグロやサンマ72㌔の水揚げがあった。

 クロマグロは静岡県の大希丸が漁獲した。重さは171㌔で、1㌔当たり8500円の値がついた。小物売り場に揚がったサンマは刺し網などで取れたもので、久しぶりのまとまった水揚げとなった。

 紀伊半島沿岸でサンマの不漁が続いている。年末のサンマの水揚げは、例年、平均約2~3㌧あった同市場でも平成28年12月に79㌔と激減して以来、漁獲量はわずかだったという。同町宇久井漁協地方卸売市場のサンマの水揚げは、昨年12月6日の220㌔、同29日の2・5㌔、1月4日の9㌔となっている。

 サンマ漁の主なものは光に集まるサンマの習性を利用する集魚灯を使った棒受け網漁で、刺し網や定置網でも漁獲する。勝浦漁港近くで鮮魚店を営む大井仁さん(68)は「何年も地元のサンマが取れなくてみんな困っています。沖合に出るとサンマが跳ねているのが見えるそうですが、なぶら(魚群)が小さいらしい。どうにか回復してくれたら」と話していた。

(2019年1月8日付紙面より)

クロマグロの品質を見る仲買人=6日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場
2019年01月08日
108 人々の安寧を祈る
 那智四十八滝寒行始まる  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町那智山を拠点とする修験道グループ「熊野修験」(大導師=髙木亮英・那智山青岸渡寺副住職)が6日から、那智四十八滝回峯修行を始めた。那智山地区にある48の滝を巡り、人々の安寧を祈る。

 毎年、二十四節気の小寒(1月6日)から大寒(同20日)ごろまでの時季に行っている寒行。修験者たちは各滝で九字の呪(じゅ)を唱えて指で空を切る護身を行い、般若心経や熊野十二社大権現の本地仏の真言などを唱え、勤行後に碑伝(ひで)と呼ばれる供養の木札を供える。

 初日の寒行には、修験者9人が参加した。まだ日が昇らない午前6時すぎ、青岸渡寺にある修験道の開祖とされている役行者(えんのぎょうじゃ)の像の前で読経し、ほら貝を鳴らした後、髙木亮享住職らに見送られ、那智の滝から、陰陽(いんよう)の滝方面へと向かった。

 髙木大導師は「平和で穏やかな世界を祈念して巡らせていただきます。今年は新しい元号を迎える年でもあり、世界遺産登録15周年でもあります。いっそうの精進に励み、世界に人々の幸福を願います」と話していた。

(2019年1月8日付紙面より)

役行者の像の前で読経する髙木亮英大導師(左)と修験者たち=6日、那智山青岸渡寺
那智の滝前でほら貝を吹き鳴らす
2019年01月08日
109 技術向上と交流目的に
 串本町中学生サッカーフェス  
2019年01月08日
110 OBらも参加し寒稽古
 心身鍛え技術向上など目指す  (剣道新宮道場 )
2019年01月08日
111 アカデミーコーチを新設
 昨シーズンで引退の中西健児さんが就任  (キナンサイクリングチーム )
2019年01月08日
112 古式にのっとり仕事始め  宮大工ら「手釿始式」  (熊野那智大社 )
2019年01月08日
113 優良消防職団員表彰  那智勝浦町  
2019年01月08日
114 防災への協力に感謝 出初め式で消防関係者表彰 (新宮市)
2019年01月08日
115 防災力の向上目指し  消防出初め式で決意新たに  
2019年01月08日
116 家族や観光客ら見守る中  上達などを祈願し演武奉納  (東牟婁なぎなた連盟 )
2019年01月08日
117 正月の遊び楽しむ  中央児童館で新春かるた大会  (新宮市 )
2019年01月08日
118 冬休み明けて授業再開  小中学校や高校で始業式など  (新宮市 )
2019年01月08日
119 飛雪の滝をライトアップ  写真コンテストも開催中  (紀宝町浅里 )
2019年01月08日
120 オリジナルナンバープレート  10日から紀宝町役場で交付  
2019年01月08日
121 左官鏝塗り絵28点を飾る  H&R和歌山串本で個展  (串本町 )
2019年01月08日
122 弓頭2人連日稽古に励む  14日の「お弓祭り」に向け  (潮崎本之宮神社 )
2019年01月08日
123 式典や訓練で士気高める  串本地内で消防出初め式  (串本町 )
2019年01月08日
124 お悔やみ情報
  
2019年01月06日
125 大人の自覚を胸に
 新宮市、成人式に258人  

 新宮市の成人式が4日、市蓬莱体育館であった。振り袖やはかま、スーツ姿の新成人258人(男144人、女114人)が出席し、大人への第一歩を踏み出した。新成人を代表して松本悠馬さんが「大人になったことを自覚し、新宮市に対する誇りや感謝の気持ちを忘れずに、困難を乗り越えることに前向きに取り組んでいく」と誓った。

 国歌と市歌斉唱後、速水盛康教育長が開会の辞。田岡実千年市長は「人生の大きな節目となる記念すべき日に、両親や家族と共に生きてきた思い出、友人たちと一緒に学び遊んだ思い出に思いを巡らせてほしい。一人で生きてきたのではなく、いろんな人のお世話になったと思うのでは」と述べ、人生の第二幕が元気で生き生きとした輝かしいものになるよう祈願した。

 来賓の屋敷満雄市議会議長、濱口太史県議会議員が祝辞を述べ、アコースティックユニット「ヤブシン」が歌で祝福。教育委員の中村八十八さんのあいさつで閉式した。

 会場は久しぶりに会う同級生たちとの会話や記念撮影でにぎわっていた。奥舜太さん(20)は「成人式を無事に迎えられたのは、親を含めた皆さんのおかげ」と感謝の言葉を口にし、「就職して自立した立派な大人になりたい。親の面倒を見られる力を身に付けたい」と抱負を語っていた。

(2019年1月6日付紙面より)

華やかな姿の新成人たち=4日、新宮市の蓬莱体育館
松本悠馬さんが誓いの言葉を述べた
2019年01月06日
126 海上安全と大漁を祈願し 初競りのマグロ奉納 (那智勝浦町)

 那智勝浦町の勝浦地方卸売市場で初市があった4日、和歌山県漁業協同組合連合会副会長理事の片谷匡さんら4人は同町の熊野那智大社(男成洋三宮司)を参拝した。水揚げされたマグロを奉納し、海上安全や大漁などを祈願した。

 ささげられたマグロは約20㌔のメバチマグロとビンチョウマグロの2本。神事やみこによる神楽「那智の滝舞」も行われた。

 男成宮司は「漁の安全と大漁、漁協のご発展を祈念しております。漁業を取り巻く環境は厳しいが、勝浦はマグロが有名な町。皆さま方には、ご苦労も多いかと存じますが、一層の力を尽くしていただけましたらありがたいと思います」と語った。

 県漁連勝浦市場部参与の吉村泰治さんは「今年一年の大漁祈願と操業の安全、勝浦地方卸売市場の関係者の皆さんの繁栄を祈願しました」と話した。

(2019年1月6日付紙面より)

奉納されたマグロと片谷匡副会長理事(左から2人目)ら4人と男成洋三宮司(中央)=4日、那智勝浦町の熊野那智大社
2019年01月06日
127 食品流通拠点の使命果たす
 新宮公設市場で初市  

 新宮市佐野の新宮広域圏公設地方卸売市場で5日、同市場協力会(小田三郎会長)主催の「平成31年初市」があった=写真

 生鮮食料品の円滑な流通と安定供給を図り、周辺広域住民の食生活の安定に貢献することを目的に、1985年5月に県下の公設市場第1号として設置された市場。初競り前の式典で小田会長は、昨年成立した改正市場法、今年10月の消費増税や軽減税率制度などへの対応、地元商店の利用を高めてほしいことなどに触れ、「この地域の食品流通の拠点としての機能をさらに磨き、市場に託された使命を誠心誠意果たしていきたい」とあいさつ。

 市場管理者の田岡実千年市長は関係者たちの日頃の協力に感謝し、「皆さまには安心安全新鮮な食材の供給を続け、圏域の住民の台所を支えていただいていることに感謝したい」と一層の尽力を呼び掛けた。

 多数の来賓が出席する中、万歳三唱し、午前7時30分から初競りが始まった。ダイコン、イチゴなどが次々と競り落とされた。くろしおいちご生産組合のマスコットキャラクター「まりりん」も来場した。

(2019年1月6日付紙面より)


2019年01月06日
128 今後に期待し努める  宇久井漁協が初市  (那智勝浦町 )
2019年01月06日
129 国家の安寧などを祈る 熊野三山で元始祭 
2019年01月06日
130 園児らもパレードで勇姿  太地町消防出初め式  
2019年01月06日
131 新成人の誇りを胸に  成人式で110人の前途を祝う  (御浜町 )
2019年01月06日
132 未来に向け努力誓う  新成人185人が輝かしい一歩踏み出す  (熊野市 )
2019年01月06日
133 防災意識の誓い新たに  新春恒例の消防出初め式  (紀宝町 )
2019年01月06日
134 お悔やみ情報