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2017年06月10日
1 認知症サポーター講座も 熟年クラブが生活支援制度を学ぶ (ニュータウン勝浦)

 那智勝浦町宇久井のニュータウン勝浦熟年クラブ(峰武久会長)は6日、区内にあるコミュニティーセンター和で町や地域包括支援センターから職員を講師に招き講演会「生活支援について」と認知症サポーター養成講座を催した。

 最初に講演したのはセンターの藪根香主任介護支援専門員。認知症の進行など自宅での生活が難しくなった場合、介護が必要だが医療は必要でない、入院は必要ないがリハビリや看護・介護が必要など症状に応じて特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホームなど幾つかの支援施設が利用可能と説明。古座川町から新宮市間の介護保健施設名も紹介した。

 養成講座では町福祉課の庄司亮太主事が認知症の記憶障害など症状を、支援センターの岩本ひろ子社会福祉士は、さりげなく自然に対応し、特に自尊心を傷つけない心構えや、認知症の人やその家族を見守り、支援するサポーターの役割などを話した。講演の合間には、藪根さんと岩本さんがコントで声掛けや相手への思いやりの大切さを表現した。

 同クラブは会員の健康保持や親睦のため、健康体操、マージャン、ボウリングなどさまざまな活動を展開している。峰会長は講演前、「私たちがこれから行く道を説明してくれる。安心して聞いてください」とあいさつし、28人の参加者を沸かせた。

(2017年6月10日付紙面より)

講演に耳を傾ける熟年クラブの皆さん=6日、那智勝浦町宇久井のコミュニティーセンター和
コントを繰り広げる藪根香さん(右)と岩本ひろ子さん(中)。左は庄司亮太さん
2017年06月10日
2 住民説明会など経過報告
 新クリーンセンター建設調査特別委  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町議会の議員全員でつくる「新クリーンセンター建設調査特別委員会」(曽根和仁委員長)が8日開かれ、町当局から新施設建設の第1候補地になっている同町庄地区での住民説明会などの経過報告があった。

 同町の新クリーンセンターは、昨年9月定例議会で提出された新宮市を含めた1市2町での建設の検討を求める決議文をきっかけに広域での建設を模索してきたが、平成33年3月31日と迫った天満区との期限協定のタイムリミットなどの課題もあり、単独での建設を決めた。庄地区では2月14日に説明会が開かれ、太田区長連合会に対しても3月2日に開催。同月13日には庄区の住民対象に串本町の宝島クリーンセンターの視察を実施した。

 新年度に入り、4月10日に寺本眞一町長はじめ8人の職員が庄地区を訪れ、環境調査などの依頼を行った。同月13日には中里区、同月19日には南大居区と隣接する2区でも説明会を開いた。

 3地区の説明会の中で、新クリーンセンターが建設された場合、▽農業に対する風評被害は出ないか▽浄水場の上流に当たるので心配▽ダイオキシンの問題はないか―などの声が挙がった。

 町当局は説明会での質問を受けて、同町のクリーンセンターと焼却方式や処理能力が同じような施設がないか青森県から長崎県までの自治体を調査した。風評被害は無かったという。次回は区と相談して今月中旬に開く予定で、調査結果を報告する。

 現在のクリーンセンターに関する天満区との期限協定の覚書で年2回、会議を持つことになっており、今年の第1回目の会議を6月1日に町役場で開いたことも報告した。当局からは寺本町長と職員ら、天満区からも役員が参加し、これまでの経過と地域住環境整備の進ちょく状況などについて説明した。

(2017年6月10日付紙面より)

2017年06月10日
3 事故に遭わない意識培う
 潮岬中で交通安全教室  (串本町 )

 串本町立潮岬中学校(藤本弘子校長、生徒52人)で6日に交通安全教室があり、生徒は正しい自転車の乗り方を教わり事故に遭わないための意識を培った。

 講師は串本警察署の東谷潤交通課長と県交通安全協会串本支部の濵口典子事務局長の2人。前半は講話で、東谷課長は「加害者にも被害者にもならないために」と意識付けた上で中高生向けのDVD教材を上映し、考えるべき点を生徒に示した。

 道路交通法上、自転車は軽車両に位置付けられ、原則車道の左側通行。例外として標識で認められている歩道を走ることができる。事故で特に多いのは飛び出しで、▽一時停止と左右確認の順守▽交差点での二段階右折▽自動車の死角に入らない―などが被害者にならないための注意点。▽ブレーキの不備▽夜間の無灯火▽イヤホンやスマートホンの使用▽傘の使用▽並列走行▽二人乗り―などは違反行為で、加害者にならないための注意点でもある。

 自転車で事故を起こすと刑事と民事で責任を問われ、中高生の場合は親(保護者)が賠償責任を肩代わりせざるを得なくなる。そうならないために、自転車安全利用五則の順守と自転車保険への加入、交通ルールを社会的義務として守ることが大切だとした。

 教材鑑賞後、東谷課長は生徒に自転車の停止距離(空走距離+制動距離)を予想させ、停車するまでの感覚を後出しじゃんけんで実感させた。時速15~17㌔で走る自転車の停止距離は6・3㍍ほど。とっさだと絶対に当たるのでそうなる前に正しい乗り方で危険を避けてほしいと促した。

 後半はグラウンドに設けた仮設コースで実践訓練。濵口事務局長の演示を経て▽発進時の左右や後方の安全確認▽左側通行▽路上障害の回避▽停止線順守と左右確認▽踏切の横断(自転車から降りて押し歩く)▽歩道通行▽信号交差点での一時停止―を練習した。

 最後に東谷課長は、現場に対処する立場から事故のつらさを伝え、覚えておくよう呼び掛け。生徒を代表して生徒会会長の古久保颯太君(2年)は「一番大事なのは左右と後方の確認。これだけでも死ぬ危険を回避できるので、まずそこから守ろう」と生徒に呼び掛け、そのきっかけを届けてくれた講師2人に感謝した。

(2017年6月10日付紙面より)

事故に遭わないために考えるべき点を教わる生徒ら=6日、串本町立潮岬中学校
2017年06月10日
4 自転車施錠を呼び掛ける
 生徒らが「ロックの日」啓発活動  (近大新宮 )

 新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校(川合廣征校長)は9日、JR新宮駅駐輪場で「ロックの日」の啓発運動を実施した。生徒と教職員、新宮警察署の警察官などが協力して自転車の鍵掛けを呼び掛けた。

 同校は本年度、県警本部が5月8日から9月30日(土)までの期間で実施している「きしゅう君の自転車鍵かけコンテスト2017」に参加している。コンテストは啓発活動や校内の駐輪場での施錠率を競う高校対抗の催しで、今年は県内22校がエントリーしている。

 同校では全校生徒や市民に自転車の鍵掛けを啓発し、施錠率を上げようと生徒会を中心に活動している。この日は6(ろっ)9(く)の語呂合わせで啓発活動を実施した。生徒らは手描きのポスターなどを手に、自転車盗への注意を促す文言が書かれたティッシュを配布した。

 高校生徒会の奥野亮太郎会長(16)は「みんなきちんと鍵を掛けてくれていたので良かったです。自転車を盗む人がいなくなってくれれば」と話していた。

 新宮署管内では、今年1月から5月末までの自転車盗発生件数は6件。うち小中高生の被害は4件で、その全てが未施錠だった。

(2017年6月10日付紙面より)

自転車を利用する人らに呼び掛けた=9日、JR新宮駅駐輪場
2017年06月10日
5 特選に垣本正道さん 写連紀南支部県本部顧問審査5月優秀作品 
2017年06月10日
6 11月19日に投開票  御浜町議選  
2017年06月10日
7 5月度県企業倒産状況  東京商工リサーチ和歌山支店  
2017年06月10日
8 事故のない社会推進を  紀宝町交通安全対策協  
2017年06月10日
9 将来への意識を高める  新宮高校で進路LHR  
2017年06月10日
10 小・中教職員が連携  王子ヶ浜小、城南中が2校研究  
2017年06月10日
11 ジャガイモいっぱい  宇久井保育所が収穫体験  (那智勝浦町 )
2017年06月10日
12 楽しく歯の大切さ学ぶ  高田保で虫歯予防デーのつどい  (新宮市 )
2017年06月10日
13 どうやって電車に乗るの?  丹鶴幼と三輪崎幼が乗車体験  
2017年06月10日
14 クジラの特徴学ぶ  太地小3年生が博物館で学習  
2017年06月10日
15 部員ら11人上浦海岸美化  串本町商工会青年部絆感謝運動  
2017年06月10日
16 文化センターの改修など 串本町、一般会計補正予算案を発表 
2017年06月10日
17 ノアサガオ咲く  三輪崎の孔島で  
2017年06月07日
18 継続できる事業に
 プレイベント企画考える  (市民ワークショップ )

 新宮市教育委員会文化振興課は4日、新宮商工会議所で文化複合施設周知活動プレイベント実行委員会の第1回市民ワークショップ「プレイベントをしよう!」を開いた。17人が参加し、アイデアを出しあった。

 平成33(2021)年度開館を目指して文化複合施設の建設が進められている。これに先駆け、市教委は株式会社シアターワークショップ(伊東正示代表取締役)支援のもと12月までにワークショップ4回と講座3回を開き、プレイベント実行委員会を立ち上げる予定だ。今回はイベントの草案としてアイデアを出し合い、内容を絞り込んだ。7月23日(日)の第2回から具体化していく。

 参加者は3班に分かれて、開館前から開館後も継続して情報発信できることを条件に企画を考案した。各班は広報隊の結成や人材発掘コンテスト、オリジナルヒーローショーなどを企画し発表した。結果は3班のアイデアを混ぜ合わせることになった。

 伊東さんは「どれも大変面白いアイデア。力を合わせて活動していこうという機運が高まるのはいいこと。これから盛り上がっていくと思う」と話した。

(2017年6月7日付紙面より)

プレイベントを考案する参加者たち=4日、新宮商工会議所
2017年06月07日
19 自主防と行政が連携
 市野々と八反田で避難訓練  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の市野々区と八反田区で4日、土砂災害に備えた避難訓練があった。市野々区の自主防災組織(太田博久会長)をはじめ、町や消防、警察関係者ら59人が参加し、両地区の住民65人が町立市野々小学校体育館に避難した。

 平成23年に起きた紀伊半島大水害で地域が大きな被害を受け、平成26年から避難訓練を始めた。当初は市野々単独で行っていたが、27年は井関と八反田が加わり、28年から市野々と八反田で訓練に取り組んでいる。

 訓練は、24時間雨量で200㍉以上の降雨を想定して行われた。午前9時に避難準備の放送が流れ、その30分後に避難勧告が発令された。住民らは市野々小学校に避難した。関係者は避難者を誘導し、避難困難者を車で迎えに行くなどの支援も行った。体育館内では、町職員が簡易トイレ作りや非常食の調理を実演した。

 市野々から避難してきた山田英子さん(44)と息子の翔太君(8)は「5分ほどで避難できました。自分たちの力で逃げられるようにと訓練に参加しました。早めに逃げることと、事前の準備が大切。家庭でも、水の用意や懐中電灯や携帯電話のバッテリー充電などを心掛けています」と話した。

 市野々区長でもある太田会長は今回の訓練に「想像していたよりもお年寄りの参加が多い。毎年実施して防災意識を高めていき、今後の課題を見つけたい。自主防災組織から意見も出るので、行政や消防と相談して今後の展開を検討したい」と話した。

(2017年6月7日付紙面より)

高齢者を案内する自主防災組織=4日、那智勝浦町立市野々小学校
状況をまとめる対策本部
2017年06月07日
20 中学生以上80人が釣果競う 第22回潮岬オフショアトーナメント (串本町)

 シイラなどの釣果を競う釣り大会「第22回潮岬オフショアトーナメント」が4日、串本町の有田港を拠点にして開かれた。今回も主に近畿~中京圏の中学生以上80人がチャーターボートで沖合に出て挑戦。シイラの部は釣果がなく、他魚の部は奈良県上牧町から参加した國分武士さんが5・10㌔のブリを釣り上げて優勝した。

 この大会は同トーナメント実行委員会(宇井晋介実行委員長)主催。船上からのルアーキャスティングやジギングによる釣果を競う内容で年1回、6月第1日曜日を基準にして開かれている。関西では特に歴史のある釣り大会の一つとして愛好者に認知され、根強い挑戦を集めている。

 今回もシイラの部と他魚の部(各1~5位入賞)を設け、他魚の部は総合順位に加えて珍魚賞やレディース賞(各上限3人)も取り入れて入賞の幅を広げた。参加者は実行委が手配したチャーターボートに分乗して出港し、同港沖合で午前6時~正午の6時間にわたって競技に臨んだ。

 競技終了後の検量でシイラの釣果報告はなく、宇井実行委員長は「天候には恵まれたが今季は黒潮が遠く離れていて、かなり沖まで出たボートもあったようだがそれでもシイラには当たらない結果になった」と状況を分析した。他魚の部の入賞魚はブリ、マダイ、マハタ。21人が検量に臨み、珍魚関係ではニザダイ、エビスダイ、ホウキハタが入賞魚となった。

 検量後は串本海中公園センターレストラン「アクロポーラ」で表彰式を開いて各入賞者の健闘をたたえた。シイラの部のトロフィーは同実行委員会預かりとし、賞品はお楽しみ企画のじゃんけん大会の景品に加えて参加者に贈り、大いに盛り上がったという。

(2017年6月7日付紙面より)

魚の検量に臨む参加者ら=4日、串本町有田の有田港
2017年06月07日
21 豊作と業界発展を祈る 本宮大社で梅の日記念式典 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社で6日、「梅の日記念式典」が営まれた。梅産地の各団体でつくる「紀州梅の会」(会長・真砂充敏田辺市長)の会員ら約80人が参列し、豊作と業界の発展を祈った。

 1969年に設立された同会は、県内の産地の首長や生産者組合らで組織。2006年に毎年6月6日を「梅の日」と定め、みなべ町の須賀神社、京都の上賀茂神社と下鴨神社にも梅を奉納している。東京などでもさまざまなキャンペーンを催し、PRしている。

 本宮大社の式典では、祝詞奏上の後、九鬼家隆宮司と参列者たちが神前のたるに約30㌔の南高梅や塩を入れる梅漬けの儀を行い、みこが神楽を奉納した。この日漬けられた梅は、紀州梅の会がいったん持ち帰り、梅干しとして完成させた後、10月10日(火)にあらためて同社に奉納する。

 九鬼宮司は「しっかりと雨が降り、梅の木の根に染み渡って木が育ち、すばらしい梅の実が収穫できることを祈念します。全国津々浦々に南高梅の素晴らしさを知っていただければ」。

 紀州田辺梅干協同組合の中田吉昭理事長は「今年は5月の雨不足で成長が遅れています。梅が全国のお客さまの健康のお役に立つことを祈っています」と話していた。

 梅の日は1545年6月6日、雨が降らず人々が困っていたことを知った後奈良天皇が賀茂神社の例祭に梅を奉納して祈ったところ、大雨が降りだし、五穀豊穣(ほうじょう)をもたらしたとの故事にちなむ。

(2017年6月7日付紙面より)

梅漬けの儀=6日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2017年06月07日
22 3大会で入賞者輩出
 紀宝空手スポーツ少年団  
2017年06月07日
23 第19回ツール・ド・熊野
  
2017年06月07日
24 地元漁師の仕事を学ぶ  宇久井中で漁業授業  (那智勝浦町 )
2017年06月07日
25 潮風感じて笑顔に  黒潮園がホエールウオッチング  
2017年06月07日
26 新支部長に田中肇さん  交通安全協新宮支部が総会  
2017年06月07日
27 多くの上陸と産卵を期待  紀宝町ウミガメパトロール  
2017年06月07日
28 命の道早期完成を 近畿自動車道紀勢線建設促進期成同盟が総会 
2017年06月07日
29 「ありがとう」の気持ち込め  セレモニーホールなちで人形供養  (那智勝浦町 )
2017年06月07日
30 保護者の学びの時間も  佐野保で巡回講座と給食参観  
2017年06月07日
31 差別問題の早期解決を  新宮人権尊重委員会が総会  
2017年06月07日
32 アカウミガメを人力で救出 串本町、波消しブロックの隙間から 
2017年06月07日
33 芝生で思いっきり挑戦 あったカフェ、旧養春小でうんどう会 
2017年06月07日
34 ホタルブクロ  熊野川町田長で  
2017年06月07日
35 お悔やみ情報