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2020年03月19日
1 337人が春をつかむ
 県立高校で合格発表  (和歌山県 )

 和歌山県の県立高校で18日、一般入学試験の合格発表があった。新宮・東牟婁地方では新宮、新翔、串本古座高校で337人が合格した。

 発表は午前10時、一斉に各校内の掲示板などに張り出されるとともに、新型コロナウイルス感染拡大予防として、受験者や中学校関係者用に設けられた県ホームページにも掲載された。緊張した面持ちで待っていた受験生たちは、自分の受験番号を見つけると友人と抱き合うなどして合格を喜んだ。

 各校の合格者数は新宮高校全日制173(定員200)人、定時制7(同40)人、新翔高校96(同120)人、串本古座高校61(同120)人だった。

 新宮高校に合格した女子生徒は「合格は信じていましたが、不安だったのでとてもうれしく安心しました。サッカー部に入ってクラブ活動と勉強を両立させて頑張りたい」。新翔高校に合格した生徒は「掲示板を見るまで緊張しました。理科は得意ですが、英語が苦手でたくさん勉強した。部活ややりたいことは、これから探そうと思います」と期待を込めて話していた。

 定員に満たなかった高校の追加募集は24日(火)に出願受け付け、26日(木)に学力検査、30日(月)に合格発表を行う予定。

(2020年3月19日付紙面より)

合格を喜ぶ受験生ら=18日、県立新宮高校
緊張した面持ちで合格を確認=同日、県立新翔高校
合格を確認し笑顔を見せた=同日、県立串本古座高校
2020年03月19日
2 感染予防こなして教室へ
 小中学校午前の授業再開  (古座川町 )

 古座川町立の5小中学校が18日、午前の授業を再開した。先月28日以降、19日ぶりに登校した児童生徒は新型コロナウイルス感染症予防対策をこなしつつ、3学期に節目をつける学校生活に臨んでいる。

 同町教育委員会は国の要請を受けて今月2日以降、学校を当面休みとしつつ再開のめどを模索。校長会の考えや保護者の声、学校医3人の意見を総合的に勘案し、今回の対応を16日付で児童生徒の保護者に通知した。

 その内容は18日、19日(木)、23日(月)、24日(火)と期日未定だが春季休業期間中の離任式がある日の計5日間を3月の登校日とするもの。今後の状況により変わる場合があるとしつつ、午前のみ授業を行うとしている。学校給食やクラブ活動は引き続き休止となっている。

 同町立明神小学校(速水和美校長、児童12人)の児童は事前に学校が配ったマスクをして登校。げた箱前で先生に迎えられ、互いに元気かどうかを確かめ合いながら手をアルコールで消毒しそれぞれの教室へ入った。その後は集会を開いて今回の対応中の過ごし方について説明を受け、授業に臨んだ。

 19日は卒業証書授与式で4年生以下は自宅待機となり、24日は修了式、期日未定の日は離任式があるため、授業に臨める回数には上限が伴うのが実情。速水校長は中道悟教育長の意に準じ、児童が3学期の節目をしっかりとつけ、進級して迎える新しい年度を意識できるよう努めるとしている。

(2020年3月19日付紙面より)

アルコール消毒をこなして各教室へ向かう児童=18日、古座川町立明神小学校
2020年03月19日
3 史上最高を更新
 令和元年観光入込客総数  (和歌山県 )

 和歌山県は、令和元年観光客動態調査で、総数・日帰り客数・宿泊客数とも前年より増加し、うち、総数・日帰り客数が史上最高を記録した平成28年を上回ったと発表した。また、外国人宿泊客数も過去最高となった。

 県が発表した観光入込客総数は約3543万3000人(前年比102・4%)で日帰り客数は約2993万1000人(同102・5%)、宿泊客数は550万2000人(同101・7%)。うち外国人宿泊客数は約50万2000人(同104・7%)だった。

 昨年は7、8月の天候不順や台風の接近などで、夏季の観光入込客総数が前年に比べ減少したものの、例年にない長期間のゴールデンウイークや、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録15周年記念キャンペーン、ねんりんピック紀の国わかやま2019の開催などが奏功し、年間の総数・日帰り客数は史上最高に、宿泊客数も前年を上回る結果となった。

 10月からの羽田―南紀白浜線の航空機材大型化や改元に伴う各地での記念イベントの実施、1年を通じて高野山・熊野地域をはじめ、県内各地が多くのメディアに取り上げられたことも影響したと分析する。

 宿泊客数は田辺市本宮町(前年比121・7%)、旧串本町(同115・8%)などが好調。那智勝浦町は大型宿泊施設のリニューアル工事の影響で、前年比72・9%となった。

 外国人宿泊客数に関しては、中国市場が白浜町などで好調に宿泊客数を伸ばし、前年比31・5%増と過去最高を記録。欧米豪市場も引き続き好調で、高野山・熊野の世界遺産エリアを中心に、前年比16・6%増と堅調に推移。韓国市場においては、日韓関係の悪化の影響を受け、前年比43・7%減と宿泊客数が大幅に減少した。

 観光地別では、世界遺産エリアの高野町や田辺市、新宮市、そして白浜町などで過去最高を記録した。一方で、耐震工事の影響や団体ツアーの減少により、那智勝浦町などで宿泊客数が減少した。

 県では、世界的メディア(CNN、BBC、ロンリープラネットなど)との共同キャンペーンや海外プロモーション、メディア取材・エージェント下見支援などの継続的な誘客対策に加え、東京五輪やワールドマスターズゲーム2021関西など、多くの外国人観光客の訪日が見込まれる機会を捉え、引き続き海外からの観光客の誘客を進めるとしている。

(2020年3月19日付紙面より)


2020年03月19日
4 管内児童の交通安全に
 レッスンバッグを寄贈  (JAみくまの )

 みくまの農業協同組合(JAみくまの、村上幸弘組合長)は17日、太地町公民館にある教育委員会を訪れ、反射板付きレッスンバッグの寄贈式を開いた。村上組合長が宇佐川彰男教育長に対し、今春町立太地小学校に入学する新1年生14人分のバッグを贈った。同町含む管内22校342人の児童らに対し、各教育委員会を通じて届けられる。

 JA共済の交通事故対策活動の一環として、毎年実施している。児童を交通事故から守り、安心して暮らせる地域社会づくりに貢献することを目的に交通事故対策事業費を活用している。おととしは那智勝浦町、昨年は新宮市で寄贈式があった。

 この日は村上組合長のほか、共済部の向井和央部長、内田和宏課長、岡本光正太地支所長が同席した。

 村上組合長は「地域の宝である子どもたちの交通安全に役立てていただけたら幸いです」と語った。

 バッグを受け取った宇佐川教育長は「JAみくまのさんにはいつもお世話になっている。有効に使わせていただきます」と感謝を述べた。

(2020年3月19日付紙面より)

村上幸弘組合長(左)からレッスンバッグを受け取った宇佐川彰男教育長=17日、太地町公民館
2020年03月19日
5 次期町長選立候補する意向  質問受け現職・西前啓市氏  (古座川町 )
2020年03月19日
6 広報きほうが2年連続の特選  県広報コンクールの広報紙部門で  
2020年03月19日
7 2週間ぶり笑顔の再開  放課後児童クラブ「きほっこ」  (紀宝町 )
2020年03月19日
8 長年の功績をたたえ  和歌山県消防功労者を発表  
2020年03月19日
9 町益考えごみ処理業務委託  22年から開始予定  (太地町清掃センター )
2020年03月19日
10 冬の収穫が楽しみ  人気の「シイタケ菌打ち体験」に64人  (那智勝浦町 )
2020年03月19日
11 お悔やみ情報
  
2020年03月10日
12 輸血用血液不足が深刻化
 新型コロナウイルスの影響で  (日本赤十字社 )

 新型コロナウイルスの感染拡大による大規模イベントの自粛などの影響で献血車派遣の中止が相次ぎ、全国的に献血協力者が減少している。日本赤十字社によると、輸血用血液の在庫量が不足し始めている地域が発生しており、この状況で推移すると必要な輸血用血液の供給に支障が出る可能性もあるとしている。

 国が新型コロナウイルス対策の基本方針を打ち出した2月25日以降、献血計画に対して献血血液(赤血球)は87・7%に減少し、献血者数は29日までの5日間で5793人が不足した。日赤は公式サイトで「尊い命を救うために、皆様のご理解とご協力をお願いいたします」と呼び掛けている。

 血液の不足を巡って、白血病であることを公表していた競泳女子の池江璃花子選手が会員制交流サイト(SNS)で「1人でも多くの命を救えるように」と協力を訴えているほか、加藤勝信厚生労働相は今月5日の参院予算委員会で、献血の呼び掛け強化など対応を検討すると答弁している。

 和歌山県赤十字血液センター紀南出張所の担当者は「管内でも(移動採血を)見合わせたいなどといった相談があった。急きょ大型スーパーなどに掛け合い、街頭での献血で対応している」と現状を話す。

 安全かつ安心な献血環境を保持するため、献血会場に入場する際には、入り口での検温や手指消毒の協力を呼び掛けるなど、感染予防対策も講じているという。また、検温の結果、発熱が認められた場合には入場を制限している。

 同出張所では「イベントの中止や延期のほか、企業の在宅勤務などの感染防止措置が強化され、 予定していた献血会場の実施が困難な状況となっている。献血協力者が減少することで、血液製剤の在庫量を安定的に維持することが困難になる」と危機感を示し、「こうした状況の中でも、成分献血を含め、毎日約1万3000人の献血協力が必要。ぜひ献血へのご協力を」と呼び掛けている。

 新宮市~串本町間の移動採血の日程は次の通り。

■12日(木)

▽串本町=午後2時~4時(串本警察署・串本ライオンズクラブ)

■13日(金)

▽新宮市=午前9時~正午、午後1時~4時(市福祉センター・新宮ライオンズクラブ)

■22日(日)

▽新宮市=午前10時~正午、午後1時~4時(スーパーセンターオークワ南紀店)

■23日(月)

▽太地町=午前9時30分~正午(太地漁業協同組合・勝浦ライオンズクラブ)、午後1時30分~4時(町公民館・勝浦ライオンズクラブ)

(2020年3月10日付紙面より)

献血の協力を呼び掛けている(日本赤十字社ホームページより)
2020年03月10日
13 来年度の指針など決める
 古座川漁協が総代会開く  (古座川町 )

 古座川漁業協同組合が8日、古座川町中央公民館で総代会を開き令和2年度の方向性を確かめるなどした。

 同漁協は七川ダムより下流の古座川水系を管内とし、主力のアユをはじめとする漁対象資源の適正管理に資する諸事業を展開している。現在の組合員数は正准合わせて510人で、年次の事業概要は代表100人を立てて開く総代会で決めている。

 この日の総代会は本人出席28人、文書決議書29人、委任状1人、計58人で総代100人の過半数を占めて成立した。橋本尚視組合長は「昨年度の厳しい自然環境で天然遡上(そじょう)が少なく、思うような釣果が上がらず売り上げマイナスの決算となった。よい漁場づくりとして産卵や遡上を促すことに力を入れなければならないというのが理事全員の希望。総代や組合員の協力をいただいて取り組みたい」とあいさつし、井口一副組合長が西前啓市町長や鶴保庸介参議院議員のメッセージを代読するなどした。

 続く議事では本年度と来年度の事業関連諸議案を審議し承認。任期満了に伴う役員選任もあり、各地区の代表を得る形で正組合員から理事11人を選出する案を承認した。組合長などの次期役員は後に開く理事会内で互選するという。

 来年度の事業計画では▽支流小川流域から下流域へ流出する砂利の採取を河川管理者に働き掛けるとともに、河床整備を進めて良質な産卵場の確保に努める▽動物追い払い煙火や猟友会との連携によるカワウの食害対策を推進する▽冷水病などの要因を見据え内水面漁業協同組合連合会と協力してアユ資源の確保に尽力する▽降雨後の河川状況をホームページで頻繁に伝えて入川客との信頼関係に努め組合員にも情報発信する▽アマゴモやクズガニのさらなる増殖保護に努める▽鑑札監視は10月を期限として取り組む―といった事業指針と展開する業務項目を一通り確かめるなどした。

(2020年3月10日付紙面より)

総代会を開く古座川漁業協同組合=8日、古座川町中央公民館
2020年03月10日
14 クマノザクラ咲き誇る
 100年ぶりの新種美しく  (紀宝町 )

 2018年に約100年ぶりに新種と確認された野生種の「クマノザクラ」が紀宝町の北桧杖や鮒田地区などで咲き、淡いピンクの花が見頃を迎えている。

 国内にはヤマザクラ、オオシマザクラ、カスミザクラなど9種が自生し、熊野地方で発見されたクマノザクラは野生の種では10番目の新種。まさに〝世紀の大発見〟につながった。

 紀伊半島南部の三重、和歌山、奈良の3県に分布。早咲きで花が美しいことから、観賞用として各地で植樹されている。

 北桧杖地区は県内でも開花が早いことで知られ、林道北桧杖浅里沿いで自生する数本が確認されている。シダが生い茂る斜面の上でひっそりと花を咲かせている。

 同地区の莊司健さんによると、2月下旬ごろから咲き始め、今が見頃。今後は桐原地区の子ノ泊山(ねのとまりやま)登り口付近や、御浜町、熊野市でも咲き始めるという。

(2020年3月10日付紙面より)

山中にひっそりと咲くクマノザクラ=7日、紀宝町北桧杖
鮮やかな淡いピンク色の美しい花
2020年03月10日
15 お気に入りの布でマスクを タウンガーデンで青空教室 (新宮市)

 新宮市保健センター横のタウンガーデンで9日、同所の花壇を管理するボランティアグループ「タウンガーデン」(平田裕子代表)が「青空布マスク作り教室」を開いた。同グループ会員10人が参加し、持ち寄ったハンカチやガーゼタオル、端切れなどで布マスク作りに挑戦した。

 青空教室は、平田代表が先週、同市別当屋敷町で手作り雑貨などを取り扱う「花布(かふ)」でマスク作りを教わったことがきっかけ。新型コロナウイルス感染予防対策で市販のマスクが品薄となっている状況を鑑み、また、使い捨てマスクの使用軽減による環境保全を図る目的などもある。密室感染が危険視されるコロナウイルス対策として屋外での実施に至った。

 平田代表が事前にマスクの型紙やゴムひも、ガーゼなどを用意。会員らは使わなくなったハンカチや布を型紙に合わせて裁断し、会話を楽しみながら制作を進めていった。平田代表は「使い捨てマスクよりも何回も洗って使える布マスクは、今の時代に合っているのでは」。

 会員の70代女性は「みんなで和気あいあいと楽しくおしゃべりしながら作業をしているので、あっという間に時間が過ぎてしまいます。家でも作って、知り合いなど周りの人に贈りたい」と話していた。

 毎年、同グループが主催し、3月末~4月上旬ごろに同所で実施している「花祭り&バザー」は、今年は中止が決定している。

(2020年3月10日付紙面より)

和気あいあいとマスク作りに取り組んだ=9日、新宮市
2020年03月10日
16 39校の組み合わせ決定
 春季近畿地区高校野球大会県予選  
2020年03月10日
17 すし文Aが優勝 第152回職場対抗ボウリング大会 
2020年03月10日
18 松實海斗君・陸斗君が奨励賞
 新宮ジュニアレスリングクラブ  
2020年03月10日
19 当初予算など30議案を審議  那智勝浦町議会3月定例会開会  
2020年03月10日
20 ハクモクレンが開花  那智勝浦町高津気  
2020年03月10日
21 感謝状贈り成長見せる  井関保育所でお別れ会  (那智勝浦町 )
2020年03月10日
22 子どもの将来見据えた食育を  中村美奈子さんが食生活について講話  (新宮市 )
2020年03月10日
23 施政方針説明経て審議へ  串本町議会3月定例会始まる  
2020年03月10日
24 ネット活用し家庭学習支援  ECC古座の北本淑鈴さん  (串本町 )
2020年03月10日
25 33年の歴史に幕閉じる  「熊野の自然を考える会」閉会  
2020年03月10日
26 ハーブティーとチャイ作り  スパイス講座を開催  (JA伊勢女性部 )
2020年03月10日
27 お悔やみ情報