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2023年03月30日
1 大江作品のメモ書き見つかる
 中上健次、直筆の考察  (新宮市 )

 新宮市名誉市民で芥川賞作家の中上健次(1946~92年)の直筆のメモ書きがこのほど、新たに見つかった。メモ書きは、かつて仕事場として使用していた那智勝浦町のマンションの書斎から発見。大江健三郎(1935~2023年)の著書「死者の奢り・飼育」(新潮社、1959年)の文庫本に挟まれており、本には直筆で傍線やメモも書き込まれている。

 川端康成に次ぐ、日本人として2人目のノーベル賞作家・大江健三郎。3月3日、老衰のため逝去した。中上の初期の作品は大江作品の影響を色濃く受けており、大江に対する愛憎半ばする思いは、エッセー「ジン=イーヨーの変容―大江健三郎論ノート」にも顕著に表れている。生前には対談「多様化する現代文学」も行われており、「新潮」80年1月号にその内容が掲載されている。

 このたび見つかったメモは、第39回芥川賞作品「飼育」についてのもので、大江のシュルレアリスム(超現実主義)や隠喩表現などに言及。89年8月に東京都千代田区有楽町で行われた講演「初期の大江健三郎―『飼育』を中心に」のために書き込まれたものと考えられる。

 講演会では中上が同様に影響を受けたウィリアム・フォークナー(1897~1962年)との類似性や、実験的試みの効果などに触れ「実に信頼できる、現代文学の敵に立ち向かう強力な同僚である」とまとめている(「中上健次発言集成6」より)。

 なお、大江の逝去を受け、市立図書館では現在追悼コーナーを設けるとともに、中上健次コーナーでメモ書き(コピー)の展示を行っている。

(2023年3月30日付紙面より)

大江健三郎の「飼育」に対する中上健次直筆のメモが見つかった
傍線とメモが書き込まれた文庫本も
2023年03月30日
2 交通安全への意識高めて
 新入学児らにランドセルカバー贈呈  (交通安全協会新宮支部 )

 和歌山県交通安全協会新宮支部の田中肇支部長らは28日、新宮市役所を訪れ、速水盛康教育長に新入学児童194人(小学校5校187人、支援学校1校7人)分の交通安全ランドセルカバーを、福本良英・健康福祉部長に市内11の幼稚園や保育所、保育園などの新入園児193人分の巾着袋を贈った。

 毎年、春の全国交通安全運動期間を前に行われている事業で、新生活を迎える児童・園児や保護者、ドライバーの交通安全意識の高揚を図るとともに、子どもたちの健やかな成長を願って贈呈している。なお、購入費は、同協会に入会している会員の交通安全協会費などを活用している。

 田中支部長は「今年も贈呈できて喜んでいる。このランドセルカバーをまちで見かけたら登校に慣れていない新入生だと意識して、より一層の安全運転を心がけてほしい」。

 速水教育長と福本部長は、贈呈に感謝を示し「命につながる車の暴走事故もニュースで報じられている。(ランドセルカバーは)ドライバーへの一つの啓発になるとともに、社会全体で子どもを守っていく意識の高揚にもつながる」。「子どもたちが笑顔でランドセルカバーを身に着けている姿を見て、交通安全を意識していただければ」とそれぞれ語った。

 なお、今後は那智勝浦町や太地町、田辺市本宮町、北山村、古座川町、串本町への贈呈も予定している。

(2023年3月30日付紙面より)

田中肇支部長(中央)から速水盛康教育長(右)と福本良英・健康福祉部長にランドセルカバーと巾着袋が贈られた=28日、新宮市役所
2023年03月30日
3 たくましく、美しく「平岩桜」
 水害耐えたソメイヨシノ開花  (新宮市熊野川町 )

 熊野地方を中心に甚大な被害を及ぼした「紀伊半島大水害」(2011年)から今年で12年。濁流により傷つきながらも当時の水害に耐えた熊野川町相須のソメイヨシノが、今年も花の盛りを迎えている。

 12年前の8月25日、マリアナ諸島の西の海上で発生した大型の台風12号は、紀伊半島を中心に記録的な豪雨を降らせた。熊野川の氾濫で多くの家屋が浸水。幹線道路が寸断され、山間部で多くの土砂災害が発生した。

 50年以上前に桜の木を植えたのは平岩明さん(85)。同地区では、水害によりほとんどの家が浸水した。平岩さんの家も被害に遭った。裏手から山へと逃げ、以降8カ月にわたり仮設住宅での生活を余儀なくされた。現在は取り壊した自宅跡地をかさ上げし、新しい家を建てて暮らしている。

 桜の木の幹には、濁流にのみ込まれた時に付いた痛々しい傷跡が残る。しかし、水害を生き抜き、毎年たくましく花を付ける一本桜を、平岩さんは「平岩桜」と名付けた。

 28日現在、桜は満開。「見事なもんや。花見酒したら最高やろね」と平岩さん。「今年も立派に咲いてくれた。もう思い残すことはないよ」。そう言って笑顔を見せた。

(2023年3月30日付紙面より)

「平岩桜」が今年も花の盛りを迎えた=28日、新宮市熊野川町
2023年03月30日
4 小学校3、中学校1と結論
 教育環境整備審議会が答申  (串本町 )

 串本町教育環境整備審議会(山本誠士会長、委員10人)が27日、教育委員会の諮問「串本町立小中学校の統合再編について」に対する答申を潮﨑伸彦教育長へ伝達した。

 旧串本町と旧古座町の合併から17年が経過し、教委は合併翌年の2006年11月に受け、統合再編の指針としてきた「串本町教育環境整備について」の答申内容を時代相応に更新するために各小中学校区などから委員を人選して同審議会を立ち上げ。昨年9月30日付で前述した諮問を行い、同審議会は月1回の頻度で会議や書面審査を重ね、これまでの統合再編の経過や町立小中学校の現況、将来の児童生徒数の推計や文部科学省の統合再編の指針などを情報共有した上で意見を交わし合い、結論を目指してきた。

 諮問をするに当たり教委は、教育力の適正な水準を維持し格差のない教育を求めて小中学校の統合再編について答申してほしいと希望。同審議会は、小学校は旧串本町域2校・旧古座町域1校、中学校は現串本町域で1校とすることが望ましいが、早期の統合再編を求めるものではないと結論を固めた。その具体的検討に当たっては▽児童生徒や保護者の意見を尊重し地域の合意形成に努めること▽通学による児童生徒の身体的負担を軽減する施策を講じること▽中学校においては成長期における新たな出会いや気付きによる社会性・人間性の向上を目指すことに重点を置くべき▽古座中について古座川町教育委員会と十分な協議を行う必要がある―といった意見も付して答申書をまとめ、伝達するに至った。

 答申を受けた教委は今月28日付で、諮問書と答申書の原文を町公式ホームページ上で公開。濵地弘貴教育次長によると、委員はそれぞれに意見を持って会議などに臨んだがその中で主体の児童生徒にとって何が最良かを考えて今回の答申の内容に至ったという。

(2023年3月30日付紙面より)

答申書を伝達する山本誠士会長(右)=27日、串本町役場本庁舎(同町提供)
2023年03月30日
5 グリーンティアーズがV
 軟式野球部「第8回大会」  (那智勝浦町体育協会 )
2023年03月30日
6 植地さん(男子)、水上さん(女子)が栄冠 那智勝浦町老ク連親善グラウンドゴルフ大会 
2023年03月30日
7 明るく楽しく竹刀振る
 三輪崎剣道クラブが体験会  (新宮市 )
2023年03月30日
8 近大新宮が初出場で優勝
 サッカー「フレッシュマンリーグ」  
2023年03月30日
9 基本方針に基づき施策など説明 地域公共交通活性化協議会 (新宮市)
2023年03月30日
10 おしゃべり会が屋外で交流  高津気のハクモクレン楽しむ  (那智勝浦町 )
2023年03月30日
11 自信を持って1年生に  太地こども園で17人卒園  (太地町 )
2023年03月30日
12 トルコ義援金寄託申し出  洋菓子店セ・ラ・セゾン  (串本町 )
2023年03月30日
13 第1回定例会一般質問③  串本町議会  
2023年03月30日
14 絵本の世界、夢中で見入る  とよたさんの読み聞かせ  (紀宝町 )
2023年03月30日
15 副町長に林源次郎氏  4月1日付で辞令交付  (御浜町 )
2023年03月30日
16 高見さん、真砂さんが優勝  3年ぶりグラウンドゴルフ大会  (紀宝町老連合 )
2023年03月30日
17 ボランティアで脳トレを  きぼらんせが研修会  (紀宝町 )
2023年03月30日
18 消印で打ち上げ応援  図柄にロケットと名所  (浦神郵便局 )
2023年03月24日
19 「熊野を心のふるさとに」
 卒業旅行で自然など満喫  (東大阪の子ども会 )

 大阪府東大阪市の柏田校区子ども会の小学6年生6人は19日、卒業記念旅行で熊野地方を訪れた。新宮市熊野川町の熊野川総合開発センターでは歓迎式が行われ、田岡実千年市長が子どもらに記念証書「熊野を心のふるさとに」を贈呈。小中蒼太君は「熊野には私たちの町にはない、驚くほど豊かな自然があります。ここで感じたことを心の宝物として大切にし、これからの中学校生活を頑張ります」と感謝を伝えた。

 熊野地方を巡る卒業記念旅行は、都会の子どもたちに自然豊かな熊野地方を第二のふるさとにしてもらおうと、子ども会の康熙満(かん・ひまん)さんが企画し今年で7回目。

 康さんは2010年に初めて川舟下りを体験し、その時の感動を子どもたちにも伝えたいとの思いから旅行先を熊野地方に。「那智の滝を巡る熊野一日旅行」と題して今回、4年ぶりの再開がかなった。なお、康さんは11年の紀伊半島大水害当時、熊野地方の被害を案じ、川舟の運航が再開した際には第1便に乗船したという。

 歓迎会で、那智勝浦町長連名の記念証書を手渡した田岡市長は「4年ぶりに皆さんをお迎えできてうれしい。今日は、かけがえのない熊野の自然を見て、そして感じていただければ」と歓迎した。

 康さんは「私たちの住む東大阪市にはほとんど自然がない。熊野の自然は日本にとって宝のような存在。子どもたちが大きくなった時に、改めて熊野がどういう所なのか学ぶ、その時こそが日本が再生する時ではないかと夢を描いています」とあいさつ。

 「この子たちが30、40、50代になった時、恋人や家族と一緒にこの地を必ず訪れます。そしてその子どもたち、またその子どもたちがまた熊野を訪れるのではないかと思います。その時が私の夢がかなう時だと考えています」と述べた。

 歓迎式の後、一行は道の駅「瀞峡街道熊野川」に移動。紀伊半島大水害犠牲者の慰霊碑に献花し黙とうをささげた。川舟下り体験や熊野三山巡りなどを通して、熊野の自然や歴史を学んだ。

 家族旅行で田辺市本宮町の川湯温泉を訪れたことがあると話す鈴木心君。「自然がたくさんあって東大阪市とは全然違うと思った。大人になったら熊野にまた来ます」と話していた。

(2023年3月24日付紙面より)

柏田校区子ども会の皆さんと歓迎した田岡実千年市長(前列中央)=19日、新宮市熊野川町の熊野川総合開発センター
熊野川で川舟に乗る子どもら
慰霊碑に献花し、黙とうをささげた
2023年03月24日
20 24の町内文化財を紹介
 新町発足後初めて冊子を発行  (紀宝町 )

 紀宝町教育委員会は、町内の文化財を解説した冊子「紀宝町の文化財」を新町発足後初めて発行した。1000部作成し、町内全小中学校に各10部を配った。希望者には、町教育委員会、町生涯学習センター「まなびの郷」、町立図書館、ふるさと資料館で無料配布している。

 町内には、有形民俗文化財や無形民俗文化財など、地域で受け継がれてきたさまざまな文化財が存在する。現在、国指定文化財が3件、県指定文化財が2件、町指定文化財が13件の計18件あり、冊子には指定文化財と6件の文化財を加え、24件を掲載した。

 県教育委員会の協力を得て、町文化財調査委員5人が中心となり1年かけて作った。写真をふんだんに使ったほか、それぞれの個別解説に加え、文化財を示した地図も加えた。

 「鵜殿村の文化財」(1974年発行)、「紀宝町の文化財」(78年発行)、「鵜殿村九十年史」(84年発行)、「紀宝町誌」(2004年発行)などを参考にし、ほとんどの写真は新たに撮影した。

 編集、レイアウトを担当した事務局の竹鼻康さんは「身近にある町内の貴重な文化財に対する理解や関心を高める機会として活用してほしい」と話している。

(2023年3月24日付紙面より)

町内の文化財を解説した冊子「紀宝町の文化財」
2023年03月24日
21 福祉に役立てて
 6施設に寄付金を贈呈  (新宮東牟婁労福協 )

 新宮東牟婁地域労働者福祉協議会(井上祐人会長)は20日、新宮市と那智勝浦町の6福祉施設を巡り、団体活動費の一部から捻出した寄付金を「福祉に役立てて」と手渡した。

 同協議会はもともと、子どもらの健全育成を目的に毎年、入場無料の映画まつりを開催。その際に集まったチャリティー募金と加盟団体からの寄付金を、福祉に役立ててもらおうと贈呈していた。

 しかしコロナ禍の影響を受け、2020年からは、映画まつりが中断。しかし寄付は続けたいと、団体活動費の一部を充てている。寄付金は毎年▽美熊野福祉会▽なぎの木園作業所▽わかば園作業所▽どんぐりの家▽南紀ひまわり作業所▽いなほ作業所―に均等に分配、各2万円を送っている。

 新宮市佐野の美熊野福祉会(溝口順理事長)には、井上会長と岩崎浩明事務局次長(=近畿労働金庫新宮支店長)が訪れた。井上会長が溝口理事長に寄付金を手渡した。井上会長は「映画はやむなく断念が続いたが、寄付の取り組みは変わらず続けたいとやってきた。少しでもお役に立てれば」と語った。溝口理事長は「ありがたい。利用者さんが楽しめる、触れるようなものに使いたいと思っています」と話した。

 また岩崎事務局次長は映画まつりに関して「以前よりさらに盛り上げる形で実施できれば」と希望を述べた。

(2023年3月24日付紙面より)

溝口順理事長(右)に寄付金を手渡す井上祐人会長=20日、新宮市佐野の社会福祉法人美熊野福祉会
2023年03月24日
22 可能な限り書架を拡充
 改修を経て開館を再開  (串本町図書館 )

 串本町図書館(池田三明館長)が22日、改修を経て開館を再開した。建物1階全面を利用できるようにする用途変更により、現状で可能な限り書架を拡充。町教育委員会教育課は「従来以上に親しんでもらえる図書館になれば」と期待している。

 同館は2020年10月、串本小横から町立体育館の南隣にあるこの建物の1階へ仮移転。当時この建物は地域保健福祉センターとして機能していて、1階には保健センターがあったため同館は空いている場所を使って開館を再開した。

 以降、保健センターが現在の役場本庁舎へ移転しさらに空いた場所が増えたため、前述した用途変更をした。伴って防火扉の新設などが必要となり、今年1月23日から3月21日まで休館として建物の改修と書架の拡充を実施。いずれも予定通りに完了し、再開へとこぎ着けた。

 貸し出しカウンターなどの事務機能をフロアの一角から保健センターがあった窓口付きの1室へ移動。空いたスペースに児童図書の書架を広げた。併せて相談や会議用途で用いていた2室は実用・教養図書に充て、その一角に漫画「宇宙兄弟」の単行本などロケット・宇宙関係の蔵書を集めて紹介する工夫もしている。

 最奥の1室を郷土資料室に充て、許容力が大幅に拡大。フロアに余裕があるため、館長席もこの場所に仮設している。同課によると現状はまだ全面利用の過渡段階で、1階に間借りしている更生保護サポートセンター牟婁が目下希望している旧役場古座分庁舎へ移転して空く1室を館長室に充てることで完成形になるという。

 児童図書、一般図書ともに書架が増え、従来並べられずにいた蔵書も手にできるようになったのが今回の改修の成果。併せて感染症予防対策の一環で導入した図書除菌機も利用者の判断で使えるようになった。

 同館の開館時間は午前9時~午後5時15分で、基本月曜日と月末(整理日)、国民の祝日は休館となる。問い合わせは同館(電話0735・62・4653)まで。

(2023年3月24日付紙面より)

再開後の館内の一角(防火扉新設、児童図書の書架拡充、図書除菌機など)=22日、串本町図書館
実用・教養図書の1室にある宇宙関係のコーナー
2023年03月24日
23 学校周辺に防災標識を!  生徒考案の非常袋を販売  (紀南高 )
2023年03月24日
24 下落続く、幅は縮小  和歌山、三重県公示地価  
2023年03月24日
25 法曹界の仕事に触れる  県弁護士会が出前授業  (近大新宮中 )
2023年03月24日
26 熊野の魅力をNYから発信  セミナーで絵解き実演など  (東京大学 )
2023年03月24日
27 地域に感謝、ふるさとに感謝  第42回定期演奏会  (新宮高校吹奏楽部 )
2023年03月24日
28 カレーライス振る舞う  佐野で「こども食堂」  (三輪崎民児委協議会 )
2023年03月24日
29 優美なシダレザクラが八分咲き  熊野那智大社の内庭で  (那智勝浦町 )
2023年03月24日
30 夢に向かって新たな一歩 18小学校で卒業式挙行 (東牟婁郡)
2023年03月24日
31 政策と対比し憲法考える  文化センターで記念講演  (くしもと9条の会 )
2023年03月24日
32 第1回定例会一般質問(終)  古座川町議会  
2023年03月24日
33 奉納や植樹で盛り上がる  加寿地蔵尊の桜まつり  (那智勝浦町 )
2023年03月24日
34 花見や交流深めウオーク  ニュータウン熟年クラブ  (那智勝浦町 )
2023年03月24日
35 天板使用し、記念品贈呈  木協と新緑会が卒業記念贈る  (新宮市 )
2023年03月24日
36 何でもチャレンジして  丹鶴幼稚園で卒園式  (新宮市 )
2023年03月24日
37 お悔やみ情報
  
2023年03月14日
38 俳句愛好家、研さんたたえ合う
 新宮市会場に「紀伊山脈」地区大会  (和歌山俳句作家協会 )

 和歌山俳句作家協会が主催する、第2回「紀伊山脈」地区大会「新宮地区俳句大会」が12日、新宮市野田の市福祉センターであった。地域の俳句愛好家ら約50人が参加。お互いの研さんをたたえながら親睦を図る機会とした。

 同協会が刊行する「紀伊山脈」は、結社・会派を超えて県内の俳句愛好家が参加する、自選合同俳句集。1954年に和歌山県にゆかりのある俳句作家の呼びかけにより第1集が刊行されて以来、毎年刊行を続けており約70年近い歴史を数える。

 同俳句大会は、地域内の俳句愛好家がそれぞれの結社を超えてお互いのレベルアップと親睦を図ることを目的に開催。「運河」紀南支部と「かつらぎ」新宮支部が協賛した。地区大会は橋本市での開催に続き2回目となる。

 開催に当たり、「運河」主宰の谷口智行さんが「新宮市で同大会が開催されるのは大変喜ばしいこと。楽しい大会になることを祈念しています」とあいさつした。

 同大会では事前に投句を募っており、地域の俳句愛好家ら112人から423句が寄せられた。参加者らが互選した句が読み上げられ、作者が名乗りの声を上げた。続いて、谷口さんや「かつらぎ」主宰の森田純一郎さんら含む選者が選者特選や入選句を披講し講評。秀逸賞や新宮市長賞、和歌山俳句作家協会賞を表彰した。

 閉会に当たり、森田さんは「俳句は年を取ってもできる。今日は若い人も賞を取って力強く感じた。地元の言葉を大事にしていきたい。これからも元気に俳句を続けていただければ」とあいさつした。

  □     □

 受賞者は次の通り。敬称略。

■「新宮地区俳句大会」

【新宮市長賞】

磐座は人抱くかたち春の雨(石田幸子)

【熊野新聞社賞】

虎杖の束どさと着く行者宿(黒岩恵津子)

【紀南新聞社賞】

煮こごりや女の愚痴を閉ぢこめて(尾崎と代子)

【和歌山俳句作家協会賞】

新宮にいとどこいとど春の月(たなかしらほ)

【秀逸賞】

備長を誇りて紀伊に炭を焼く(小林恕水)

この山に父の生涯梛を植う(吉浦 増)

水底に光るものあり大逆忌(中森常夫)

熊野灘春満月を押し上げぬ(松山睦子)

道の辺の野菊手向けむ一揆の碑(松下 弘)

補陀落の海生業に鮑海士(中村敏之)

台風の目の中にゐる健次の忌(上野山明子)

(2023年3月14日付紙面より)

受賞者と選者の皆さん=12日、新宮市福祉センター
2023年03月14日
39 7区の区長ら礼を尽くす
 国皇神社例祭〈遥拝神事〉  (古座川町 )

 古座川町池野山地内にある国皇(こくおう)神社の例祭〈遥拝神事〉が12日に麓の町津波避難総合センターであり、関係7区の区長らが参列して信仰を今後につないだ。

 南朝最後の天皇となった後亀山天皇の5代目子孫・朝里重太夫が系統の祖霊をまつるため1616年、月野瀬の牛蒡(ごぼう)谷に建立したのが始まりとされる同神社。1828年に13代目子孫・朝里利平が国王山の山腹へうつして麓の村々(現在の直見〈ぬくみ〉、月野瀬、宇津木、池野山、高池上部、高池下部、串本町の古田の7区)と共に護持し、1991年に国王山が望める林道武者屋敷線沿いの池野山区有地へうつして現在に至る。

 現在の例祭は7区が輪番制で奉仕していて、今年は高池下部区(森武志区長)が当番を務めた。本来なら区民もじかに参拝して式典、餅まき、直会を営み活気をささげるが、現在は林道が土砂崩れで通行できない状況。出仕する古座神社の石田保宮司と相談して同センターで遥拝神事を執り行う段取りを進め、他6区の区役員に代表参列を求めた。

 当日は7区の区役員ら18人が参列。石田宮司に続いて当番の下部区を筆頭とし区それぞれに礼を尽くした。餅まきや直会はなく、区それぞれに献上した神酒を持ち帰って例祭を締めくくった。

 新型コロナウイルスの影響もあり、4年続きで本来の形が営めていない状況。森区長(47)は「こういう形でいろんな区がつながるのは珍しいことで、今後もそうして生まれたご縁やつながりでやれることもあると思う。これから盛り上がり、来年はぜひ餅まきもして区民もたくさん参加していただけるようにしたい」と思うところを語った。

(2023年3月14日付紙面より)

国皇神社を遥拝して礼を尽くす7区の区役員ら=12日、古座川町津波避難総合センター
2023年03月14日
40 「花が咲いたら見に来たい」
 卒業記念にクマノザクラ植樹  (鵜殿小 )

 紀宝町立鵜殿小学校(前田幸利校長)の6年生40人が8日、卒業記念として校門前の駐車場近くにクマノザクラの苗1本を植樹した。早咲きのクマノザクラは3月中旬からが見頃で、3~4年後の卒業式シーズンには咲き始めるという。

 この場所には、小学校が建設された1981年以前から1本のソメイヨシノがあった。これまで40年以上、児童たちの成長を見守ってきたが、直径1㍍の幹がシロアリの被害を受けた上、枝落ちが増えるなど倒木の危険があったことから、2年前に伐採した。

 「校門前に新しいサクラを」との思いから、昨年度の6年生が紀伊半島南部に自生するクマノザクラを初めて植樹した。

 この日は、苗を提供した日本クマノザクラの会に所属する田尾友児さんが訪れ「クマノザクラは5年前、新種のサクラとして103年ぶりに登録された。花がすごくきれい。数年後に咲き始めたら見に来てください」と話した。

 児童代表の山野滉君、大黒莉奈さん、東丈太郎君、上野龍希君が穴を掘り、苗木を丁寧に植えた。大黒さんは「初めて植樹した。花が咲くのを楽しみに待ちます。咲いたら見に来たい」と語っていた。6年生は17日(金)に卒業式を迎える。

(2023年3月14日付紙面より)

卒業を記念して植樹した6年生ら=8日、紀宝町立鵜殿小学校
4人がクマノザクラの苗を植える
2023年03月14日
41 ブーメラン飛行機を作る
 少年少女発明クラブ閉講式  (新宮市 )

 新宮市少年少女発明クラブ(瀧野秀二会長)は11日、市福祉センターで3月講座「ブーメラン飛行機を飛ばそう!」と閉講式を開いた。市内の小学生会員28人のうち、22人が参加し、発泡スチロール板を使用した「飛行機」を作って飛ばし、仕組みなどを学んだ。

 発明クラブは全国各地で活動しており、県内でも10市町で行われている。市では、市内小学校4~6年生の児童を対象に年間を通して講座を開催。子どもたちに理科や科学、ものづくりに関心を持ってもらえるよう、さまざまな制作・野外活動に取り組んでいる。

 「ブーメラン飛行機」は投げるとブーメランのように自分の所へと戻ってくるというもの。この日は、瀧野会長が講師を務めた。児童は用意された主翼と機体、尾翼などのパーツを貼り合わせて飛行機を完成させた。その後はうまく戻るかを確認。成功すると「やったー! 成功した」「おかしいな」などと声を上げ、笑顔を見せた。

 講座後には、閉講式が行われ、瀧野会長が一人一人に証書を手渡し「11回の講座を通して、皆さんはさまざまな経験ができたと思います。機会を見つけて勉強していくことが大事。みんなの中から将来、名誉ある賞をもらえるような人が出てくることを期待しています」とあいさつした。

 岸本青空君(王子ヶ浜小6年)は「約1年間でしたが、いろんな実験ができて楽しかったです。他の学校に通う子とも交流を持てたのでよかった。次からは参加はできないけど、これからの勉強に生かしていきたい」と話していた。

(2023年3月14日付紙面より)

3月講座と閉講式に出席した皆さん=11日、新宮市福祉センター
完成したブーメラン飛行機を飛ばし動きを確認
2023年03月14日
42 峯の古木一足早く満開  クマノザクラ咲き進む  (古座川町 )
2023年03月14日
43 学びを深めて活発化を目指す  グループ「串本マーブルの会」  (串本町 )
2023年03月14日
44 4議員が当局質す  太地町議会一般質問  
2023年03月14日
45 観光資源、誘客につなげて  「願う会」が市長に要望  (新宮市 )
2023年03月14日
46 撮影や見物楽しんで  掛橋さん宅のクマノザクラ満開  (那智勝浦町 )
2023年03月14日
47 町長賞第1~3席を選出  石垣記念館絵画展、19日まで  (太地町 )
2023年03月14日
48 演芸楽しみ交流育む  三佐木・蜂伏地区でふれあい交流会  (新宮市 )
2023年03月14日
49 「はるぽん」の収穫、最盛期  不知火を完熟させた高級ミカン  (紀宝町 )
2023年03月14日
50 21段飾り、豪華ひな人形並ぶ  「熊野街道ひなめぐり」始まる  (熊野市 )
2023年03月14日
51 お悔やみ情報
  
2023年03月10日
52 看板設置でシンボル周知
 地域見守る伊勢平柿の分身  (補陀洛山寺 )

 「なちかつ古道を守る会」(地庵晋司会長)は8日、那智勝浦町の補陀洛山寺(髙木智英住職)の境内にある伊勢平柿の分身である柿の木の前に手作りの看板を設置・奉納した。由緒ある柿の木は、3月を迎えた現在もその実を枝に蓄えている。

 この伊勢平柿は接ぎ木で植えられたもので、元の木は同町川関の熊野古道沿いにある「ふだらく霊園」内の推定樹齢800年以上と伝わる古木だ。鎌倉時代に源頼朝(1147~99年)の死後植えられたと伝わっており、町の天然記念物にも指定されている。

 かつての巨木が長年の風雨などの影響で、樹勢が衰えた姿を目の当たりにした故・苅屋茂登恵さんや故・池本泰三さん、西わさ子さんら町民有志が2002年、「貴重な柿の木を未来へ残そう」と立ち上がる。

 樹木医などの協力を得て枝を取り、紀の川市の和歌山県果樹試験場かき・もも研究所で育成してもらい04年に植樹。那智山青岸渡寺など町内各所に5本植えたが、無事に育ったのは同寺の木のみだったという。

 木が境内の奥にあって目立ちにくいことや参拝者・町民にも広く知ってもらえるようにと、守る会が同寺や町教育委員会に相談。手続きを経て今回の設置に至った。看板はヒノキ製で「伊勢平柿 樹齢八百年の古木から接ぎ木 命を受けついだ」と彫られている。

 看板の制作者で、守る会の小松隆幸さんは「材料から考え、2日ほどで仕上がった。小さな接ぎ木から命がつながっていることが大切。地域の皆さまに知ってほしい」。

 地庵会長は「ふだらく霊園の北条政子にまつわる柿の木から接ぎ木した由緒ある柿。この機会に広く知っていただけたら」と話した。

 過去に同会の会員でもあった西さんは「苅屋さんも、池本さんもきっと喜んでいるはず。私もとてもうれしいです」と笑顔を浮かべた。

 参拝者に木の存在を知ってもらおうと、木を紹介した新聞記事や案内を促す矢印を壁に張り出した同寺の管理人・南善文さんは「本当にありがたいこと。柿を多くの方々に知っていただけたら幸いです」と述べた。

 髙木住職は「由緒があり、多くの風雨にも実を落とさないこの木は寺にとってもシンボル。看板をご用意いただき、感謝しています。お寺は住職一人ではやっていけない。地域の皆さまに守っていただいているからこそ。この先もこの寺に何百年と根付いて、地域を見守ってほしい」と語った。

(2023年3月10日付紙面より)

伊勢平柿の分身の木に看板を設置した皆さん=8日、那智勝浦町の補陀洛山寺
シンボルの柿の木を周知
2023年03月10日
53 研修受け活動の充実図る
 東牟婁老人クラブ指導者研修会  (那智勝浦町 )

 東牟婁郡老人クラブ連合会(奥根公平会長)は8日、「東牟婁地方単位老人クラブ指導者研修会」を那智勝浦町体育文化会館で開いた。那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町、北山村の老人クラブから54人が参加。相続などや人権に関する各研修を受け、学びを深めた。

 同研修会は単位老人クラブ指導者(会長・副会長クラス)の研修会を行うことで、指導者の資質向上とクラブ活動の充実、発展を目的に実施している。

 奥根会長は講師や那智勝浦町、和歌山県の尽力に感謝を述べ「コロナ禍で多くの行事が、延期や開催ができなかった。本日の研修会、盛大に開催できることをうれしく思う」とあいさつ。

 東牟婁振興局健康福祉部の杉本善和部長が「皆さまの力でより元気な地域にしていただければ」と祝辞を述べた。

 新宮公証役場の三橋豊さんが講師を務め「相続・遺言・後見等について」を講演。相続や財産について▽相続は死亡により、所有していた財産などが引き継がれること。遺言と遺産分割がある▽遺言は、生前の意思で死亡後の財産などの引き継ぎ先をを指定する。相続は相続人以外も可能▽遺産分割は死亡後に、法律で決められた相続人が話し合い、財産などの引き継ぎ先を決める。相続は相続人に限定▽財産はその者が有していた物や権利。不動産や預貯金などの積極財産や借金、連帯債務といった消極財産も含まれる―と紹介した。

 相続財産の把握や相続人間での協議など、遺産分割協議の詳細も説明。遺言の種類では、自ら手書きで作る自筆証書遺言や公証役場で公証人と相談しながら作成する公正証書遺言があるとした。

 「財産争いを未然に防止する」などの遺言のメリットを解説。公正証書遺言のメリットとして「適法な内容で安心、確実」などを挙げ「手間や手数料がかかる」などのデメリットも伝えた。

 遺言でないと相続できないケースや自ら行使できない事務をサポートする後見などの制度や権利擁護の手段にも触れた。三橋さんは「財産の多い少ないは関係ない。自分が築いたものを次の世代に残すことで、本人の思いはつながっていく。遠慮なく、ご相談ください」と呼びかけた。

 人権研修では東牟婁振興局の人権主幹・濱口美都子さんが「高齢者の人権―認知症を学ぶ―」を講演。認知症の症状について、記憶障害や理解・判断力の障害、実行機能障害などを挙げた。

 元気がなく、引っ込み思案になることがあるなどの行動・心理症状にも触れ、環境や介護者などの周囲の援助方法により改善される可能性もあるとした。認知症者への支援や接する際の心構え、認知症者を介護している家族の気持ちを理解すること、認知症の予防なども解説した。

 最後は同連合会の更家正也副会長があいさつし、研修会を締めくくった。

(2023年3月10日付紙面より)

各クラブの代表などが集まり学びを深めた=8日、那智勝浦町の体育文化会館
奥根公平会長
三橋豊さん
2023年03月10日
54 明神小の頑張りに高評価
 読書活動優秀実践校表彰  (古座川町 )

 古座川町立明神小学校(濵地久夫校長、児童11人)がこのほど、県教育委員会が実施するきのくに読書活動優秀実践校表彰の対象校に選ばれた。8日に臨時集会を開いて表彰状などの伝達を受け、日頃の読書活動に対する評価をみんなで喜んだ。

 この表彰は、県内の公立小学校や義務教育学校〈前期課程〉、特別支援学校〈小学部〉における読書活動の活性化と児童の読書の質的・料的充実を目的として前年度から年1回の頻度で実施。例年2月実施の学校図書館教育に係る調査から1人当たりの読書冊数を抽出し、その数値が多い未表彰校20校を選考し3月1日付けで表彰している。

 同町教育委員会は、子ども教育15年プラン〈改定版〉において重点項目の一つに位置付けている読書活動推進を達成するために同推進員を起用。学校図書室の環境を児童に分かりやすい形へと整え、ブックトークや読み聞かせなどの演示を通して読書の啓発に努めている。濵地校長によると、明神小はこの状況を生かして週2回の始業前活動「学びタイム〈読書〉」を実施。週1回の頻度で読書集会を開いて木本陽子・同推進員の演示を受け、それを手本にして児童もブックトークや学期ごとに1回の頻度で高学年が低学年に読み聞かせをするなどしている。

 さらに図書委員を立てて児童主体の読書活動推進にも力を入れ、本年度の同委員は週1回の学校図書室からの貸し出しの仕事をこなしつつ、校内放送による読書の呼びかけや読書週間期間中にはみんなで花の形をした紙に読んだ本のタイトルと名前を書いて幹を描いたポスターに貼る行事「読書の木キャンペーン」をするなどみんなで読書を楽しむ雰囲気つくりに頑張ってきたという。

 その成果の一端として、同調査では1人当たりの読書冊数は94・64冊(4~1月の平均値)と報告。この実績により県内20校中の1校に選ばれ、表彰されるに至った。この日は県教委の指導主事2人が来校し、明神小を代表して図書委員の山本玲志君(5年)が表彰状、谷口紬さん(同)が副賞(図書カード5万円分)の伝達を受けた。濵地校長は同推進員が来てくれるからこその成果だと感謝しつつ、その先にある児童の頑張りに対する高評価を喜んだ。

 来校した指導主事2人によると本年度、東牟婁地方では明神小と那智勝浦町立太田小学校の2校が選ばれているという。

(2023年3月10日付紙面より)

きのくに読書活動優秀実践校表彰の伝達を受ける山本玲志君(右)と谷口紬さん=8日、古座川町立明神小学校
2023年03月10日
55 花見時期前に清掃活動
 生徒有志が新宮城跡で  (近大新宮 )

 新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校(池上博基校長)の生徒会(梅崎光会長・速水救会長)は8日、全校生徒にボランティアを呼びかけ、新宮(丹鶴)城跡とJR新宮駅で清掃活動を行った。有志の約130人が参加、散乱するごみを拾い集めた。

 生徒のボランティア活動意識の向上と、社会に積極的に参加する姿勢の育成のため実施。コロナ禍前は年3回、王子ヶ浜や徐福公園、市田川などさまざまな場所で行っていたが、感染拡大を受けて一時期、中断していた。新宮城跡とJR新宮駅での実施は、昨年の5月以来となる。

 高校1年生と中学生が新宮城跡を、高校2年生がJR新宮駅を清掃した。新宮城跡では、中学3年の速水会長があいさつ。「ここは新宮市の歴史ある素晴らしい城跡。花見シーズンも近づいている。花見に訪れる人にきれいと思ってもらえるよう、頑張りましょう」と呼びかけた。

 この後、清掃を実施。火ばさみやごみ袋を持ち、落ちたごみを探した。近年の美化意識の高まりからか、ごみはほとんど落ちておらず、生徒らは協力して落ち葉を集め、ごみ袋に入れていた。高校1年生の小沼佑斗さんは「ボランティアには積極的に参加しようと思って来た。来たときよりも美しくなるよう、磨きに磨きをかけて頑張りたい」と意気込んだ。

 なお今年は4年ぶりに、新宮市による新宮城跡での夜桜ライトアップが予定されており、すでに多くのちょうちんが下がっていた。期間は18日(土)から4月28日(金)までを予定、点灯時間は午後6時から午後11時までとなっている。

(2023年3月10日付紙面より)

落ちたごみを探して拾い集めた=8日、新宮城跡
2023年03月10日
56 県立高校で後期選抜試験  17日に合格発表  (三重県 )
2023年03月10日
57 大正琴や舞踊など披露  4年ぶり、芸能発表会に21団体  (紀宝町 )
2023年03月10日
58 全会一致で再任  漁野洋伸副町長2期目へ  (太地町 )
2023年03月10日
59 4人登壇、市長の政治姿勢など  新宮市議会一般質問②  
2023年03月10日
60 歌やゲームで楽しい時間  マリア保で「ひなまつり会」  (新宮市 )
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61 春の野草について学ぼう  自然探訪スクールに16人  (宇久井VC )
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62 宝探しスタンプラリー  ビー・スターがイベント  (那智勝浦町 )
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63 県立高校の入試始まる  新宮・新翔は305人  
2023年03月10日
64 ハクモクレン満開間近  カワヅザクラや菜の花も見頃  (那智勝浦町 )
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65 2度の大波乗りこなす  角勇海さんが米ハワイで  
2023年03月10日
66 堀順一郎町長諸報告㊤  令和5年3月那智勝浦町定例会  
2023年03月10日
67 飛ぶ原理を体験して考える  町立体育館で科学実験教室  (串本町 )
2023年03月10日
68 器楽・合唱等で6組出演  4年ぶり町民音楽祭開演  (串本町 )
2023年03月10日
69 商店街に、春がきた  活性化イベント「春よこい」盛況  (新宮市 )
2023年03月10日
70 お悔やみ情報