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2017年07月29日
1 新たな施策体系も紹介
 仁坂知事が行政報告会  (那智勝浦町 )

 和歌山県行政報告会が25日、那智勝浦町の体育文化会館2階の大集会室であり、仁坂吉伸和歌山県知事が長期総合計画を基にした県の「人口ビジョン」や新たな施策などについて説明した。会場には約270人が訪れ、満席の状態。仁坂知事の話に熱心に耳を傾けていた。

 来賓の寺本眞一町長は、新病院建設やJR紀伊勝浦駅のエレベーター整備など多方面にわたる知事の協力に感謝し「就任以来、清潔な県政で和歌山のために走り回っておられる。今後も県とともに本町もしっかりと頑張っていきたい」とあいさつ。

 仁坂知事は県が目指す将来像の早期実現と時代の流れに迅速に対応するため2008年から10年間で策定した長期総合計画の最終年度を待たずに17年から新たな計画を策定したと述べ、人口減から今後消滅する可能性のある自治体などの危機感、国の地方創生への取り組みなどを紹介した。

 和歌山県のあるべき将来人口としては60年に人口70万人の確保を掲げた。県外転出による人口減少の抑制、出生率を高め「自然減を減らす」ことを長期ビジョンとして描いている。

 総合計画に盛り込まれた新たな政策も説明した。「子育て支援・女性の活躍推進」では、社員の結婚と子育てを応援する企業の認定制度「結婚・子育て応援企業同盟」の創設などを挙げた。

 「医療・高齢者・福祉の充実」では、不足している診療科を専攻した医師への研修資金貸与、在宅医療に従事する看護職員の育成支援などの施策を示した。「産業振興」では事業継承サポート、ICT技術者の滞在を促進する「和歌山ワーケーションプロジェクト」、農産物の安定した供給体制の確立、漁業者グループによる複合経営の推進などを掲げた。「観光・地域づくり」では、誘客の取り組み「水の国、わかやま。」に続き、「わかやま歴史物語」「サイクリング王国わかやま」などを展開し、移住者の継業支援などを行っていく。「防災対策」では災害時の燃料や水の確保などに取り組んでいく。

(2017年7月29日付紙面より)

会場には満席の約270人が訪れ、熱気にあふれた=25日、那智勝浦町体育文化会館
仁坂吉伸知事
2017年07月29日
2 安全、安心のまちに 暴力追放協議会が総会 (新宮市)

 新宮市暴力追放協議会(榎本義清会長)は27日、同市井の沢の新宮商工会議所で総会を開き、本年度事業など3議案を承認した。役員改選で再任となった榎本会長は、暴力団だけでなく、家庭内や交際相手など暴力にもさまざまあると述べ、「力を合わせて、安全で安心して暮らせる新宮市に向けてさらなる協力を」と呼び掛けた。

 同協議会は市内71団体・機関で構成。暴力追放のための広報啓発、相談事業などを推進している。本年度事業は暴力団追放・銃器犯罪根絶キャンペーンの実施、第26回暴力団追放県民大会への参加など。予算は118万8000円(前年度比31万8000円減)。

 顧問の田岡実千年市長は「市内では暴力団が関わる凶悪犯罪は発生していませんが、つけいる隙があると認めざるを得ません。暴力団の追放はもとより、より一層の活動に努めていただきたい」。

 顧問の谷本克也新宮警察署長は、県内の暴力団員は減少しているが、資金獲得活動は闇金融、特殊詐欺、公共事業への介入など手口が悪質化、潜在化していると述べ、「利用しない」「恐れない」「金を出さない」「交際しない」を官民一体となって展開していかねばならない、と協力を呼び掛けた。

 1992(平成4)年3月に暴力団対策法が施行された時点での県内の暴力団は55団体約650人だったが、現在は8団体約150人に減少。市内では壊滅している。総会後に「暴力団情勢と対策について」をテーマに講演した和歌山県警察本部組対課の南出徳仁警部は、暴力団は相手の弱みを握り、どう喝と沈黙を繰り返し、金銭を要求すると説明。身を守るための録音・録画、毅然(きぜん)とした態度、相談などをアドバイスした。

(2017年7月29日付紙面より)

新宮市暴力追放協議会=27日、新宮市井の沢
2017年07月29日
3 メルシン市出身歌手ら来町
 町長を表敬し樫野崎を巡る  (串本町 )

 串本町の国際姉妹都市、トルコ共和国メルシン市出身の歌手(声楽家)ハティチェ・アクソイさん(30)が27日、田嶋勝正町長を表敬訪問し日本とトルコの友好発祥地とされる樫野崎を訪ねた。

 アクソイさんは30日(日)に岡山県倉敷市で開かれるコンサート「第2回国際交流コンサート 歌の架け橋~トルコの歌姫を迎えて~」出演のため来日。メルシン市にクシモト通りがあることで串本町の存在を知っていて、日本トルコ合作映画「海難1890」を通して両国友好の経緯に感銘を受け、初来日の機に串本町を訪ねることを決めた。

 この旅路には妹のエリフ・アクソイさん(28)やコンサート企画者で同じく同映画を鑑賞して感銘を受けた奥村泰憲さん(39)も同行。3人の表敬を受けて田嶋町長は「587人が127年前に亡くなられたことは残念なことだが、それから日本とトルコはいい友好を持てている。私たちは友好を築いた串本と言ってもらえることを誇りに思っている。これからも(御霊を)守り続けるので安心してほしい」と述べて来町を歓迎し、ハティチェ・アクソイさんは「歴史の土地に降り立った時、改めて感謝の気持ちが湧き上がり不思議な気分だった。串本町のことは知っていたがとても遠く、自分が行くことは夢に思い描くのも難しいぐらいだったので、来られてうれしい」と喜びを語った。

 アクソイさんは日本人の優しさを帆の黄色(=難航する船を太陽のように力強く照らす温かい輝き)で表現するなどした自筆のトルコ軍艦エルトゥールル号油彩画(50㌢×40㌢)やテスピ(=数珠)、トルコ旗を交流の品として託し、歌「ウスクダラ」をその場で披露。田嶋町長はオリジナルのフォトスタンドや殉難将士のレリーフをかたどったピンバッジを贈って応えた。

 その後はトルコ軍艦エルトゥールル号が遭難し友好発祥地とされている樫野崎を訪問。殉難将士慰霊碑に献花して先人の御霊に礼を尽くし、トルコ記念館で史実などへの見識を深めるなどした。

(2017年7月29日付紙面より)

田嶋勝正町長を表敬訪問したアティチェ・アクソイさん(左から3人目)ら=27日、串本町役場
2017年07月29日
4 夏のひととき楽しむ
 高田小中が親子学習会  (新宮市 )

 親子の触れ合いと保護者、先生たちとの懇親をより深めようと新宮市立高田小、中学校(林眞一校長)と育友会(溝口亮会長)は23日、同市相賀で恒例の親子学習会を開いた。小中学生と家族、職員約40人がカヌーや川遊び、バーベキューを楽しんだ。

 カヌーでは中学校が所有する10艇が用意された。参加者らは熊野カヌークラブの引本孝之さんらから指導を受け、早速川へ。パドルを自在に動かし、楽しそうに水の上を移動していた。

 低学年の子どもたちや兄弟は浅瀬で川遊びを楽しみ、たくさん運動した後はバーベキューで夏のひとときを満喫していた。

 カヌーは初めての西村梛君(10)は「こつをつかんだらうまくいった。いつもは普通に泳いでいるけれど、カヌーは深い所の上に行くので、いつもとは違って見える」。母の真希子さん(40)は「高田でカヌーは初めて。いい体験をさせてもらってありがたいです。初めは怖がっていた様子でしたが楽しそうで何事も経験かなと思います。視野が広がっていいですね」と笑顔を見せた。

 林校長は「自然を生かしてみんなで遊べる水のスポーツをと、カヌーをしました。安全面を考え、今年は場所を変更し幅が広く流れが緩やかな所を選びました。インストラクターの人にも来ていただき、安心感があります。なかなかこのようなことをする機会もなく、いいと思います」と話していた。

(2017年7月29日付紙面より)

カヌーにチャレンジする子どもたち=23日、新宮市相賀の高田川
2017年07月29日
5 初めての海外は緊張  北山中生徒が米国研修に出発  
2017年07月29日
6 福祉の体験プログラム  太地町でボランティアスクール  
2017年07月29日
7 初のそうめん流し楽しむ  三輪崎幼稚園で育友会主催  
2017年07月29日
8 浴衣で踊りの輪  天満保育園で夕涼み会  (那智勝浦町 )
2017年07月29日
9 物作りの楽しさ学ぶ 太地町公民館、親子プラモデル教室 
2017年07月29日
10 山本玄峰老師の書  神倉小学校で保管中  (新宮市 )
2017年07月29日
11 海岸に花のじゅうたん 串本町荒船海岸のハマゴウ 
2017年07月29日
12 安全確保の大切さを意識 串本警察署、海域等レジャー連協総会 
2017年07月29日
13 介護予防の筋道を教わる 串本町老連女性部、新規事業の一環で 
2017年07月29日
14 トルコのビールを先行販売  輸入販売元思い込め串本で  
2017年07月29日
15 人為放流は絶対にしないで  高富で外来熱帯生物を回収  (串本海中公園 )
2017年07月29日
16 熊野川河口で安全点検  紀南河川国道事務所  
2017年07月29日
17 お悔やみ情報
  
2017年07月28日
18 地域の繁栄に若い力
 経営塾卒業生が100人会  (新宮信用金庫 )

 新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)が次世代の経営者育成のため取り組んできた「しんぐう信金TKC経営者塾」の卒業生でつくる「しんぐう信金経営塾100人会」の発起総会が25日、新宮市大橋通の同金庫本店で開かれた。若手経営者らが集まり、株式会社インタークロス=福岡市中央区=の代表取締役、栢野(かやの)克己さんの記念講演を聞き、総会と懇親会を開いた。

 TKC経営者塾は地域の再生を担う若手経営者らを対象にしたプログラムで、向山税務会計事務所の向山俊也所長を講師に平成24年にスタート。外部から日本総合研究所主席研究員で『里山資本主義』の著書でも知られる藻谷浩介さんら多彩な講師を迎え、幅広い経営の知識を学んできた。昨年末に10期が終わり、卒業生が100人になったことから、これを一区切りとして100人会を結成した。

 同会の目的は▽卒業生100人が束となり力を結集し、地域社会の繁栄に貢献する▽経営者塾の活動を通じて経営者としての見識・視野を広げ、個々の事業で結果を出す▽塾生同士のネットワークを広げ、親睦を深め、切磋琢磨(せっさたくま)し、経営者として成長する―の3点。

 会長に就任した株式会社e―スマイルの笹谷和弘さんは開会で「本年度は会員の親交を深め、そこから来年度以降、100人会で何ができるのか協議していく。この会でしかできない事業を展開したい。ご理解、ご協力を」と呼び掛けた。100人会の規約を承認した後、副会長の下川建築板金の北本勝也代表が乾杯して親睦会に移った。

(2017年7月28日付紙面より)

発起総会を記念して開かれた講演会に参加した若手経営者ら=25日、新宮市大橋通の新宮信用金庫本店
笹谷和弘会長
2017年07月28日
19 地域の植物を学ぶ
 太地町熟年会が勉強会  

 太地町熟年会(須川時夫会長)は21日、町多目的センターで勉強会を開いた。熊野自然保護連絡協議会の瀧野秀二さんが「熊野の四季を彩る植物について」と題して講演し、会員約50人が熊野の植物について学んだ。

 熟年会では年10回健康ウオーキングに取り組んでおり、気候の厳しい夏と冬には暮らしに役立つ知識をつけてもらいたいと勉強会を催している。今回は地域の植物を題材にし、今後のウオーキングなどでも活用してもらいたいと企画した。

 瀧野さんは地域には4000種近くの植物があり、紀伊半島南部は年間降雨量が多いことから「熊野の森は年中緑に覆われ、一年中花が絶えることはない」と話し、地域の山林で見られる樹木や草花を紹介した。

 同町では燈明崎や太地中学校に沖縄の植物「クマタケラン」が生えており、雑種で種がないため人の手で運ばれてきたのだろうと推察した。筆島には珍しい野生状態のビャクシンがあり、大切にしてほしいと話した。

(2017年7月28日付紙面より)

講演に耳を傾ける受講者=21日、太地町多目的センター
地域の植物について語る瀧野秀二さん
2017年07月28日
20 宿舎や募集枠の再考を協議
 地域協議会第2回会合開く  (串本古座高校 )

 串本古座高校地域協議会(会長・田嶋勝正串本町長、委員22人)の第2回会合が26日、同町文化センターで開かれた。第1回会合で全国公募生徒用宿舎候補として挙がった旧古座川病院医師住宅について、現状で概算約4000万円の修繕費用を要することが分かり断念することの報告が主な内容。併せて同校は来年度から実施する職場体験「串本デュアル」の概要を伝えて理解と協力を求めるなどした。

 この協議会は、同校魅力化プロジェクトに掲げられる地域教育資源の活用や地域との連携強化を図る目的で昨年7月、串本町と古座川町、同校の各関係者を委員委嘱して発足。現在は主に生徒の全国募集を話題の軸に据えて協議を重ねている。

 開会にあたり田嶋町長と愛須貴志校長があいさつ。議事は同校の報告と委員協議の2系統で、同校は今回▽同宿舎確保▽7月の全国募集広報活動▽8月の同活動予定▽校内プロジェクト委員会活動報告▽コミュニティスクール体制整備の現況―の5点で報告した。

 宿舎候補となった同住宅は第1回会合以降、串本町建設課が調査を行い雨漏り対策や防火設備改修などで概算4000万円が必要になると試算。同校は実現困難と判断し代替案として学校最寄りの集合住宅を2月に必要数借りる案を提示したが、報告後の協議で委員からは「多少予算はかかるだろうが宿舎を構えた方が全国に向けアピールしやすいのでは」などの意見があり、結論を急がず再考する方向が促された。

 校内プロジェクト委員会関係では長野県立白馬高校を先進校視察したことが報告され、松本英明コーディネーターは後日詳細をまとめて伝えるとした。コミュニティスクール関係では学校運営協議会の構成員を発表。併せて地域協議会下の作業部会を事務局で整理し再編したいとした。

 協議では宿舎確保の再考のほか、定員120人の確保は厳しいと訴える愛須校長に対し、全国募集生徒枠に制約を設けず精いっぱい定員120人を目指した方が良いという意見も相次いだ。

 「串本デュアル」はその他事項として概要が報告された。グローカルコース選択生を対象にした必修科目で、2年次の9~11月に週1回2時間の勤労を経験する内容。対象生徒は同日現在1年生しかいないため実施は来年度からで、それまでに受け入れ事業所を募り協定を結びたいとして理解と協力を求めた。

 閉会にあたり副会長の西前啓市古座川町長は、前年度進学者でセンター試験受験者が皆無に等しい状況は今後の全国募集をしづらくすると危惧し、学力保障をもっと見据えて魅力化を図るよう求めつつ締めくくった。

(2017年7月28日付紙面より)

宿舎再考や全国募集枠の在り方などを協議した第2回会合の様子=26日、串本古座高校
2017年07月28日
21 人口推移見据え施策説明
 串本町で県政報告会開く  (和歌山県 )

 和歌山県の県政報告会が25日、串本町串本の和歌山東漁業協同組合串本本所の交流体験室であり、220人が仁坂吉伸知事から県政の現況や方向性、施策の考え方について報告を受けた。

 この報告会は県民との直接対話を広げて施策への理解を図るとともに、意見を聞く目的で、平成21年度から県内30市町村を巡る形で開いている。串本町での実施は昨年4月以来1年3カ月ぶりで、通算5回目となる。

 開会にあたり開催地の田嶋勝正町長は「資料を見ながら県の今の方向とこれからの取り組みについてお話を聞くことができると思う。最後まで清聴を願いたい」と呼び掛け、前芝雅嗣県議会議員と共に来賓列席して仁坂知事の来町を歓迎した。登壇した仁坂知事はまず、今後の人口推移に関係するまち・ひと・しごと創生総合戦略策定の背景を伝え、県は同戦略において2060年時の人口70万人(高齢者1人を現役世代2人で支える人口規模)、本年度から始まった長期総合計画(10カ年計画)において2026年時の人口89・4万人の確保を目指していると前提して、重点施策と今後の方向性やその考え方を説明した。

 手を打たなければ2060年時人口は50万人になり、県域は現役1人が高齢者1人を支える状況になる。そうならないために取り組んでいる子育て支援や女性の活躍推進、医療崩壊回避や介護環境構築、県独自の高齢者や非新卒者を対象にした就労支援など関係する施策の体系を配布した資料に沿って説明し、新規事業など重点事項は考え方も伝えるなどした。

 産業振興や観光振興の現況や施策の体系と狙いも説明。同町関係では平成31年度末までに、潮岬に南紀熊野ジオパークセンターを完成させるとした。残る時間で和歌山マリーナシティへのIR(複合的観光集客施設)誘致の現況と今後の方針、移住促進や防災対策などの資料にもざっと触れ、現県政への理解を求めた。

 今回の報告は若干時間超過し、意見聴取の機会は設けず閉会。仁坂知事は閉会後、時間の許す限り個別に来場者の意見に耳を傾けた。

(2017年7月28日付紙面より)

県政の現況や方向性、考え方を報告する仁坂吉伸知事=25日、串本町串本
報告をつぶさに聞く参加者ら
2017年07月28日
22 着衣水泳や水質検査  神内小で事故防止など目的に  (紀宝町 )
2017年07月28日
23 実践的に学び深める 新宮市、杉の郷えぼし寮で防犯研修会 
2017年07月28日
24 小さな「1位」を作れ  経営コンサルタント栢野さん講演  (新宮信金 )
2017年07月28日
25 地域で楽しむ夏祭り  佐野会館で  
2017年07月28日
26 3年ぶりのフラダンス 那智勝浦町、地元チームが来客を魅了 
2017年07月28日
27 地域に支えられて ホリスティック・スペース・ジャパン5周年イベント (太地町、新宮市)
2017年07月28日
28 県予選に向け特訓  関西学院高バスケ部初合宿  (那智勝浦町 )
2017年07月28日
29 特賞などの当選番号決まる 串本商店会・古座商店会、H29中元『富くじ』抽選会 
2017年07月28日
30 管内3町に主要事業報告  串本地区土木協会が総会  (串本建設部 )
2017年07月28日
31 ハマゴウの花  王子ヶ浜で  
2017年07月28日
32 東牟婁地方中学校総体 男子第59回、女子第44回剣道大会 
2017年07月28日
33 お悔やみ情報
  
2017年07月14日
34 新園舎の工事に着手
 太地町こども園安全祈願祭  

 太地町が同町平見地区に建設するこども園新園舎の安全祈願祭が12日、同地区の建設予定地で開かれた。宇佐川彰男教育長はじめ町職員や議会議員、建築関係者ら約20人が出席し、工事の安全を願った。

 同町の飛鳥神社の高橋正樹宮司が神事を執り行った。地鎮の儀では園舎設計のチャイルド社関西営業所=大阪市鶴見区=の阪本行庸副課長、宇佐川教育長、建設の株式会社夏山組=新宮市=の夏山晃一代表取締役社長が刈初め、穿(うがち)初め、土均(なら)しを行って安全を祈った。

 式典を終えて宇佐川教育長は「将来を担う子どもたちの安全と成長を願って平見に建設を決めた。町議会議員をはじめ、ひとえに支援してくださった皆さまのおかげ。これより建設が始まるので、近隣住民の皆さまにはなにとぞご理解をいただきたい」と述べた。夏山社長は「施工者として法令順守、安全第一、工期重視で建設を全うしたい」と話した。

 新園舎は敷地面積1万723・88平方㍍、延べ床面積1312・72平方㍍の鉄骨平屋建て。南向きの保育室やランチルーム、室内プールを設け、屋外には林の中を通る遊歩道や自然を活用した遊具が備えられる。0歳から5歳児約100人を受け入れられる。工期は6月27日から来年2月26日まで。契約額は5億2704万円。

 園児数の増加を見込んで10月に職員募集を、3月には内覧会を計画している。移転は4月1日に完了予定。

(2017年7月14日付紙面より)

工事の安全を願って盛り土をうがつ宇佐川彰男教育長=12日、太地町平見
2017年07月14日
35 混乱期の活躍ねぎらう
 那智勝浦町で「喜寿の集い」  

 那智勝浦町と町社会福祉協議会は12日、同町のホテル浦島で第23回喜寿の集いを催した。町内で77歳を迎えた対象者287人のうち99人が出席し、これまでの歩みを祝い、今後の健康を願った。

 開会のあいさつで寺本眞一町長は「町が発展してきたのは、激動の時代を生き抜いた皆さまの並々ならぬ努力と血のにじむような思いのおかげ。築きあげられた繁栄を後世に引き継ぎ、維持発展させるのが私たちの務め。今後も私たち後輩を指導してください」とねぎらった。

 町議会の中岩和子議長は「現代の平和と経済発展は皆さまのおかげ。皆さまの顔を見ると、高齢化社会を吹き飛ばすような力を感じます。私たちも、保健福祉医療サービスなど施策の充実に一層努力を続けていきます」と祝辞を述べた。

 出席者を代表して、勝浦地区在住の大林賢二さんが「私たちは昭和16年から17年に生まれ育ち、戦中戦後の混乱期を乗り越えてきました。微力ながら世の中の役に立てたと自負しています。今後も健康に気を付けて、少しでも地域社会のために努力したい」と謝辞を述べた。

 町社協の岡本美智子副会長が音頭で乾杯。各席では、知人や旧友と思い出話に花を咲かせる姿があった。アトラクションも用意され、天満保育園5歳児13人が歌とダンスを披露した。日本舞踊の藤紀流と西川流友華会、グリーンコーラスも出演し、舞や合唱で出席者を楽しませた。最後には餅投げもあり、にぎわいのうちに会を終えた。

(2017年7月14日付紙面より)

謝辞を述べる大林賢二さん(右)=12日、那智勝浦町のホテル浦島
寺本眞一町長も交えて思い出話などに花を咲かせた
2017年07月14日
36 獅子舞などの準備大詰め
 上部区、夏季祭典に向け  (古座川町 )

 古座川町高池にある上部集会所で、池野山八坂神社夏季祭典(15日宵宮、16日本祭)の準備が大詰めを迎えている。取り組んでいるのは上部区(南克明区長)で、11日夜半は獅子舞の稽古に加えて当屋のしめ縄作りも実施。南区長(66)は「例年通りきちんとやれたら」と意気込んで全体のまとめ役に努めている。

 同神社は現在、上部区と池野山区(垣秀志区長)の氏神社として護持され夏と秋に祭典が営まれている。夏は両区の奉幣神事を軸にした祭典で、主に上部区が奉仕奉賛を担っている。

 上部区は近年、旧青年団「同心社」が受け継いでいた獅子舞の再興に努めていて幣の舞、神明賛、乱獅子の3種類を奉納している。今年も6月20日から稽古を始め、6月中は週2回、7月は週5回に頻度を上げて舞に磨きをかけている。

 舞わし手として新たに鈴木貴裕さん(30)が加わり、『現役の総合格闘家が獅子を舞わす』と話題になっている。鈴木さんは「職場の先輩に誘われ、地域に積極的に関わりたいという思いもあって参加した。出身地に獅子舞がなかったので、とても迫力があり笛や太鼓の祭りばやしも新鮮に感じられる」と稽古の印象を語る。

 担当は幣の舞。公式戦の都合で本祭に参加できないため宵宮夜半に奉納するそうで、「舞の特徴を出して楽しんでもらえるような奉納にしたい」と意気込んで、練習に励んでいる。

 今年の当屋は村上裕司さんが務めるそうで、この日は池野山区から譲り受けた稲わらでしめ縄を仕立てた。南区長は「8月の盆踊りも多くの区民が集まるが、毎晩のように和気あいあいと頑張る姿を見られるのはこの時期だけ。今では少なくなった機会なので、これからも大事に続けていきたい」と述べ、にぎやかな準備を喜んでいた。

 宵宮は午後7時すぎ、本祭は午前8時30分に営まれる奉幣神事後に獅子舞を奉納する。以降は池野山区の酒宴の座、高池金毘羅神社遥拝奉納、区内各班の座を回り、正午ごろに同集会所で総神楽を披露し座払いを迎えるという。

(2017年7月14日付紙面より)

獅子舞の稽古やしめ縄作りに励む上部区の区民=11日、古座川町高池
2017年07月14日
37 球児たちの熱い夏
 全国高校野球選手権和歌山大会が開幕  

 夏の甲子園を目指す「第99回全国高校野球選手権和歌山大会」が13日、39校が参加して和歌山市の紀三井寺公園野球場で開幕した。県高野連などが主催。

 青空の下で始まった開会式では、和歌山県警カラーガード隊、和歌山商業体操部バトントワラーらが選手たちを先導。前年度優勝の市和歌山を先頭に北から順に入場行進。

 県高野連・花本明会長らのあいさつの後、選手を代表し田辺工業の楠本迅一朗主将が「選手権大会は今年で99回目を迎えました。この長い歴史の中で、多くの先輩方が甲子園を目指し、夢や感動を与えてくれました。今年は私たち39校の高校球児が多くの方に夢や感動を与える番です。先輩たちが築き上げてきてくれたこの伝統ある大会の舞台に立てていることを誇りに思い、今まで支えてきてくれた人に感謝し、夢の舞台甲子園を目指し、高校生らしく全身全霊でプレーすることを誓います」と宣誓し、14日間にわたる熱戦の火ぶたが切られた。

(2017年7月14日付紙面より)

元気よく入場行進する串本古座高校の選手たち=13日、和歌山市の紀三井寺公園野球場
2017年07月14日
38 3自治体が新加入  熊野川流域減災協議会  
2017年07月14日
39 町と6地区が意見交換 那智勝浦町、まちづくり地域推進会議を開始 
2017年07月14日
40 刺股の使い方など学ぶ 新宮市熊野川町、杉の郷で防犯研修 
2017年07月14日
41 地域の活性化になれば  熊野川河川敷で「水辺で乾杯」  (新宮市 )
2017年07月14日
42 高野林道の早期復旧を 那智勝浦町直柱区長ら1079人の署名提出 
2017年07月14日
43 チーム「朝陽」優勝 古座川町公民館長杯ゲートボール大会 
2017年07月14日
44 鬼宿から一ノ門を目指す 県ふるさと定住セ、荒船海岸で自然体験教室 
2017年07月14日
45 かんきつの木に抜け殻鈴なり  木本敏代さん宅の庭先で  (串本町 )
2017年07月14日
46 行為知り正しい関係考える 串本古座高校でデートDV防止出前講座 
2017年07月14日
47 資質向上目指し研修に着手  郡内4商工会経営指導員ら  (広域商工会東牟婁協議会 )
2017年07月14日
48 お悔やみ情報
  
2017年07月05日
49 熊野桧扇を蔵出し
 扇立祭に備え虫干し  (速玉大社 )

 熊野地方の夏の風物詩として1000年以上の伝統を持つ「扇立祭(おうぎたてまつり)」(14日)に備え、新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)は4日、祭り当日に各殿で開帳する桧扇7握を虫干しのため蔵から出した。

 神前に立てられた桧扇に神が降臨し、氏子の病気や五穀に付く虫を追い払うという信仰から始まった祭り。室町時代の作品と伝わる桧扇は大社を代表する宝物で、現在、日本に国宝の桧扇が18握あり、そのうち11握が大社に伝わっている。ヒノキの薄い板の木目の美しさを生かしながら彩色、金箔(きんぱく)、銀箔(ぎんぱく)が施されていて「熊野桧扇」と呼ばれている。

 祭りで使用されている桧扇7握は、1964(昭和39)年に模写されたもので、本殿用(高さ1・5㍍、幅1・65㍍)は大社先々代の故上野殖宮司、残り6握の各殿用(高さ0・8㍍、幅1・3㍍)は故杉本義夫さんが描いた。作製は故鮒田和往さん。

■祭り当日の行事

 祭り当日は午後5時30分から神事があり、神職が各殿の桧扇を開帳する。奉賛行事として境内特設舞台では午後6時15分から9時ごろまで、ミス扇コンテストと演歌歌手の紀の川良子さんと小芝陽子さんの歌謡ショー。大禮殿入口付近では午後5時30分から高校生以下無料の福引き大会、午後6時30分から尾﨑酒造提供の地酒祭り。参集殿前では午後5時30分から熊野速玉大社敬神婦人会によるお茶会が行われる予定。小雨決行。荒天延期。

(2017年7月5日付紙面より)

桧扇のほこりを払うみこら=4日、新宮市の熊野速玉大社
2017年07月05日
50 犯罪や非行のないまちに
 社会を明るくする運動啓発  (新宮市 )

 第67回「社会を明るくする運動」強調月間に伴う街頭啓発が3日、県内各市町村であった。市、県、紀南保護司会、市更生保護女性会の会員らが市内4カ所に分かれてチラシなどを配布。犯罪や非行のない明るい社会を築こうと買い物客らに協力を呼び掛けた。

 非行の防止と罪を犯した人たちの更生に対し理解を深め、犯罪や非行のない明るい社会を築こうとする全国的な運動。

 決起集会で紀南保護司会の谷敏朗会長は「安全で安心な国づくりのためには、犯罪や非行をした人を地域から排除したり、孤立させるのではなく、適切な『仕事』や『居場所』の確保を通じて、責任ある社会の一員となるよう支えていくことが大切」などと安倍晋三首相のメッセージを代読。

 田岡実千年市長は「現代社会において、地域の皆さんが共に支え合うまちづくり、運動のサブタイトルにある『地域のチカラ』はこれからのまちづくり全ての根幹となる。過ちを犯した人が立ち直り、再び犯罪に手を染めることなく、共に地域の一員として暮らしていける、市民誰もが願う安心して暮らせる地域社会の実現に向け、共に力を合わせ、啓発活動に取り組みたい」と協力を呼び掛けた。

 この日は県薬物乱用防止指導員新宮地区協議会など主催の「ダメ。ゼッタイ。」普及運動も合同で実施した。

(2017年7月5日付紙面より)

決起集会の様子=3日、新宮市人権教育センター
2017年07月05日
51 2㌧車4台分のごみ回収
 7月恒例の町内一斉清掃  (古座川町 )

 古座川町(西前啓市町長)で2日早朝、町内一斉清掃「古座川のおおそうじ」があり、各地で町民らがごみ拾いや草刈り、回収したごみの分別に励んだ。

 古く青年会が取り組んでいた美化奉仕から発展した7月第1日曜日恒例の町民行事。清流古座川や地域の環境保全を意識し実践する機会として平成3年度から取り組むようになり、半夏生の草刈りと併せて地元の美化を図る形が定着している。

 ここ2~3年は梅雨らしい天候下での実施が続いていたが、今年は中休みの好天に恵まれ各地で草刈り機の音がこだまし、幹線道路沿いを歩いてごみを拾い集める姿や池野山区では壮年会が清掃の勢いに乗って池野山公園の水辺の草刈りにも取り組むなどしていた。

 町民が集めたごみは町内に保養所「経徳庵」を持つ和歌山トヨタグループやみくまの農業協同組合、社会福祉法人高瀬会、南紀月の瀬温泉ぼたん荘、役場の各職員や各区役員約80人で結成した回収・分別班が手分けして町域各地から運搬。洞尾の広場に集めて金属類、ガラス類、不燃ごみ類、可燃ごみ類に分け、総量は2㌧車約4台分に達した。

 午前11時前には一連の作業が一段落し、西前町長は「(人口減や高齢化の進展に伴い)年々お手伝いいただける方の数が減るのを感じる中、ここでは各種団体が大勢参加していただき感謝している」と述べて同キャンペーンを締めくくった。自宅周辺で励んだ町民に向け「おかげさまでここに集まるごみも随分と減り、毎年のことながら地域に浸透しているんだなと感じる。今日は町民総出で頑張っていただき、皆さんにお礼を申し上げたい」と語った。

(2017年7月5日付紙面より)

まちかどの美化に励む町民=2日、古座川町高池
西前啓市町長(左)から感謝を受ける回収・分別班の参加者=2日、古座川町洞尾
2017年07月05日
52 激流ニモマケズ
 高田川でヨシノボリの群れ  

 新宮市の高田川で体長4㌢ほどのヨシノボリ(葦登)が群れになって激流の岩場を懸命に登っている=写真。何度も流されながら果敢に挑戦している。

 「葦にも登る」という意味でこの名が付いたハゼ科の魚。吸盤状の腹びれを巧みに使って、垂直の岩壁でも登ることができることから、ボウズハゼとともに川のアルピニストと呼ばれている。肉食性で、水生昆虫やミミズ、エビ、魚の卵や稚魚などを食べる。

 エサ場を求めて毎年この時季から岩場を登り始める。高田川では上流でより吸盤の強いオオヨシノボリとルリヨシノボリ、下流でシマヨシノボリが見られる。

(2017年7月5日付紙面より)


2017年07月05日
53 競技通じて交流深める
 熊野ラグビースクールカップ  
2017年07月05日
54 三輪崎剣道クラブが活躍
 県スポ少総合競技大会剣道競技  (中学生の部優勝、小学生の部3位に )
2017年07月05日
55 台風3号、近畿接近  大雨で土砂災害などに注意  
2017年07月05日
56 雨の中、皮むき間伐 那智勝浦町、森の再生を考える会 
2017年07月05日
57 密接な連携を誓う 紀宝町、郵便局と災害時の協力協定 
2017年07月05日
58 地域で子ども見守りを 新宮市、補導協力委員を委嘱 
2017年07月05日
59 例大祭での奉納に向け 熊野那智大社、小学生らが大和舞を練習 
2017年07月05日
60 海水浴シーズンに備え 那智勝浦町宇久井区民総出で浜清掃 
2017年07月05日
61 児童生徒16人を表彰 新宮市「明るい町づくり」特選標語 
2017年07月05日
62 税の仕組みや目的教わる  串本中3年生「租税教室」  (新宮税務署 )
2017年07月05日
63 6月定例会一般質問 終  串本町議会  
2017年07月05日
64 日本初の教育課題学習ノート  那智勝浦町出身の大江近さん出版  
2017年07月05日
65 ママコノシリヌグイ  熊野古道「高野坂」  
2017年07月05日
66 お悔やみ情報
  
2017年07月04日
67 上富田町が新規加入 世界遺産熊野地域協議会 

 和歌山県世界遺産熊野地域協議会(会長・田岡実千年新宮市長)は3日、市役所で総会を開き、本年度事業計画などを承認した。昨年10月に世界遺産に追加登録された八上王子跡などがある上富田町と同町教育委員会が新規加入したほか、役員改選で真砂充敏田辺市長が会長に就任した。

 本年度事業は「熊野三山と参詣道等の写真パネル」活用によるPR活動、啓発用物資の作成、世界遺産調査研究事業など。予算は180万614円(前年度比48万3386円減)。

 質疑で委員たちから、世界遺産に追加登録された闘鶏神社(田辺市)と阿須賀神社(新宮市)の協議会加入の検討や、「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録地を持つ地域の連帯感を深めるため、全体の会合を3年に1回でも開催すべきではとの指摘があった。

 同協議会は新宮市、那智勝浦町、田辺市、上富田町の首長と教育長、熊野三山一寺、県で構成。世界遺産を適切に活用するための事業など実施している。

  □     □

 新役員は次の皆さん。任期は2年。

▽会長

真砂充敏(田辺市長)

▽副会長

寺本眞一(那智勝浦町長)

小出隆道(上富田町長)

田岡実千年(新宮市長)

▽監事

森 崇(那智勝浦町教育長)

梅本昭二三(上富田町教育長)

(2017年7月4日付紙面より)

和歌山県世界遺産熊野地域協議会の総会=3日、新宮市役所
2017年07月04日
68 防災意識子どもたちにつなぐ
 井関クラブで追悼キャンドル作り  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町井関の那智谷大水害遺族会の追悼式でともすキャンドル作りが1日、有志らにより同地区の井関クラブで開かれた。地元の町立市野々小学校(西田好孝校長)の児童や、町内から多くの参加があった。熊本復興支援のバザーも同時に開催。地域住民からはたこ焼きが振る舞われ、買い物客や差し入れを持ち寄る人などでにぎわった。

 キャンドル作りは、2011年9月の紀伊半島大水害で中学校の同級生を亡くした井上絵里香さん(20)が中心となり続けている。水害当時、復旧支援に協力した沖縄県の災害NGO結―Yui―代表・前原土武さんも参加し、「6年がたち、災害を知らない子どもたちもいます。キャンドル作りで後世に防災意識をつなげて、これからの台風シーズンにも備え再確認を」と呼び掛けた。

 参加者の中から、21人の児童が4テーブルに分かれて保護者らと作業した。作り方を説明した井上さんは「思いを込めて、でもしんみりせず、楽しく作って」と声を掛け、参加者は卵の殻や紙コップに溶かしたろうを入れ、色とりどりに着色。均一に注ぎ口をくり抜いた卵の殻は、同町朝日のお菓子工房エストが協力し約250個を用意した。キャンドルが固まるまでは、たこ焼きや熊本産の焼き芋を楽しんだ。

 同町市野々の戸石恭子さん(76)は、「水害で妹を亡くしました。今日は、ともしびの一つになればと思い参加しました」と話していた。

(2017年7月4日付紙面より)

出来上がったキャンドルを手に記念撮影=1日、那智勝浦町の井関クラブ
キャンドルの作り方を説明する井上絵里香さん
テーブルごとに作業
2017年07月04日
69 浴衣や甚平を着て楽しむ
 高池保保護者会の夏祭り  (古座川町 )

 古座川町立高池保育所の保護者会(皿田真也会長)は1日、町民体育館で夏祭りを開いた。園児やその家族らを対象にした納涼行事で、園児の多くが浴衣や甚平を着て踊りや夜店などを楽しんだ。

 花火大会や盆踊りのシーズンを前に、祭りの楽しさを伝える恒例の催し。同所は梅雨時期の天候不安定を見越して例年同館を会場にしていて、今年も中央にやぐら、周囲に夜店とパイプいす、頭上にちょうちんを設置して園児らを迎えた。

 開会にあたり皿田会長は「今日はみんなが楽しみにしていた夏祭り。走って転ばないよう注意して楽しんでください」とあいさつ。園児は親や保育士と一緒にやぐらを囲んで練習した『盆踊り』2曲を披露したあと、駄菓子や飲み物、おもちゃやおめん、ヨーヨー釣りやキャラクターすくいなどの夜店を楽しんだ。

 半ばではレクリエーションの○×クイズや総合格闘家・鈴木貴裕さん対保護者の手押し相撲パフォーマンスも実施。最後はみんなでやぐらを囲んで古座川音頭を踊りにぎやかに締めくくった。

 近所の児童や同所と交流のある同町立三尾川保育所の園児やその家族も、園児と同じチケットを購入するなどして夜店を利用。皿田会長は「これだけの人が集まることは、町内でもそうそうないと思う。今日はみんなでわいわいと楽しんでもらえたら」と述べ、夜店の営業に励んでいた。

(2017年7月4日付紙面より)

キャラクターすくいに挑戦=1日、古座川町高池
2017年07月04日
70 381人で400㌔超回収
 市田川と熊野川を清掃  (河川愛護月間 )

 河川愛護月間に合わせ国土交通省や河川を美しくする会などは2日、新宮市と紀宝町で「市田川・熊野川クリーンキャンペーン」を実施した。地域住民ら381人が参加し、400㌔以上のゴミを回収した。

 1982(昭和57)年から続く活動で今年36回目。紀宝町の熊野川左岸は2004(平成16)年に始まり14回目。参加者たちは3会場に分かれ、河川敷に放置されたビニール袋や空き缶などを集めた。

 市田川会場の活動に参加した中島千登世・河川を美しくする会副会長は「おかげさまでとてもきれいな風景が見られるようになりました」。木村誠治・新宮建設部長は「活動が長く続けられてきたのも、関係者や住民の皆さまのおかげ」。水谷勝彦・同省紀南河川国道事務所副所長は「市田川と熊野川は私たちにとってかけがえのない川」と感謝していた。

■下本町町内会も清掃

 新宮市の下本町町内会(上田勝之会長、50世帯)もこの日、約40人でナギの木が並ぶ県道沿いを清掃した。上田会長は「速玉へ向かって歩く観光客が増えている道なので、このように参加してもらいありがたい」と話していた。

(2017年7月4日付紙面より)

ごみを拾う参加者たち=2日、新宮市の市田川
花壇を清掃する下本町町内会の会員ら=2日、新宮市下本町
2017年07月04日
71 莊司裕さんが3位入賞
 日本ベテランズ国際柔道大会  
2017年07月04日
72 2大会で好成績収める
 新宮ジュニアレスリングクラブ  
2017年07月04日
73 相手の気持ち考える  新宮市社会福祉協議会が人権研修会  
2017年07月04日
74 対前年の下落幅縮小  和歌山県内の路線価公表  
2017年07月04日
75 地域に信頼される施設に 新宮市、黒潮園が40周年記念祝賀会 
2017年07月04日
76 共に安心安全なまちづくり 新宮警察署、警察法施行記念で感謝状 
2017年07月04日
77 風景画など36点出展 AB絵画倶楽部、喫茶きよもんで展示会 
2017年07月04日
78 コジキイチゴ  新宮市の渡御前社  
2017年07月04日
79 迫力の演奏を披露  緑丘中吹奏楽部が定演  (新宮市 )
2017年07月04日
80 安全と隆盛を願い海開き 串本町、橋杭と田原の両海水浴場