金剛寺の「二河の火祭り」 (那智勝浦町 )
那智勝浦町二河にある金剛寺で毎年実施される伝統の荒供養「二河の火祭り」は昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となった。当日の23日は役員やたいまつを投げる予定だった児童ら9人が集まり、来年の祭り斎行を願うとともに、供養のためのたいまつを持って宝篋印塔(ほうきょういんとう)に供えた。
荒供養は1510(永正7)年に始まったとされ、先祖代々の総供養も兼ねて地元の若者たちが継承してきた。二橋青年会が行事を受け継ぎ、青年会で保存会(大江政典会長)を組織して地元住民らと共に伝統を守っている。
大江会長によると、祭事は戦時中の一時期を除いて中止になったことはないという。
例年は白装束に身を包んだ若者たちが本堂で採り火し、種火を分け合って裏山へ駆け上がる。その後、宝篋印塔前でたいまつに点火し、架線を目掛けて次々に投げ上げる。その幻想的な光景を一目見るために地域内外から多くの人が集まる。
コロナの状況を鑑みて5月ごろに中止を決定した。当日9人は例年通りに本堂で黙とうし、採り火をして点火したたいまつを持って裏山を登った。目神八幡(めがみはちまん)の社と宝篋印塔にたいまつを供えた。
最後は塔の前に全てのたいまつを集めて火が消えるまでその様子を見守っていた。
大江会長は「現在の状況では中止は仕方ないと思うが残念。しかし、ずっと中止が続いてしまうと、祭りを支えてくれている皆さんの思いが薄れてしまうのが心配」。
来年については「伝統を絶やさないように、規模は縮小してでも来年は実施したいと思う」と語った。
(2021年8月25日付紙面より)
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寺子屋広場で10人が学ぶ (紀宝町 )
60~79歳の男女1万人を対象にした調査によると、シニア世代のスマートフォン所有率は約8割に上ることが分かった。昨年から今年にかけて、新型コロナウイルス流行に伴う家族との連絡といった需要が重なり、スマホの普及が加速したと考えられるという。
普及に比例して「スマートフォンの使い方が分からない」。そんな声も多く聞かれるようになった。
「使い方教えてよ」といった要望があって実現した「スマートフォン教室」が23日、紀宝町福祉センターであった。スマホを使いこなしたい10人が参加し、カメラやインターネットの使い方を学んだ。
町社会福祉協議会が主催し、地域住民らを講師に招いて関心のあることに挑戦する「寺子屋広場」として開催。手指消毒や検温、マスク着用など感染症対策を講じ、ドコモショップ熊野店の浦垣内順平さん、南尚克さんを講師に招いた。
浦垣内さんは、スマホを手に「スマホで撮影する際は、カメラアプリを起動し、撮りたい場面でシャッターボタンを押す。縦、横で持ち方を変えることでさまざまなアングルの写真を撮ることができる。撮影時はカメラに指が映り込まないよう注意する」などと説明した。
インターネットについては「電話以外はインターネットと思ってもらっていい。メールやラインもネットでつながっている」と紹介。参加者はネット画面を開いて知りたい情報のキーワードを入力し、検索にチャレンジした。
スマホ歴5年の石井基視さんは「最初は苦労したけど、使い出したら便利。今日の参加者で集まって勉強会を計画している。この教室がいい機会になった」と話していた。
(2021年8月25日付紙面より)
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三輪崎区で精霊送り (新宮市 )
新宮市の三輪崎海岸で15日、精霊送りが営まれた。初盆供養を迎える家族などが随時赴き、精霊を送り供養の機会とした。
三輪崎区(屋敷満雄区長)が毎年執り行う盆の恒例行事。例年なら同区の寺から祭壇や線香立て、花立てなどを借用の上、住職の読経の中行事を斎行していた。
今年は新型コロナウイルスの影響で、祭壇設置や読経は中止に。区役員ら約10人が同日の午前中に会場入り口にテントやライト、机を設置し、コロナ対策としての消毒液などを配置した。
線香立てはドラム缶を活用。半分に裁断し、中に砂を詰めた。役員らが常時会場で来場者を見守る中、午後1時から7時までと例年より時間を短縮して実施。延べ約700人が訪れ、線香を立てて手を合わせるなどして先祖の霊を見送った。
3世代の家族連れの姿も見られたと屋敷区長。「地域の人たちは非常に喜んでくれた。古き良き日本の姿を今に伝える伝統行事。これからも工夫して継続していけたら」と話していた。
(2021年8月25日付紙面より)
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社協もの忘れ川柳結果決まる (古座川町 )
古座川町社会福祉協議会の第3回もの忘れ川柳の入賞結果がこのほど決まった。最優秀賞作品は「久しぶり 本当は誰か わからない」。応募全作品を掲載した作品集を役場の本庁や出張所、保健福祉センター(町社協事務所窓口)や一部の郵便局で配っている。
この川柳は、認知症に優しいまちづくりの機運を高めるため年1回の頻度で募集。町内在住、在勤者を対象にし一人につき1~3句を受け付けている。今回は窓口のふれ愛カフェ♡よりみちや桜カフェが新型コロナウイルス感染症の情勢で十分に開けず町社協事務所主体で受け付ける中、7歳から95歳までの62人から計144句(前回比22人37句増)の応募があった。
今回は最優秀賞1点、優秀賞5点、特別賞14点を入賞とし、同感染症の拡大情勢で動きにくく前に賞状などを届けるため予定を繰り上げ16日に入賞者宅を回ったという。
第1回から関わる中核職員・久保由美子さんは「今回もほっこりとする句を多く寄せていただけた。連続入賞者や賞状を届けに行ったらもう来年の作品を考えめている人もいて、随分と興味を持っていただけるようになったと喜んでいます」とコメント。
第3回の作品集はA5判76㌻構成で600部作成。高齢者について最寄りの配布先へ取りに行けない場合は町社協へ連絡すれば普段の見守りに合わせて届けるという。
入賞作品は同センター内でも展示して紹介中。問い合わせは同町社会福祉協議会(電話0735・72・3719)まで。
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第3回もの忘れ川柳の入賞作品は以下の通り。慣例により詠み人は公表していない。
■最優秀賞
▽久しぶり 本当は誰か わからない
■優秀賞
▽爺さんや それは私の 入れ歯です
▽あれやがな あれってなにや あれやがな
▽買い物し 妻を乗せずに また戻る
▽探し物 夫婦喧嘩の キックオフ
▽杖忘れ 家にあるかと 走って戻る
■特別賞
▽うるさいな 夫のいびき なつかしい
▽久振り 毎日会っても ひさしぶり
▽愛あれば 許せるちょっとの もの忘れ
▽あんただれ 言われんように 紅をひく
▽置き忘れ さがしつかれて 買い求む
▽きみとぼく いつのまにやら ばばとじじ
▽さあたべよ ふたをあけたら 米のまま
▽財布ない 見つけた嫁が 疑われ
▽探しもの 忘れてコックリ 昼寝する
▽太りすぎ 食べることは 忘れません
▽もの忘れ 言った言わんで 口げんか
▽もの忘れ しぐさで通じる 老二人
▽忘れ合い あれないこれない 怒り愛
▽忘れても 友と話せば 気が晴れる
(2021年8月25日付紙面より)
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県下高校野球新人戦
国際交流イベントin図書館 (那智勝浦町 )
那智勝浦町教育委員会は23日、町立図書館で国際交流イベントin図書館「オーストラリアについて知ろう!!」を初開催した。昨年12月から国際交流員(CIR)として同町で活動しているミャオミャオ・イェさん(26)が講師を務め、絵本の読み聞かせを行ったほか、参加した児童7人とクイズやゲームを楽しみ親睦を深めた。
中国出身のミャオさんはオーストラリアに移住し、日本語や日本文化を勉強したという。その後、JETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)に参加。
英語、中国語、日本語が話せることから、同町に着任当時は町観光案内所で勤務。現在は役場観光企画課に席を置き、依頼があれば、町内飲食店の食事メニューなどの翻訳業務も行っている。
ミャオさんは「趣味は絵を描くことで、ラーメンが好き。将来は漫画を作りたい」と自己紹介。スライドを用いて、「オーストラリアの国土は世界で6番目に大きい」「国章はカンガルーとエミュー。どちらも前に進む動物なので国として前へ進みたいという思いからこの国章になったと伝えられている」「夏は12月~2月。日本と逆の季節になる。クリスマスは夏」などを説明した。
続いて、絵本「コアラのクリスマス」を日本語と英語で読み聞かせ、復習を兼ねたクイズでは積極的に解答する児童の姿が見られた。最後は動物の写真を模写し、グループ内で自身が描いた絵を見せ合い、動物を当てるゲームに取り組んだ。
イベントを終え、図書館からしおりが、サンタクロースに扮(ふん)した町職員から菓子などのプレゼント、ミャオさんから折り紙のカンガルーが贈られた。児童は「楽しかった」「もっと絵を描きたかった」と笑顔で感想を述べた。
ミャオさんは「楽しかった。オーストラリアを知ってもらえ、小学生の皆さんの知識や生活に触れることができて良かった。機会があればぜひやりたい」と語った。
(2021年8月24日付紙面より)
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9月4日にワクチン接種 (串本町 )
串本町が20日、新型コロナワクチンの一般(12~15歳)対象集団接種を実施する判断に基づき初回の対象者332人(9月4日基準)に案内を送付した。ワクチンはファイザー社製で、集団接種の実施日は9月4日(土)と25日(土)の2回。くしもと町立病院を会場にして行うという。
同町は9月末完了を目標にして今月3日から一般(16~64歳)対象の集団接種を始めた。その時点でファイザー社製のワクチンの接種可能年齢は12歳に引き下げられていたが、同町は年長優先の方針により12~15歳の接種を行うにしても終盤となることから案内の送付を一端保留。先行事例の状況を観察した上で接種の可否を判断する慎重対応を選んでいた。
その判断の節目が19日で、同町は地元医師からも意見を受けるなどして可と判断し翌20日に案内と接種券を対象者へ発送した。集団接種日は前述した通りで、対象者からの接種希望の締め切りは8月31日(火)必着としている。
国の同ワクチン接種期間は来年2月28日(月)までの予定。9月5日(日)以降に12歳となった子も期間内であれば接種の対象となるため、誕生月の1カ月前に順次案内などを送付する考え。接種券は同期間内で有効であることから、同集団接種以降は世代を問わず締め切り後も可能な限り追加の接種希望を受け付けて集団もしくは小規模(極力6人単位)で接種する機会を作るとしている。
その延長線上で生じる3月問題について同町福祉課の中田匠課長は「同級生で3月生まれだけが接種できないのはありえない」とし、国が期間の予定を今後どうするかを注視しながら今後対応を考えたいと話している。
問い合わせは接種関係窓口として開設中の同町コールセンター(電話0735・62・1560、平日午前8時30分~午後5時15分)まで。
(2021年8月24日付紙面より)
紀宝町では採火式を行ったばかり
三重県の鈴木英敬知事は21日、国内をはじめ県内全域でも新型コロナウイルスの爆発的な感染が拡大しているとして、9月25日(土)に開幕を予定していた「三重とこわか国体」の中止を文部科学省などに申し入れると発表した。
すでに無観客での開催が決定していたが、県民の命を守り抜くことを最優先した結果、今回の決断に至った。鈴木知事は「断腸の思い、苦渋の決断」と述べ「アスリートの活躍を失わさせてしまう形になってしまったことに心からおわびを申し上げます」などとコメントした。
10月23日(土)に開幕を予定している「三重とこわか大会」も、中止に向けた協議を進めるという。
両大会のシンボルとなる炬火(きょか)の採火式が県内各市町で行われており、紀宝町では中止申し入れ発表前の21日午前、町ふるさと資料館で開催した。
同町では当初、地元の小学生20人を集めて火おこしとバターナイフ作り、竹トンボ体験を計画していたが、新型コロナウイルス感染拡大のため中止となり、MANABI☆ボランチ(千葉寛訓代表)のメンバー7人が採火した。
メンバーはマイギリを使った昔ながらの方法で火をおこした。火種をトーチに点火して炬火受け皿に移し、「紀宝町の火」を誕生させた。県内全29市町で採火された「炬火」は、国体総合開会式で一つに集火し、炬火台へ点火する予定で、中止申し入れを聞いたメンバーは「紀宝町の火をおこした後に中止の申し入れを聞いた。残念です」と話していた。
(2021年8月24日付紙面より)
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紀伊半島大水害から10年 (新宮警察署 )
新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で23日、新宮警察署(山田守孝署長)による災害パネルの展示が始まった=写真。展示は9月6日(月)まで。
台風12号により、紀伊半島の一部地域で雨量が2000㍉を超えるなど、記録的な豪雨をもたらした2011年の紀伊半島大水害。
豪雨により、当地域の各地で土砂災害、浸水害、河川の氾濫などが発生し、和歌山県、三重県、奈良県を中心に全国で死者82人、行方不明者16人を数えるなど、多くの尊い命が奪われた。
国土交通省のデータによると、土砂災害件数は106件に及び、崩壊土砂量は約1億立方㍍(京セラドーム大阪または東京ドームの約80倍の量に相当)と推測。地域経済にも大きな影響を与えた。
同署によるパネル展示は、同大水害の風化防止と地域住民の防災意識向上を目的として実施。新宮市や那智勝浦町などにおける、災害発生当時の警備活動の様子などを展示している。
(2021年8月24日付紙面より)
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串本古座・有田中央は敗退 (県下高校野球新人戦 )
ボーイズリーグ和歌山大会
杉本翁らたたえる顕彰碑設置 (新宮市 )
「第二次世界戦争による戦禍に加え、昭和21年、南海道大地震の二重災害に打ちのめされた新宮市が焼土の中から立ち上がり、県下屈指の近代都市として明るく復興を遂げたのは新宮市長杉本喜代松翁をはじめとする先人各位の卓抜なる指導力と市民の努力に負うところが大きい」―。
新宮市役所の正面玄関に16日、「戦災震災復興顕彰碑」のリメーク版が設置された。顕彰碑は1978(昭和53)年12月21日、市制45周年の催事に際し、瀬古潔市長(当時)が旧市民会館前広場に建立したもの。当時の市立図書館長、木田泰夫氏が撰修(せんしゅう)した。
2016(平成28)年7月、旧市民会館の解体に伴い撤去されて以降、別所にて保管されていたが、復興に奮闘した当時の市民や、元市長であり名誉市民の杉本喜代松翁の多大なる功績を永く後世に伝えていくためにこのたびの設置に至った。
銅板部分は当時のもので、熊野の山と木材を愛した翁をしのび、フレームには木材が使用されている。
設置に当たり、田岡実千年市長は「戦災・震災の2重苦から近代都市として明るく復興を遂げた先人の努力を感じていただきたい」とコメントを寄せている。
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■杉本喜代松
1873(明治6)年、三重県熊野市に生を受ける。熊野の山に魅せられ、新宮木材同業組合長、和歌山県木材同業組合連合会長などを歴任。紀の国木材界の重鎮として名を天下に響かせた。
1946(昭和21)年、戦後最初の市長に就任。太平洋戦争の戦禍の上、南海大震災によって焼土と化した市街地復興に注力。49(昭和24)年までに応急住宅、市営住宅、庶民住宅など、市内に総計1000戸を建設した。
さらに、緑丘中学校や光洋中学校、市民病院なども建設し、55(昭和30)年までの長期にわたり新都市計画に尽力。現在の市街地の礎を築いた。
同年6月18日逝去。11年後の66(昭和41)年、4人目となる名誉市民の称号を受けた。
(2021年8月17日付紙面より)
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オンラインで「新成人の集い」 (古座川町公民館 )
古座川町公民館(髙尾昌伸館長)が15日、中央公民館で行事「新成人の集い」を開いた。新型コロナウイルス感染症の情勢を考慮し、今回はウェブ会議形式で式典を実施し成人の節目をつける機会を届けた。
同町の成人式に相当する同行事。今回の新成人対象は2001年4月2日から02年4月1日までに生まれた男女とし、町立中学校の卒業生へ招待状を送付しつつ同町にゆかりがあり対象に該当すれば誰でも参加可として出席を呼び掛けた。
前年度は同感染症の拡大に翻弄(ほんろう)され、式典が実施できず。本年度も似た情勢だが2年続けて機会を欠かしたくないという主催者側の思いと対象の世代がリモート授業などでウェブ会議の環境になじみがある点を絡め、できうる最大限の形を模索した末、ウェブ会議形式での式典実施に至ったという。
当日は招待対象23人中5人と希望者1人が新成人として出席。ふるさとを代表して髙尾館長と西前啓市町長、中道悟教育長が出席し、同町教育委員会教育課の住吉友樹副主査が進行を務めた。
髙尾館長は一期一会の気持ちで出会いを大切にし、ウィズ・コロナ時代のデュアルモード社会を生きていく意識で成果を上げること、西前町長は周りへの感謝と責任感、中道教育長は成人としての社会支持と選挙参加をそれぞれ願って新成人の前途を祝した。
祝電の披露を経て新成人一人一人が心境や抱負を発表し、他の一同が受け止めて個々の決意を後押しした。記念企画として串本町田原出身のシンガー・ソングライター、南努さんのオンラインミニライブもあり、南さんは目標に挑戦する一先輩としてのエールを注ぎつつ昨冬リリースした楽曲「KOOZA」など2曲を披露して華を添えた。
新成人の大屋咲歩さん(20)は「同じ空間でできなかったのは残念だけど、このような機会をつくっていただけてありがたい」と出席した印象をコメント。現在は石川県内で林業を学び将来は古座川町の林業と都市圏をつなぐ懸け橋になることを目指しているそうで、「両親の支えなどへの感謝を忘れず、恩返しの思いで頑張りたい」と気持ち改まるところを語った。
招待対象者と希望者には前年度同様に記念品に物産品などを加えて贈り、改めてふるさとを思うきっかけを託すという。
(2021年8月17日付紙面より)
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高校3年生に個別接種も (新宮市 )
新宮保健所管内や全国的な感染拡大状況を受け、新宮市はこのほど新型コロナワクチンの接種計画を見直した。また、受験などの事情を勘案し、今月23日(月)から高校3年生への個別接種を実施していくという。
7、8日から開始した64歳以下の集団接種。市は集団接種の日程を追加し、また、新宮市医師会の協力の下、一部年齢層を個別接種に切り替えるなどして接種の早期完了を目指していた。
16日から開始となった個別接種は、当初16日の週、23日の週の2週間を予定していたが、このほど30日の週を追加。接種人数を900人から約2000人(高校3年生接種希望者含む)とした。伴い、個別接種の対象は35~49歳に。集団接種の状況を踏まえながら高年齢順に案内していく。
12~18歳への接種について、23日から始まる高校3年生の分は市内に住民票を置く学生が対象で、接種希望調査結果を勘案すると137人になるという。高校3年生以外の接種時期や方法については、現在医師会と検討を進めている。
市新型コロナワクチン接種推進室では、先月28日に受け付けを終了した希望調査票について、現在も受け付けを継続しており、「土、日曜の日程での接種が困難」などの理由で希望調査票への回答を見合わせていた人への相談も受け付けている。
問い合わせは同推進室(電話0735・22・5070)まで。
(2021年8月17日付紙面より)
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規模縮小して追善供養 (紀宝町 )
紀宝町鵜殿のふれあい会館でお盆の15日、追善供養があった。醫王山(いおうざん)東正寺(とうしょうじ)と龍光寺の片野晴友住職らによる読経に続いて西田健町長、紀宝町花火大会実行委員長の倉前太さんが焼香。初盆家庭が供えた28柱の灯籠に手を合わせ故人の冥福を祈った。
例年、鵜殿港で「紀宝町花火大会」として開催し、約700発の花火が帰省客らを楽しませているが、今年は新型コロナウイルス感染症対策として花火と灯籠を焼く銀滝花火を中止し、会場を変更して追善供養のみ実施した。
町村合併前の「初盆供養・追善花火大会」を新町でも引き継ぎ、2006年から町の花火大会として実行委員会が主催。毎年、メッセージ花火や追善早打ちなど趣向を凝らした花火が夜空を染め夏の風物詩に定着してきた。
今年は規模を縮小して遺族の参列もなく、代表して参列した倉前委員長は「全国的に新型コロナウイルスが拡大しているため、今年は銀滝花火も取りやめた。紀宝町でもワクチン接種が進んでいるので、来年は例年通りの紀宝町花火大会にしたい」と話していた。
(2021年8月17日付紙面より)
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愛知県犬山市の博物館明治村内に立地する「博物館明治村簡易郵便局」(重要文化財)は1909(明治42)年、三重県宇治山田市(当時)に建築。69(昭和44)年に現在地に移築されており、明治時代の木造郵便局舎として現存する唯一のものとされている。しかし、ここ新宮市にさらに古い木造郵便局舎があったとしたら?
新宮市丹鶴にある「丹鶴ダンス教室」は、郵便局として1905(明治38)年、現在の仲之町アーケード入り口(国道側)付近に建設。29(昭和4)年、丹鶴商店街にある「ホテルニューパレス」付近に郵便局が新設されたことに伴い現在地に移築され民間に払い下げられた。
「移築されたからこそ46(昭和21)年の昭和南海地震による火災焼失を免れた。近代の新宮のまちを語る上で貴重な明治建築では」と、熊野学研究委員会や市文化財保護審議会の委員を務める中瀬古友夫さんは話す。戦後、そして震災後、同市では住宅が不足。同建物も一時アパートとして使用されていたという。
故・湯川運(はこぶ)さんが同建物を管理するようになったのは53(昭和28)年。建物の裏手部分はダンスホールとして増改築され、昭和30、40年代は多くのダンス愛好家や若者などでにぎわいを見せた。市出身の芥川賞作家・中上健次の小説にも度々登場する、いわばまちの「名所」だった。
現在、同建物に一人で居住する和子さん(87)は高知県出身。ダンスを通して運さんと出会い、結ばれた。「主人は1年ほど大工の仕事をしていたので建物の修繕はよくしていました」。今は手付かずで…と和子さんは言うが、ホールには運さんとの思い出や昭和のエッセンスが色あせることなくあふれている。
ホールの広さは約20坪。照明や運さん手書きのダンスのリズム表などもそのままだ。「当時は70人もの人がここでダンスを楽しみました」。
中瀬古さんは「近くには旧チャップマン邸や旧西村家住宅、新宮城の『日本一短いケーブルカー跡』などがあり、城の地下に鉄道があるのもここだけ。建物は明治期の建設を経て戦後の市民の生活を残している。増築部分は『昭和レトロ』も感じさせてくれる貴重な建物」と保存を訴える。
増築や修繕がなされてきた「丹鶴ダンスホール」。「明治時代の木造郵便局舎として現存する」の定義に当てはまるのかどうかは専門家が判断するところではあるが、例えば玄関ドアが「〒」モチーフになっているなど、建築当時の姿を色濃く残す「文化財」であり、近代新宮の歴史が凝縮された歴史的価値の高い建物であることに疑いの余地はない。
(2021年8月13日付紙面より)
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コロナウイルス感染症緊急対策 (新宮市 )
新宮市が、新型コロナウイルス感染症緊急対策としての飲食店などに対する「休業協力のお願い」の事前登録期間が11日に終了し、市内312店が申請した。本来なら帰省客や観光客でにぎわい、繁忙期を迎える時季。今年はさみしいお盆休みとなりそうだ。
「休業協力のお願い」は、新宮保健所管内における感染拡大状況を鑑み、人流抑制やクラスター防止など、新型コロナウイルス感染拡大防止として市が打ち出した緊急対策。飲食店や喫茶店、居酒屋、カラオケボックスやバーなど、市内約500店舗を対象に、12日から16日(月)までの5日間の休業協力を呼び掛け(休業の実施は事業者判断)、協力店舗に10万円の協力金を支給する。
事前登録および協力金の支給には感染防止対策に取り組んでいることや、市が配布する「休業のお知らせ」チラシを店舗に掲示することなどが条件で、11、12日にはすでに店舗入り口などにチラシを掲示している飲食店が多く見受けられた。
休業を決めた居酒屋を経営する男性は「管内では飲食店から(新型コロナが)広がった。多くの飲食店が不安を抱えているのでは」。
休業に関しては「赤字は赤字でも多少なりとも補償があるなら。うちみたいに小さい店はいいが大きな店舗は本当に大変だと思う」。
一方、ほかの飲食店経営者は「お盆は前々から予約を頂いていたため協力はできなかった。しかしお盆休みがくることは誰でも分かっていたこと。協力したいが急すぎて対応できなかった店もたくさんあるのでは」と実情を語る。
「テークアウトといった売り方もある。個人的な意見だが、テークアウトのみ営業としてもらえる店は新聞紙面で特集を組んでもらい、協力金として費用を市が負担するなどの方法もあったのでは。スナックやバーなど仕方なく休もうと決断した店に、しっかりとした協力金を出すといった形も考えられたのではないかと思う」と話していた。
市は休業の実態確認のため、協力お願い期間中に見回り調査を実施。休業していないことが確認された場合には協力金の給付対象外となる場合もあるという。
(2021年8月13日付紙面より)
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現庁舎完成後初の本会議で (串本町議会 )
串本町議会(鈴木幸夫議長、13人)の第2回臨時会が12日、役場議場であった。現庁舎完成後初となる本会議の実施で、くしもとこども園新園舎建設工事と菌床製造栽培大型共同作業場空調設備等改修工事の各工事請負契約案を承認した。
同園舎はJR串本駅の西にある海抜51・5㍍の高台に用地を確保し、許容園児数150人を想定した木造平屋建ての設計で建設を目指している。事業費は本年度と次年度に振り分けて予算計上する形としていて、6月実施の第2回定例会でまず4億2724万円が承認された状況にある。
入札は今月3日に実施し、16社による指名競争入札で町内の株式会社小森組が7億7860万円(税抜き)で落札。当局は税込みの8億5646万円で工事請負契約を結びたい旨を議案として上程し、議員は入札結果の分析状況、ウッドショックなど資材調達難や設計変更の見通しを質疑で探りつつ可決承認した。
工期は13日から2022年10月31日(月)まで。当局は23年1月の開園を予定していて、完成後の機能移転も含め余裕を持って目指せる状況となっている。
同作業場の空調設備等改修工事は老朽化に伴う更新整備で、第1回定例会で事業費3億2333万4千円を承認している。入札は今月3日に実施し、12社による指名競争入札で田辺市の株式会社第一テックが2億3400万円(税抜き)で落札。当局は税込みの2億5740万円で工事請負契約を結びたい旨を議案として上程し、議員は質疑、討論なく可決承認した。
同町産業課によると、資材調達難の影響が見込まれるが契約上は13日から来年3月25日(金)までを工期としているという。
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田嶋勝正町長は開会に先だって、新型コロナウイルス感染症拡大防止を目的とした関係施設の臨時休業について、一部を除き今月31日(火)まで延長する考えを議員に説明した。
延長の対象は▽串本温泉浴場「サンゴの湯」▽串本町B&G海洋センターのトレーニングルーム(スポーツジム)▽大島プール▽トルコ記念館▽日米修交記念館▽樫野埼灯台旧官舎▽潮風の休憩所。同センターのプール(スクールを除く一般利用のみ)と串本町総合運動公園は運営委託するNAS株式会社との協議を経て、17日(火)から営業を再開するとした。
説明後、同町は12日付で前述した内容を公式ホームページなどで公表し、延長を確定した。
(2021年8月13日付紙面より)
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土石流防ぎ、安全安心の確保を (紀宝町神内 )
熊野建設事務所は、紀宝町神内の2級水系神内川水系里地谷で通常砂防工事に取り組んでいる。2011年度から災害関連緊急砂防事業として着手し、本年度は3号えん堤の工事を進めており、9月末の完成を目指している。これまでにえん堤2基と渓流保全工195㍍が整備済みとなっている。
11年9月の紀伊半島大水害の際、渓流の浸食や土石流により家屋などに被害が発生するとともに、渓流の荒廃が進み、河床には不安定土砂が堆積した。下流の氾濫想定区域には人家19戸と町道があり、土石流による被害が懸念されるため、砂防えん堤と渓流保全工により土砂災害を防ぎ、地域住民の安全、安心の確保を図るための事業。
静岡県熱海市で発生したような土石流を防ぐために、砂防えん堤を築造しており、土石流が発生した際、一度に大量の土砂が下流に流れ出て、災害を起こさないよう土砂の流出をコントロールする役目を担う。
情報通信技術(ICT)を活用して、起工測量ではドローン撮影による3次元起工測量、設計データを3次元化した上で、衛星による位置情報を取得し、マシンコントロール機能を有した建設機械(バックホウ)で工事を進めている。
バックホウには3次元の設計データが入力されており、運転席では液晶モニターで設計データを確認しながら操作を行っている。
同事務所によると、県内のICT活用工事では土木工事にかかる延べ作業時間は全体で約3割削減されており、このような建設機械を使用することで、機械周辺の作業員との錯綜(さくそう)作業が大幅に短縮されていることから、作業の安全性が高まったとの意見が多数寄せられているという。
(2021年8月13日付紙面より)
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クロマグロ増枠に期待 (那智勝浦町 )
日米などが太平洋クロマグロの漁獲管理を話し合う国際会議で、日本近海を含む中西部太平洋で、2022年から大型魚(30㌔以上)の漁獲枠を一律15%増やすことに合意した。国内有数の生鮮マグロの水揚げ量を誇る那智勝浦町の漁業関係者からは「正式決定ではないがありがたいこと」と喜びの声が上がっている。
太平洋クロマグロは乱獲が問題視され、15年に中西部での大型魚の漁獲量は02~04年平均を上限とし、小型魚は同平均の半分にする規制が導入された。
現在の日本の漁獲枠は大型魚が4882㌧、30㌔未満の小型魚が4007㌧。このたびの会議では、大型・小型ともに20%の増枠を主張していた。
水産庁によると、日本の増加分は732㌧で、一時は激減した水産資源が回復傾向にあるとして拡大を求めた日本の提案が一部認められた形となった。成育途上で今後の資源に影響が出やすい小型魚は、現行規制を維持するという。
和歌山県漁業協同組合連合会勝浦市場の太田直久市場長は「全体枠が増えたことによる振り分けで、はえ縄船の枠も増加することを期待している。漁業者にとってうれしいこと」。
また、感染拡大が収まる気配が見えない新型コロナウイルス感染症の影響に対して「価格がどうなるか不安だが、高値が付いてくれたらありがたい。勝浦近海のマグロがたくさん取れることで町や地域が潤い、活気づいてもらえたら」と話している。
今年中に開く上部会合で承認されれば正式決定となる。昨年の会議まで退けられてきた日本の増枠提案。今後の規制の緩和に対して、同町や漁業関係者からも大きな期待が寄せられている。
(2021年8月4日付紙面より)
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新宮管内は非常に高い値 (和歌山県 )
和歌山県では2日、新たに40人の新型コロナウイルスの新規陽性者を確認した。入院患者が236人で、230人以上となるのは5月10日以来、84日ぶり。病床数を同日より440床に増やし、感染者の対応に当たっている。
県によると、1週間の人口10万人当たりの指標は、県全体が25・0で、爆発的な感染拡大の指標である25と同じ。和歌山市では29・2でさらに上昇しており、クラスターの発生があった新宮保健所管内の数字は60・9で、非常に高い値となっている。
県全体が25以上となるのは4月26日の26・2以来98日ぶりで、第5波が確実に右肩上がりとなっている。
県では「若い世代、40代、50代で次第に重症者が増えてきている。特に基礎疾患がある人は重症化することがあり、感染者が増えてくると重症者が増える流れとなる。やはり感染拡大の防止を図ることが最も重要であるというふうに考える」としている。
(2021年8月4日付紙面より)
串本町役場本庁舎内に入居 (紀陽銀行 )
株式会社紀陽銀行の新しい串本支店(以下新店舗とする、串本町サンゴ台690番地5)が2日、串本町役場本庁舎内で移転開業した。旧串本支店(串本909番地)と旧紀陽古座コミュニティプラザ(元古座支店、中湊484番地)を統合した店舗で、旧2店舗は7月30日で営業を終了。この日はテープカットで移転開業の節目をつけ、営業を開始した。
同町の指定金融機関となっている同銀行は、現在の本庁舎建設に当たり支店規模での窓口入居を同町に希望。同町はその経費を15年間の賃料支払いで賄う(以降の賃料は町の収入となる)方向で契約を締結し、玄関に向かって右手に広さ約266平方㍍の入居スペースを増築確保して同支店を迎え入れた。
新店舗の営業開始に当たり原口裕之・取締役頭取と田嶋勝正町長があいさつを寄せ、坂本充寿支店長を加えた3人が他の行員一同が見守る中でテープカットに臨んだ。田嶋町長は指定金融機関が地震や津波を乗り越え復興に直結する点は町益だとし、住民も最初は戸惑うだろうが将来的によかったと思えるだろうと確信しつつ今後の地域活性化に向け力を合わせたい旨を伝えて祝ったという。
自治体の庁舎内に支店を構えるのは、県庁支店、和歌山市役所支店、九度山支店に続き4例目で、昨年10月に開業した宮北支店で採用する窓口業務受け付けシステム「まどのて」を導入し利用時記入の省力化を図る工夫も注いでいる。
移転開業の影響緩和として、旧2店舗の最寄りとなる串本郵便局局舎内とオークワ古座川店前に現金自動預払機(ATM)を新設。オークワ串本店のATMは従来通り継続としている。
旧2店舗はいずれも河川そばの低地に立地。旧串本支店は築60年で地震や津波による被災の不安も少なからずあった。移転開業で海抜約50㍍に拠点を得る形となり、坂本支店長は「お客さまにとってもわれわれにとっても安心感につながる移転。役場とのワンストップの関係でいっそうのサービス向上を目指し、良い支店となるよう行員一丸で頑張りたい」と心機一転の思いを語った。
店舗外ATMの増設などに伴い、新店舗内のATMは移転開業時点で1台。ブランチインブランチ方式による旧串本支店の営業形態(串本支店と古座支店の併設)は新店舗へ引き継がれている。串本町役場本庁舎はくしもと町立病院奥に位置。問い合わせは新店舗(電話0735・62・0666)まで。
(2021年8月4日付紙面より)
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復興記念イベントに向け (新宮市 )
2011年の紀伊半島大水害後、新宮市熊野川町で復興に携わった全国の人々へ黄色いハンカチで感謝を伝える復興記念イベントに向け、準備が進んでいる。2日には市社会福祉協議会熊野川ステーションの大江真季さんが町内施設へハンカチ回収ボックスを託し、改めて協力を呼び掛けた。
復興記念イベントは町内約600世帯にハンカチを配布してメッセージを書いてもらい、9月4日(土)から期間限定で新宮市さつき公園(紀伊半島大水害復興祈念公園)に飾るもの。1977年に公開された映画「幸福の黄色いハンカチ」から着想を得ている。
ヒマワリなどが描かれた回収ボックスは、住民が訪れやすい熊野川行政局や三津ノ保育所、各地区の集会所などに設置。ボックスを受け取った特別養護老人ホーム「熊野川園」の宮本大施設長は「職員一同でもハンカチにメッセージを書き、取り組みに協力したい」と話した。
これまでに回収した黄色いハンカチには保育所に通う園児たちの手形と笑顔や「自分も元気に頑張りたい」と言ったメッセージが書かれていた。
(2021年8月4日付紙面より)
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ダイワマルエス旗争奪選手権大会