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カレンダー検索:107件の記事がありました
【検索ステータス】 
2021年07月18日
1 10人の新議員決まる
 太地町議選  

7月18日21時02分確定【定数10】

当落得票数候補者名年齢党派現元新
296筋師 光博63
257塩崎 伸一71
223福田 忠由44
201花村  計47
189三原 勝利83
181水谷 育生64
180漁野 尚登64
158久原 拓美73
142森岡 茂夫70
142海野 好詔67
115宮川  茂70


当日有権者数 2,661人

投票者数 2,105人

無効投票数 21票

投票率 79.11%


2021年07月18日
2 クジラと空間を共有
 くじら浜海水浴場でイベント  (太地町 )

 太地町のくじら浜海水浴場で17日から、ハナゴンドウと一緒に泳げるイベント「くじらに出会える海水浴場」が始まった。初日には家族連れなど112人が訪れ、クジラと触れ合った。時間は午前11時からと午後1時からの1日2回で各15分程度。期間は8月17日(火)まで。無料。

 ネットで仕切った入り江の海水浴場に2頭のハナゴンドウを入れたいけすを設け、1日2回このいけすからハナゴンドウを放す。海水浴を楽しみながら自然に近い状態で小型クジラが観察できる。2008年から始まり、今年で13回目。

 ハナゴンドウは雌のニール(体長291㌢、推定体重380㌔、推定18歳)と、雄のシロ(297㌢、推定体重380㌔、推定25歳)の2頭。

 今年は新型コロナウイルス感染防止対策で網いけすに特設ステージは設置しない。

 13日、クジラを搬入した際に同館の稲森大樹副館長は「今年は感染症対策を設けた上でのオープンとなる。お客さまとクジラが同じ空間を共有できるので楽しんでほしい」と語っていた。

(2021年7月18日付紙面より)

クジラを間近で観察できる=17日、太地町のくじら浜海水浴場
2021年07月18日
3 献血への協力呼び掛け
 保健所、赤十字血液センターが啓発  (和歌山県 )

 7月は「愛の血液助け合い運動」月間。期間中の17日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店では新宮保健所と和歌山県赤十字血液センターの職員らが啓発活動を実施。買い物客らに献血への理解と協力を呼び掛けた。

 厚生労働省が都道府県、日本赤十字社と協力して実施する運動で、期間中には国内の血液事業を安定的・継続的に維持し、血液製剤の国内自給を確保するための取り組みが全国各地で行われている。

 厚労省によると、近年では少子高齢社会の影響などにより、10年間で10~30代の献血者数が約34%減となるなど、若年層の献血者が減少傾向にあり、今後少子高齢化が進むと、ますます将来の安定供給に支障を来す恐れがあるとされている。

 この日の啓発では、新型コロナウイルス感染防止の観点から、物資配布による活動を自粛。手持ち看板などを手にした職員らが、マスク越しに献血への協力を呼び掛けたほか、献血バスによる献血も受け付けた。

 県赤十字血液センター紀南出張所の北川裕基主事は、長引くコロナ禍で人が集まるイベントの自粛が続いていることにより、移動献血を実施する機会が減少しているといった現状に触れ「献血は不要不急の外出には当たりません。ぜひご協力を」と呼び掛けている。

 同所における次回の献血は8月21日(土)。時間は午前10時~正午と午後1時~4時まで。和歌山県土地家屋調査士会新宮支部が主催する。

(2021年7月18日付紙面より)

献血への協力と理解を呼び掛けた=17日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
2021年07月18日
4 50人が熊野へ
 「WEST EXPRESS 銀河」運行開始  (JR西日本 )

 観光を中心とした西日本エリアの活性化のためにJR西日本が運行する長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースの運行が16日から始まった。乗客50人を乗せた列車は17日に当地方入り。JR紀伊勝浦駅で16人、新宮駅で34人の観光客が降り立った。

 車両は117系6両1編成。定員は約100人(全車指定席)だが、新型コロナウイルス対策のため乗客を半数としている。「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」をキーワードに、鉄道の旅の実現を目指し、1両ごとに異なる座席タイプを配置している。車窓からは沿線の風景を楽しめるような座席配置となっている。

 新宮駅では、市のツイッターキャラクター「めはりさん」、県PRキャラクター「きいちゃん」も駆け付け、田岡実千年市長をはじめとした関係者約50人が、「ようこそ 新宮市・北山村へ」と書かれた横断幕や旗を手に第1便を出迎え。乗客らに熊野速玉大社の霊符「梛(なぎ)の葉」を手渡した。構内では新宮市、北山村の産品販売コーナーが設けられ、観光客らの興味を誘っていた。

 天王寺駅から乗車したという60代夫婦は「抽選に当たって乗車することができた。乗り心地もよく、窓から見える海もきれいだった。今回の旅ではレンタカーを借りて熊野三山を巡る予定です」と話していた。

 同列車は18日正午に京都に向けて新宮駅を発車する予定。

 「WEST EXPRESS 銀河」ツアーへの申し込みは抽選で、JR西日本によると、7月の予約倍率は12・8倍(上り下り合算)だったという。現在は10月1日(金)から31日(日)の受け付けを実施している。

  □     □

■スタンプラリーも実施

 「WEST EXPRESS 銀河」受入協議会(会長=田岡市長)では、同列車の周知や地域での周遊などを目的に、協議会加盟7自治体を周るスタンプラリーを実施している。期間は来年1月10日(月・祝)まで。

 台紙は新宮市、北山村、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町、すさみ町の各観光案内所や役場観光担当課、東牟婁振興局企画産業課で配布されており、▽新宮市観光協会▽北山村観光センター▽那智勝浦町観光案内所▽太地町観光案内所▽古座川町観光協会▽南紀串本観光協会▽すさみ町観光協会―に設置されているスタンプを重ねて押印すると一つの絵柄が完成。全7カ所の押印達成者の中から、抽選で35人に当地域の特産品が贈られる。

(2021年7月18日付紙面より)

50人が熊野地方に降り立った=17日、JR新宮駅
2021年07月18日
5 水難事故から命を守る方法学ぶ
 5、6年生が着衣水泳  (神内小 )

 紀宝町立神内小学校(道中朋孝校長、児童68人)は15日、同校プールで水難防止訓練を実施。5、6年生と3、4年生の2グループに分かれて着衣水泳に取り組んだ。

 児童たちは服や靴を身に着けたままプールに入り、水に落ちた際、無理に動かず浮かんで助けを待つことなど、命を守る方法を学んだ。

 夏休みを前に、子どもたちの水の事故を防ごうと例年行っている。昨年は新型コロナウイルスの影響でプール授業が中止となったが、おととしまでは5、6年生が尾鷲海上保安部の職員から指導を受けてきた。

 5、6年生計21人の訓練で道中校長は「万が一、服を着たまま川や海に落ちてしまった場合に、慌てず自分の命を守る行動が取れるよう着衣水泳に取り組みます」と説明した。

 普段着のままプールに入った児童たちは、「重くて泳ぎにくい」「泳いでも進まない」などと話し、水にぬれた服の重さを実感した。

 指導した5年生担任の木下雄介教諭は「泳ぐと疲れてしまうので、助かる場所までたどり着けない場合は力を抜いて浮くことが大事」と伝えた。浮輪代わりに服に空気を入れて浮く対処法などを学んだ児童は「浮くことはできた」と話していた。

(2021年7月18日付紙面より)

着衣水泳に取り組む児童たち=15日、紀宝町立神内小学校
2021年07月18日
6 旅客船の繁忙期を前に点検  コロナ予防対策も確認  (勝浦海事事務所 )
2021年07月18日
7 「たか田んぼ」で草取り  高田小中と地域住民が  (新宮市 )
2021年07月18日
8 木本は雨天で再試合  全国高校野球三重大会  
2021年07月18日
9 今年も浴衣反物が届く  大嶽部屋から名古屋場所の番付表も  (熊野市 )
2021年07月18日
10 横断歩道では「よく見てね」  うどの幼稚園で交通安全教室  (紀宝町 )
2021年07月18日
11 いよいよ投開票迫る  結果判明は18日午後9時ごろか  (太地町議選 )
2021年07月17日
12 コロナ禍終息など祈願
 熊野神社・百姓会が大しめ縄奉納  (熊野速玉大社 )

 山口県山陽小野田市の熊野神社(松田正寛宮司)で各種祭事の準備などを奉賛する「熊野神社・百姓(おほみたから)会」(会長・松田宮司)は15日、新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)に大しめ縄2本を奉納。コロナ禍の終息などを祈願した。

 50年以上にもわたり当地方へ熊野詣でを続けている同会。平均年齢80歳代の会員ら約20人は、同神社の田んぼで収穫した稲わらを使用し、今年1月から3月にかけて、わらのはかま取りやこも編みなどの制作に励んだ。

 仕上げの撚(よ)り合わせ作業には、出雲大社神楽殿の大しめ縄制作で知られる「大しめ縄創作館」(島根県飯南町)棟梁(とうりょう)の石橋真治さんが協力したという。

 熊野速玉大社が大しめ縄を掛け替えるのは14年ぶりで、当時のしめ縄は同神社が創作館に依頼したもの。今回は松田宮司の就任に当たり、またコロナの終息を願って会員が力を合わせて制作するに至った。

 この日は神倉青年団有志と同大社神職らが、創作館の石橋さんの指示の下、拝殿と神門の大しめ縄の取り外しおよび取り付け作業を行った。最後に神職が紙垂(しで)を取り付け、幅約4㍍、重さ約100㌔の新しめ縄が設置された。

 大しめ縄奉納のため同大社参拝の機会を探りつつも、日々変化するコロナ情勢を考慮し幾度となく来熊を中断。全員が2回のワクチン接種を済ませたこの機会にと参拝がかなった。取り付けが済んだ大しめ縄を前に、会員らは「うれしいね」などと口にし笑顔を見せた。

 上野宮司は「真心のこもったしめ縄を奉納いただきありがたい限り。奉納奉告祭に当たり、百姓会の方々への感謝と、平穏でコロナのない世の中をお祈りしたい。素晴らしいしめ縄をぜひご覧になっていただければ」。

 同神社の河崎真(まき)権宮司は「高齢の会員たちがコロナの終息を願い、真心込めて制作した。良き日を迎えることができ、祈りは実現すると思った。(同大社に)上げていただけることはありがたいことです」と話していた。

(2021年7月17日付紙面より)

大しめ縄を奉納した熊野神社・百姓会の皆さん=15日、熊野速玉大社
神倉青年団有志や神職らが取り付けた
2021年07月17日
13 「なんたん蜜姫」に国支援
 総務省事業で実施主体に  (串本町 )

 串本町の潮岬・大島生活圏における取り組み「地域の宝『なんたん蜜姫』復活からはじまる本州最南端地域活性化プロジェクト」がこのほど、総務省「過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業」の対象に選ばれた。

 この事業は、複数集落で構成する集落ネットワーク圏の地域運営組織等が行う生活支援やなりわい創出の活動などを資金交付により支援する目的で年次実施。本年度は9件の取り組みを交付対象としている。

 その一つに選ばれた潮岬・大島生活圏の取り組みは、サツマイモ「なんたん蜜姫」の生産振興や新商品開発、農業体験等を通した関係や交流人口の創出による担い手の確保により活力ある地域社会の実現を図る内容。事業実施主体はなんたん地域活性化協議会(柴田明夫会長)で、交付額は1165万5000円となっている。

 総務省は12日付で交付対象の取り組みとその概要を公表。実施時は新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(新型コロナウイルス感染症対策本部決定)を踏まえ、適切な対策を講じるよう要請をしている。

 この事業は和歌山県が生活圏の過疎地域再生・活性化支援の制度創設を国に提案し総務省で制度化された経緯があり、県内では国事業と県事業の2系統で支援が受けられる状況となっている。東牟婁振興局企画産業課によると、同協議会への支援は両事業合わせて今回が初になるという。

(2021年7月17日付紙面より)

2021年07月17日
14 地域ぐるみで詐欺被害撲滅へ
 紀宝、御浜両町で啓発活動  

 「特殊詐欺撲滅の日」の15日、紀宝町と御浜町で啓発活動があった。両町のスーパーで啓発チラシを配布し、来店者に声掛けするなどして地域ぐるみで詐欺被害撲滅を呼び掛けた。

 紀宝町では、高齢者地域見守り隊(小田原徳子代表)が同町鵜殿の主婦の店で紀宝警察署と合同啓発活動を展開した。

 高齢者を詐欺被害から守る取り組みで、毎月1回実施。今月は「クーリングオフ制度」を紹介するチラシを来店者に配った。

 この制度は、消費者が訪問販売など特定の取引形態で契約した場合、一定期間内であれば無条件で契約を解除できるもの。チラシには、クーリングオフの効果や手続き方法などを記載した。

 御浜町では、紀南高校生徒会(大西輝人(きらと)会長)、同町防犯委員、紀宝署の署員が参加し、パーク七里御浜ピネで実施した。

 生徒らは「詐欺に注意してください」などと来店者に話し掛け、新型コロナワクチン詐欺、サポート詐欺、還付金詐欺の手口などを記したチラシ3枚を配布した。

 ワクチン接種詐欺は「○万円払えば優先的に接種でき、お金は後で返金される」「接種に必要なので口座情報を教えてください」などと電話やメールで金銭をだまし取る手口。接種は無料で、電話やメールで個人情報を求めることもないため、行政機関などをかたる「なりすまし」に注意するよう求めている。

(2021年7月17日付紙面より)

啓発活動に取り組む見守り隊=15日、紀宝町の主婦の店
活動に参加した紀南高校の生徒や防犯委員ら=同日、御浜町のパーク七里御浜ピネ
2021年07月17日
15 夏の花が彩り添える
 下里とも子ガーデン  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下里の「下里とも子ガーデン」(岩本カナエ代表、会員7人)で夏の花たちが元気いっぱいに花を咲かせている。カサブランカやヒマワリ、一年草のアマランサスなどがガーデンに彩りを添え、住民や見物人の目を楽しませている。

 同ガーデンは花壇の所有者であった故・笠松朝子さんの遺志を受け継いだ会員や住民らがボランティアで管理している。

 花壇には前述の花のほか、白色が強いヒマワリ、ジニア、コキア、マリーゴールド、ケイトウ、ハツユキソウ、ヒャクニチソウなども開花している。

 ガーデン内にはテーブルやベンチを設置しており、花を見物しながら休憩や昼食ができる。

 会員によると、メンバーも高齢化してきているため、今後の維持・管理がしやすいようなレイアウトを進めているという。8月ごろは葉ボタンの種を植え、正月用の花の準備をしていくと話した。

 また、「和歌山県花を愛する県民の集い」の事務局を通して、「第31回全国花のまちづくりコンクール」への応募も行っている。

 岩本代表は「メンバー以外の方でも笠松さんと仲が良かった方が集まってきてくれる。毎年、もってくれる宿根草も増やしていきたい」。来場者に対しては「近くにはハマボウの郷もあり、きれいな花を咲かせています。近くに来られた際はお気軽にガーデンにお立ち寄りいただければ」と語った。

(2021年7月17日付紙面より)

元気いっぱいに開花した=12日、那智勝浦町の下里とも子ガーデン
美しいレイアウトを維持するため作業に汗を流す
2021年07月17日
16 東牟婁地方中学校総体②
  
2021年07月17日
17 義援金受け付け中  静岡県の7月大雨災害  
2021年07月17日
18 海開き前に清掃活動  ブルービーチ那智、22日から  
2021年07月17日
19 警察業務に協力  警察法施行記念で感謝状  (新宮警察署 )
2021年07月17日
20 災害時に備え連携体制を  御浜町建設業組合が町と意見交換  
2021年07月17日
21 とこわか国体へ伊勢茶寄贈  紀宝、御浜、熊野に計800本  (JA伊勢 )
2021年07月17日
22 一声運動で交通事故防止を  鵜殿郵便局を協力店に指定  
2021年07月17日
23 子どもたちの力作審査  歯と口の健康ポスター  (新宮・東牟婁 )
2021年07月17日
24 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第37回】食育の目的を決めよう②  

 一気に夏になりましたね。今回は、前回に引き続き、食育の目的についてお伝えしたいと思います。

 まずは「子どもを健やかに育てたい」。これは多くの方が願うことですね。子どもを健康で、前向きな子にしたい。その気持ちはよく分かります。これも、食べるものを安心安全なものに!と神経質になる必要はありません。バランスを考えて献立を作ったり、外食したりすればそれで十分です。大切なのは、ちゃんと考えているということを伝えることです。

 子どもは食について、親が自分のために考えて用意してくれているということを敏感に感じ取ります。そういうことで、受け入れられている大切にされていると感じて、自己肯定感を高めます。また、どういったところに注力しているか、を伝えることで、自身の食意識を高めます。何を食べるか、よりもどう食べるか。家族と楽しい食卓を囲むことこそが、子どもを健やかにするのです。無理して頑張って手作りをする必要もありません。

 続いて「食の知識を付けてほしい」場合。これはさすがに、親に知識がないと無理と思いますか? 果たしてそうでしょうか? 私は、一緒に調べることをお勧めします。今はスマホ一つで、いろんな情報が手に入る時代です。「きゅうりにはどんな栄養があるかな?」と一緒に調べてみてはどうでしょう? わが家ではよく、食事中に、「OK Google! ズッキーニについて教えて!」などと、質問します(笑)。食卓での会話のきっかけになりますし、とってもお勧めです。

 これは「食事のマナーを教えたい」もそうですよね。正しいマナーを一緒に調べて実践してみるのも楽しいと思います。親にガミガミ言われるよりも、正しい配膳やマナーを一緒に調べた方が身に付くかもしれません。

 最後は「一流の味覚を育てたい」。ここでいう一流とはどんなものでしょうか? ミシュラン三つ星の味? そうではないですよね。私が考える一流の味覚は、例えば、顆粒(かりゅう)だしとカツオだしの違いが分かるとか丁寧な仕事で作られた素材や料理をおいしいと感じるとか、そういうことです。

 では、これを育てるために、私たちは毎日丁寧な仕事をして手作りのお料理を作らなければいけないと思いますか? そんな必要はありません。日頃は顆粒だしを使っても、たまにだしをとって、「これはカツオで取っただしだよ」とその違いを認識させること。それで十分だと思います。「おいしいでしょ?」と。

 大切なのは、素材の味を知ることだと思うのです。食育は意識するだけでいいんです。知識も、お金も必要ありません。食について、子どもに教えたいという気持ち。その気持ちがあれば誰でも、今すぐに最高の食育ができます。そして、食育より大切なのは、お母さんやお父さんがニコニコ楽しそうにしていることです。

 どうか気負わずに、できることから食育を意識してみてください。この記事を読んでくれているだけで、すでにあなたは食育ができていると私は思います。

(2021年7月17日付紙面より)

2021年07月17日
25 お悔やみ情報
  
2021年07月16日
26 厳かに、檜扇開帳
 夏の風物詩「扇立祭」  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で14日、「扇立祭(おうぎたてまつり)」が営まれた。神職が速玉宮前で高さ1・5㍍、幅1・65㍍の檜扇(ひおうぎ)を開帳。奉賛会役員や大社関係者らが新型コロナウイルス終息や無病息災、家内安全などを願い神前に玉串をささげた。

 熊野地方の夏の風物詩として1000年以上の伝統を持つ祭り。神前に立てられた檜扇に神が降臨し、氏子が病気にかからないよう、また五穀につく虫を追い払って豊作を願う。

 室町時代の作品と伝わる檜扇は大社を代表する宝物。現在、日本に18握ある国宝のうち11握が大社に伝わっている。ヒノキの薄い板の木目の美しさを生かしながら花鳥風月が描かれており、「熊野檜扇」と称される。

 祭りで使用されている檜扇7握は、1964(昭和39)年に模写されたもの。本殿用は大社先々代の故・上野殖宮司、残り6握の各殿用(高さ0・8㍍、幅1・3㍍)は故・杉本義夫さんが模写し、故・鮒田和往さんが奉製した。

 今年の扇立祭は、新型コロナ感染症拡大防止の観点から神事のみを斎行。上野宮司が新型コロナや自然災害の終息などを願い祝詞を奏上し、巫女(みこ)らが「扇舞(浦安の舞)」を奉納した。

 例年では雨天の場合は祭りを順延し、晴天日に各殿にて6握の檜扇を開帳するが、天候不良の影響を受けた今年も昨年同様、7握全ての檜扇が拝殿にまつられた。

 神事を終え、上野宮司は「多くの参拝者にお参りいただいていた風景を当たり前のように感じていたが、新型コロナウイルス感染症を通してそのありがたさに改めて気付いた」。

 「今、あるものに気付き、楽しみ、幸せを見いだしていくことが必要。幸せの価値観や設計図を書き直す時期に来ているのでは」と説き、「大神様のお守りを喜びと感じる姿勢が必要。来年こそは通常のお祭りができるように願いたい」と思いを語った。

(2021年7月16日付紙面より)

神職によって檜扇が開帳された=14日、新宮市の熊野速玉大社
各殿用の檜扇も拝殿にまつられた
2021年07月16日
27 命を守る行動とは
 市野々小で防災学習  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立市野々小学校(中西健校長)で13日、5、6年生12人を対象とした防災学習「平成23年紀伊半島大水害をふりかえる」があった。県土砂災害啓発センターの坂口隆紀所長が同水害時の周辺の状況について説明したほか、同町井関在住の防災士・久保榮子さんが紙芝居を用いて自身の災害体験談を語った。

 2011年の同大水害で甚大な被害を受け、児童1人が亡くなった同校では、災害時の教訓を後世に生かすためさまざまな防災学習や取り組みが行われている。

 この日の授業のテーマは「10年前の紀伊半島大水害で何が起こったのかを知る」。命を守る行動を自ら進んで取り、周りに呼び掛ける力を身に付けるため、これまでの学習や家族の聞き取りを重ねる中で分からなかったことなどを再確認することを目的として実施した。

 坂口所長は「紀伊半島大水害での那智谷での状況」と題して、水害の概要や同校周辺の被害状況を資料や写真などを用いて説明。

 「紀南地域を中心に死者・行方不明者は61人、うち那智勝浦町では28人が亡くなり1人が行方不明となった」「那智川流域七つの支流で同時多発的に土石流が発生した。土石流により那智川に土砂が堆積したことにより一気に水が襲った」「こんなに大きな被害があったことを知っておいてほしい」などと話した。

 児童らは坂口所長の話を聞きながら熱心にメモを取り、スクリーンに被災現場の写真が映し出されると「怖い」「丸太が刺さってる」などと口にし、水害発生当時に思いを寄せた。

 同水害で夫を亡くし、自身も被災した体験を経て72歳で防災士の資格を取得した久保さんは「40年余り住んでいて経験したことがなかった。那智川から大きな音が聞こえてきたが、それが大洪水の前兆だとは気付かなかった」と自身の体験を紹介。

 「この地域は風光明媚(めいび)で素晴らしい環境。そんな中で学ぶ皆さんが、災害によって希望と夢がある人生をなくしてほしくない」と子どもたちに託す思いを語った。

(2021年7月16日付紙面より)

大水害の概要や体験談に真剣に耳を傾けた=13日、那智勝浦町立市野々小学校
久保榮子さん(左)が紙芝居を用いて体験談を紹介した
2021年07月16日
28 大学生と保育情報を交換
 CGS部ボランティア班  (串本古座高校 )

 県立串本古座高校CGS部のボランティア班が14日、和歌山信愛大学の学生(2年生)と保育情報の交換を目的としたオンライン交流を始めた。

 この交流は、同大学の森下順子准教授が子育て支援関係の共同研究の一端で調査対象とする串本町を訪ねた折、同校地域協議会の松本英明コーディネーターから生徒が地元のこども園で保育ボランティアをしている話を聞いたことがきっかけ。紀北に位置する同大学は新型コロナウイルス感染症の情勢で保育実習がままならない状況が続いていて、森下准教授はその生徒と学生が交流すれば同実習に近しい成果が目指せると考え同校へ交流を申し入れた。

 同班は新入部員の勧誘後、2グループに分かれて5月下旬からおおむね週1回の頻度でくしもとこども園へ通い保育ボランティアに取り組んでいる。その経験を生徒から学生へ伝え、生徒が直面している保育の悩みを学生が解消するという互いに高まり合う形を目指してオンライン交流の第一歩を踏み出した。

 この日は生徒と森下准教授のゼミに参加する学生と共同研究者・愛知教育大学の厨子健一講師がウェブ会議システム「Zoom」でつながり、まずは互いに自己紹介。学生から保育ボランティアの内容や悩んでいることのインタビューがあり、次回までにアドバイスを考えるとしてその内容を預かった。

 学生が園児と一緒にやってみたいミニゲーム(絵でしりとり)や手遊びの紹介もあり、保育ボランティアの中で試してほしいと希望しお互いに課題を持ち合って締めくくった。

 この交流は週1回の実施を予定しているが、次週がさっそく夏休みにかかるため、本格的に動き出すのは第2学期からとなる見込み。そのタイミングで森下准教授の共同研究者・和歌山大学の村田和子教授も加わるという。

 グループリーダーの久保文乃班長(2年)は「楽しかった。大学生の皆さんは話し方が上手で、こっちも話しやすかった。フレンドリーな交流でこれからが楽しみ」と初の交流の第一印象をコメント。廣瀬日向班長(2年)は「困ったことや聞きたいことを調べてくれるので頼もしい。子どもを楽しくさせる方法をいろいろとできる限り教わりたい」と今後の意気込みを語った。

(2021年7月16日付紙面より)

大学生らとのオンライン交流に臨むCGS部ボランティア班=14日、県立串本古座高校
2021年07月16日
29 電子マネー詐欺防ぐ声掛け
 紀宝町のコンビニで訓練  (紀宝署 )

 「特殊詐欺撲滅の日」の15日、紀宝警察署は紀宝町鵜殿のファミリーマート紀宝鵜殿店で特殊詐欺被害を防ぐための声掛け訓練を実施した。

 携帯電話に「サイト利用料の未納がある」とのメールが届き、連絡を取った相手からコンビニで電子マネーを購入するよう指示されたとの想定。署員が高齢者役を務めた。

 高齢者が10万円分の電子マネーを購入しようとしたところ、店員が詐欺を疑い「最近、電子マネーの詐欺が多い。警察に相談するので、少し待ってもらえますか」など警察官が到着するまで粘り強く説得した。

 訓練後、生活安全刑事の城田真一課長は「特殊詐欺は県内で多数発生している。様子がおかしいと思ったときは『警察に相談します』と伝えてください」とし、県警が作成したチェックシートの活用を呼び掛けた。同店の鈴木大史店長は「3年前に特殊詐欺を疑う事例があったため、普段から気を付けるようにしています」と話していた。

 県内では高齢者のみならず幅広い世代で特殊詐欺被害が発生しており、電子マネーを購入させる手口の詐欺も多いという。6月末現在、特殊詐欺は50件があり被害総額は8630万円。昨年同期より6件9860万円減少したが還付金詐欺15件1340万円、架空請求詐欺12件3900万円、キャッシュカード詐欺盗10件1510万円の被害が出ている。同署管内では昨年12月、架空請求詐欺で約30万円の被害が発生した。

(2021年7月16日付紙面より)

特殊詐欺撲滅に向けた声掛け訓練=15日、紀宝町鵜殿のファミリーマート紀宝鵜殿店
2021年07月16日
30 議員に望む声  町民アンケート紹介  (太地町議選 )
2021年07月16日
31 デマ拡散は犯罪の可能性  1年生に情報モラル講話  (新宮高校 )
2021年07月16日
32 「コロナに負けないで」 ヤタガラスプロジェクトが張り子奉納 (熊野本宮大社)
2021年07月16日
33 グラウンドゴルフ愛好者210人が競い合う 認定コースチャレンジ大会 (県立潮岬青少年の家)
2021年07月16日
34 有馬中が東海大会へ  県中学体操競技大会で団体優勝  (熊野市 )
2021年07月16日
35 眼科医、今月から1人増  経営状況と新型コロナ対応を報告  (紀南病院 )
2021年07月16日
36 コロナ終息など祈願  「那智の扇祭り」縮小し斎行  (熊野那智大社 )
2021年07月16日
37 「いらっしゃいませ!」  白梅保育園で夏祭り  (新宮市 )
2021年07月16日
38 お悔やみ情報
  
2021年07月15日
39 例大祭、静かに営まれる
 コロナ禍での「那智の扇祭り」  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社(男成洋三宮司)で14日、例大祭「那智の扇祭り(火祭)」(国重要無形民俗文化財)が営まれた。昨年に引き続き、今年も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、行事を一部中止し、規模を縮小。神職や祭典関係者など50人で静かに神事が斎行された。

 扇祭りは、大社にまつられている12柱の神々を12体の扇神輿(みこし)にうつし、那智の滝前に里帰りさせて神霊、神力を奮い起こし、万物の生成発展を祈る神事。

 サカキに紙垂(しで)を取り付けた御幣(ごへい)12本に御霊(みたま)をうつして木製の辛櫃(からひつ)に納め、参列者が担いだ。昨年は中止となった扇神輿と大たいまつだが、今年は2体ずつが出された。

 本社大前の儀、渡御祭の後は子の使い、前駆神職、馬扇、大たいまつ、扇神輿、辛櫃、神職の順で滝を目指した。

 飛瀧(ひろう)神社に到着後は別宮大前の儀が斎行された。男成宮司が五穀豊穣(ほうじょう)や国の繁栄などを願うとともに、コロナの終息に祈りを込めて祝詞を奏上した。その後、本殿で還御祭が営まれた。

  □     □

■宵宮祭で那智の田楽を奉納



 13日夕方には宵宮祭が本殿で営まれた。その後、境内に設置された田楽舞台で五穀豊穣を祈る「那智の田楽」の奉納があった。

 田楽は室町時代に流行した田楽踊りを伝える貴重な文化遺産として、「那智田楽保存会」が古来の姿を伝えている。

 1976年に国の重要無形民俗文化財、2012年にユネスコの無形文化遺産に登録。今年は一度途絶えた田楽が復興し100周年を迎える。

 昨年はコロナ対策で大和舞とともに中止となったが、今年は田楽のみ実施。舞人は新調された舞台で22節の演目を踊り、その様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信された。

 男成宮司は「『那智の田楽』は世界に誇る伝統芸能。次の世代に伝え続けていかなくてはならない。お祭りに来ることができない方のためにも今後のライブ配信も検討している」と話した。

(2021年7月15日付紙面より)

一行が那智の滝前を目指す=14日、那智勝浦町の飛瀧神社前
2021年07月15日
40 ほぼ全員がコロナ抗体獲得
 接種後実施の検査結果発表  (くしもと町立病院 )

 くしもと町立病院が13日、新型コロナワクチン接種済みの職員147人が新型コロナウイルスに対する抗体を獲得したと判断できる検査結果を得たことを発表した。

 医療従事者など優先接種を3月上旬~4月上旬に実施した同病院。接種後最初の健康診断時に新型コロナウイルスの抗体検査を提示し、承諾した職員を対象に実施して同病院臨床検査部が結果を取りまとめた。

 同部の亀井聡技師長によると、この抗体検査はおおむね接種から1~2カ月後のタイミングで実施。用いたロシュ社の抗体定量検査試薬の指標に基づき147人全員が抗体を獲得、うち143人が感染症回復期の血漿(けっしょう)分析から得た発症予防可能な量以上に高まっていると判断した。後者に含まれない4人のうち、2人は諸事情で1回のみ接種、他2人は免疫抑制剤などの治療を受けていると要因を解析。接種済みの職員全員が抗体検査を受けておらず断定できないため、ほぼ全員が抗体を獲得していると今回の取りまとめを結論づけている。

 結果からは若い年齢層ほど抗体量が高まる傾向もうかがえるという。同接種では若い年齢層で2回目の接種後に副作用(発熱など)が強く出る傾向があり、亀井臨床検査技師長はこれら傾向の相関を示唆しつつ「1~2日の発熱などで打たないより、副反応を踏まえて打った方が後に安心できると思う」と見解を示した。

 同病院事務部の名田倍也事務長は広く言われている接種後の変化と同じ結果が院内でも得られたとし、この発表が町民の安心材料となり8~9月に行う一般(16~64歳)対象集団接種において若い世代を含む町民多数が抗体を獲得する展開を期待している。

 同部は獲得量が低かった職員を対象に接種3カ月後の再検査、147人全員を対象に同6カ月後の再検査をして抗体量の変化を追跡する考え。併せて同じ年齢層で抗体量の偏差が生じる要因の分析も進めたいとしている。他方、同病院としては変異株の出現など情勢を見据えてこの結果に安心することなく、従来と同等かそれ以上の感染予防対策継続を意識するとしている。

  □     □

接種後の抗体検査希望を受け付け中



 くしもと町立病院は、新型コロナワクチン接種後の抗体獲得状況の確認を目的にした抗体検査の希望を受け付けている。

 この検査は、同町が接種するファイザー社製の新型コロナワクチンが産出を促す抗体に着目した手法。結果が陽性で示される値(=抗体価)が15以上であれば発生を予防するだけの抗体がついていると考えられるという。

 利用は2回目の接種から3週間以上経過していることが条件。対象は目的に沿って利用したい人全般で、検査方法は血液検査、検査料4000円(税込み)は自費負担となっている。

 利用は任意。申し込みや問い合わせは同病院(電話0735・62・7111、平日午前8時30分~午後2時)まで。

(2021年7月15日付紙面より)

2021年07月15日
41 「電子ホタル」が光った
 紀宝子ども元気塾で工作  

 紀宝町学校支援本部「元気キッズ」主催の紀宝子ども元気塾が10日、同町の鵜殿ふれあい会館で開かれ、小学生が科学工作教室で物作りを楽しんだ。

 町内の小中学生を対象に、一年間を通して行う登録制の教室。科学工作と生け花、陶芸の「3つの教室」を来年3月まで続ける。新型コロナウイルス感染防止のため、3密(密閉・密集・密接)回避などの対策を徹底。できるだけ少人数での開催としている。

 この日は、7人が参加。同町成川の岡部俊雄さんが講師を務め、前回に続いて「電子ホタル」をテーマに掲げた。

 トランジスタ回路を使って発光ダイオード(LED)を光らせる工作で、子どもたちは配線にチャレンジ。土台に草花を取り付け、夜空をイメージした黒色のボードも組み合わせて完成させた。

 ホタルの生息地がある紀宝町。スイッチを入れるとLEDが点灯・点滅し、保護者も一緒に「ホタルが舞っているみたい」と大喜びしていた。

 岡部さんは「子どもの頃から工作に親しみ、科学の不思議に触れてもらえれば」と話していた。

(2021年7月15日付紙面より)

物作りを楽しむ参加者=10日、紀宝町の鵜殿ふれあい会館
完成した「電子ホタル」
2021年07月15日
42 「自転車の安全利用を」
 マナーアップ推進活動スタート  (新翔高 )

 新宮市の県立新翔高校(藤田勝範校長)で14日、自転車マナーアップ推進リーダー活動がスタートした。新宮警察署から委嘱を受けた吹奏楽部(木下綾子部長、部員40人)とバドミントン部(小田原楓真部長、部員14人)が正門に立ち、登校してくる生徒にあいさつをしながら反射板や鍵などの啓発物資を手渡した。

 自転車マナーアップ推進リーダーの委嘱は、2015年の道路交通法の改正による自転車運転者講習制度の施行を受けて県内で初めて実施し、今年で7回目を迎える。

 同校では自宅や駅から全校生徒312人の約4分の1が自転車で通学しており、朝のあいさつ運動を通じて登校時の自転車・歩行者マナー向上や「自転車安全利用五則」の周知を図る。生徒らの安全を守るため▽イヤホンをして運転しない▽傘を差して運転しない▽スマートフォンを見ながら運転しない▽二人乗り運転をしない▽校門では自転車を降り、自転車を押して駐輪場に行く▽自転車に鍵をかける▽歩きながらスマートフォンを見ない―の七つも呼び掛けている。

 この日は部員や顧問約30人が参加し、週2回のあいさつ運動に取り組む生徒会も協力。「ちゃんと鍵をかけて」「反射板を使って」と声を掛けた。木下部長は「校内でも校外でも、安全にルールを守ってほしい」。小田原部長は「自転車に鍵をかけることで、盗難防止に貢献できたら」と語った。

 部員らは今後も毎月第2、4水曜日に活動を継続していく。

(2021年7月15日付紙面より)

反射板や鍵を手渡す部員=14日、新宮市の県立新翔高校
2021年07月15日
43 中口・久司組が優勝
 なちかつGGCペア大会  (那智勝浦町 )
2021年07月15日
44 大倉・岡組が優勝
 塩崎・倉脇組も3位と健闘  (近畿ソフトテニス選手権大会 )
2021年07月15日
45 東牟婁地方中学校総体① 卓球・剣道 
2021年07月15日
46 新宮、初戦突破ならず  高校野球和歌山大会  
2021年07月15日
47 期日前投票始まる  立候補者は11人で確定  (太地町議選 )
2021年07月15日
48 詐欺被害未然に防ぐ  コンビニ店員に感謝状  (新宮警察署 )
2021年07月15日
49 𦚰口水産が那智田楽保存会に寄付  三十三銀行SDGs私募債  
2021年07月15日
50 1位に佐古さん、垣本さん  写連紀南支部7月例会  
2021年07月15日
51 楽しい夏のひととき  南大居保で夕涼み会  (那智勝浦町 )
2021年07月15日
52 8地域の支え合い活動展示  新宮市福祉センターで  
2021年07月15日
53 候補者に聞く  太地町議選  
2021年07月15日
54 中湊で自動運転技術紹介  招待協力を得てOST社  (串本町 )
2021年07月15日
55 男子が優勝、女子は準優勝  中体連・バスケットボール  (矢渕中 )
2021年07月15日
56 早朝から会員30人が草刈り  讃寿会が中曽公園で  (紀宝町 )
2021年07月15日
57 骨髄バンク啓発動画完成  JRC部制作、勇気の会紀州支部が感謝状  (紀南高 )
2021年07月15日
58 地区防災計画への活動開始  津本自主防が防災訓練  (紀宝町 )
2021年07月15日
59 お悔やみ情報
  
2021年07月13日
60 安心して暮らせる社会目指し
 わかやま夏の交通安全運動  (新宮市 )

 和歌山県、交通事故をなくする県民運動推進協議会など主催の「わかやま夏の交通安全運動」が11日から始まった。20日(火)まで▽子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保▽自転車の安全利用の推進▽歩行者などの保護をはじめとする安全運転意識の向上▽飲酒運転の根絶―を重点とし、県民に注意を呼び掛ける。

 夏季の行楽などによる交通量の増加、暑さからくる疲れや気の緩みなどによる夏特有の交通事故が多発する時期を捉え、交通ルールの遵守(じゅんしゅ)と正しい交通マナーの実践を習慣づけることにより交通事故の防止を図ることを目的に、県内各地で啓発活動などが展開される。

 期間中の12日、新宮市橋本のイオン新宮店で行われた決起集会では、市交通事故をなくする市民運動推進協議会、市交通指導員会協議会、新宮警察署、市交通安全母の会などの関係団体から約50人が参加。新型コロナウイルス感染症対策のため手袋着用の上、買い物客らに物資を配布。交通安全を呼び掛けた。

 市交通事故をなくする市民運動推進協議会副会長の清岡幸子・市交通指導員協議会長は「誰もが安全に安心して暮らせる交通事故のない社会を目指し、今後もあらゆる機会を通じて交通ルールとマナーの遵守を訴えていきたい」とあいさつ。

 楠間慎也交通課長は「管内では交通事故件数は減少しているが死亡事故が1件発生している。飲酒運転が絡む事故も3件発生しており厳しい状況にある」と説明し、横断歩行者優先の意識付けの推進と、飲酒運転をさせない環境づくりへの協力を呼び掛けた。

 管内では今年に入って26件の人身事故が発生しており(前年比10件減)、うち死者1人、傷者31人。また6、7月で計4件の飲酒運転を検挙した(いずれも11日現在)。

(2021年7月13日付紙面より)

交通事故撲滅を目指し決起集会を開いた=12日、新宮市橋本のイオン新宮店
買い物客らに啓発物資を配布した
2021年07月13日
61 安寧やコロナ終息を祈る
 補陀洛山寺で土用護摩祈とう  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町浜ノ宮の補陀洛山寺(故・髙木亮享住職)で10日、土用護摩祈とうがあった。例年、多くの参拝者が集まるが、昨年と同様に新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から規模を縮小し僧侶のみで営んだ。髙木亮英副住職らが護摩をたき上げ、人々の幸せや無病息災、コロナ終息を祈った。

 世界遺産に登録されている本堂では、国重要文化財の本尊「三貌十一面千手千眼観世音菩薩」が開帳され、髙木副住職らが読経し、護摩壇で祈とうが行われた。

 開帳法要はこの日も含め、1月27日の立春大護摩供星祭祈祷会(きとうえ)、5月17日の渡海上人供養の春まつりの年3回営まれている。

 髙木副住職は「今日お参りするとご本尊の御利益を頂き、4万6000日参ったことになる功徳の高いありがたい日。皆さまの幸せと安寧、コロナ終息、世の中の平穏無事を祈りました」と語った。

(2021年7月13日付紙面より)

護摩をたいて幸せやコロナ終息を祈願した=10日、那智勝浦町の補陀洛山寺
2021年07月13日
62 生活支援商品券交付始まる
 先月17日時点の町民対象に  (串本町 )

 串本町が9日、町民1万5326人を対象にして生活支援商品券の交付を始めた。1人につき7000円分(100円券70枚)を託す内容で、担当の役場産業課は積極活用を呼び掛けている。

 この商品券は、コロナ禍の影響を受ける住民生活と地域経済をともに支援する目的で交付。国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を原資にして計画し、町議会第2回定例会で予算承認を得て準備を進めてきた。

 対象者にはあらかじめ引き替えはがきを送って通知し、同日から8月9日(月・振休)までの間に最寄りの郵便局(初日のみ江田、田子、樫野の各集会所と旧養春小で臨時交付窓口を開設)で同商品券と引き換えるよう求めている。引き替え方法は同はがきを参照。

 同商品券の有効期限は11月30日(火)で、取扱参加店舗約280店舗で利用でき内訳は交付時に一覧表を併せて配る形で伝えている。店舗まで赴きやすいよう、前回同様にコミュニティバスの運賃としても使える仕組みとしている。

 同商品券の交付は3回目で、今回の対象となる町民決定の基準日は6月17日。交付総額は1億728万2000円相当で、同課はこの規模で目的を達成できるよう、過去2回(約99%利用)同様の協力を求めている。問い合わせは同課(電話0735・62・0558)まで。

(2021年7月13日付紙面より)

臨時交付窓口で生活支援商品券を受け取る町民=9日、旧養春小学校
2021年07月13日
63 2体の扇神輿張り替え
 「那智の扇祭り」前に氏子が奉仕  (熊野那智大社 )

 熊野那智大社(男成洋三宮司)の例大祭「那智の扇祭り(火祭)」(国重要無形民俗文化財)が13日に宵宮(よいみや)、14日(水)に本祭を迎える。祭りを目前に控えた11日、同大社で扇神輿(みこし)2体と馬扇の張り替え作業が行われ、氏子ら16人が奉仕した。

 熊野十二所権現の神霊をうつす扇神輿は高さ約6㍍、幅約1㍍の細長い形で「那智の大滝」を表しており、例年祭り前に張り替えられる。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から扇神輿は取りやめとなったが、今年は2体のみ出されることとなった。

 当日は本殿で奉告祭を営んだ後、口伝で残された伝統の製法で張り替え作業に取り掛かった。扇神輿は細長い木の枠に赤い緞子(どんす)を365本の竹くぎで止め、32本の日の丸が描かれた扇や8面の白銅鏡などを飾り付ける。

 8面の白銅鏡は「神威八弦絃(あまねく広く輝かすの意)」といわれている。扇神輿は1カ月を意味し、12体で1年を、32本の扇は1カ月の30日と残る2本は月の満ち欠けを、365本の竹くぎは1年の日数を表しているという。

 氏子らは声を掛け合いながら協力して扇神輿や馬扇を仕上げていった。

 男成宮司は「2年ぶりに2体だけだが、扇神輿を出すことができ、良かった。意義を感じる」。

 来年の例大祭については「本来は12体全て出して斎行したい。来年はこれまで通りのお祭りができれば」と語った。

(2021年7月13日付紙面より)

扇神輿の張り替え作業に汗を流す氏子ら=11日、那智勝浦町の熊野那智大社
作業の様子を見守る男成洋三宮司(左から2人目)
2021年07月13日
64 木本は2回戦に進出  紀南は惜しくも敗れる  (高校野球三重大会 )
2021年07月13日
65 善意のお米でカレーライス  「子ども食堂」が大好評  (紀宝町 )
2021年07月13日
66 横断歩道では意思表示を  交安運動初日に啓発活動  (紀宝署 )
2021年07月13日
67 初の海岸清掃で40人汗流す  山地地区と六部海岸の環境を守る会  (御浜町 )
2021年07月13日
68 新翔が悔しい初戦敗退  高校野球和歌山大会  
2021年07月13日
69 「ジオ視点」で見どころ散策  那智勝浦まちなかめぐり  
2021年07月13日
70 ビャクレンの花咲く  新宮市宝珠寺で  
2021年07月13日
71 子ども見守るヒマワリ  岩本健治さんが育てる  (那智勝浦町 )
2021年07月13日
72 日本の伝統を学ぼう  伝統文化親子教室がスタート  (新宮市 )
2021年07月13日
73 一連の流れ実践し教わる  明神中で救急救命講習会  (古座川町 )
2021年07月13日
74 特殊詐欺の傾向など聞く  大水崎サロンの利用者ら  (串本町 )
2021年07月13日
75 夜店などで雰囲気楽しむ  行事「にこちゃんまつり」  (上野山こども園 )
2021年07月13日
76 お悔やみ情報
  
2021年07月10日
77 新しい大しめ縄に張り替え 例大祭に向け那智の滝で (熊野那智大社)

 熊野那智大社(男成洋三宮司)は9日、世界遺産・那智の滝上の大しめ縄の設置を行った。14日(水)に斎行される国指定重要無形民俗文化財「那智の扇祭り(火祭)」を前にした恒例行事で、日本一の落差133㍍の滝口で神職たちが足元に注意を払いながら慎重に新しいしめ縄に取り替えた。

 那智の滝は同大社の別宮・飛瀧(ひろう)神社のご神体。張り替え作業は例大祭前の7月と年末の毎年2回行われている。

 昨年7月は天候不良で延期となり宵宮(よいみや)の朝に実施。連日の大雨で水量が多くなったため、例年より上流にしめ縄を張った。

 しめ縄はサラシ製で長さ約26㍍、重さ約4㌔。大社本殿で安全祈願を行い、白装束に烏帽子(えぼし)姿の神職ら5人が表参道約2㌔の道のりを運んだ。到着後、命綱を着け、滝の流れに足をつけた神職らは声を掛け合いながら無事にしめ縄を設置した。

 新型コロナウイルスの感染拡大予防の観点から、14日の例大祭は規模縮小と一部中止を決定。祭典内容を変更して神職や役員、祭り関係者のみで斎行される。

 男成宮司は「参列者や奉仕者、拝観者の安全を優先し、今年も皆さまのご参列をご遠慮いただく形となった。コロナ禍が一日も早く終息し穏やかな日々に戻ること、来年こそはいつも通りの例大祭が斎行できることを切に祈ります」と話していた。

 同社によると、本殿での参拝は通常通り行えるが、別宮の飛瀧神社においては午前10時から正午まで参拝を中止するという。

(2021年7月10日付紙面より)

例大祭を前に神職らが大しめ縄を張り替えた=9日、那智勝浦町の那智の滝
2021年07月10日
78 操作など伝え活用を促す
 町教委主催で教職員研修  (古座川町 )

 古座川町教育委員会が6日、同町立高池小学校でGIGAスクール教職員研修会を開き、町内の教員16人が児童生徒用パソコンを活用するときの素地となる理解を深めるなどした。

 この研修会は、同スクール構想の急進で充実する校内の情報通信技術(ICT)環境の教育活用を円滑に進めるため、文部科学省「GIGAスクールサポーター配置促進事業」を活用して計画。東牟婁地域が1人1台の割り当てで共同調達した児童生徒用パソコンはオペレーションシステム(OS)「グーグルクローム」を搭載した機種で、その使い方や推奨ソフトを紹介する内容を準備して町立小中学校の教員に参加を呼び掛けた。

 この日は同サポーター・岡田政彦さん(和歌山IT教育機構所属)が講師として登壇。序盤は「Google Chrome」のアカウント管理や基本操作、他のOSと比較したときのデータ管理の特色を確かめ、中盤は教育活用頻度が高いと見込まれる推奨ソフト「Google Classroom」、終盤は児童生徒用パソコンを一括管理する授業支援ソフトを紹介。児童生徒の立場で実活用を模擬体験してもらいながら、できる教育活用の基本線を伝えた。

 研修会は春にも開いた経緯があり、すでに一部のクラスで同端末の活用が始まっている段階。町教委教育課の坂本耕一さんは活用の裾野をさらに広げて児童生徒用パソコンを生かしたいとし、7月中~下旬には各学校単位で活用を主導する人材(情報担当教諭など)を育てるリーダー研修〈上級研修〉も実施するという。

(2021年7月10日付紙面より)

児童生徒用パソコンの使い方を伝える岡田政彦さん=6日、古座川町立高池小学校
2021年07月10日
79 労働災害を防げ
 建設工事関係者連絡会議  (新宮・東牟婁地方 )

 建設工事における災害の一層の減少を図ろうと、厚生労働省和歌山労働局新宮労働基準監督署(中前英人署長)は8日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局で建設工事関係者連絡会議を開催した。新宮・東牟婁地区の公共工事発注機関、建設関係団体、災害防止行政機関の約20人が出席。取り組み紹介や意見交換を行った。

 会議は、三者がより緊密な連携を図ることで災害防止対策の取り組みを推進することを目的に毎年開かれている。

 新宮・東牟婁管内では昨年78件(前年比9件減)の労働災害が発生した。中前署長は「昨年、管内では土木工事業で大きく減少したが、過去3年間発生のなかった死亡事故が発生した。今年は5月末現在で、休業4日以上の労働災害が昨年同月に比べて5件増加となる21件発生している」などと説明。

 工事現場災害の減少を図るため▽労働災害の防止▽熱中症対策▽建設業の働き方改革の取り組み推進▽新型コロナウイルス感染症対策―に対する協力を呼び掛けた。

 乾孝行監督・安衛課長が、管内の建設工事における災害発生状況を説明したほか、現場での安全管理について▽建設機械の安全対策▽安全施工サイクルの推進▽気象状況の変化に伴う措置―などが重要とした。

 2023年までに死亡災害を15%以上、死傷災害を10%以上減少させることを目標とした「第13次労働災害防止計画」や「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」、建設現場での新型コロナウイルス感染防止対策、安全帯など適切な器具の使用、災害復旧工事における注意事項などについて、災害事例を交えて解説した。

 今後の同連絡会議の取り組みについて「合同パトロールや安全教育などに当署の活用を」と呼び掛けた。

 紀南河川国道事務所串本国道維持出張所、東牟婁振興局農林水産振興部林務課、新宮市、那智勝浦町、串本町、太地町などが公共工事の現状や労働災害防止に係る取り組みなどを紹介した。

(2021年7月10日付紙面より)

約20人が出席した建設工事関係者連絡会議=8日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
中前英人署長
2021年07月10日
80 佐川急便が3年ぶり金賞受賞
 優秀安全運転事業所表彰  (新宮市 )

 自動車安全運転センター和歌山県事務所(寺園勝人所長)と県警本部はこのほど、優秀安全運転事業所として、新宮市王子町の佐川急便株式会社新宮営業所(白井康弘所長、33人)に3年ぶりとなる金賞を贈呈した。8日、新宮警察署で開かれた伝達式には同営業所安全推進課主任の松岡裕太さん(30)が出席し、山田守孝新宮警察署長から表彰状を受け取った。

 表彰は同センターが主催、警察が共催して毎年3期に分けて実施している。対象となるのは社員が20人以上で、そのうち8割がドライバーの事業所。社員は運転記録証明書を申請し、分析結果の交付を受けている。公私にわたって1年間の事故や違反が3%以内なら金賞(7点)、5%以内なら銀賞(5点)、7%以内なら銅賞(3点)が贈られる。連続で受賞し合計15点以上になった事業所にはプラチナ賞が贈られる。

 同営業所は2017、18年に2回連続で金賞を受賞しており、会社全体で環境・安全面を最優先にして事業に当たっている。

 松岡さんは「営業所全体で、事故・違反を出さないように努めてきたことが表彰につながりありがたい。日頃から交通弱者を守るために歩行者を優先する運転などに取り組んでいる。今後も交通安全活動を継続していきたい」。

 表彰式に同席した寺園所長は「数多くの受賞は安全運転管理をしっかりとしていただいているからこそ。今後も継続していただけたら。また、運転経歴に係る証明書やセーフドライバーカードを活用してもらいたい」と話した。

 山田署長は受賞について「交通安全意識の持続がないと難しい。ほかの事業者さまの模範になるとともに一般のドライバーの啓発につながってほしい。他の事業所さまにも参加していただけたら」と話していた。

(2021年7月10日付紙面より)

山田守孝新宮警察署長(左から2人目)から表彰状を受け取った佐川急便株式会社新宮営業所の松岡裕太さん(中央)=8日、新宮警察署
2021年07月10日
81 2カ月遅れで開講を迎える  生涯学習活動「英会話教室」  (串本町公民館 )
2021年07月10日
82 審査請求見解で町長諮問  臨時会開き特別委に付託  (古座川町議会 )
2021年07月10日
83 第2回定例会一般質問(終)  串本町議会  
2021年07月10日
84 住民らに理解求める  千穂王子ヶ浜線計画説明会  (和歌山県、新宮市 )
2021年07月10日
85 食の大切さと成長過程知る  トウモロコシ皮むき体験  (わかば保育園 )
2021年07月10日
86 3年生6人が2級に昇級  64年の歴史に幕閉じる  (新宮高校合気道部 )
2021年07月10日
87 全身にカラフルな絵の具  ボディペインティング楽しむ  (うどの幼 )
2021年07月10日
88 平日の夜間接種始まる  今月からネット予約も  (紀宝町 )
2021年07月10日
89 私たちにもできる+1とは?  アイマスクを装着し福祉体験  (相野谷中 )
2021年07月10日
90 お悔やみ情報
  
2021年07月08日
91 復興祈念しヒマワリの種まき
 熊野川地域フラワーツーリズム協議会  (新宮市 )

 熊野川地域フラワーツーリズム協議会(下阪殖保会長)のメンバーら約10人は7日、新宮市熊野川町日足のバイパス近くの休耕田約0・5㌶にヒマワリの種約15㌔を植えた。

 同協議会は、2011年9月の紀伊半島大水害で被災した町を花の名所として活性化し町民らを元気づけようと、休耕田や耕作放棄地にヒマワリやコスモス、菜の花などの種をまいている。今年で9回目の取り組みとなる。

 他にもこいのぼりの設置やさまざまなイベントを企画・実施し、復興を祈念するとともに水害当時に思いを寄せる機会としている。

 市制施行10周年記念として15年から開催されている「ひまわりまつり」では一帯を大輪のヒマワリが彩るが、今年は新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、昨年に引き続きまつりは中止に。

 そんな状況下でも協議会メンバーらは「町の活性化につながれば」と思いを込め、一つ一つ丁寧に大輪花で耐倒伏性が強いヒマワリの品種「ハイブリッドサンフラワー」の種を植えていった。

 先月30日には約1・5㌶の休耕田に約20㌔のコスモスの種をまいた協議会メンバー。種をまいた後は発芽しやすいように土をかけ、肥料の散布も実施した。今年のコスモスは約3カ月で開花する早咲き種で花径約7、8㌢の大輪になるものもあるという。

 「秋には花畑があふれ、町を訪れる人たちに楽しんでもらうとともに、復興を祈念できれば」。大水害以降も幾多の風水害を乗り越えてきた熊野川町。町を彩るヒマワリとコスモスの開花は9月ごろを予定している。

(2021年7月8日付紙面より)

種まき機や手作業でヒマワリの種をまくメンバーら=7日、新宮市熊野川町日足
2021年07月08日
92 ケンケン漁の漁具など寄贈
 図書館が引き継いで所蔵へ  (串本町 )

 串本町教育委員会(潮﨑伸彦教育長)がこのほど、ケンケン漁ゆかりの漁具・工具や研究資料一式の寄贈を受けた。串本町図書館(池田三明館長)へ引き継ぐ方向で段取りを進めていて、池田館長は閲覧できる状態にある研究資料は7月中旬をめどに郷土資料として蔵書登録し閲覧公開、漁具は年末をめどに展示公開を目指すとしている。

 町教委によると、一式は田並の故・雑賀徹也さんが生前の研究でそろえたもの。遺品整理をする中で「貴重では」と感じた家族が知り合いの役場職員の仲介で町教委に相談し、寄贈するに至ったという。

 内訳は漁具が▽潜行板7個▽飛行機6個〈大2、小4〉▽爆弾3個▽ウキ1個▽手釣り用木枠〈釣り糸つき〉1個▽疑似餌複数個―、工具は木製の潜行板、飛行機、爆弾を作る道具など11個。研究資料がファイル4冊(写真や新聞記事の切り抜き、独自考察など)と未整理の文書・図面・写真で数量不詳となっている。

 潜行板、飛行機、爆弾は漁業従事者が漁具の形状や用途を見て用いていた呼称。研究資料は故・雑賀さんが生前に和歌山東漁業協同組合へ寄稿したケンケン漁推察の出典元となるさまざまな文書資料や独自考察、写真などで「天馬船」の設計図面〈実物〉も含まれている。

 一式全体として整理が追いついていない状態にあり、その作業を進めてできる限り所蔵していくという。池田館長は「本館は農業関係に比べて漁業関係の民具が少ない。(同町の代表的な漁業の一つである)田並発祥のケンケン漁にまつわる内容ともあってとてもありがたい寄贈だ」と喜び、今後の公開に意気込んでいる。

 ケンケン漁は、田並からハワイへ渡った移民者が現地の漁法を洗練して持ち帰り全国へと広めたとされるカツオ漁法。現在は長さおを漁船の両舷へ羽のように伸ばして仕掛けを引く形へと発展し、代表的なカツオ漁法の一つとして浸透している。

(2021年7月8日付紙面より)

故・雑賀徹也さんの家族が寄贈したケンケン漁ゆかりの漁具など一式=1日、串本町文化センター
2021年07月08日
93 地元漁業の理解深める
 宇久井中で海洋教育  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立宇久井中学校(坊信次校長)で6日、地元漁師の東信義さんによる漁業学習があった。2年生29人が地元の漁業について学び、理解を深めた。

 同校で20年以上続く海洋教育の一環で、ふるさとの漁業の歴史や取り組みを学ぶとともに、将来的な漁業後継者を育てることも目的の一つとしている。

 東さんは宇久井漁業協同組合に所属し、引き縄(ケンケン)漁とイセエビの刺し網漁を営む傍ら、ホエールウオッチング業にも従事している。

 授業では東さんの経験を基に、地元の主な漁法としてマグロやカツオを取る「はえ縄」「引き縄」「一本釣り」、アジやサバ、サンマなどの「棒受け網」、ブリを中心に季節の魚を取る「定置網」、「養殖」などの仕組み、クジラの種類や生態についても解説した。

 生徒からは「クジラが見える確率は」「宇久井漁協はどういった組織なのか」「難しい漁法は」「漁に出ないときは何をしているのか」などの質問があった。

 東さんは「ウオッチングは5月のシーズンなら90%以上見ることができる」「組合がないと僕らは魚を持って行くことができない。漁師のまとめ役」「どの漁法も慣れるまで難しいが、棒受け網は難しい」「漁以外では網の修理などをしている」と答えた。

 この日の朝に定置網で取れたイワシやイカ、サバ、カツオ、シイラ、タチウオなどを直接見せながら特徴や種類を説明した。

 学級委員の田原まなさんは「漁法の説明や実際に魚を見せていただき、ありがとうございました。宇久井の漁業について学ぶことができました」と感謝を述べた。

 坊校長は「発展した漁業がこの地域を支えてきた。その歴史などを学んでほしい」と述べた。

 同校によると、2年生は3学期、船に乗って定置網の見学を実施するほか、3年生は漁協女性部の協力の下、魚食体験を行うという。

(2021年7月8日付紙面より)

魚の種類や特徴を学ぶ生徒=6日、那智勝浦町立宇久井中学校
東信義さん
2021年07月08日
94 65歳以上の85%が1回目接種
 区長会で各種事業を報告  (紀宝町 )

 町内14地区と町で組織する紀宝町区長会(会長・辰巳尚鵜殿区長)は6日、同町役場大会議室で定例会を開催。役員改選に伴い、会長に辰巳区長、副会長に鮒田区の東口高士区長を再任した。

 各区の区長、役場職員が出席し、西田健町長は「町内でこれまで新型コロナウイルスの感染者がないものの、地域経済にとっても厳しい状況にあり、町としてもできる限り支援をしたい。全国学力テストで、小中学校5教科中3教科で全国平均を超えた。子どもたちは学力やスポーツも頑張ってくれている」とあいさつ。各課の担当職員が町の関連事業などを説明した。

 65歳以上の新型コロナウイルスワクチン接種は1日現在、1回目が2701人、2回目は1769人が済ませた。3、4日に720人が集団接種し、1回目接種率は約85%だという。

 担当課長は「8月も土、日曜日に集団接種を計画しているが、ワクチン供給量によって設定できないかもしれない」と報告。「接種した人は新型コロナの発症を予防できるとされているが、接種を受けた人から他の人への感染をどの程度予防できるか分からない。接種後も引き続き、手洗い・マスク着用・3密回避などの対策徹底を」と呼び掛けた。

 新型コロナウイルス感染症支援事業や第15回紀宝町花火大会の打ち上げ花火中止、町空き家バンク事業、第2次町総合計画、鵜殿保育所建設工事、矢渕中学校大規模改修工事の概要なども伝えた。

(2021年7月8日付紙面より)

会長に選出された辰巳尚鵜殿区長(中)と副会長の東口高士鮒田区長(左)=6日、紀宝町役場
2021年07月08日
95 本番への気持ち高める  中央公民館で「たなばた会」  (古座川町児童館 )
2021年07月08日
96 着衣で水に入る感覚経験  B&Gで水辺の安全教室  (串本町 )
2021年07月08日
97 3年連続で特選の評価獲得  「梅真鯛梅」接待の手土産で  (株式会社岩谷 )
2021年07月08日
98 ウチヤマセンニュウを観察  孔島鈴島で探鳥会  (日本野鳥の会和歌山県支部 )
2021年07月08日
99 成人年齢引き下げ見据え  新翔高で消費者教育講話  (新宮市 )
2021年07月08日
100 20人が昇級果たす  剣道級位審査会  
2021年07月08日
101 「みんなの笑顔も教室の魅力」  自主サークルの輪、広がる  (新宮市 )
2021年07月08日
102 山城さん、産屋敷さんが優勝  グラウンドゴルフ「たなばた大会」  (紀宝町 )
2021年07月08日
103 9日から新道路の供用開始  浅里地区の地滑り現場を迂回  (紀宝町 )
2021年07月08日
104 今年も「紀宝みなとフェス」中止  新型コロナへの対応が難しいため  (紀宝町 )
2021年07月08日
105 山地にひっそりと  ヒナノシャクジョウが開花  (那智勝浦町宇久井 )
2021年07月08日
106 短冊に願い込めて  勝浦認定こども園で七夕集会  (那智勝浦町 )
2021年07月08日
107 お悔やみ情報