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2019年05月31日
1 きれいな花の咲く町に
 休耕田にヒマワリとコスモス  (熊野川フラワーツーリズム協議会 )

 熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会(下阪殖保会長)は30日、新宮市熊野川町のバイパス下の休耕田にヒマワリとコスモスの種をまいた。7月下旬~8月上旬の日曜日には「ひまわりまつり」を予定しており、下阪会長は「きれいに咲いてくれれば」と話していた。

 同協議会は2011年9月の紀伊半島大水害で被災した町を花の名所にして元気づけようと、休耕田や耕作放棄地に種をまいている。今年は神丸地区でも作業をし、今回の場所と合わせて約2㌶にヒマワリ、約1・5㌶にコスモスを植えた。

 この日は新宮商工会議所青年部もスタッフとして参加。晴天の下、手まきや機械で種を植えていった。

 下阪会長は「昨年までボランティアを募集して一緒に作業をしていましたが昨年、一昨年と天候や台風の影響で花が育たず、心苦しく思っていました。今回は自分たちだけで行い、きれいに育ったらまた協力をお願いしたいです。今年はヒマワリの迷路も作れればと考えています」と語った。

(2019年5月31日付紙面より)

青空の下、種をまいていくメンバーら=30日、新宮市熊野川町
2019年05月31日
2 委員としての自信と自覚を
 民生児童委協が総会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町民生児童委員協議会(岡本美智子会長、委員56人)は29日、町福祉健康センターで令和元年度総会を開き、本年度事業計画などを承認した。

 岡本会長は「各担当者が地域ごとに家庭や住民を見守るのが大切な活動です。委員としての自信と自覚を確認し、役割と責務を果たすことに、いっそうの尽力を」とあいさつ。昨年度の活動日数は1284日、訪問回数は1669回。相談支援の件数は分野別に、高齢者に関すること154件、障害者16件、子ども9件、その他48件となっており、内容は日常的な支援が4割弱を占めている。

 本年度の事業計画は▽福祉課児童支援▽青少年健全育成支援▽災害弱者調査支援▽高齢者見守り支援▽生活福祉資金貸付支援▽心配ごと相談所運営▽地域子育て支援センターへの協力―などを決めた。

 委員全員で児童憲章前文を読み上げた。来賓の堀順一郎町長は、日頃の活動に感謝の言葉を述べ、「那智勝浦町の人口は年間300人の減少が見られている。少子化や急激な高齢化対策には、まず住みやすく子育てのしやすい町にしなければならない。どうか皆さんの協力を」と求め、役場1階に設置した「子育て世代の包括支援センター」の活用も呼び掛けた。高齢者については「地域全体で支える仕組み作りに取り組んでいる」と述べた。

(2019年5月31日付紙面より)

民生委員の歌『花咲く郷土』を歌う委員ら=29日、那智勝浦町福祉健康センター
岡本美智子会長
2019年05月31日
3 春の星空を楽しむ
 下里水路観測所を一般公開  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下里の第五管区海上保安本部下里水路観測所(瀬尾徳常所長)は25日、海上保安庁の開庁記念日である「海上保安の日」に伴い施設内を一般公開した。大勢の家族連れが参加し、観測業務で使う人工衛星レーザー測距(そっきょ=SLR)の光線や春の星空を楽しんだ。

 同施設は海上保安庁唯一の水路観測所で、船舶の航行に必要な情報を収集するための組織として1954年に設立された。一般公開は水路観測所の業務や役割について、周知と理解を得るため実施している。

 この日は敷地内に天体望遠鏡1台、双眼鏡3台を設置。午後7時30分ごろから星が見え始め、参加者は一番星のアークトゥルスや全天で最も明るいというベガ、春の大三角形などの星々を職員の説明を聞きながら観測した。屋内では、第一観測所を休憩室として開放し、SLRのある第二観測所も公開した。

 SLRは人工衛星に向けてレーザー光を発射し、戻ってくるまでの往復時間から衛星と観測地点の距離を測定するもの。実演による緑のレーザー光線が空に現れるとたくさんの歓声が上がり、光のしくみや人工衛星について、子どもも大人も熱心な質問を職員に投げ掛けていた。

 町内から参加した宮本心(そうる)君(太田小4年)と東龍輝君(勝浦小5年)は「春の大三角形が見たかったので来て良かった」「レーザー光線がすごくて、お母さんにも見せたかった」と喜び、瀬尾所長は「子どもたちが喜んでくれるのは何よりうれしいですね」と話していた。

(2019年5月31日付紙面より)

天体観測を楽しむ参加者=25日、那智勝浦町下里
レーザー光線に注目が集まった
2019年05月31日
4 屋外で自然感じながら実践
 望楼の芝で合同鍛錬会開く  (串本町健康太極拳協会 )

 串本町健康太極拳協会(鈴木清代表)主催の第5回合同鍛錬会が28日、同町潮岬の望楼の芝であり愛好者30人が屋外での実践に取り組んだ。

 この鍛錬会は、国内では屋内実践が主になりがちな太極拳を本場・中国のように青空の下で自然を感じながら実践する機会として、併せて地域に健康太極拳を紹介する目的で年1回、参加無料で開いている。

 本年度は21日を期日にして白浜町~新宮市の各教室と太極拳に関心がある地域住民に参加を呼び掛けたが、当日明け方まで降った雨で芝地が湿ってしまったため1週間後に延期。あると信じて集まった愛好者は同協会が同町武道館で開いている教室に合流し、指導者の大澤順子さん(楊名時太極拳師範)による主導で鍛錬交流に臨んだ。

 改めて参加を呼び掛けて迎えた28日も空は曇天。大澤さんは晴天の暑さがなくむしろ太極拳向きの日和だとしつつ参加を歓迎し、準備体操に相当する練功十八法や実践に相当する八段錦の実践を主導。半ばの休憩では学びの機会も織り交ぜて紹介した。

 5回目の節目となる合同鍛錬会を無事挙行。鈴木代表は「私たちは『健康寿命を延ばして家族に極力負担をかけない』という思いで集まり、健康太極拳に取り組んでいる。この合同鍛錬会を通して私たちの意義をご理解いただき、もっと多くの地元の皆さんに健康太極拳を取り入れてもらえればと思う。参加いただいた皆さんには交流の刺激を継続する力に変え、結果として元気な老後を自らつくり出していくことを願って、これからもこの鍛錬会を続けていきたい」と実施に込めた思いを語った。

 同協会の教室は基本火曜日午前10時~正午に実施。会場とする同館の貸し出し料を参加者で按分するため月謝制となっている。問い合わせは鈴木代表(電話0735・62・5317)まで。

(2019年5月31日付紙面より)

望楼の芝の一角で健康太極拳を実践する愛好者ら=28日、串本町潮岬
2019年05月31日
5 身近な自然と触れ合う  丹鶴幼が園外保育  (新宮市 )
2019年05月31日
6 「くまくま」6月号発行  デザインをリニューアル  
2019年05月31日
7 海邊俊行理事長を再任  新宮地方建設業協同組合が総会  
2019年05月31日
8 鮮やかな花が育つ  須川睦代さん宅のアマリリスが満開  (新宮市 )
2019年05月31日
9 4回目の庭先サロン  担当者らと意見交わす  (新宮市 )
2019年05月31日
10 一緒に仲良く交流  1所2園5歳児が交流会  (新宮市 )
2019年05月31日
11 かわいい子ヤギに歓声  三尾川保育所が園外保育  (古座川町 )
2019年05月31日
12 老ク会員に教わり苗植え  高池保がサツマイモ栽培  (古座川町 )
2019年05月31日
13 明るく楽しく元気に活動  串本町老連女性部が総会開く  
2019年05月31日
14 青空に笑顔弾ける  遠足で久しぶりの山崎運動公園に  (うどの幼稚園 )
2019年05月31日
15 功労者表彰などを伝達  総会で本年度事業決める  (紀宝町商工会 )
2019年05月31日
16 入賞15作品を展示中  ほたる灯ろう展  (紀宝町役場 )
2019年05月31日
17 自助の意識を育む  各小学校で防災の取り組み  (紀宝町 )
2019年05月31日
18 ハマヒルガオ  新宮市大浜海岸など  
2019年05月31日
19 欅大太鼓を奉納 椋野さんと河崎さんが熊野本宮大社へ 
2019年05月25日
20 市民に向け理解求める
 建設に先立ち市民説明会  (新宮市文化複合施設 )

 新宮市教育委員会文化振興課は23日夜、市文化複合施設建設工事の今月下旬の着手に先立ち、市役所別館で市、設計業者による市民説明会を開いた。約70人の市民が参加する中、施設概要などについて説明があった。

 説明会に先立ち、田岡実千年市長が「皆さんにご心配を掛けいろいろな意見を頂く中、紆余(うよ)曲折しながら当初予定地の丹鶴小学校跡地西側1棟案で決定した。どのような施設になるのかを中心に説明させていただきたい」とあいさつした。

 当局は、市文化複合施設は市街地再生を目的としていると説明。外観は所々に熊野材を使用し、周りと調和の取れた色彩計画としている。

 文化ホールは可動席を利用してさまざまな会場づくりができるとし、熊野学機能に関しては熊野学の情報発信の拠点として、熊野学ファンが集まる空間をつくっていくとした。

 図書館には子ども、大人それぞれのゾーンがあり、授乳室や子ども用トイレを配備する。低い本棚を設置することで見通しの良い空間にしていくと説明した。床面積、開架図書ともに現図書館の1・7倍の規模となる。

 財源や事業費などの説明もあったほか、2021(令和3)年2月の完成を見越しているが、図書館の引越しや運用トレーニングなどのために夏頃のオープンになると伝えた。

 質疑応答では、財源やランニングコスト、可動席などについての質問や「このタイミングで説明会をするのは遅すぎる」といった意見もあった。

 「引っ越しにかかる図書館の閉館期間はどれくらいか」の質問には「他の地方の前例を参考に3、4カ月を見込んでいる。できる限り短くする工夫をしていきたい」と回答した。

 「新施設にはメジャーな人も呼べるように努力してほしい」「ランニングコストをカバーできるような壮大な計画を」などの意見もあり、当局は「市民に参画してもらい委員会を立ち上げるなどして自主事業を実施していきたい」と述べた。

 図書館を別の場所にとの意見に対して、向井雅男副市長は「土地の優位性、複合であるという優位性を加味し、結果的に丹鶴小学校跡に文化の拠点を持ってくると決まった」と説明し、理解を求めた。

 速水盛康教育長は「次世代に向け、本当に市民にとって良かったと実感してもらえるように検討を重ねていきたい」と述べ閉会のあいさつとした。

 説明会は全4回を予定しており、27日(月)午後6時30分から熊野川総合開発センター、28日(火)午後6時30分から新高田会館、29日(水)午後7時から佐野会館で開く。

(2019年5月25日付紙面より)

約70人の市民が参加した説明会=23日夜、新宮市役所別館
2019年05月25日
21 思いと支援の輪のせて
 新しい川舟の進水式営む  (川舟製作プロジェクト )

 紀宝町北桧杖の熊野川河川敷で24日、新しい川舟の進水式が営まれた。新宮市の熊野川町ふれあい公社が川舟製作の資金を募る「クラウドファンディング」の支援を受けて完成したもの。森本博也・熊野川川舟センター長や田岡実千年市長らがお神酒によりお清めをし、運航の安全を祈願した。

 インターネット経由で資金を集める「クラウドファンディング」では、定員14人の木船1隻の製作と船外機1台の購入に充てるため、目標金額を200万円と定め、昨年12月3日から今年1月31日まで支援を求めていた。

 支援総額は目標金額を22%超える244万2000円(支援者数142人)となり、集まった資金で熊野速玉大社例大祭・御船祭(みふねまつり)の早舟製作も手掛ける「熊野川体感塾 川舟工房」の谷上嘉一さんに川舟製作を依頼していた。製作期間は約2カ月。

 開式に当たり、森本センター長が支援者や関係者らに感謝を述べ「皆さまのご支援を無駄にせぬよう、歴史ある『川の熊野詣で』を、これからも守り続け、後世に伝えていくため努力を重ねていく」とあいさつ。田岡市長が「クラウドファンディングで多くの共感が得られたのは、なにより船頭さんや語り部さんをはじめ、事業を支えているスタッフの皆さんの『思い』や『頑張り』が伝わったから」と祝辞を述べた。

 進水式では古式にのっとり、サカキで舟を飾り、舳先(へさき)をお神酒で清めた後、船頭の津呂進さんと打越保さんが舟に乗り込みサオをさして右回りに舟を3度回した。

 谷上さんは「安全安心に乗っていただけるような舟づくりを目指している。進水式を終えてまずは一安心。運航される日が楽しみです」と話していた。

 新しい川舟は現在、運航に係る必要な手続きを進めており、6月下旬の実用を目指している。

(2019年5月25日付紙面より)

お神酒で舟を清める田岡実千年市長(手前)と関係者ら=24日、紀宝町の熊野川河川敷
舟に乗り込んだ船頭らが右回りに舟を回転させた
2019年05月25日
22 羽毛製品で地域福祉貢献
 UMOUプロジェクト  (紀宝町社協 )

 紀宝町社会福祉協議会は本年度から、「UMOU(うもう)プロジェクト」の取り組みを始めた。古くなり使わなくなった羽毛製品の提供を求めている。

 プロジェクトは、使わなくなった羽毛製品を回収し、羽毛をリサイクルすることで羽毛の安定供給や環境の保全、障害者の就労支援などに貢献するもの。紀宝町では、その羽毛製品が募金となり「赤い羽根共同募金」を通じて町の地域福祉に使われる。

 製品に付いている品質タグにダウン率50%以上の表示がある羽毛の布団やダウンジャケットなどが対象。穴あきや汚れがある不要な製品も回収可能だという。

 町福祉センター内の同協議会で持ち込みを受け付けており、「衣替え時期の今が確認のチャンスです。不要になった羽毛製品で募金活動しませんか」と呼び掛けている。

 問い合わせは、同協議会(電話0735・32・0957)まで。

(2019年5月25日付紙面より)

紀宝町社会福祉協議会に持ち込まれた羽毛製品=23日、同町福祉センター
2019年05月25日
23 恒例ウオーク下見と草刈り
 なちかつ古道を守る会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町のボランティア団体「なちかつ古道を守る会」(太田耕二代表)は22日、同町湯川などで人気の催し「新春ウオーク」の下見と同町内の夏山(なっさ)トンネル周辺のガードレール沿いの草刈りを実施した。

 守る会は年に1回、町内の魅力を再発見しながら歩く新春ウオークを開催しており、毎回、多くの参加者が集まる。その催しのために、ルートの発見や確認に取り組んでおり、この日は会員9人が湯川と二河を歩いた。

 その後、夏山トンネル周辺で草刈りや清掃に汗を流した。守る会によると、同所のガードレール付近には投棄されたごみが多く、草が生い茂っているとごみ自体が目立たたないことから、さらに投棄が増加してしまうという。それを含め、ごみが川や海に流れ出てしまうと生態系にも悪影響を及ぼしてしまうことから、景観と環境の保護のため定期的にクリーン作戦を実施している。

 会員の一人は「今回は大きな袋に入ったごみがいくつも見つかった。行政に対処してもらうことにした」と述べ、下見については「この町には使われなくなった古い街道も多い。知る人がいなくなったり、全く通れない状態のままも残念」と話した。

(2019年5月25日付紙面より)

下見と草刈りに取り組んだなちかつ古道を守る会の皆さん=22日、那智勝浦町二河(提供写真)
2019年05月25日
24 塚大地君、新高男子Aが優勝
 新宮弓友会主催月例射会  
2019年05月25日
25 2大会で入賞出す
 空手道・拳武館新宮道場  
2019年05月25日
26 大西さん、新谷君が代表に
 都道府県対抗少年剣道優勝大会選考会  (三輪崎剣道クラブ )
2019年05月25日
27 川口さん、桜井さん優勝 紀南東ブロック交歓大会 (県グラウンドゴルフ協会)
2019年05月25日
28 西川で今年初の真夏日  熱中症に注意  
2019年05月25日
29 新宮東牟婁関連4人  和歌山県知事表彰  
2019年05月25日
30 各委員会の委員決まる  改選後初の臨時議会で  (新宮市議会 )
2019年05月25日
31 基準法改正など確認  県建築士会新宮支部が総会  
2019年05月25日
32 オオヤマレンゲ美しく  丹鶴山東仙寺で咲く  
2019年05月25日
33 総会で役員改選など  那智勝浦町母子寡婦福祉会  
2019年05月25日
34 各施設集い盛大に発表会  つくしんぼ歌謡祭  (新宮・東牟婁郡 )
2019年05月25日
35 185人が熊野へ  豪華客船ぱしふぃっくびいなす  (新宮市 )
2019年05月25日
36 グラウンドに声援響く  光洋中で体育祭  (新宮市 )
2019年05月25日
37 ライブを楽しみ歴史を学ぶ  南瑠霞さんがイベント  (串本町 )
2019年05月25日
38 食用バラの開花が始まる  株式会社あがらとの本社で  (古座川町 )
2019年05月25日
39 ごみを拾い古座川下る  クリーンアップ大作戦実施  (南紀串本観光協会 )
2019年05月25日
40 初夏の日差しの下で熱戦  高池小が春季運動会挙行  (古座川町 )
2019年05月25日
41 熊野の神々に愛を誓う  原大樹さんが花の窟で結婚奉告式  
2019年05月25日
42 交通ルールの順守呼び掛け  交通事故死ゼロを目指す日  
2019年05月25日
43 災害時医療救護を学ぶ  高校生や介護職員ら31人  (紀南病院 )
2019年05月25日
44 ごみ拾いしながら登校  全校児童が朝の通学路で  (井田小 )
2019年05月25日
45 お悔やみ情報
  
2019年05月12日
46 春の交通安全運動始まる
 各地で啓発活動など  

 正しい交通ルールの順守とマナーの実践を呼び掛ける「春の全国交通安全運動」が11日、始まった。20日(月)までの10日間、「子どもと高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」「自転車の安全利用の推進」「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」「飲酒運転の根絶」を重点に全国で活動が行われるほか、和歌山県では「横断歩道における歩行者優先の徹底」を地域重点として取り組んでいく。

■新宮市



 新宮市では、市交通指導員協議会、交通安全母の会、市交通事故をなくする市民運動推進協議会(会長・田岡実千年市長)、交通事故をなくする県民運動東牟婁地区推進協議会(会長・東川智昭東牟婁振興局長)など関係者約100人が同市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で決起集会を開いた。

 田岡会長は滋賀県大津市で園児2人が死亡した事故について触れ「改めて交通事故の悲惨さを全国の皆さんが感じているのでは。今日の啓発が思いの伝わるような活動になれば」とあいさつ。東川会長は「事故のない安心安全なまちづくりは私たちの目標。活動により事故が一件でも少なくなるよう協力を」と呼び掛けた。

 昨年の県内における交通事故死者数36人中、歩行者が15人で、うち9人が道路を横断中に車両と衝突して亡くなっている。髙砂(たかす)浩之・新宮警察署長は、「交通弱者軽視の風潮の表れではないか」と危惧し「全国的に交通弱者が犠牲になる痛ましい事故が起きている。県は徹底して歩行者優先に取り組んでいく」と決意を新たにしていた。

  □     □

■那智勝浦町



 那智勝浦町では体育文化会館で交通安全大会が開かれ、松浦友範・新宮警察署交通課長、堀順一郎町長、東川智昭・東牟婁振興局長、塩﨑一男・同町交通指導員協議会長らが出席。集まった住民ら約100人は安全運転や事故防止への意識を高めた。

 堀町長が「イギリスでは横断歩道に歩行者がいるときは必ず車が止まるが和歌山県内は一旦停止率が低い。本町には海外からの観光客が多いので、交通ルールを守るためにも、皆さまのご協力をお願いします」とあいさつし、東川局長が県内で多発する飲酒運転事故の対策として県が4月から施行している「飲酒運転の根絶に関する条例」などを説明した。

 続いて、松浦交通課長は近年の交通事故情勢について触れ、昨年、同町で発生した人身・物損事故は302件であると報告。「誰が事故の当事者になるかわからない」と述べ、居眠り運転や車間距離には注意してほしいとし、免許証の返納制度について解説した。

 交通安全講話会では特別ゲストの「わんだーらんど」が、あおり運転の危険性やドライブレコーダーの装着の重要性を述べ、笑いを交えながら交通安全を訴えた。

(2019年5月12日付紙面より)

買い物客に啓発グッズを配布した=11日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
わんだーらんどが笑いを交えながら交通安全について講話した=11日、那智勝浦町体育文化会館
2019年05月12日
47 大泰寺で花祭り
 重文の本尊の開帳も  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下和田の大泰寺(西山十海住職)で13日(月)まで、花祭りが営まれている。花祭りは、旧暦4月8日の釈迦(しゃか)の誕生を祝う法会。本堂にしつらえた花御堂(はなみどう)の中央に釈迦立像を安置し、誕生の際に甘露が降った故事に倣って立像に甘茶をかける。

 近隣住民や町内から多くの人が訪れ、花御堂に飾る花を持ち寄った参拝者らが小さな釈迦像に手を合わせた。本堂では甘茶の振る舞いもあった。

 8の付く日は薬師如来の縁日であることから、同寺の花祭りでは毎年薬師堂を解放し、国の重要文化財である阿弥陀如来坐像(伝薬師如来坐像)を開帳している。

 西山住職は「仏教の教えというものは、日々の暮らしに役立つものです。宗教に関係なく、興味を持つきっかけになればと思います」と話していた。

 本尊の如来像の開帳は、年3回と決まっており、花祭りのほかには1月8日、13日のみとなっている。

(2019年5月12日付紙面より)

花を添え、甘茶をかける参拝者=11日、那智勝浦町下和田
2019年05月12日
48 ゲームや演劇で盛り上がる
 放課後児童ク「きほっこ」が交流会  

 紀宝町社会福祉協議会が運営する放課後児童クラブ「きほっこ」は10日、町福祉センターで年に1回の交流会を開いた。スタッフや保護者同士の交流を目的に、約60人の親子とスタッフ8人、ボランティア3人が参加した。

 きほっこには町内五つの小学校から1~5年生57人が通う。放課後から午後6時まで同センターに集まり、宿題や友だち同士で遊ぶなどして過ごしている。

 長期休暇中は午前8時30分から午後6時まで預かり、年に3回、園外保育を実施。昨年はランチバイキングや鳥羽水族館などに出向いた。

 交流会ではスタッフが自己紹介し、「鬼のせんたくもの」「お菓子取りゲーム」「椅子取りゲーム」を楽しんだ。

 鬼のせんたくものは、2人1組で大きなズボンをはき、洗濯物を干したり、取り込んだりするゲーム。青チーム、赤チームで対戦した。

 おやつタイムの後は、エレクトーンの演奏に合わせて子どもとスタッフが演劇「大きなカブ」を披露。白鳥やギャルが登場するなどオリジナルの物語に会場内から大きな笑いが起こっていた。

(2019年5月12日付紙面より)

白熱した「鬼のせんたくもの」=10日、紀宝町福祉センター
演劇を披露する子どもとスタッフ
2019年05月12日
49 古武術通じ日本文化学ぶ
 神倉小で不二流体術が演武披露  (新宮市 )

 新宮市立神倉小学校(松本広明校長)で10日、古武術の不二流体術による演武披露があった。6年生99人を対象にした護身術の指導もあり、児童は第3代宗家の大嶋竜太郎さん、同市出身で新宮道場の責任者を務める山本盛夫さん、湯島浩一さんに教わりながら自分の身を守る方法を学んだ。

 同校の打越丈容教諭が同道場に通っており、日本文化や自身が稽古をしている古武術を伝えたいとの思いから企画。今年で3回目の実施となった。

 不二流体術は審判のいない、ルール不在の中で行われる古武術で、慎重さと大胆さを兼ね備える必要がある。児童は目の前で繰り広げられる演武に歓声を上げるなどして見入っていた。

 肩を使った受け身の取り方、手首をつかまれたときや後ろから抱きつかれたときの振りほどき方などを教わり体験。「向きが違う」「力の入れ方がむずかしい」などと確認しながら楽しく学んだ。

 城あんさん(11)は「護身術の体験は初めて。普段は合気道をしているけど、細かな違いがたくさんあった。もしものときに役立つと思うのでよかった」。山本さんは「護身術などを通じて日本人が本来持っている伝統的で素晴らしい体の使い方を学んでくれれば」。

 大嶋さんは「子どもたちの楽しそうな姿が見られました。興味を持ち続けることが大事。もしものときには対抗するのではなく逃げて助けを求めるために護身術を身に付けてもらえれば」と話していた。

(2019年5月12日付紙面より)

大嶋竜太郎さんから学ぶ児童=10日、新宮市立神倉小学校
2019年05月12日
50 校舎に新茶の香り  色川中学校で茶摘み  (那智勝浦町 )
2019年05月12日
51 久保康夫さん、折戸富子さんら受賞  総務省行政相談委員表彰  
2019年05月12日
52 緑豊かなまち目指し  和歌山県職員らが街頭募金  (新宮市 )
2019年05月12日
53 子どもたちに本贈る  児童福祉週間で施設訪問  (東牟婁振興局 )
2019年05月12日
54 「甘くておいしい」  南大居保がイチゴ狩り  (那智勝浦町 )
2019年05月12日
55 海を渡った祖母の絵  長い交流の中で  (太地町 )
2019年05月12日
56 明るく元気な地域に  「鯉のぼり祭り」にぎわう  (熊野川町 )
2019年05月12日
57 公園でお弁当を楽しむ  お気に入りの絵本も選び  (うどの幼 )
2019年05月12日
58 交通安全の輪を広めて  紀宝、熊野両警察署が出発式  
2019年05月12日
59 葉っぱをもみもみ  天満保でお茶作り体験  (那智勝浦町 )
2019年05月10日
60 町内の特定空き家を協議
 空家等対策検討委員会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は8日、倒壊の危険性が高い特定空き家に対する措置などを検討する1回目の空家等対策検討委員会を開いた。昨年9月に所有者不明で特定空き家と判定され、空家対策特別措置法に基づく略式代執行が予定されている同町宇久井の空き家などについて話し合った。順当に進めば、今年夏ごろには解体される見込み。町独自の代執行は初となる。

 同委員会は総務課、防災対策室、税務課、住民課、観光企画課で組織され、空き家などが及ぼす深刻な悪影響から町民の生命、財産を保護し、管理や利活用を推進することが目的。和歌山県空家等対策推進協議会の判定基準を基に、同委員会が特定空き家と判定する。判定後は、「助言指導」「勧告」「命令」の順を経て、「行政代執行」となる。

 矢熊義人委員長(副町長)は「特定空き家の現場を直接見たが、環境面、防災面などを含め喫緊の課題と感じた。この委員会を本格的に実施、稼働していきたい」とあいさつした。

 宇久井の特定空き家は、解体するための当初予算が可決されており、今月中旬に現状を周知する広告が1カ月間、役場や各出張所に張り出される。業者が決まり次第、解体に取り掛かる。それまでに所有者が名乗り出た場合は工事が中止されるという。

 同特定空き家付近に住む60代男性は「何十年も前からあり、ずっと人も住んでいなかった。台風や強風のときはなにか飛んで来るのではと不安になる」と語った。

 町によると、特定空き家の判定となる可能性が高い空き家が現在、数軒あり、協議を進めていると話していた。

(2019年5月10日付紙面より)

特定空き家について話し合った=8日、那智勝浦町役場
2019年05月10日
61 第1回の入賞作品決める 古座川桜フェアフォトコン (古座川町観光協会)

 古座川町観光協会(須川陽介会長)が8日夜、南紀月の瀬温泉ぼたん荘で第1回古座川桜フェアフォトコンテストの審査会を開き、入賞作品12点を決めた。最高位のグランプリは大阪府高槻市の川竹淳さんが撮影した作品「熊野採光」。翌9日に公式ホームページなどで審査結果を発表し、表彰の準備に取り掛かっている。

 古座川桜フェアは、昨年9月に立ち上がった同協会の誘客事業第1弾となる帯企画。クマノザクラなどさまざまなサクラの花盛りが親しまれる地域性にいっそうの勢いをつけるため、開花期間中の交流イベントを包括し、時には自らイベントを主催するなどして一括アピールし、古座川へ足を運ぶきっかけの増強を図った。

 同コンテストは、帯企画の一端として取り入れた主催企画。写真作品を通して町内の自然の豊かさを地域ぐるみで楽しみ、愛好を持って守っていくことを目的とし、テーマ「クマノザクラを中心とした、町内のさまざまな桜」と条件「2017年以降に撮影した写真」を掲げて4月30日まで作品を受け付けた。

 応募総数は25人66点。審査は須川会長ら会員と事務局職員8人による投票、次いで協議を交える形で進め、▽グランプリ1点▽準グランプリ2点▽入選8点▽特別賞1点―の各入賞作品を決めた。

 グランプリ作品は同協会公式ホームページのトップページ素材として活用。他の入賞作品も各種宣伝の中で鋭意活用を目指すという。表彰の期日は8日現在で未定だが、グランプリには同荘のペアディナー券、他の入賞には同町特産品を副賞として贈呈する方向で準備を進めるという。

 同コンテストの中心メンバー、深海政也副会長(写真部会長)は「思っていた以上に多くの皆さんに興味を持っていただけて良かった。地元にいる自分たちも知らないいろいろな表情があることが分かり、伝えるべき可能性の幅が一段と広がった」と第1回の成果を振り返り、「次も、ではなく10年、20年、30年後の世代に託すという思いで、今後もこのコンテストを続けていきたい」と意気込みを新たにした。

(2019年5月10日付紙面より)

審査に臨む古座川町観光協会の会員や事務局職員=8日、南紀月の瀬温泉ぼたん荘
2019年05月10日
62 椅子に座って無理なく運動
 チェアエクササイズ  (紀宝町 )

 紀宝町生涯学習センターまなびの郷で8日、「チェアエクササイズ」の教室が始まった。町の新規事業で認知症予防が目的。今回は神内・井田地区を対象に65歳以上の参加者を募ったところ、6人が参加した。10月23日(水)までの半年間、毎月3回開く。

 今後は御船、相野谷、鵜殿の3地区を対象に参加者を募集し、2年かけて町内全域に普及していく。

 チェアエクササイズは、椅子に座ってできる認知症予防のための音楽体操。音楽とやさしい運動の組み合わせで健康を維持するもの。

 ヤマハ音楽振興会専任トレーナーの仲浩美さんが講師を務め、「音楽と運動を組み合わせることで認知症予防にもなる。半年間楽しんでください」と呼び掛けた。

 エクササイズは体をほぐすウオーミングアップから始まり、参加者は音楽に合わせて椅子に座ったまま手や足、肩などを動かし、心地よい汗を流していた。

 今回は20人の定員に達しなかったため、町では地区を問わず参加希望者を募集している。問い合わせは、みらい健康課(電話0735・33・0355)まで。

(2019年5月10日付紙面より)

エクササイズに取り組む参加者=8日、紀宝町生涯学習センターまなびの郷
2019年05月10日
63 お釈迦様の誕生を祝う
 三輪崎保で花まつり  (新宮市 )

 新宮市の三輪崎保育園(中畑元太園長、園児128人)は8日、お釈迦(しゃか)様の誕生を祝う「花まつり」を開いた。同園に隣接する曹洞宗龍雲寺(中畑弘士住職)で話を聞き、花御堂(はなみどう)の釈迦の立像に甘茶を注いで祝った。

 本来は4月8日に行うが、園児らが入園して間もないことから1カ月ずらして開いている。冠をかぶった園児らは中畑園長からお釈迦様誕生の様子を紙芝居で学んだ。

 誕生の時、空から茶色の雨(甘茶)が降ったという故事に倣い、一人一人が花御堂に甘茶を掛けて手を合わせた。練習した歌を歌い、甘茶を味わうと園児らは「甘い」「おいしい」などと口々に話した。「おかわりが欲しい人は」の問い掛けに、多くの園児らが元気に手を上げていた。中畑園長は「お釈迦様のように『ありがとう』や『ごめんなさい』の言葉を言える人になってください」と呼び掛けた。

 同寺ではこの日、お堂を開放し甘茶を振る舞った。甘茶は低木アジサイの変種であるアマチャの若い芽を蒸してもみ、乾燥させ煎じたもの。葉を乾燥させることによって甘みが出る。生薬としては抗アレルギー作用や歯周病に効果を有する。

(2019年5月10日付紙面より)

紙芝居でお釈迦様誕生の様子を学ぶ園児ら=8日、新宮市の三輪崎保育園
園児らが花御堂に手を合わせた
2019年05月10日
64 親子で楽しい時間過ごす
 トルベリーノキッズフェス  
2019年05月10日
65 ベスト8以上で県大会へ
 第9回東牟婁地方中学校春季卓球大会  
2019年05月10日
66 5チームの参加で開幕
 12年目の紀南福祉SB連盟リーグ戦  
2019年05月10日
67 三輪崎少女バレーが優勝
 2位宇久井、3位串本と共に本戦へ  (県スポ少バレー東牟婁予選 )
2019年05月10日
68 純白のセッコク咲き始める  神内神社の「安産樹」に  (紀宝町 )
2019年05月10日
69 熊野の歴史に興味津々  神倉神社で絵解き  (新宮市 )
2019年05月10日
70 祈りの道小栗街道  田辺市本宮町出身・安井理夫さんが出版  ( )
2019年05月10日
71 IR誘致に理解求め  県民対象に説明会  (和歌山県 )
2019年05月10日
72 千尋の浜から地球を探る  誇るべき半島の自然に理解深める  (那智勝浦町 )
2019年05月10日
73 196人が熊野へ  スターレジェンド入港  (新宮市 )
2019年05月10日
74 「学校活動に役立てて」 ㈱ゼンショクがiPad寄贈 (新宮高校)
2019年05月10日
75 目標達成のため計画を  近大新宮高校・中学校で講演会  (新宮市 )
2019年05月10日
76 串本町消防本部が代表選考会  県消防救助技術会に向けて  
2019年05月10日
77 児童と一緒に稚アユ放流  管内流域に900㌔送る  (古座川漁協 )
2019年05月10日
78 「ふわふわでかわいい」  小型犬と触れ合い体験  (紀宝町ウミガメ公園 )
2019年05月10日
79 観光客らミカン買い求め  小さなマルシェも人気  (御浜町 )
2019年05月10日
80 健康マイレージ始まる  ポイントためて応募を  (紀宝町 )
2019年05月10日
81 新緑鮮やかに  串本町田原  
2019年05月10日
82 闇に浮かぶ青い光  「光るキノコ」下見で30個を確認  (宇久井海と森の自然塾 )
2019年05月10日
83 お悔やみ情報