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2022年08月31日
1 安心してベビーケアを
 mamaroを県内初導入  (太地町立くじらの博物館 )

 太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)は29日、神奈川県のTrim株式会社が開発・販売を行う授乳・おむつ替えなどができる設置型ベビーケアルーム「mamaro(ママロ)」を和歌山県内で初導入した。ママロは同館1階(多目的トイレ横)に設置され、個室型で施錠が可能。感染症対策やセキュリティー面にも配慮した設備で、来館者の育児の快適化をサポートする。

 同館にはこれまで、正式な授乳室はなく、空き部屋を簡易授乳室として開放していたという。

 小さな子ども連れの家族層が多いことから、授乳室を希望する声も多く、コロナ禍の感染症対策面も考慮し、導入に至った。購入には国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を用いている。

 ママロは▽可動式ソファ▽モノのインターネット(IoT)デバイスを標準搭載▽情報などを伝えるモニター▽送風機▽空気清浄機▽コンセント―などを完備。

 高さ201・6㌢、幅180㌢、奥行き90㌢で、室内高さ190㌢、室内面積1・28平方㍍。抗ウイルス・抗菌・防臭が施されている。

 授乳だけでなく、おむつ交換や離乳食、寝かしつけ、着替えなど幅広い赤ちゃんのケアが行える。その際は性別問わずに使用できる。

 センサーが人を察知して室内のライトが点灯する仕組み。使用中は室外の「mamaro」の文字が点灯し、利用中を知らせる機能もある。

 利用時間は30分以内に設定。それ以上の入室は非常事態も考えられるため、同館事務所に使用超過をメールで知らせるアラートシステムも安心の裏付けとなっている。

 また、ママロは移動も可能だ。今後は利用者の声を聞き、ニーズに合わせて設置場所を変更する場合もあるとしている。

 中江環副館長は「当館は小さなお子さまを連れたファミリー層の来館が多い。安心してベビーケアができる室内を提供し、外出先における育児のサポートや、子どもの頃からの豊かな博物館体験のお手伝いになれば幸いです」と語った。

 なお、ママロはこの日から利用開始となったが、運用方法は現在検討中。そのため、当面は利用時に、同館事務所に申し出が必要としている。

(2022年8月31日付紙面より)

安心してベビーケアが行えるmamaro(ママロ)を和歌山県で初導入した=29日、太地町立くじらの博物館
設備が整った室内
2022年08月31日
2 ちょうちんで夏の思い出を いざかた通りに設置 (南紀くろしお商工会青年部)

 南紀くろしお商工会青年部(由谷恭兵部長)は26日夜、那智勝浦町のいざかた通り商店会と協力し、同商店街にちょうちんモニュメントを設置した。設置期間は9月12日(月)までで、街灯が点灯している午後6時から10時ごろまでライトアップされるという。

 モニュメントは7月末に開催が決まっていた勝浦ナイトマーケットで展示予定だったもの。新型コロナウイルスの影響で催しが延期となったことから、青年部が少しでも町の活気につながればと同商店会に協力を呼びかけ実施に至った。

 ちょうちんは町立下里中、宇久井中、那智中学校有志、下里小、太田小、勝浦小、市野々小、宇久井小、太地小学校、大野、南大居、井関保育所、天満、わかば保育園、下里、勝浦、宇久井こども園、通園くじら、太地こども園の子どもたちが「夏の思い出」をテーマに絵を描いたもの。青年部がちょうちんを6月ごろから配布し、7月中旬に回収した。

 この日はメンバーらが協力しながら、木製の枠を設置し、番線を張ってそこにちょうちんをつるしていった。

 同商店会の瀧川勝英会長は「コロナ禍で何もない時期、青年部のお手伝いをさせていただけたらと思った。これから商店街にある柱の補強工事が始まる。終了後は、今回を機会に各所にあるびん玉をきれいにして電球をともしたい」。

 由谷部長は「ナイトマーケットは残念ながら延期となったが、子どもたちが協力してくれたちょうちんを設置して、少しでも活気につながってもらえたら。そして、皆さまに楽しんでいただき、夏の思い出を残してほしい」と語った。

(2022年8月31日付紙面より)

ちょうちんの設置に汗を流す南紀くろしお商工会青年部のメンバーら=26日、那智勝浦町のいざかた通り商店街
子どもたちが描いたちょうちんが並んでいる=29日、同所
2022年08月31日
3 全国優勝など結果を報告
 潮岬中3年の久保凛さん  (串本町 )

 第49回全日本中学校陸上競技選手権大会(以下全中とする)女子800㍍で優勝した串本町立潮岬中学校3年・久保凛さん(14)が29日、田嶋勝正町長らに今夏の挑戦の結果を報告した。

 久保さんはスポ少活動で培い県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会の同町チームメンバーとしても実力を発揮している走りをさらに高めるため、中学校進学を節目にし陸上競技に専念。同チーム監督であり祖母・久保浩子さん指導の下で800㍍種目を主に選び、走力向上に打ち込んでいる。

 今夏は7月2~3日実施の第68回全日本中学校通信陸上競技大会和歌山県大会予選で県中学校記録を上回る2分12秒15を記録し、標準記録(2分16秒50)突破により全中進出を決めた。全中本番までの間にあった総合体育大会も地方、県、近畿と進出。近畿の決勝では2分14秒46を記録して1位になり、2年連続優勝を果たして勢いを付けた。

 昨年に続き2度目の出場となる全中は8月18~19日にあり、予選で自己ベストの2分11秒79を記録し総合1位で決勝へ進出。決勝は持ち味の先行を最後まで貫き、2分9秒96でゴールを駆け抜けた。

 同チーム団長として久保さんの実力を知る田嶋町長は「串本町にとって誇らしい結果」と報告を喜び、これにとどまらず今後も挑戦し続けることを期待して健闘をたたえつつ懇談を重ねた。

 「去年はA決勝に行けず悔しかったので、今年は絶対優勝すると決めていた」と久保さん。この目標は全力を出さなければ達成できないと自分を奮い立たせて予選、決勝を駆け抜けた。今回の結果は同校外部コーチとして見守った祖母もすごく喜んでくれたという。表彰台に立った時は「今までの練習で苦しい時もあったけれど乗り越えて良かったなぁとか、いろんな人に感謝したいとかそういうことを思いました」と人柄をにじませながら、今夏の挑戦を振り返った。

  □     □

次の挑戦の舞台はJOC1000㍍



 久保さんは28日実施のU―16陸上競技大会選考会U―16女子1000㍍で2分50秒26を記録し優勝。昨年に続いてJOC第53回U16陸上競技大会出場権を得る予定という。以降も全国都道府県対抗女子駅伝競走大会、県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会といった舞台が控え、久保さんは出場の意欲を示している。

(2022年8月31日付紙面より)

全国優勝など今夏の挑戦の結果を報告した久保凛さん(中)=29日、串本町役場本庁
2022年08月31日
4 きものでスキルアップ!
 伝統文化こどもきもの教室  (新宮市 )

 新宮市の蜂伏会館で28日、ききょう会による「伝統文化こどもきもの教室」の稽古が行われた。本年度は小学1年生~高校2年生の23人が参加しており、講師の苅屋企世子さんから浴衣の着装やマナーを学んでいる。

 次代を担う子どもたちやその親に、日本の伝統文化を体験・修得できる機会を提供し、豊かな人間性の養成に資することを目的とする文化庁の「令和4年度伝統文化親子教室事業」の採択を受けて実施している。

 稽古は「よろしくお願いします」のあいさつとお辞儀から始まり、参加者たちは、美しく浴衣を着装するための手順や帯の結び方を繰り返し練習。一緒に参加する友達と教え合ったり、互いの浴衣姿に「帯がカラフルでかわいい」と笑い合ったりする様子も見られた。

 かとうゆきこさん(三輪崎小1)は、自分で着付けた浴衣姿を鏡で見ながら「上手にできたと思う。お人形で練習していたから、りぼん結びもできる。家でも練習する」。植地美羽さん(三輪崎小4)は「今年初めて参加した。帯を結ぶのがまだ難しい」と話していた。

 今後も毎月稽古を重ね、11月6日(日)には和の心「珠蒼の会」主催の「伝統文化こどもいけばな教室」と合同で発表会を開く予定だ。

(2022年8月31日付紙面より)

浴衣の着装にチャレンジ=28日、新宮市の蜂伏会館
苅屋企世子さんが指導
2022年08月31日
5 熊野市消防本部が4位に  東海3県の救助技術指導会で  
2022年08月31日
6 3年ぶりに「趣味の作品展」  町老連の会員手がけた力作並ぶ  (まなびの郷 )
2022年08月31日
7 昨年度決算を認定  南清園・清浄苑の議会  
2022年08月31日
8 高校生活について質問 下里中で「ようこそ先輩」 (那智勝浦町)
2022年08月31日
9 外国人宿泊客数は過去最低  令和3年観光客動態調査  (和歌山県 )
2022年08月31日
10 浴衣や甚平姿で楽しむ  佐野会館で子ども縁日  (新宮市 )
2022年08月31日
11 「昔ながらの駄菓子屋さん」開店  広角で「広梅会サロン」  (新宮市 )
2022年08月31日
12 ボウズハゼの岩登り観察  古座川町小川の滝の拝で  (熊野自然保護連絡協議会 )
2022年08月31日
13 紀南リーグ戦で準優勝  バレーボール部が健闘  (串本古座高校 )
2022年08月27日
14 自発的意志や社会貢献学ぶ
 サマーボランティアスクール  (太地町 )

 太地町社会福祉協議会は24、25の両日、町内の中学生を対象に「サマーボランティアスクール」を開いた。参加した町立太地中学校の生徒5人はボランティアや防災について学びを深めた。

 本年度テーマは「学ぼう、防災」。ボランティア活動や福祉への理解を深めるとともに、自分たちに何ができるかを考え、災害時の行動について学ぶことなどが目的。

 岡本研会長は「2日間で自発的に行動しようという気持ちを学んでいただけたら」とあいさつ。

 町社協の小畑美由紀さんは「ボランティアとは」「どんなボランティアがある」などを問い、生徒はその対応について付箋に書き出した。

 小畑さんは「困っている人たちを助けたいと思う気持ちもボランティアになる」と話した。

 町社協事務局次長の漁野真司さんが「災害ボランティアについて~災害時でなくても助け合おう~」を講義。「何のために誰のためにボランティア活動を行うのかを知る」「人と人とのつながりの大切さを知る」「他人事ではなく自分事として考え行動する」を柱とし、社協の役割や災害ボランティアの詳細、日頃から自らができること、自身のボランティア体験を解説した。

 漁野さんは1995年の阪神淡路大震災が契機となり、災害ボランティアが始まり、ボランティア活動の発展へとつながったと説明。奉仕のイメージが強いボランティアは本来、自発的な意志に基づき、人や社会に貢献することだと話した。

 漁野さんは「大切なものをなくさないために何をすべきか、自分にできることを考え、日頃から家族や友人と話し合ってほしい」と訴えた。

 「『してもらう人』『してあげる人』の関係ではなく、復興に向け『共に協力しあう』関係」や「自分にできること、できないことを判断し、無理をしない」などのボランティア活動に入る心構えを紹介した。

 そのほか、災害ボランティアに関する〇×クイズや防災ゲーム、災害ボランティアセンターについての座学に取り組み、町役場の職員から「太地町事前復興計画」や応急処置も学んだ。

 脊古陸駆さん(2年)は「多くのボランティアがあることを知った。今後はボランティアに参加したい」と語った。

 翌25日は災害ボランティアセンターの運営体験を実施。受け付け、マッチングを経て、協力者の町民宅を訪問。氏名や最寄りの避難所などの聞き取り調査を行い、活動を報告した。最後はサマーボランティアスクールを振り返り、感想も発表した。岡本会長から生徒に修了証が手渡された。

(2022年8月27日付紙面より)

ボランティアについて学びを深めた=24日、太地町の多目的センター
聞き取り調査に向かう生徒ら=25日、太地町内(同町社会福祉協議会提供)
2022年08月27日
15 遊び通して体力向上を
 地域ふれあいネットワーク  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町地域ふれあいネットワークは20日、同町二河の教育センター(旧三川小学校)で「運動遊び」を開いた。町の健康づくりや健康課題改善に取り組む「地域活性化起業人」の島田匡平さんがナビゲーターを務め、参加した町内の小学生16人が遊びを通じて楽しみながら体を動かした。

 教育関係者などで組織される同ネットワークは、共働き世代の増加などの環境の変化を受け、放課後や長期休暇中に子どもたちの居場所づくりをすることを目的に活動している。

 この日はウオーミングアップのために鬼も逃げる児童も、歩いて5歩で止まり、タッチされると鬼になるという「5歩鬼」を実施。

 その後は、チーム分けをしてドッジボールに取り組んだ。異なる学校の児童らは協力しながらボールをキャッチし、声をかけ合って、投球するなどして汗を流した。

 参加した畑下波依司君(下里小5)は「ドッジボールが楽しかった。ボールに当たりそうなぎりぎりのところでかわすことができて良かった。ほかの学校の子たちとも仲良くなれた。また、参加したいです」と笑顔で話した。

 島田さんは「遊びを通して体力が向上し、各小学校の児童同士で交流を深めることが目的。ぜひ、今後も継続して参加していただけたら幸いです」と話していた。

 本年度は9月10日(土)、10月8日(土)、11月12日(土)、12月10日(土)に開催され、いずれも午前10時から。

(2022年8月27日付紙面より)

ドッジボールを楽しんだ=20日、那智勝浦町の教育センター
ストレッチなどにも取り組む児童ら
2022年08月27日
16 電波やIoTの発想に親しむ
 小中学生対象に実験工作教室  (わかやま産業振興財団・和歌山工業高等専門学校 )

 わかやま産業振興財団(島正博理事長)と和歌山工業高等専門学校(北風幸一校長)の主催事業「おもしろ科学の実験工作教室〈串本会場〉」が24日に串本町文化センターであり、小中学生11人が工作やプログラミングに挑戦し電波やモノのインターネット(IoT)を利用する発想に親しむなどした。

 この教室は、生活を豊かにする科学への興味や関心を深めることを目的として1993年度から和歌山会場を設けて実施。2011年度に田辺会場、21年に橋本会場と増え、本年度は串本会場を加えた4会場で順次開くとして参加を呼びかけた。

 対象は小学4年生~中学3年生で、事前申し込みは各会場定員15人として電子メールで受け付け。串本会場には田辺市~新宮市から12人の申し込みがあったという。

 当日は午前と午後の2部構成。午前の部はラジオキットの組み立てと電波の利用で同校の平野廣佑助教、午後の部はマイコンモジュール「M5Stack」を用いたプログラミング体験で同校の岡部弘佑准教授が講師となり実施した。同校5年生2人と同財団職員3人がサポートし、両部の合間では同校や高専ロボコンの紹介などもあった。

 午前の部は基板や部品を組み上げる感覚を体験し、ラジオ放送の受信成功を足掛かりにして電波とは何かを学習。午後の部は同モジュールの加速度センサーが捉えた特定の状況に対して特定の音を出す命令を与えるプログラミングが主な内容で、この作業はIoTの発想に通じると小中学生に紹介しつつ、挑戦を促した。

 両部に取り組んた後は修了証書を受け取って終了し、組み立てたラジオは持ち帰り。新宮市から参加した青木尚之君(三輪崎小6年)は「工作やプログラミングが好きなので参加してみた。難しいところは特になかったし、周波数を使って音階が奏でられるのは今まで知らなかった発想で、きれいに音を鳴らすことができて楽しかった。また参加してみたい」とコメントした。

(2022年8月27日付紙面より)

ラジオキットの組み立てに挑戦する小中学生=24日、串本町文化センター
2022年08月27日
17 郷土愛深め米の大切さ知る
 近大新宮中1年が稲刈り体験  (新宮市熊野川町 )

 新宮市の近畿大学附属新宮中学校(池上博基校長)の1年生48人は24日、同市熊野川町日足の田んぼで稲刈りを実施した。生徒たちは農業活動に取り組む「MYNS(マインズ)」(南本安信代表)のメンバーに教わりながら、鎌を手に金色の稲穂を刈り取った。

 ふるさと教育の一環で2016年から開始。市の教育目標である「郷土への誇りと愛着を育む教育の充実」を目的に、地元農家と協力した体験を通じて地元への愛着を深めようと行われている。作業体験や脱穀、乾燥などを見学することで農家の人たちへの感謝の気持ちと米を大切にする心を養う。田んぼは11年の紀伊半島大水害で浸水被害を受けた場所にあり、地域活性化のため積極的な取り組みで、復興に向けて頑張る地域の姿を伝える狙いもある。

 生徒たちは、4月にMYNSが所有する広さ約10㌃の田んぼで田植えを実施。この日はJAみくまのの清水重良さんから鎌の扱い方や作業の説明を受けると、協力しながら稲を刈っていった。

 大前美結(みゆう)さん(13)は「田植えから稲刈りまで初めての経験でしたが楽しかったです。自分たちが携わった稲がしっかり成長してくれ、特別な感情がある。改めて作物の大切さを実感しました」。

 南本代表は「生徒みんなの一生懸命に作業する姿が見られました。身をもって体験することで、育てることの大切さをいつまでも忘れないでもらえれば」と話していた。

(2022年8月27日付紙面より)

鎌を使い丁寧に稲を刈る生徒=24日、新宮市熊野川町
2022年08月27日
18 山口酒店が優勝 第181回職場対抗ボウリング大会 
2022年08月27日
19 南紀が準決勝進出
 ボーイズリーグ和歌山大会が開幕  
2022年08月27日
20 夏休みの自由研究を手助け  宇久井ビジターで名前調べ  (那智勝浦町 )
2022年08月27日
21 熱中症は予防が大事  田島幸治医師が対策講座  (新宮市熊野川町 )
2022年08月27日
22 改築に向け一部解体  紀南学園で工事進む  (新宮市 )
2022年08月27日
23 区民らが次々お参り  中葉地蔵で「地蔵盆」  (新宮市 )
2022年08月27日
24 MRと自動運転走行を紹介  5社合同で実証実験を実施  (南紀白浜空港 )
2022年08月27日
25 弘法湯、9月中開業目指す  新たな運営得て改装大詰め  (串本町 )
2022年08月27日
26 3年ぶり、中学校陸上競技大会  男女計27種目で熱戦  (熊野南郡 )
2022年08月27日
27 現職陣営のみ出席  御浜町長選事前説明会  
2022年08月27日
28 命の始まりと大切さ学ぶ  きほっこで助産師が授業  (紀宝町 )
2022年08月25日
29 大地には自然の脅威もある 後誠介さんが「紀伊半島大荒れ」を出版 (那智勝浦町)

 那智勝浦町在住で和歌山大学客員教授(災害科学・レジリエンス共創センター)、南紀熊野ジオパーク推進協議会学術専門委員を務める後誠介さんが30日付で「紀伊半島大荒れ 大地の成り立ちからみた豪雨災害」(はる書房)を出版する。前作「熊野謎解きめぐり 大地がつくりだした聖地」の姉妹本の位置付けとなる今作について後さんは「前作では大地の成り立ちによってできた熊野の景観や霊場の魅力を伝えた。今回、大地には災害という自然の脅威があることをつづっている。前作が表、今回が裏になる」と話している。

 本作は紀伊半島を襲った過去の大水害に着目し、自然災害が大きな災害へとなる仕組みなどを詳細に解説し、後さんが各地で実施した防災講演の内容を基に書き改めたものだ。また、カバー絵に使用している「新宮川水系図」は後さんが自身で手がけている。

 これまで後さんが本紙で発表した記事や論文を用いたコラムも掲載されている。写真は自身が撮影したものに加え、那智谷大水害遺族会や本紙が提供している。

 本はA5判並製の120㌻カラー(ISBN978―4―89984―202―6)。税込み1430円。3章立てで、「伝えたい災害の記憶」「ちょっとひと休み」「これも知っておこう」などのコラムも掲載。「でき方の違う大地は壊れ方が違う」という点に着眼し、大地の成り立ちから豪雨災害を考える内容となっている。

 「平成の大水害は地形図と地質図がそろっており、大地の成り立ちという視点から豪雨災害を考えることができた」と後さん。

 第1章「あっという間に避難できなくなる……」では平成の紀伊半島大水害において、事態急変の原因やその根底に迫り、被災者の体験談や土砂災害からの避難情報を課題として取り上げている。

 第2章「土砂災害を引き起こしたカギは?」は多発した大規模崩壊と土石流の特徴や紀伊半島の大地の成り立ちをひもとく。「大規模崩壊が北向き斜面で多発」「大きな岩塊を伴う土石流は南向き斜面で多発」「雨量が多かった北山川の上・中流域では崩壊の規模・頻度が低かった」など、紀伊半島大水害の「3つの不思議」を解説。

 第3章「避難のタイミング」では、明治、昭和、平成に繰り返し紀伊半島大水害が発生している点に触れるとともに、「土壌雨量指数」が370~480で岩塊を含む土石流や大規模崩壊が発生していることなどを分かりやすく記した。

 前作に引き続き、同町在住の新聞記者・須川達也さんが本の構成についての提案や助言を行い、新宮市在住のアーティスト・平野薫禮(ぐれ)さんがキャラクターやイラストを描いている。

 後さんは「地質学は歴史科学。新たな視点を加えて、合理的根拠の下に本を執筆した。市町村や学校の職員の皆さま、防災や自然保護に取り組む方々に読んでいただけると幸いです」と語った。

 本は和歌山県内や三重県では販売されており、東京や大阪などの全国書店は30日(火)から販売される。通販サイトのアマゾンでは現在、予約を受け付けている。

 熊野新聞社新宮本社でも若干数販売している(税込1430円)。直接引き渡し。現金のみ。なくなり次第終了。

(2022年8月25日付紙面より)

「紀伊半島大荒れ」を出版する後誠介さん
2022年08月25日
30 打ち上げ見据えて試乗会
 観光クルーズの模索進む  (串本町 )

 海上からのロケット「カイロス」打ち上げ見学を見据えた観光クルーズ事業化の模索が串本町内で進んでいる。その当事者による試乗会が21日にあり、想定航路一帯に理解のある関係者に乗船と事業化に向けた意見の協力を求めるなどした。

 このクルーズは昨年9月、必要性を見越した南紀串本観光協会が前述した見学にも対応できる内容を組んで試行。後にその形を収益事業化して町を盛り上げたいと考え旅行業務取扱管理者資格を取得した令和トラベル(岡本将和代表)と漁船「光芽那丸」(瓜田有冶船長)が名乗りを上げ、同協会はその支援協力をする立場に回って実現を目指している。

 現在はクルーズの催行に必要な条件が整った段階で、内容の立案~商品化が目下の課題。今回の試乗会は巡航先にある各地域資源への理解がある関係者から事業化に向けた意見をもらって内容を磨く趣旨で計画し、同協会の仲介で東牟婁振興局や南紀熊野ジオパークセンター、役場産業課や企画課の各職員が協力した。

 当日は和歌山東漁業協同組合の協力で乗降しやすい同組合串本本所の浮桟橋を発着場所とし、橋杭岩~紀伊大島金山下の海食洞~箱島付近〈ロケット「カイロス」打ち上げ見学海域〉~くしもと大橋一帯を巡る約1時間の内容で実施。ガイドも同乗する予定だったが都合がかみ合わず中止となり、瓜田船長は想定時間に沿って船を進めることに専念し、同協会の宇井晋介事務局長と岡本代表が各巡航先で関係者の意見を聞く形で成果を目指した。

 同日現在、催行開始のめどは未定。12月のロケット「カイロス」打ち上げ開始が濃厚視される状況にあり、間に合わせる形で事業としての実動を目指したいとしている。

 主導する岡本代表は「浮桟橋を使わせてくれる和歌山東漁協の組合員優先で利潤が回る体制にしたい」として引き続き従事する漁船の裾野を広げたい考え。さらに収益事業としての安定を図るため、打ち上げ見学以外の内容も複数考えて利用頻度を高めることも今後に見据えて臨んでいる。

(2022年8月25日付紙面より)

各巡航先に理解がある関係者の協力を得て実施した試乗会の様子=21日、串本町沖
箱島付近の打ち上げ見学海域で意見を交える関係者ら
2022年08月25日
31 「笑顔」が永遠のテーマ
 「広報きほう」が200号迎える  (紀宝町 )

 紀宝町が毎月1回発刊する広報紙「広報きほう」が9月号で200号を迎えた。企画調整課の2人が担っており、大森菜央さんは「担当して1年4カ月になります。今回、200号を迎える上で歴代担当者や町民の皆さんに話を聞いて、その思いも実感できた。皆さんの思いを受け継いで、これからも親しまれる紙面をつくっていきたい」、愛野裕基さんは「内閣総理大臣賞受賞後に担当が決まり、プレッシャーしかなかったが、一生懸命取り組んできた。今後も大森さんをサポートしていきたい」と話す。

 広報きほうは、当時の鵜殿村と紀宝町が合併した2006年1月の翌月から発行。これまで県広報コンクールで幾度も特選に輝き、全国コンクールで最高賞の内閣総理大臣賞を受賞するなど数々の賞に輝いてきた。

 毎年12月号で特集を組んでおり、2019年度の「LGBT」、20年度の「老いじたく」が2年連続で総務大臣賞を受賞した。

 記念すべき200号では、見開き2㌻で歴代担当者や町民へのインタビュー、配布されるまでの流れなどを掲載した。

 16年にわたり町の情報を発信し続け、発刊100号の際、広報きほうの永遠のテーマは「笑顔」と紹介した。現在担当する2人は「これからも楽しく、伝わりやすい広報を目指していきたい」と口をそろえた。

(2022年8月25日付紙面より)

「これからも楽しく」と笑顔を見せる広報担当の大森菜央さん(右)と愛野裕基さん
2006年2月の「広報きほう」第1号
2014年5月に迎えた100号
2022年08月25日
32 思い思いの作品が完成
 中央児で夏休み工作  (新宮市 )

 新宮市野田の中央児童館で22、23の両日、夏休み工作「牛乳パックランタンを作ろう」があった。同館に登録している小学1~4年生19人が手作りのランタンを作った。

 子どもたちは職員から使用する材料の紹介や作り方、注意事項の説明を受けた後、作業を開始。1日目は三つ折りにした障子紙をコップに入った絵の具に数回浸して色染めに取り組み、破らないよう丁寧に広げて乾燥させた。

 2日目には前日に乾かした紙を小さくならないようにはさみで四角形に切り、のりを塗った牛乳パックに貼り付けていった。最後はリボンと革ひもの中から好みの物を選び、パックの上部に取り付けて思い思いの作品を完成させた。

 山本梛温(なの)さん(7)は「剝がれてこないように障子紙を貼る作業が少し難しかったけど楽しかった。初めて作ったわりにはうまくいったので出来は90点。家に持ち帰って飾りたい」と話していた。

(2022年8月25日付紙面より)

「牛乳パックランタン」作りに励む子どもたち=23日、新宮市野田の中央児童館
思い思いの作品を完成させた
2022年08月25日
33 手分けして今年の実り収穫  潤野の水田で利用者や職員  (エコ工房四季 )
2022年08月25日
34 仕掛け三つで5匹捕まえる  高池小4年生がウナギ石漁  (古座川町 )
2022年08月25日
35 三輪崎海水浴場に多数  高田自然プールも好調  (新宮市 )
2022年08月25日
36 冠水孤立の解消目指す  高田相賀線の道路改良  
2022年08月25日
37 3年連続で規模縮小を決定  宇久井神社例大祭  (那智勝浦町 )
2022年08月25日
38 ウナズキギボウシの花  新宮市高田の岩場で  
2022年08月25日
39 秋季リーグの上位目指す  同志社大卓球部が合宿  (那智勝浦町 )
2022年08月25日
40 積極的にチャレンジを  県立新宮高校で始業式  
2022年08月25日
41 矢渕中学校が3位入賞  三重・熊野バレーボール大会  
2022年08月25日
42 地元の「熊野選抜」が優勝  第18回中学軟式野球大会  
2022年08月25日
43 お悔やみ情報
  
2022年08月23日
44 初の全体行事で地域防災力向上を
 幼少年婦人防火委が研修会  (新宮市 )

 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で20日、令和4年度市幼少年婦人防火委員会の防災研修会があった。市内三つの自主防火組織が参加。防災講話や活動報告などを通して防災意識の高揚を図る機会とした。

 幼少年婦人防火委員会は▽婦人防火クラブ(端地遥会長、7クラブ114人)▽王子ヶ浜少年消防クラブ(川嶋丈温委員長、14人)▽白梅幼年消防クラブ―の自主防火組織により構成されている。

 当地域に甚大な被害をもたらした紀伊半島大水害(2011年)から11年。同研修会は「紀伊半島大水害を教訓に地域防災力の強化~命を守る経験を次の世代へ~」と題し、未曽有の災禍や水害の教訓を伝え、地域防災力の強化を図ることを目的に同委員会初の全体行事として開催した。(一財)日本防火・防災協会が共催。市消防本部が協力した。

 研修会は、白梅幼年消防クラブの防火太鼓で幕開け。同委員会長の垣内一男消防長は、各団体の日頃からの火災予防啓発活動への協力に感謝。研修会実施に至った経緯について説明し「防火太鼓はとても元気が良く力を頂いた。この素晴らしいホールで開催できてうれしい。実りの多い研修会となれば」とあいさつした。

 来賓の田岡実千年市長は「紀伊半島大水害から来月で11年を迎える。私たちはこの災害を教訓として市の防災に生かしていかなければ。災害から一人の犠牲者も出さないという強い信念の下、防災対策の一層の充実、強化を図るためには皆さまのより一層の協力が必要」と呼びかけた。

 王子ヶ浜小6年生で組織される王子ヶ浜少年消防クラブは、煙体験や天ぷら油火災実験、消火器取り扱い訓練など、動画を通して活動内容を紹介。「これからも知識や技術を学びながら、将来の地域防火防災リーダーの担い手となるために頑張っていきます」と誓いを新たにした。

 市消防本部予防課は近年の火災状況や動向などを説明。「住宅火災による死者の主な原因として逃げ遅れが過半数を占めている。発見の遅れが被害を拡大させる」と述べ、住宅用火災警報器の設置や交換への協力を求めた。

 防災講話では減災カフェ主宰の上野山巳喜彦さんが「体験談から振り返る紀伊半島大水害」を演題に講話。当時の様子を写真と証言で紹介し「過去に学び、現在を点検し、未来に備えることが大事。令和に生きる私たちは科学・技術の力、先人の知恵、共助の力を合わせた多重防御が必要」と伝えた。

(2022年8月23日付紙面より)

白梅幼年消防クラブの防火太鼓で幕開け=20日、新宮市の「丹鶴ホール」
王子ヶ浜少年消防クラブが活動内容を紹介した
2022年08月23日
45 町長に全国大会優勝報告 堀愛菜さんと堀結菜さん (串本町)

 串本町の少年野球チーム・串本オーシャンズの木下正己監督と選手の堀愛菜さん、堀結菜さん(ともに潮岬小6年)らが19日、田嶋勝正町長に全国大会「NPBガールズトーナメント2022全日本女子学童軟式野球大会」に出場し優勝したことを報告した。

 この大会は7月29日から8月4日まで石川県内であり、全国の43チームがトーナメント形式で対戦。愛菜さん、結菜さんを含む6年生主体のチーム「和歌山ハーモニーズ」(和田昌宏監督、選手14人)を結成して参戦し、6戦を勝ち抜いて優勝をつかみ取った。

 2人は兄に刺激を受け小学1年生の終盤で串本オーシャンズへ入団し軟式野球を始めた。最高学年となった現在のポジションは愛菜さんがキャッチャー、結菜さんはピッチャーとファースト。和歌山ハーモニーズでは外野手(ともにライト)として2月以降7回の合同練習に参加し、その成果も発揮して今回の勝利に貢献した。

 報告には堀さんの両親も同席。木下監督から経緯の説明を受けた田嶋町長は「一つのスポーツに打ち込んでこういった舞台に立つことは良い経験になるし、多くの人に接する機会もあって視野も広まる。君たちの年齢でその経験をすることは素晴らしいことだと思う」とたたえ、懇談をする中で今後別の新しい挑戦を始めたいと2人が考えていることを知り「今経験していることは、野球に限らずいろいろな場面で自分の肉となり血となって返ってくると思う。これからまた新たな目標をつくって挑むにしても精いっぱい頑張ってほしい」と後押しした。

 「力を出し切れた」と同大会を振り返る2人。今後も9月の近畿大会など試合の予定があり、有終の美を目指して卒団まで頑張りたいと意欲を示していた。

(2022年8月23日付紙面より)

全国大会優勝を報告する堀愛菜さん(左)と堀結菜さんら=19日、串本町役場本庁
2022年08月23日
46 美術教育の実践報告
 東牟婁地方美育協会が研修  (那智勝浦町 )

 東牟婁地方美育協会(芝﨑勝善会長)は19日、那智勝浦町立宇久井小学校で「第63回那智山研究集会」を開いた。新宮・東牟婁地方の幼稚園・小中学校から教職員40人が参加し、図画工作や美術に関わる実践報告や講義に、熱心に耳を傾けた。

 畿央大学教育学部の西尾正寛教授、和歌山大学教育学部の丁子かおる准教授を講師に招き、3年ぶりに開催した。

 実践報告では、今年10月に和歌山県で開催予定の第73回造形表現・図画工作・美術教育研究全国大会および第76回和歌山県図工・美術教育研究大会で、研究発表する教諭らが経過を述べた。

 新宮市立丹鶴幼稚園の松尾れいか教諭は、感触や素材との触れ合いを重視した園児たちの造形活動について報告。生き物の観察を通じた絵画制作や粘土・段ボールを使った遊びの様子を振り返り、写真と文章を組み合わせた「ドキュメンテーション」による教職員・保護者間の情報共有についても語った。

 北山村立北山小学校の福田誠教諭は「不易と流行の視点から見直す地域の木版画教材」と題して発表した。約70年の歴史を持つ「東牟婁地方学校版画展」の取り組みに言及し、本年度の北山小学校の5、6年生7人が取り組んでいる共同版画制作に言及。那智勝浦町立勝浦小学校の5年生が「那智勝浦町」をテーマに多色刷りの「彫り進み版画」を制作したことにも触れた。

 講師による講義や色彩・色調に関する実技講習もあり、西尾教授は「外からの情報を取り入れ、美術教育に生かそうとする先生方の熱意が素晴らしい」と話していた。

(2022年8月23日付紙面より)

アートカードによるマッチングゲームに取り組む=19日、那智勝浦町立宇久井小学校
北山小学校と勝浦小学校で制作している共同版画など
2022年08月23日
47 「非常時こそ地域の力を」
 講話で避難生活考える  (御浜町 )

 御浜町は21日、防災講話「地域における防災力の重要性 避難所で過ごす生活とは」を阿田和の町中央公民館で開催した。自主防災組織に関わる町民らが聴講し、避難生活や避難所運営について考えた。

 町には阿田和、下市木、上市木、志原、尾呂志、神木の6地域に計65の自主防災組織が活動している。講話は研修の一環として町民対象に企画し、三重大学大学院地域イノベーション学研究科、三重大学地域圏防災・減災研究センター准教授の水木千春さんを講師に迎えた。

 講話で水木さんは近年の気象について「台風に関係なく線状降水帯が発生し、局所的に雨が降っている。日本のどこで被害が出ても不思議ではない」と指摘。「非常時こそ、地域の力が必要」とし、災害を見据えて日頃からリアルな訓練を重ねることや、運営側だけでなく、避難者の協力が必要不可欠で、地域にも事前に周知しておくことの重要性をアドバイスした。

 「災害発生時は誰もが切迫した状態になり、強い不安やストレスが重なる」とした上で、避難所ではさまざまな問題が発生することを紹介。プライバシー、食事、健康、衛生、トイレなどの問題のほか、子どものいる世帯や高齢者、外国人などへの配慮も欠かせないとした。また、感染症対策を考慮した避難所のレイアウトや運営のポイントについても説明した。

 あいさつした大畑覚町長は昨年度に町総合計画を策定し防災対策を進めていることや、6地域で避難所運営マニュアルが作られたことを報告。「今後台風シーズンを迎えるに当たり、警戒を強めている。自主防災組織の皆さんには町職員と一緒になって取り組んでもらえたら」と日頃の活動に感謝を示し、今後の協力を求めた。

(2022年8月23日付紙面より)

自主防災組織の住民らが聴講した=21日、御浜町中央公民館
講師の水木千春さん
2022年08月23日
48 貝砂を観察し気付き得る  小学生を対象にイベント  (南紀熊野ジオパーク )
2022年08月23日
49 プログラミング制御を学ぶ  串本町でロボット教室開講  (県宇宙教育研究会 )
2022年08月23日
50 厳正な抽選で参加者確定  サーカスショーに856人申し込み  (新宮市 )
2022年08月23日
51 歩いて健康と名産品を獲得  「旅するつもりでウォーキング」  (那智勝浦町 )
2022年08月23日
52 ウミホタルはなぜ光る?  発明クラブが野外活動  
2022年08月23日
53 県下高校野球新人戦が開幕  新宮が初戦突破、有・串・新連合は敗退  
2022年08月23日
54 秋季関西リーグに向けて  佛教大卓球部が3年ぶりに合宿  (那智勝浦町 )
2022年08月23日
55 有症状者対象に検査キット  オンラインで受け付け  (三重県 )
2022年08月23日
56 1等当選者に商品券  健診受診者対象の抽選会  (御浜町 )
2022年08月23日
57 またいつか、この仲間で演奏を  関西コンクールで銀賞受賞  (新宮高校吹奏楽部 )
2022年08月23日
58 お悔やみ情報
  
2022年08月18日
59 遺族らが冥福を祈り
 初精霊船を見送る  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の勝浦初精霊送り実行委員会(大嶽勝司委員長)は16日、同町築地の勝浦漁港で勝浦地区の初精霊送りを営んだ。参列した遺族らは静かに手を合わせ冥福を祈り、初精霊船を見送った。

 勝浦地区では1955(昭和30)年に当時の青年会が、海を汚さない配慮から合同での行事を始めたという。現在は同実行委員会が中心となり、勝浦6区の区長や運営委員が協力。海翁禅寺、正念寺、法泉寺の住職が出仕し、地域を挙げての盆行事となっている。

 昨年に引き続き、アルコール消毒やマスクの着用に加え、各世帯最少人数での参列、一般焼香は行わないなど新型コロナウイルス感染症対策を呼びかけた。

 今年の初精霊は34柱だった。住職らの読経が始まり、各世帯の代表者が焼香を行った。灯籠を乗せて進む初精霊船に遺族が静かに手を合わせ見守った。

 また、実行委員会の高齢化などに伴い、昨年から追悼花火は業者に依頼。打ち上げられた花火が町の夜空を照らした。

 大嶽委員長は「天候に恵まれた。昨年より初精霊が少なかったことは良かったことだと思う。多くの皆さまにご参列いただけるように、早期のコロナ終息を願っています」と話していた。

(2022年8月18日付紙面より)

初精霊送りが営まれた=16日夜、那智勝浦町の勝浦漁港
多くの遺族が初精霊船を見送った
2022年08月18日
60 常設エコ広場、10月から開始
 各課が所管事務を報告  (新宮市議会教育民生委 )

 新宮市議会の教育民生委員会(濵田雅美委員長、6人)が16日、新宮市役所であった。市立医療センターや健康福祉部、教育委員会などが所管事務を報告した。

 医療センターからは、奨学金貸し付けや入院・外来患者の状況などについて報告があった。4月に開設した高度治療室(HCU)の利用率は7月末で63・9%(累計390人)であり、分娩(ぶんべん)予定者数は7月末現在で来年3月までで91人であるとした。委員は8月から開設した助産師外来の状況や看護師数、新型コロナウイルス感染症患者受け入れに伴う病棟の現状などについて確認した。

 健康福祉部からはコロナ関連相談者数、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金の支給状況、低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金の支給状況などについて各課が報告。旧王子幼稚園舎を活用した放課後児童クラブの開設については、早期開設に向けて検討を進めていくとした。

 保健センターは、3年ぶりの実施となった骨密度測定について、4回の実施で320人が参加したと説明。新型コロナワクチン接種推進室は、8月7日現在で4回目接種の対象者(60歳以上)1万2373人のうち、31・16%に当たる3856人が接種済みであるとした。

 委員は各支援金などに関して「相談しやすい窓口の設置を」。また、重症化を防ぐため3回目接種を推進する取り組みの必要性を訴えた。

 市民生活部・市民窓口課はマイナンバーカード交付率などの推移やマイナンバーカードが保険証として利用可能な医療機関などについて報告。委員からは「交付率向上を目指すならまずは市職員からでは」「メリットの周知や市民の不安を払拭する取り組みを」などの声が上がった。

 生活環境課は、燃やせるごみの減量化と市民の利便性の向上を目指して開設する常設エコ広場について、10月3日(月)からの運用開始を目指して現在、市役所第4駐車場内にシャッター付きプレハブ倉庫を建設していると話した。分別品目は通常のエコ広場と同様の燃やせるごみを除く18品目。開設日・時間は市役所開庁日の午前9時~午後4時を予定しているという。

 また、教育政策課からは和歌山県市町村課から市財政課に対し、市立丹鶴幼稚園の定員を実利用人数に合わせて見直すよう通知があったと報告。9月議会に収容定員について規定した市立幼稚園条例の一部改正議案を提出し、令和5年度から定員を105人から70人に変更する予定であるとした。

 文化振興課は、市文化複合施設「丹鶴ホール」内、文化ホールの使用率や市立図書館の利用状況などについて説明。委員からは、文化ホール使用時の図書館や熊野学エリア利用者の動線に配慮を求める意見もあった。

 施設内の床のひび割れやつなぎ目が隆起している部分があるのではといった指摘に対し当局は「表面が乾き、ひびが割れてしまうのはコンクリートの性質状仕方がないことだと聞いているが、建築業者と協議して対処していきたい」と述べた。

(2022年8月18日付紙面より)

教育民生委員会の様子=16日、新宮市役所
2022年08月18日
61 盆前に2回計145匹が誕生
 ウミガメ類のふ化始まる  (串本海中公園 )

 串本町有田にある串本海中公園センター水族館(森美枝館長)で今年も、展示飼育するウミガメ類が産んだ卵のふ化・脱出期が始まった。今年は7月24日までにアカウミガメの産卵を12回ほど確認。飼育担当の吉田徹副館長は9月下旬まで稚ガメの誕生(=脱出)が続くとみて、今後も観察を続けるという。

 同館は屋外の大型水槽「ウミガメプール」でウミガメ類の大型個体を展示飼育。この水槽には後に人工産卵場が追加整備され、繁殖もできる環境となっている。

 近年は毎年のように産卵があり、今年はアカウミガメの完全飼育第2世代「くしもトリオ」(12歳の雌3匹)のもーちゃんが6月9日に産卵したのを皮切りに、アカウミガメの産卵が続いたという。

 今年最初の稚ガメ誕生は8月11日夜で6月9日産卵分から65匹、次いで8月12日夜に6月10日産卵分から80匹が砂中から這(は)い出た。ふ化直後の稚ガメは3~4日ほど母親が作った産卵巣にとどまり砂の中から這い出るタイミングを見計らうとされ、逆算して今回誕生した稚ガメがふ化するまでに要した日数は60日弱。吉田副館長は予想より1週間ほど早く、加えて過去の実績平均でふ化率3割前後となる飼育環境にあって高いふ化率でもあることから、これらの卵はかなり好条件に恵まれたと状況を語る。

 今年は「くしもトリオ」のしーちゃんの産卵も確認し稚ガメ誕生を注視中。くーちゃんは今年も産卵をしていないが、砂を掘って産卵巣を作る行動を確認しているそうで、「くしもトリオ」はいずれも成熟に達したと判断している。16日時点の今年誕生した稚ガメの数は145匹で、20日(土)をめどに館内の稚ガメ用水槽で展示飼育を始める予定。館内のトピックス水槽でアカウミガメの卵も展示中で、併せて観察してもらえればとしている。

 昨年、4年ぶりに誕生したアオウミガメの親は2年周期で産卵する傾向にあり、今年は傾向に沿うように産卵が確認できていないという。

(2022年8月18日付紙面より)

今年誕生したアカウミガメの稚ガメ(母親はもーちゃん)=16日、串本海中公園センター水族館
2022年08月18日
62 コロナ収束などを祈願
 天御中主神社で神事斎行  (新宮市 )

 新宮市佐野の天御中主(あめのみなかぬし)神社(髙橋正樹宮司)で16日、新型コロナウイルス感染症の収束などを祈る神事が営まれた。佐野柱松実行委員会(瀬古尊夫会長)の役員ら6人が参列し、神様をたたえて地域の平穏無事を願った。

 同委員会は例年、8月16日に新宮港緑地公園で「佐野柱松」を実施しているが、感染症拡大の影響により2020年から3年連続で中止を余儀なくされた。

 柱松は害虫駆除などを願い、元は江戸時代から続く伝統的な火祭り。戦時中に一時中断し、1948年に佐野青年会が再開させたものの58年に途絶えていた。その後、佐野区の有志区民たちが「祭りをよみがえらせたい」との思いから93年に復活させて以来、27年連続で開催を続けてきた。かつては「木本の花火か佐野の柱松」と語られており、地区の夏の風物詩になっている。

 神事では髙橋宮司が祝詞を奏上した後、瀬古会長をはじめ参列者がコロナウイルスの収束や五穀豊穣(ほうじょう)、地域住民の健康などを祈願し、玉串を供えていった。

 瀬古会長は「無事に神事を終えて安心しました。3年連続の中止で残念な思いが大きいが、今も最前線でコロナに向き合ってくれている医療従事者の皆さんの苦労を考えると、密をつくりリスクを高めるわけにはいかない。『来年こそ』という気持ちを諦めず、また盛大に祭りを行えるのを信じて頑張っていければ」と話していた。

(2022年8月18日付紙面より)

神事に参列した皆さん=16日、新宮市佐野の天御中主神社
会員たちが玉串をささげた
2022年08月18日
63 思春期教育の推進など  紀南地域母子保健医療推協  (実務委員会 )
2022年08月18日
64 硬式球の感触確かめる  野球教室に中学3年生参加  
2022年08月18日
65 美しい顔立ちのフヨウ  夏を代表する花、咲き誇る  (紀宝町 )
2022年08月18日
66 おどりおどれよ薬師の庭で  平尾井薬師堂で「夏の大祭」  (紀宝町 )
2022年08月18日
67 有事のスムーズな開設目指し  職員らが避難所設営訓練  (新宮市 )
2022年08月18日
68 益栄丸が優勝飾る  三輪崎公民分館「盆野球大会」  (新宮市 )
2022年08月18日
69 目標に向かって歩み進めて  二十歳を祝う会に9人  (田辺市本宮町 )
2022年08月18日
70 夏の成人式で門出祝う  式簡素化し年度ごとに開催  (太地町 )
2022年08月18日
71 チーム「下克上」が優勝  第18回串本町盆野球大会  
2022年08月10日
72 認定に向け、現地調査実施
 南紀熊野ジオパーク  

 今年4月に行ったユネスコ世界ジオパーク国内推薦申請に伴い、南紀熊野ジオパークの現地調査が行われている。日本ジオパーク委員会の中田節也委員長(東京大学名誉教授・防災科学技術研究所火山研究推進センター長)、田中裕一郎委員(産業技術総合研究所地質調査総合センターシニアマネジャー)、ヴォウォシェン・ヤゴダ委員(隠岐ジオパーク推進機構)が、7~10日の4日間の日程でエリア内で地質遺産の価値や保全、活用の仕組みなどについて調査を行う。

 南紀熊野ジオパークは、プレートの沈み込みに伴って生み出された3種類の大地、それらが作る独特の景観、温暖湿潤な気候がもたらす多種多様な動植物、そこから生まれた熊野信仰や筏(いかだ)流しなど、数多くの自然や文化を体験できるエリアとして2014年に日本ジオパークに認定され19年に再認定された▽新宮市▽白浜町▽上富田町▽すさみ町▽那智勝浦町▽太地町▽古座川町▽北山村▽串本町▽奈良県十津川村の一部―の10市町村からなるエリア。

 このたびの調査は、同ジオパークを世界ジオパークに推薦するかどうかを審査するためのもの。また、日本ジオパークとしても4年に1度の再認定審査の年でもあるため、前回再認定審査時からのジオパーク活動の進展なども併せて審査される。

 現地調査2日目の8日、3人の委員らは北山村、新宮市、太地町を訪問。県立新宮高校では「南紀熊野ジオパーク探偵団」の活動紹介があり、同校3年の坂本美波さんが昨年10月に白浜町と新宮市の三輪崎海岸で調査した、海洋ごみの現状や課題などについて英語でプレゼンテーションを展開。委員らが活動概要について質問し、坂本さんや東垣(あずま・わたる)同探偵団長(南紀熊野ジオパークセンター長)が解答。坂本さんは「環境問題について自分が知っていたことは小さなことだと感じた。(調査は)新しい発見があった。いい経験になったと思う」などと報告した。

 熊野速玉大社では田岡実千年市長が委員らを出迎え、応援に駆け付けた濱口太史県議らが見守る中、市観光協会登録ガイドの西浦康代さんが同大社や周辺の歴史的背景を紹介した。

 委員らは10日にかけて、那智の滝や橋杭岩、一枚岩などのジオサイトを見学したり、ジオサイトを体験したりする予定。

 現在、世界では44カ国169のユネスコ世界ジオパークが認定されており、日本では9地域が登録されている。国内推薦の可否は9月ごろに決定する見通しだ。

(2022年8月10日付紙面より)

4日間の日程でエリア内のジオサイトなどを訪問する=8日、新宮市の熊野速玉大社
県立新宮高校では「南紀熊野ジオパーク探偵団」の活動紹介があった
2022年08月10日
73 神経発達症の対応学ぶ
 新宮東牟婁特別支援教育研究会  (那智勝浦町 )

 新宮東牟婁特別支援教育研究会(松本潤会長)は2日、那智勝浦町の体育文化会館で教職員ら70人を対象とした夏季研修会を開いた。南和歌山医療センター小児科に勤務し、瀬川記念小児神経学クリニック理事長の星野恭子さんが講師を務め「神経発達症の対応~薬物療法と中長期的な展望~」と題し、さまざまな症例や対応について講演した。

 星野さんは知的能力障害やコミュニケーション症群、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、限局性学習症(SLD)、運動症などの神経発達症について詳細を説明。

 治療の原則として、「早寝早起き、睡眠を整える」「昼間の活動、運動、覚醒が大切」「保護者の理解は必須」「報酬系に留意した接し方を指導」「小児内科的視点を忘れない」「ゲーム、メディアの過剰に注意」を挙げた。

 発達障害の支援を考える上では、本人や保護者が個性として理解し、疾患として脳科学的視点を持つこと、養育者も家族や貧困などの問題を抱えているケースがあると報告。支援体制や薬物療法に頼れる良い仲間・集団を探すこと、長期の支援について話した。

 星野さんは本人が自分を理解できなければ、自己肯定感が低くなり結果、孤立を招いてしまうと危惧。教職員がかける言葉の例も伝えた。

 障害が理解されずに起こる適応障害やうつなどの二次障害にも触れ、保護者からの温かい言葉も必要であると述べた。

 脳内の報酬系が強く、神経が過度に興奮、中毒に陥る、前頭葉系が萎縮してしまうなどの理由からゲームやネット依存の注意点を述べた。対応策としては昼間、本人が過ごせる場所をつくることが有効であると提案した。

 症例の紹介や対応のほか▽行政が行う発達障害者への支援施策の利用▽受給できる手当や年金に必要な診断書の作成▽薬物による治療▽支援グループの存在▽就労支援▽就労の多様化▽作業療法や言語療法、ソーシャルスキルトレーニング、ペアレントトレーニングなどの療育―などの詳細を解説した。

 星野さんは「傾聴し寄り添い、具体的な方法を提案し、希望を与え関係機関と連携を取り、現実的な支援に向かって動く」ことが重要とし「未来は変えられる。支援や治療があるので頼ってください」と述べた。

 その後は質疑応答が行われた。松本会長は「教師も学び続けていかなくてはならない。医療や保健、福祉と連携することが最も大切。今後も一人一人の子どもに寄り添っていきたい」と語った。

(2022年8月10日付紙面より)

神経発達症について学びを深める教職員ら=2日、那智勝浦町の体育文化会館
星野恭子さん
松本潤会長
2022年08月10日
74 映画や企画展見て考える
 串本中が平和登校日活動  (串本町 )

 串本町立串本中学校(濱﨑和司校長、生徒118人)が5日、文化センターで平和登校日の活動に取り組み生徒に戦争と平和を考えるきっかけを託した。

 広島に原子爆弾が投下された日に合わせて毎年実施している校外行事。戦時を伝える映画を鑑賞し、込められたメッセージを受け止める内容が慣例となっている。

 本年度は沖縄・津堅島の戦禍を題材とした作品「かんからさんしん」(1989年作)を上映。鑑賞に先立って濱﨑校長は平和登校日の趣旨を伝えて最後まで見届けることなどを呼びかけて生徒の気持ちを引き締めた。

 同センター2階ホワイエでは企画展「第五福竜丸建造75年平和の歴史展」が実施中で、濱﨑校長は巡り合わせを生かして映画鑑賞後に見学することも推奨。生徒は時間が許す限り展示の内容を確かめ、この日の経験の一助とした。

(2022年8月10日付紙面より)

「第五福竜丸建造75年平和の歴史展」を見学する串本中の生徒ら=5日、串本町文化センター
2022年08月10日
75 紀伊半島一周高速道路実現を 東紀州に高速道路をつくる会 

 東紀州に高速道路をつくる会(垣内貴会長)は、御浜町役場くろしおホールで本年度の総会を開催。総会を前に、国土交通省中部地方整備局紀勢国道事務所の藤山一夫所長が近畿自動車道紀勢線の整備状況を報告し、「紀勢線は全線事業化され、紀伊半島一周が現実に見えてきた。命の道、医療連携、観光活用として有意義な道路になる」と伝えた。

 熊野市大泊町―久生屋町間の熊野道路(延長6・7㌔)は用地取得が完了し、本年度は橋梁(きょうりょう)下部工事、トンネル準備工事などに着手。久生屋町―紀宝町神内間の紀宝熊野道路(延長15・6㌔)は、道路設計、用地調査などを行っており、御浜(仮称)、紀宝(同)のインターチェンジを計画している。

 紀宝町神内―新宮市あけぼの間の新宮紀宝道路(延長2・4㌔)は、国交省近畿地方整備局紀南河川国道事務所工務第三課の藤田和志課長が説明。熊野川に架かる河口大橋の上部工事は和歌山県側が完了し、三重県側で工事が進んでおり、2024年秋の供用を目指しているとした。

 総会で垣内会長は「官民一体となって盛り上げ、一日も早く紀伊半島一周高速道路を実現したい。ぜひ、ご協力を」とあいさつ。昨年度の事業、収支決算を報告し、本年度の予算、事業計画を決めた。

 同会は東紀州地域の住民有志196人で構成。本年度は関係機関への要望・PR活動などに取り組み、熊野尾鷲道路建設促進期成同盟会との連携を図る。

 ▽熊野道路の早期完成▽紀宝熊野道路の工事着手▽新宮紀宝道の開通に向けた事業推進―など、紀伊半島一周高速道路の早期完成に向けた決議文を採択。本年度の要望活動で活用するという。

(2022年8月10日付紙面より)

建設工事が進む新宮紀宝道路(紀南河川国道事務所提供)
東紀州に高速道路をつくる会による総会=御浜町役場
2022年08月10日
76 瀧本さん、元屋敷さんが活躍
 大阪国際柔術選手権  
2022年08月10日
77 男女3選手が県代表に
 「とちぎ国体サッカー競技」近畿ブロック大会  (近大新宮高・新宮高 )
2022年08月10日
78 古写真が語る、熊野の歴史  浦神にあった「巡航船」  (那智勝浦町 )
2022年08月10日
79 没後30年、中上健次を語る② 熊野大学で講師陣ら (新宮市)
2022年08月10日
80 特選に佐古金一さん  写連紀南支部7月優秀作品  
2022年08月10日
81 カブトムシ森に捨てないで  宇久井ビジターセンター  (那智勝浦町 )
2022年08月10日
82 「サ市代表として頑張る」  ALT着任に当たり市長表敬  (新宮市 )
2022年08月10日
83 会派問わずの大会で準優勝  串本支部所属の大内創太君  (白蓮会館 )
2022年08月10日
84 感染拡大防止への協力を  3市町長が合同メッセージ  (熊野市・南郡 )
2022年08月10日
85 新たに言葉の相談会開催  高校での性教育も継続  (母子保健代表者会議 )