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2019年06月11日
1 健康な歯をいつまでも
 第16回歯と口の健康フェスタ  

 紀南歯科医師会(日高治会長)主催の第16回「歯と口の健康フェスタ」が9日、那智勝浦町福祉健康センターであった。フェスタ終了後には5月13日に審査会が行われた「歯と口の健康に関するポスター」の表彰式もあり、特選と準特選に選ばれた9人に日高会長から表彰状が贈られた。

 「歯と口の健康週間」(4~10日)にちなむ行事で、歯と口腔(こうくう)への衛生意識を高めるのが狙い。平成16年から続いている。歯科医師会の医師による歯の検診や口腔内スコープには親子連れの利用が多く、血管年齢や骨密度を測定するコーナーも大勢の人でにぎわった。

 今年のポスター展へは、管内の小学校15校、中学校2校、幼稚園2園から計397点の応募があった。日高会長は「歯みがきをする時の表情などが上手に表現された大変素晴らしい作品でした。ポスターを描くことが歯と口の健康について考えることにつながるよう願っています」とあいさつ。

 来賓の堀順一郎町長は「歯と口が元気いっぱいに上手に描けていて感心しました」と入賞者をねぎらった。町教育委員会の草下博昭・学校教育課長は「ポスターを通して、歯が大切というメッセージが多くの皆さんに届くことを願っています」と祝辞を述べた。

 特選に選ばれた吉川美紅さん(田原小1)は、学校の友達と歯磨きをしている絵を画用紙いっぱいに描き、「みんなで歯磨きしたら楽しい」。学校での歯磨き指導の様子を描いた山口遼太君(色川小6)は「はみ出さないように字に色を塗るのが難しかった」と述べ、奥歯までもっときれいに磨けたらと笑顔を見せた。

 ハムスターやヒマワリの種などで健康な歯を表現した桐本紗さん(城南中1)は「特選はうれしい。背景を描くのを頑張りました」と喜びを語った。

(2019年6月11日付紙面より)

特選、準特選に選ばれた皆さん=9日、那智勝浦町福祉センター
2019年06月11日
2 自主防と行政が連携
 那智谷3区で避難訓練  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の那智川流域の市野々、井関、八反田3区の588世帯1060人を対象にした土砂災害防災訓練が9日、町立市野々小学校体育館を避難場所に行われた。地域住民をはじめ、各区の自主防災組織、和歌山県、町と消防、新宮警察署から約200人が参加した。体育館には61世帯75人が避難した。

 2011年の紀伊半島大水害の被害を教訓に、市野々地区単独で14年に訓練を開始。その後井関、八反田が加わった。雨期を前にした時期に土砂災害の危険を再確認し、迅速な避難行動とその支援、防災情報の伝達が確実に実行できるように実施している。

 堀順一郎町長は「全国でゲリラ豪雨が頻繁に発生する中、想定外という言葉はもう通用しない。那智川流域は砂防ダム整備も進み、安全性は高まっていると思うが、『起こり得る』ということを再度認識し、あらゆる災害に備えねばならない」とあいさつ。情報伝達機能改善のため、防災無線のデジタル化を進めていると報告した。

 避難訓練は24時間で200㍉以上の降雨が予想された状況を想定した。午前9時に「警戒レベル3」の避難準備、高齢者等避難開始の放送が流れ、町消防署、消防団が車両で地区内をパトロール。体育館内に対策本部を設置し、堀町長らが情報を集約した。

 大雨が降った際の土壌雨量指数と60分間積算雨量の二つをグラフ化する「スネークライン図」の基準超過により、同9時30分に「警戒レベル4」の避難勧告を発令。自主防災組織のメンバー、消防団員が避難困難者を支援した。

 内閣府が策定する「避難勧告等に関するガイドライン」の改訂に伴い、放送内容に「警戒レベル1~5」の文言追加運用が始まっている。新宮署の署員は「避難を大げさと思わずちゅうちょしないように。警戒レベル4で、必ず全員が避難すること。レベル5では遅い」と強調した。

 第4分団の消防車で避難所に到着した竹原智紀さん(26)は「子どもが生まれたこともあり、避難所までの距離感を把握しようと初めて参加しました。自宅から小学校までは20分くらいですが実際歩いてみると坂道が急なところもあり、きつかった。魚(うお)の首(紀伊半島大水害の慰霊碑付近)で消防車が止まってくれて助かりました。参加して良かったです」と話していた。

(2019年6月11日付紙面より)

体育館に集まる住民ら=9日、那智勝浦町
避難時要援護者名簿を基に支援訓練を展開した
堀順一郎町長
2019年06月11日
3 豊作願う伝統の「虫おくり」
 夏の訪れ告げる紀和町の風物詩  (丸山千枚田 )

 熊野市紀和町の丸山千枚田で8日夜、農耕文化の継承と豊作を願う伝統行事「虫おくり」があった。地元住民や訪れた人たちが、キャンドルに照らされ幻想的な雰囲気に包まれた丸山千枚田を練り歩いた。

 虫おくりは1953(昭和28)年を最後に途絶えていたが、2004(平成16)年の「熊野古道」世界遺産登録に合わせて復活。害虫を追い払う行事で、夕暮れに子どもたちがお札を持って太鼓や鐘を鳴らし、掛け声を出しながらあぜ道を歩き、千枚田を害虫から守るというもの。

 丸山千枚田に夏の訪れを告げる風物詩として定着しており、今年もオーナーや一般参加者らが足を運んだ。千枚田には田んぼの数と同じ1340個のキャンドルが立ち並び、幻想的な風景が広がった。

 参加者は丸山神社を出発し、鐘と太鼓の拍子に合わせて「虫おくり殿のお通りだい」の掛け声で千枚田を歩いた。田んぼに向けて2発の北山砲を発射した後、世界遺産登録15周年を記念した花火の打ち上げもあった。

 1601(慶長6)年には2240枚あったといわれる丸山千枚田。1993(平成5)年当時530枚まで減り、貴重な資源を保護し後世に伝えようと、95(平成7)年から復元を開始。今では1340枚まで復活した。

 1年に1度しかお目にかかれないとあって、多くのカメラマンも詰め掛け、伝統行事を写真に収めていた。

(2019年6月11日付紙面より)

多くの人たちが「虫おくり」に参加=8日、熊野市紀和町の丸山千枚田
2019年06月11日
4 来場者や出店者の幅広がる
 道の駅「たいじ」の朝市  (太地町 )

 太地町森浦にある道の駅「たいじ」(貝良文駅長)は9日、第10回朝市を開催した。「冷凍伊勢エビ100㌘350円」を目玉商品として、海士組合の初サザエや干物、菓子、ウニご飯、焼き鳥、イワシの詰め放題など多くの店が並び、町内外の来場者でにぎわいをみせた。

 同駅によると、今回は初めてすさみ町からの出店があるなど、出店者の幅が広がりをみせているとし、それに伴い来場者のエリアも拡大してきたという。

 子どもたちに人気のくじ引きやゲームも盛況で、来場者らは好みの品を買い求めるため列を作っていた。

 熊野市有馬町から訪れた前田久美子さんは「手に入りにくい地場のものが多いので、来ると衝動買いをしてしまう。毎回、楽しみにしています」と笑顔で話した。

 貝駅長は「出店者やお客の幅が広がってうれしい」と述べ、今後の展開については「夏休み前の7月にワークショップを計画している。そこで学んだことを夏休みの自由工作などに生かしてもらえたら幸いだと思う」と語った。

(2019年6月11日付紙面より)

毎回多くの来場者でにぎわう朝市=9日、太地町森浦の道の駅「たいじ」
2019年06月11日
5 前期リーグが終了
 宇久井が首位で後期リーグへ  (全日本U―12少年サッカー )
2019年06月11日
6 4継で2位入賞など 新高陸上部5種目で近畿大会出場へ (県高校陸上競技対校選手権)
2019年06月11日
7 バドで全国総体出場へ
 緑丘中出身の有木さん・藤井さん  (耐久高校 )
2019年06月11日
8 議会運営委員長に濱口氏  和歌山県議会  
2019年06月11日
9 再び、世界のなでしこへ!  サッカー日本女子代表写真展  (新宮市役所 )
2019年06月11日
10 事業計画など3議案承認  母子寡婦福祉会が総会  (新宮市 )
2019年06月11日
11 古本・古雑誌買い求め  あおぞら市にぎわう  (那智勝浦町立図書館 )
2019年06月11日
12 豊作と業界発展を祈る 本宮大社で梅の日記念式典 
2019年06月11日
13 高田の自然を守ろう  地元住民70人で清掃  (新宮市 )
2019年06月11日
14 外国人の不法就労防止を  新宮警察、入管が合同啓発  (新宮市 )
2019年06月11日
15 つながりを大切に  三重県教職員組合紀南支部定期大会  
2019年06月11日
16 ボラセン設置訓練など計画  災害ボラコ連絡会が総会  (紀宝町 )
2019年06月11日
17 新体制で初の演奏会  第21回サマーファミリーコンサート  (木本高校吹奏楽部 )
2019年06月11日
18 たいまつ掲げて水田巡る  高富地内の農事「虫送り」  (串本町 )
2019年06月11日
19 陸上部と弓道部から近畿へ  県高校総体で好成績収めて  (串本古座高校 )
2019年06月11日
20 17組の芸能発表楽しむ  第34回古座地区演芸会  (串本町 )
2019年06月11日
21 お悔やみ情報
  
2019年06月06日
22 青学児童120人来熊
 「さるびあ丸」で11回目  (新宮港 )

 東京都渋谷区の青山学院初等部6年生120人と引率教諭ら21人の計141人を乗せた「さるびあ丸」(全長120・54㍍、4992㌧)が5日午前8時ごろ、新宮市の新宮港へ入港した。速水盛康・市教育長、東牟婁振興局の田堀国浩・地域振興部長らの歓迎を受けた一行は、バス3台に分乗し熊野古道などへ向かった。同日午後6時に出港する予定。

 修学旅行を兼ね同校が毎年実施している洋上小学校の一環で、おととしに続いて11回目の来港。一行は5月29日に東京を出港し、横浜、高知、種子島、福江島、壱岐、門司へ寄港し、新宮に入港した。この後は館山を経て東京へ帰る。

 船内での歓迎セレモニーで、速水教育長は熊野が聖地であると紹介し「人と自然がつくった聖地熊野を思う存分体験して」。田堀部長は「この地でいい思い出、楽しい思い出をつくり、人生の中でまた訪れてもらえればうれしい」とあいさつし、記念品を贈った。

 児童代表は「熊野古道や那智の滝を楽しみにしてきた。感謝しながら熊野の歴史や文化を学びたい」と元気にあいさつし、バスに乗り込んだ。

(2019年6月6日付紙面より)

入港したさるびあ丸=5日、新宮市三輪崎
セレモニーの様子
2019年06月06日
23 正しい認識の促進図る
 職員に向け人権学習会  (関西電力新宮事業所 )

 新宮市野田の関西電力新宮事業所(加山和也・新宮担当部長)で4日、職員を対象にした人権学習会があった。市人権政策課の谷嗣弘さんが、性別や性的少数者(LGBT)など性的マイノリティーについて講話をし、45人の職員が人権問題について学びを深めた。

 同事業所では、人権問題に対する正しい認識と理解の促進を目的に、定期的に人権学習会を開いている。

 谷さんは、性的マイノリティー問題は、職場や家庭、地域社会においても無関係ではなく、身近に迫ってきていると話した。性的マイノリティーは全体の3~5%といわれており、増加傾向にあるとした。

 「こういった問題が私たちのすぐそばにあることを知っていただき、理解して行動してほしい」と述べ、LGBTについて解説。最近では、自分の性に確信が持てない「Q(クエスチョニング)」を加え、LGBTQとされていることなども話した。

 婚姻適齢について定めた民法731条では「男は、18歳に、女は、16歳にならなければ、婚姻をすることができない」とあるとし、「憲法には両性の同意に基づくという前提があるが、共に18歳とはなっていない」と述べた。

 現在日本で同性婚は合法化されていないが、2015年に東京都渋谷区で初めて施行された、同性カップルを「結婚に相当する関係」と認める条例「パートナーシップ制度」について説明。現在は東京都世田谷区、中野区、三重県伊賀市、沖縄県那覇市などの自治体がパートナーとして権利を行使できるように定めていることなどを紹介した。

 職員らは啓発DVDを通じ、学校や職場などで起こっている性的マイノリティーに対する差別の現状などを学んだ。谷さんは「多数が普通で、少数が普通ではないという意識が偏見や差別を生む。少数の人が普通ではないという概念を持たないように職場づくり、社会づくりに生かしてほしい」と講話を締めくくった。

(2019年6月6日付紙面より)

45人の職員が人権問題について学びを深めた=4日、新宮市野田の関西電力新宮事業所
2019年06月06日
24 海と陸、広い視野で結ぶ
 東京農業大学と包括連携協定  (太地町 )

 太地町(三軒一高町長)、同町漁業協同組合(脊古輝人代表理事組合長)、太地水産共同組合(岸野知夫理事長)と東京都世田谷区の東京農業大学(髙野克己学長)は5月15日、包括連携協定を締結した。産業や教育など幅広い分野で相互協力する協定で、三軒町長は「鯨の学術都市を目指す町として研究者は不可欠。大学との連携は非常に喜ばしい」と話した。

 同大学は3キャンパス(世田谷・厚木・オホーツク)6学部を擁する。小中高の附属校を含めたグループの学生数は約2万人となっている。全国75の地方自治体や企業・団体、教育・研究機関との連携活動実績を有し、各地の主な取り組みは▽6次産業化の推進▽鳥獣害対策▽機能性食品の成分分析および土壌診断▽森林・バイオマス資源の利活用▽地域体験実習などによる人材育成▽Iターン・Uターン推進▽里山景観保全活動▽遊休荒廃農地再生▽地域資源を活用した商品開発―など。

 4者歩み寄りの背景に、同大学生物産業学部・小林万里教授の太地町訪問があった。小林教授は、オホーツク海のアザラシの食害による漁業被害の対策を求め2017年に太地町の追い込み漁を視察した際、町の施策に感銘を受け、同大学に連携を提案。髙野学長が今年3月に来町し連携締結の運びとなった。

 髙野学長は「陸のことばかりではなく、広い視野を持たなくてはならない。学生たちにとって、海と関わりの深い太地町の漁業者や地域住民と交流することは有意義。グローバルな時代に、できることを一緒に考えていきたい」と話している。

 調印式は同大学内で行われた。協定に先んじて、町は町立くじらの博物館での学芸員実習を受け入れている。今後もインターンシップや就職を視野に入れた学生交流、同大学の学園祭への出品による鯨肉の普及を目指す。また、山野、公園管理などの学術支援を生かした地域活性化を相互恩恵の成果として見込んでいる。

(2019年6月6日付紙面より)

調印後、協定書を手にする髙野克己学長(左から2人目)ら=5月15日、東京都世田谷区(提供写真)
2019年06月06日
25 結成30年目の歌声披露 文化セで第6回演奏会 (串本コーロびおれった)

 串本町を拠点とするコーラスグループ「串本コーロびおれった」(山本ちづき団長、団員30人)が2日、同町文化センターで発表会「第6回演奏会」を開き結成30年目の歌声を約400人の観客に披露するなどした。

 同グループは、1990(平成2)年に結成した女声合唱団。基本毎週日曜日の午後にレッスンに励み、串本町や新宮市、さらには全国区の大会に出演して成果を発表。賛助出演や慰問もこなすなど練習に発表と活発な活動を続けている。

 自主公演となる発表会は「したい時にする」という考え方で不定期に計画していて、今回は2016(平成28)年5月の第5回以来3年ぶりの実施になる。

 当日は大ホールの席の約3分の2が埋まる盛況を得て開演。熊谷綾子さんの指揮、客演の藤里香世さんや団員の坂本久美子さんによるピアノ伴奏で4部構成20曲を発表した。第1部と第2部は純粋なコーラス発表で、「歌う」から「響かせる」へと徐々にハーモニー豊かな曲へと移行して展開を盛り上げた。第3部は初の試みで団員が考えた出し物を織り交ぜ、観客と一緒に歌う楽しみを共有。第4部は女声合唱とピアノのための組曲『桜の花びらのように』の全曲披露に挑戦し、ドラマ・坂の上の雲の主題歌『Stand Alone』を響かせた。

 曲の合間では熊谷さんが団員の目指すところ、山本団長が30年目の節目の心境と新たに仲間を歓迎したいという思いを語る場面も。プログラム終了後、団員から指揮とピアノ伴奏に感謝する花束を贈り、サプライズでさらに1曲を歌って締めくくった。

 おおむね1年前から今回の発表会を意識して練習を重ねてきたという同グループ。退場する観客を感謝して送り出した山本団長は「うまく歌えるか心配な曲もあったけれど、なんとかこなせてほっとした。初めて試みた第3部の趣向も良かったと大勢の皆さんから言っていただけて、団員も一段と意欲が湧いたと思う。次の発表会はいつ、とは言えないけれどこれからもよろしく見守ってほしい」と心境を語った。

(2019年6月6日付紙面より)

3年ぶりの発表会で歌声を響かせる串本コーロびおれったの皆さん=2日、串本町文化センター
創意工夫の趣向を交えて歌う楽しさを観客と共有する団員
2019年06月06日
26 選挙管理委員の労ねぎらい  下市昇一さんを町長表彰  (太地町 )
2019年06月06日
27 本年度事業などを承認  熊野歴史研究会が総会  (新宮市 )
2019年06月06日
28 障害者の自立支援に  一人暮らし体験「Passo」  (新宮東牟婁地方 )
2019年06月06日
29 楽しく和紙を手作り  みくまの支援学校で紙すき体験  (新宮市 )
2019年06月06日
30 新会長に坂下裕一さん  身体障害者連盟が総会  (那智勝浦町 )
2019年06月06日
31 タマネギの収穫を体験  3事業所と農福連携  (新宮市熊野川町 )
2019年06月06日
32 哲泉流小寺友香さん1位に  県吟士権者大会の第1部で  
2019年06月06日
33 全国、近畿出場に届かず  県消防救助技術会の結果  (串本町消防本部 )
2019年06月06日
34 2年目は17人体制で初動  シルバー人材セが総会  (古座川町 )
2019年06月06日
35 第21回ツール・ド・熊野   
2019年06月06日
36 事業化区間の早期完成を  近畿自動車道紀勢線建促期成同盟会総会  
2019年06月06日
37 今年は10月20日に開催  紀宝みなとフェスティバル  
2019年06月06日
38 勇退議員2人があいさつ  一般会計補正予算など承認  (那智勝浦町臨時議会 )
2019年06月06日
39 お悔やみ情報
  
2019年06月04日
40 港のさらなる発展誓う
 「みなとフェスタ」で登録証授与式  (新宮港 )

 国土交通省は2日、新宮市佐野の新宮港エリアを「みなとオアシス」として登録した。同日、同港で開催された「新宮港みなとフェスタ」記念式典で登録証授与式が行われ、国交省の菊地身智雄技監が田岡実千年市長に登録証を手渡した。登録により港湾の付加価値を高め、地域住民や観光客、クルーズ旅客などの交流と休憩、情報提供、災害時支援や商業機能などの役割を担っていく。

 式典は三輪崎郷土芸能保存会の「三輪崎の鯨踊」で開幕した。新宮港40周年記念実行委員会委員長の垣内宏・新宮港振興会長が「登録に合わせて、次なるステップへとつながる機会を頂いた」と感謝を示した。新宮港港湾管理者の仁坂吉伸県知事が「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2018特別賞を頂いたのも、このたびのみなとオアシスの登録も、新宮市の皆さんの努力が評価されたから」と述べた。

 来賓として招かれた自民党の二階俊博幹事長が「親切な気持ちでお客さんを迎えることが大事だと思います。新しい時代の幕開けのために、皆さんと協力し合うことを誓いたい」とあいさつ。続いて鶴保庸介参議院議員、菊地技監、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の平朝彦理事長がそれぞれ祝辞を述べた。

 登録証を受け取った同実行委員会副委員長の田岡市長は「クルーズ船の見送りや港の清掃、管理をしてくださった皆さまのおかげ。登録を機に、さらに多くの方々にこの港に集っていただき、港が活性化し発展していくために官民一体となって頑張っていく所存」と決意を示した。

 式典では、新宮港に多大な貢献をしたとして、JAMSTECの平理事長、和歌山県クルーズ振興協議会会長の浅見尚史・県県土整備部港湾空港局長、北越コーポレーション(株)の岸本晢夫・代表取締役社長、須川輝一さん、椋野玲史さんに、田岡市長から感謝状と記念品が贈られた。

(2019年6月4日付紙面より)

田岡実千年市長(左)に「みなとオアシス」登録証が手渡された=2日、新宮市三輪崎の新宮港
式典のオープニングを飾った三輪崎郷土芸能保存会
2019年06月04日
41 アウラールが個人総合V
 地元・キナンのガルシアが山岳賞  (第21回ツール・ド・熊野 )

 熊野地方を舞台に5月30日から4日間の日程で開催された、国際自転車競技連合(UCI)公認の国際自転車ロードレース「第21回ツール・ド・熊野」が、2日に太地町で行われた第3ステージで全日程を終えた。

 レースは逃げ切った5人でのゴール前スプリントを制したフェデリコ・ズルロ(ジョッティ・ヴィクトリア)が2時間38分28秒で優勝。2位に孫崎大樹(チームブリヂストンサイクリング)、3位に入部正太朗(シマノレーシング)が入った。

 この日はスタートと同時に雨が降り始め、前日までとはうって変わって肌寒さを感じる中でのレースとなった。

 序盤、マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)と入部がメイン集団と30秒差で先行するも、チーム右京勢の追走により5周目までに吸収された。

 中盤6周目には入部、孫崎、中井唯晶(シマノレーシング)、鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)、フェデリコ・ズルロ、トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)、ロビー・ハッカー(チーム右京)の7人が先行し、メイン集団との差を2分以上に広げた。

 最終10周目を前に中井と鈴木が遅れ、残る5人での優勝争いに。メイン集団との差が縮まりながらも逃げ切り、ゴール前でのスプリント決着となった。

 第3ステージが終了し、自転車競技(ステージレース)最大の名誉とされる個人総合優勝は、第1ステージを制し、第2、第3ステージと安定した走りを見せたオールイス・アウラール(マトリックスパワータグ)が7時間32分49秒で制し、併せてポイント総合賞も獲得した。

 山岳総合賞はマルコス・ガルシア、U23個人総合は個人総合4位のコービン・ストロング(セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム)、チーム総合はマトリックスパワータグが獲得した。

 個人総合優勝のアウラールは「とてもうれしい。チームメートや応援してくれた皆さんに『ありがとう』と伝えたい」と喜びを語った。

 大会終了後、角口賀敏(よしとし)実行委員長は「今年からUCIレース一本に絞り不安な部分もあったが、選手の頑張りのおかげで、中身が濃くレベルも高く、タイムも縮まるなど良い大会になったと思う。大会は、多くのボランティアの皆さんや地域の皆さんに支えてもらっている。交通規制で迷惑を掛けているが、ご理解いただいた上で応援もしていただいているので、われわれはそれを励みに、今後も続けていきたい」と話した。

 また、キナンサイクリングチームについては「第1ステージがふがいない結果に終わってしまったが、選手は地元のチームとして『このまま終われない』と、第2、第3ステージはとても頑張ってくれた。来年に向けて個人総合を取れるように頑張っていきたい」と話した。

(2019年6月4日付紙面より)

個人総合の表彰。自民党の二階俊博幹事長(右から4人目)、鶴保庸介参議院議員(左から2人目)が祝福に駆け付けた=2日、太地町
レース序盤に先行する入部正太朗(手前)とマルコス・ガルシア=2日、太地町
5人による接戦となったゴール前のスプリント=2日、太地町
2019年06月04日
42 たいまつ掲げて水田巡る
 二色地内で農事「虫送り」  (串本町 )

 串本町二色地内で1日夜に農事「虫送り」があり、たいまつを掲げて各水田を巡りながら海を目指す一行が区民の注目を集めた。

 「虫送り」は、乗っているウマが稲刈り後に残った株につまずいて倒れたところを敵に討たれた武将・斉藤実盛が稲虫になって稲を食い荒らす、という伝承にちなんだ慣習。夕暮れ時にたいまつの明かりで田畑の虫を引き寄せ、海まで引き連れていく形が定着している。

 二色地内は、地元の水利組合(坂本渡組合長)が二色区(高岡勲区長)の協力を得て世話役を務める形で同行事を続けている。今年も水利組合の坂本組合長ら世話役がタケを長さ約1㍍で切り出し一方の端に灯油を染み込ませた芯を詰めたたいまつを準備して子どもの協力を呼び掛けた。子ども23人がたいまつを手にし、「実盛殿は万代の虫をお供に連れてお通りなされ」と唱えあたりかねを2回、ほら貝を1回「カン、カン、プー」と鳴らす流れを繰り返しながら二色川の上流から各水田を巡り、河口まで歩いた。

 河口そばにある浜へ着くと、たいまつを砂浜に立てて終了。ほどなくしてたいまつを浜で焼き、子どもはお礼として菓子をもらい奉仕を締めくくった。坂本組合長は「今年はいつもより大勢参加してくれて、それだけ(害虫を引き連れる)たいまつが増えてありがたかった。子どもが頑張ってくれたのだから豊作をと願うし、そうなるよう自分も頑張らなければと励みをいただけた」と子どもの協力を喜んだ。

(2019年6月4日付紙面より)

各水田を巡りながら海を目指す農事「虫送り」の一行=1日、串本町二色
2019年06月04日
43 柱松に向け協力求める 実行委員ら寄付回りを開始 (新宮市佐野区)

 新宮市佐野の夏の風物詩、「佐野柱松」。8月16日(金)の開催に向けて、実行委員会(瀬古尊夫会長)のメンバーが、2日、寄付回りを開始した。佐野区民の他、企業を訪問して運営資金の寄付を募る。

 佐野柱松は五穀豊穣(ほうじょう)などを願う同区の伝統行事。戦時中に一時中断、1948年に再開したが、資金、人手不足で59年に再び中断。93年に同実行委員会が復活させ、27年目となる。明治時代には木本の花火と並ぶ催しという記述もあったという。

 瀬古会長は「柱松は皆さんの寄付で成り立っている。頂いたご厚意を無駄なく楽しいイベントとしてお返しする。思いを伝えるために頑張っていきたい」。

 「元号が変わり、令和初の柱松の新たなスタートと、会員一同取り組んでいます。今年は役員改選もあり、新体制で初の柱松でもあり、手探りな部分もありますが、30回、40回と続けられるように頑張りたいので協力をお願いしたい」と話していた。

(2019年6月4日付紙面より)

各世帯を回り協力を願った=2日、新宮市佐野区
2019年06月04日
44 一遍上人の草書体碑  最新の調査で判断し発表  (新宮市熊野川町 )
2019年06月04日
45 来年4月10日に新宮出発  応募条件も発表  (五輪聖火リレー )
2019年06月04日
46 太地水共の地域貢献  歴史探訪スクールが開講  (新宮市 )
2019年06月04日
47 初夏の森で光の競演  太地町  
2019年06月04日
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2019年06月04日
49 優秀賞に深海さん、岡野さん 少年メッセージ東牟婁予選会 
2019年06月04日
50 先人の労苦に感謝示す  イオン熊野店前で頌功祭  
2019年06月04日
51 海岸パトロール開始  ふ化施設の砂入れ替えも  (ウミガメ保護監視員 )
2019年06月04日
52 矢渕中学校など表彰  紀宝地区交安協が交通安全大会  
2019年06月04日
53 ブロック対抗で全力発揮 串本西小学校の運動会 (串本町)
2019年06月04日
54 仲間信じ全力でがんばる  串本小学校が運動会挙行  (串本町 )
2019年06月04日
55 お悔やみ情報