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2022年11月17日
1 地域住民131人集う 熊野川ふれあいGG大会 (新宮市熊野川町)

 新宮市熊野川町の若もの広場で15日、「第13回ふれあいグラウンドゴルフ大会・熊野川」が開かれた。秋晴れの下、地域住民や市立熊野川中学校の生徒ら計131人が集い、和気あいあいとプレーした。

 高齢者らの仲間・健康・生きがいづくりやひきこもり防止を目的に毎年開催している大会。熊野川区長連絡協議会、公民分館、ゆうゆうクラブ熊野川支部、福祉委員会、民生委員児童委員協議会などで組織する「熊野川ふれあい交流事業実行委員会」(木村康史・実行委員長)が主催し、市社会福祉協議会が後援

している。熊野川中学校の生徒22人も受け付けや審判、司会で運営に協力した。

 木村実行委員長は「久しぶりに顔を合わせる人、毎日会っている人、いろいろだと思うが、最後の餅ほりまで楽しく愉快に交流して」。同中生徒会の中前幸太会長は「今日晴天に恵まれたのも、皆さんの日頃の行いが良いからでは。元気にグラウンドゴルフを楽しみましょう」とあいさつした。

 参加者たちは4~6人のチームで8ホールを2周。芝生の難しいコースに「全然飛ばないねえ」「逆に行きすぎた」と盛り上がった。初プレーの中学生たちは、あさっての方向に飛んでいくボールに苦戦しながらも、チームの参加者らに教わって徐々にこつをつかんでいた。

 終了後には、最高齢102歳の奥栗枝さんに特別賞が贈られていた。

(2022年11月17日付紙面より)

102歳の奥栗枝さん(右)もプレー=15日、新宮市熊野川町
2022年11月17日
2 挑戦やミニ演芸会で親交
 第24回西向子ども祭り  (串本町 )

 串本町立西向小学校で12日にイベント「第24回西向子ども祭り」があり、同校の児童やその家族、教職員や校区内の住民など地縁者が挑戦や鑑賞などを楽しみながら一体的に親交を深めた。

 同校(山本隆介校長)と同校育友会(谷端純会長)が実行委員会を立ち上げて計画した親子・地域交流行事。毎年晩秋に開いていて、今年も新型コロナウイルスなど感染症予防のため餅つきやバザーの再開はできなかったが代わりに新規企画を取り入れて内容を充実し各自感染症予防の協力を求めて来場を呼びかけた。

 今回も子ども祭りとミニ演芸会の2部構成。子ども祭りではわたがしやアイスクリーム、菓子つりや積み木、昔遊びや刺しゅう糸のミサンガ作り、共同制作「メッセージツリー」など各コーナーに分散して密集を避け、児童はチャレンジランキングと題して▽丸太きり競走(目分量で重量1㌔の切り出しに挑戦)▽ビー玉つまみ・皿うつし▽割り箸落とし▽空き缶積み〈新規〉▽ピンポンカップイン〈新規〉―に挑戦した。

 ミニ演芸会では西向小1~3年生、4~5年生、6年生の3組がそれぞれ音楽発表をし、ゲストの県立串本古座高校吹奏楽部の演奏を鑑賞した。1~3年生と4~6年生別で同ランキングの成績上位発表もあり、拍手で達成者を称賛。実行委員会を代表して谷端会長が実施に対する協力への感謝を掲げ、引き続きの西向小への支援を呼びかけて締めくくった。

(2022年11月17日付紙面より)

昔遊びを楽しむ子どもら=12日、串本町立西向小学校
ミニ演芸会。県立串本古座高校吹奏楽部の演奏を鑑賞
2022年11月17日
3 東くめの功績を学ぶ
 朗読劇で知る地域の偉人  (神倉小学校 )

 新宮市立神倉小学校(藪中秀樹校長)で15日、一般社団法人「熊野新宮ミュージアム」(池上順一代表理事)による東くめの朗読劇「鳩ぽっぽのものがたり~東くめさんと基吉さんのこと~」があった。5年生64人が観覧し、地域の偉人であるくめの功績を学んだ。

 神倉小学校運営協議会(下岡輝子会長)が同校と行う「ヤタガラス子ども未来プロジェクト~ふるさとの未来を託せる子どもの育成~」に協力した。同協議会は、保護者OBやボランティア有志などの協力も得て、同校児童のふるさと学習を、学校とともに推進している。同日は、新宮市が輩出した偉人として西村伊作や佐藤春夫、くめを紹介する取り組みを行っている、熊野新宮ミュージアムが朗読劇を行うことになった。

 朗読劇は、日本で初めて口語体で幼稚園唱歌を作ったくめと、その夫で幼稚園教育の研究者だった基吉の功績などを分かりやすく紹介するもの。出演者も市出身の米本有希さんが若年、早藤真里さんが晩年のくめ、西庄英二さんが基吉を演じ、向井莉加さんがピアノを担当した。

 くめ、基吉の両者ともに、新宮市(当時は新宮町)の出身であること。くめが作る以前は子どもが口ずさめるような易しい口語体の歌はなかったことなどが紹介された。くめと基吉の会話として、口語体の幼稚園唱歌の誕生のいきさつを再現。くめが作詞、滝廉太郎が作曲を行い、「鳩ぽっぽ」が誕生したことを語った。

 向井さんのピアノ演奏に合わせた、米本さんの歌唱もあった。「鳩ぽっぽ」のほか、くめ作詞の「お正月」「かちかち山」などを歌った。児童らは、朗読劇、歌唱のどちらも、熱心に眺め、静かに耳を傾けていた。

 児童を代表して佐藤伶菜さんが「朗読劇を通して東くめの功績を学べた。子どもから老人まで誰でも知っている曲を新宮市の人が作ったことを誇りに思う」と感想を述べた。

(2022年11月17日付紙面より)

東くめ作詞の歌を歌う米本有希さん=15日、新宮市立神倉小学校
2022年11月17日
4 明るく穏やかで飛躍の年に
 開運暦の発送作業進む  (那智山青岸渡寺 )

 那智勝浦町の那智山青岸渡寺(髙木亮英住職)で、来年の「那智山開運暦」の発送作業が大詰めを迎えている。今月中に北海道から沖縄県までの全国各地の信者約1万7000人に発送する予定で、15日は髙木住職と髙木智英副住職ら4人が発送作業の追い込みに入った。

 那智山開運暦はB6判32㌻で、平常公開されない同寺秘仏の如意輪観世音菩薩(ぼさつ)のお前立ち像が表紙を飾る。

 ▽方位吉凶図と解説▽九曜星の年齢と吉凶▽六曜星と七曜星の吉凶▽結婚の吉凶▽1月から12月の運勢▽二十四節気の解説―などに加え、来年完成予定の熊野信仰・山岳宗教のシンボルとなる行者堂の完成予想図も掲載されている。

 この日は開運暦と優待参拝券などを封筒に詰める作業を進めた。同寺では発送作業を終えた後は、祈とう札の準備や大すす払いなどの迎春準備に取り組むという。

 髙木住職は「来年はうさぎ年で飛躍の年。新型コロナウイルス終息や世界平和、明るく穏やかな年となることを祈っている」と語った。

 希望者には1部300円(送料込み)で発送する。問い合わせは那智山青岸渡寺寺務所(電話0735・55・0001、〒649―5301 那智勝浦町那智山8番地)まで。

(2022年11月17日付紙面より)

発送作業が進められた=15日、那智勝浦町の那智山青岸渡寺
来年の「那智山開運暦」
2022年11月17日
5 河口一帯で朝日色に染まる  田原の海霧が発生の時季に  (串本町 )
2022年11月17日
6 中学生6人が書評で競う  本年度ビブリオバトル大会  (古座川町 )
2022年11月17日
7 今年も新中会が山神祭営む  山に感謝、木々の成長祈願  (新宮市 )
2022年11月17日
8 理科教育の充実と発展を  和歌山県科学教育研究大会  (那智勝浦町 )
2022年11月17日
9 議員定数削減案、委員会で否決  12月定例会で議決予定  (新宮市議会 )
2022年11月17日
10 災害時の物資輸送などに協力  福山通運と協定締結  (新宮市 )
2022年11月17日
11 ぶつぶつ川をきれいに  下里小3年生と地元団体  (那智勝浦町 )
2022年11月17日
12 コンサートに向け練習に熱  20日、体育文化会館で  (那智勝浦吹奏楽団 )
2022年11月17日
13 地域の幸せに役立てて  来場者からの浄財を寄付  (那智勝浦町 )
2022年11月17日
14 ネットバンキングを悪用  不審な電話に注意を  (紀宝町高齢者地域見守り隊 )
2022年11月17日
15 「甲子園へのチャンスうれしい」  21世紀枠推薦校の表彰伝達式  (木本高校 )
2022年11月11日
16 連携強化し水際で防げ
 新宮港で10機関がテロ対策訓練  (港湾保安委員会 )

 新宮港港湾保安委員会(委員長=久保浩也・東牟婁振興局新宮建設部長)は9日、同港三輪崎第4号岸壁で令和4年度新宮港テロ対策訓練を実施した。田辺海上保安部、新宮警察署、那智勝浦町、新宮市・那智勝浦町の両消防本部、大阪税関和歌山税関支署新宮出張所など10機関から約70人が参加。テロの水際対策における連携体制を強化した。

 訓練は、テロ事案に対する関係機関の対応を相互確認するとともに、各機関の連携をより一層強化し、テロ関係事案に的確に対応することが目的。国際船舶・港湾保安法の施行(2004年)を受け、06年から毎年実施されている。

 ▽巡視艇による不審小型ボートの発見と追跡、逮捕▽入国審査における不審旅客の発見と逮捕▽手荷物検査における旅客の所持品内から拳銃発見と逮捕▽船内不審旅客の捜索と逮捕▽時限発火装置による火災発生、負傷者の救助と消火―の5項目を想定した。

 海上での訓練では、海保のボートが追跡し、追い詰められた不審小型ボートから発砲があり、海保巡視船が威嚇射撃して不審者を逮捕。入国審査や手荷物検査では、追い詰められた不審旅客がナイフを振り回す場面があるなど、実践さながらを想定し行われた。

 久保委員長は「新宮港は国際港湾施設として地域の産業・経済活動を支える重要な港。コロナ感染拡大の影響で国際のクルーズ船入港の実績はないが、入国制限の緩和などで訪日観光客が増加することが考えられる。訓練を通して、テロ対策の重要性・必要性を再確認するとともに、それぞれの組織のつながりの強化を」とあいさつ。

 新宮港公安危機管理担当官の真部克彦・田辺海上保安部長は、関係各位の日頃の取り組みに感謝を伝え「ロシアのウクライナ侵攻など世界が混沌(こんとん)としているが、以前と変わらずテロは発生している。関係機関が一丸となって連携を強めお互いに高め合うことが必要」と訓練の重要性を訴えた。

 訓練後には、副担当官の田原正士・新宮警察署長が「実践さながらの訓練で、各機関の連携が確認できる内容。非常に心強く感じた」と講評。

 来年5月に広島で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)や、大阪府で行われる関係閣僚会合、また25年に開催される大阪万博などに言及し「国際的に注目を集める行事は、テロの格好の攻撃対象となる可能性が考えられる」。

 「絶対に新宮港からテロを敢行しようと画策する者やテロに利用される物を入れさせないという強い姿勢で国際テロ対策に臨む必要がある」と述べ、引き続いての各関係機関のより一層の連携強化とテロへの対処能力の向上を呼びかけた。

(2022年11月11日付紙面より)

本番さながらの訓練が行われた=9日、新宮港
巡視艇むろづきによる消火訓練
2022年11月11日
17 氷の彫刻に拍手喝采
 宇久井小でアイスカービング  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立宇久井小学校(芝﨑勝善校長、児童178人)で2日、氷彫刻家の小阪芳史さんによるアイスカービングがあった。チェーンソーやドリルで大きな氷から立体が作り出されていく迫力のショーに、子どもたちから拍手喝采が沸き起こった。

 アイスカービングとは、氷から動物や花などの彫刻を削り出すアートで、制作・展示時間が短いはかなさも魅力の一つ。小阪さんはこれまでにも佐野柱松などで毎年パフォーマンスを披露してきた。

 小阪さんは、四角い氷と色水を使って繊細な花を作って見せたり、ドライアイスの煙を吹きかけたりするパフォーマンスで子どもたちを楽しませた。重さ70㌔の氷を使った彫刻では、児童は「何ができるのか」とワクワクしながら完成を待ち、2匹のウミガメが現れると「すごい」「ファンタスティック!」と声が上がった。

 「最初は真っ白で何を作っているのか分からなかったけれど、氷を切った瞬間にウミガメが現れてびっくりした」「甲羅の模様が繊細ですごいなと思いました」「解けてしまうなんてもったいない」との感想が聞かれた。彫刻は児童玄関に飾られ、下校時に触って楽しんでいた。

(2022年11月11日付紙面より)

学年ごとに記念撮影=2日、那智勝浦町立宇久井小学校
ウミガメを削り出す小阪芳史さん
2022年11月11日
18 ホバークラフトの仕組み学ぶ
 少年少女発明クラブ11月講座  (新宮市 )

 新宮市少年少女発明クラブ(瀧野秀二会長)は6日、市福祉センターで11月講座「ホバークラフトに挑戦しよう」を開いた。市内の小学生の会員18人が参加。奥山均さんが講師を務め、子どもらはホバークラフト(水陸両用車)の仕組みについて学びを深めた。

 発明クラブは全国各地で活動をしており、活動は県内でも10市町で行われている。市では、市内小学校4~6年生の児童を対象に年間を通して講座を開催。子どもたちに理科や科学、ものづくりに関心を持ってもらえるよう、さまざまな制作・野外活動に取り組んでいる。

 ホバークラフトとは、船体上部から吸い込んだ空気を下部に吹き込み続けることで浮上する乗り物。スカートと呼ばれる側壁の下部と水面または地面の隙間から常に空気が漏れ出ることで船体が空中に浮かび、平坦な面であれば地上・水上・雪上区別なく進むことができる。

 飛行機やヘリコプターと同じ航空機に分類されるが、日本の法律では水上走行を主とすることから船舶に分類されている。

 奥山さんが仕組みについて説明した後、子どもらは制作を開始。悪戦苦闘しながらも船体を作り、モーターとプロペラを搭載して仕上げた。完成後は試走させ、電池パックの位置を変えるなどバランスを整え、各自改良を加えていった。

 市立神倉小学校4年の尾鼻凜さんは「楽しかった。難しくなかったけど走らせた時にぶつかって、それを直すのが大変でした」と話していた。

 次回の講座は12月17日(土)、市役所別館での開催を予定している。

(2022年11月11日付紙面より)

完成した船体を走らせた=6日、新宮市福祉センター
2022年11月11日
19 中学生、保護者の「思い」を共有
 紀南地域高等学校活性化推進協  

 県立木本、紀南両高校の在り方を検討する本年度4回目の「紀南地域高等学校活性化推進協議会」が8日、県熊野庁舎であった。委員を務める両校や地域の関係者が、アンケート結果を基に中学生、保護者が高校に何を求めているかを分析し、情報共有した。

 2025年度に5学級規模の学びをスタートさせる必要があるため▽2校が統合して一つの校地で学ぶ(1校5学級規模)▽2校が連携して二つの校地で学ぶ(4学級+1学級)▽2校が独立して学ぶ(1校3学級+1校2学級)―を想定して協議してきた。本年度中に方向性を決める方針だという。

 アンケートは熊野市、御浜町、紀宝町の中学2年生262人と中学1、2年生の保護者486人を対象に実施。

 中学生は240人が回答(回収率91・6%)。「高校選択で重視することは」との問いに「通学しやすい」が31・3%だった。1学年当たりの学級数は、1学級(40人)、2学級(80人)、3学級(120人)がほぼ同数となった。学級数を選んだ理由として「多くの出会いに期待する」が半数を超えた。

 保護者は415人が回答(回収率85・4%)。5学級規模での学校の在り方は「2校統合(1校5学級)」が44・6%、「統合せずそれぞれの学校で学ぶ(1校3学級+1校2学級)」が35・9%だった。

 「2校統合」は▽生徒が少なくなっているので二つの校舎に分ける必要はない。部活動なども強くなる▽今のうちに統合したほうがよい―など、「統合せず」を選んだ理由には▽学力や進路希望に合わせた学習環境を整えてほしい▽2校とも特色があるのでそのままがいい―などの記述があった。

 アンケート結果を基に、委員からは「少人数できめ細かに教育してほしいとの思いが表れている」「学級数は出会いへの期待、人数が増えることへの不安が反映されているのでは」「両校存続を望んでいる声が多くあると感じた」「選択肢が少なくなることは求めていないのでは」などの意見があった。

(2022年11月11日付紙面より)

アンケート結果を基に協議する=8日、熊野市の県熊野庁舎
2022年11月11日
20 ピンクの小花が無数に  道路脇にヒメツルソバ  
2022年11月11日
21 新宮市出身・森浦大輔投手が好投  野球「侍ジャパン」豪州に勝利  
2022年11月11日
22 パートナーシップ制度導入など  レインボーフェスタでトーク  (那智勝浦町 )
2022年11月11日
23 思い思いの遊びを満喫  神倉小学校児童が遠足  (新宮市 )
2022年11月11日
24 地域安寧など祈る  高倉神社で例祭  (熊野川町 )
2022年11月11日
25 自然に親しみ山歩き  「歩け歩け教室」開講  (新宮市 )
2022年11月11日
26 5、6年生自己記録に挑む  小学校陸上競技記録会結果②  
2022年11月11日
27 6チームが対戦し目津優勝 サンゴ台で第18回ゲートボール大会 (串本町社会福祉協議会)
2022年11月11日
28 望楼の芝で自己記録に挑む  潮岬中第48回クロカン大会  (串本町 )
2022年11月11日
29 2年ぶり、和気あいあいと  グラウンドゴルフ大会  (紀宝町社協 )
2022年11月11日
30 丈夫な建物の構造は?  ストローハウス作りに挑戦  (成川小 )
2022年11月11日
31 防火意識の向上呼びかける  秋季全国火災予防運動でパレード  (紀宝町 )
2022年11月11日
32 新人3人の論戦始まる  産業振興など争点に  (和歌山県知事選 )
2022年11月11日
33 お悔やみ情報
  
2022年11月10日
34 園児が「火の用心」呼びかける
 幼年消防クラブがパレード  (那智勝浦町 )

 秋の全国火災予防運動(9~15日)に伴って9日、毎年恒例の防火パレードが那智勝浦町であった。町立勝浦こども園(築紫依美香園長)の幼年消防クラブの鼓笛隊や町消防本部、消防団員ら約50人が町役場~那智勝浦観光機構バスターミナルを歩き、火災予防を呼びかけた。

 パレードは火災予防と防火意識の高揚が目的。役場玄関前の出発式では、公務で不在の堀順一郎町長に代わり、瀧本雄之副町長が「皆さんの元気いっぱいパレードで、町の人たちに火の用心の大切さを教えてあげてください」とあいさつ。

 園児は「僕たち私たちは、火遊びはしません」と誓いの言葉を述べ「よまわりおじさん」を演奏。代表園児が瀧本副町長や湯川辰也消防長、下地将仁団長らから「ミニまとい」を受け取り、パレードがスタート。

 鼓笛隊の演奏や拍子木の音が響くと、地域住民や観光客らも足を止め、園児たちの姿を見守っていた。保護者たちもカメラやスマートフォンを手に、共に町を歩いた。

 バスターミナルでの解散式では、鼓笛隊が隊列変化に取り組みながら「群青」を披露。築紫園長は「皆さんの前での演奏は、子どもたちにとって大きな自信につながったはず。今後も、火災予防の大切さを地域に伝えていきたい」と述べた。

 湯川消防長は「寝たばこをしない」「ストーブの周りに燃えやすい物を置かない」「こんろを使うときはそばを離れない」などを呼びかけ、「園児の皆さんの演奏で町の人にも火の用心の大切さが伝わった。今後も火災のないまちづくりにご協力お願いします」と締めくくった。

 最後は町消防本部から、園児たちにすごろくやお菓子がプレゼントされた。

 なお、今年町内で発生した火災件数は5件で、建物火災が2件、車両火災が1件、その他火災が2件だった。

(2022年11月10日付紙面より)

防火パレードで「火の用心」呼びかける=9日、那智勝浦町内
パレードに参加した皆さん
2022年11月10日
35 3年ぶりの開催話し合う
 商工祭「南の国の雪まつり」  (那智勝浦町 )

 第26回商工祭「南の国の雪まつり」(来年2月19日予定)に向けた第1回実行委員会が7日、那智勝浦町の体育文化会館であった。新型コロナウイルス感染症の影響で2年間中止となっていた。来年の開催について、出席した各団体のメンバーらが意見を出し合った。

 雪まつりは町の商業の活性化や地域振興、ふるさとの再発見、子どもたちの思い出づくりなどを目的に実施。人気の催しで、例年多くの来場者でにぎわってきた。

 実行委員長の森川起安南紀くろしお商工会長は「コロナ禍の中、安全安心を有して開催しなくてはならない。会場は役場前で、入り口出口の規制はできない。最も重要なのは、雪を楽しむ子どもたち中心の祭りでなくてはならない」とあいさつした。

 事務局から催しの目的や趣旨などの説明があり、出席者全員が自己紹介と開催についての思いなどを述べた。

 出席者からは「開催する前提で話を進めたほうがいい。周囲の感染が増加した際は中止すればいい」「前向きに検討してもらい、活性化につなげてほしい」「先進地の感染症対策などを参考にしながら、開催しては」「コロナの第8波の影響が分からないため、第2回の際の状況で判断するほうがいい」「福祉施設としては基礎疾患を持つ利用者さまも多いため、リスクはあると思う」「現状では判断しづらい。直近に改めて検討すれば良いのでは」などの意見が上がった。

 那智勝浦観光機構(NACKT)の清水貞吾理事長は「当町は観光の町。明るくにぎわってほしいため、前向きに考えるほうがいい。第7波、8波の動向を注視し、感染対策や開催場所の検討を行ってはどうか」。

 堀順一郎町長は開催場所について、敷地が広く、近隣に多数駐車場があるブルービーチ那智駐車場周辺(熊野体験博跡地)を提案。開催については「雪まつりは歴史ある祭り。第8波で中止の場合もあるが、マスク着用し、屋外でのイベント。前向きに進めていっても良いのでは」と見解を示した。

 それぞれの意見を受け、森川会長は「開催するほうが良いという意見が多かった。条件さえ整えば開催したい。場所についても、検討を進めていく。開催するとなれば3年ぶりの商工祭となる。これまで以上のご協力を皆さまにお願いします」と締めくくった。

 開催の有無を決定する第2回実行委員会は11月末~12月初旬に実施する予定。

(2022年11月10日付紙面より)

雪まつり開催について意見を出し合った=7日、那智勝浦町の体育文化会館
森川起安会長
2022年11月10日
36 高齢者体験しつつ高台へ
 太地小6年生が福祉学習  

 太地町立太地小学校(海野文宏校長)の6年生5人が8日、地域の高齢者5人と共に福祉体験学習に取り組んだ。児童が高齢者体験の装具を身に着けて平見の高台まで避難路を上り、安全に避難するために必要なことを考えた。

 同校は町社会福祉協議会によって「福祉教育推進校」に指定にされており、学年ごとに高齢者や障害のある人々の生活について学んでいる。この日は児童・生徒の福祉教育に関係する各機関で立ち上げた「太地町福祉教育推進委員会」が主催し、民生児童委員、町熟年会(老人クラブ連合会)、町消防団の筋師光博団長、町役場総務課の防災担当・山下真一さんらが協力した。

 最初に山下さんが避難路について講話。「津波などの災害から命をつなぐ逃げ道。周囲の状況に合わせ、舗装路や階段、建設足場を用いたものなど、町内に約50カ所ある」と語った。

 児童は、膝関節を固めるサポーターや緑内障の視界を再現するゴーグル、イヤーマフなどを身に着け、周囲の手助けを得ながら避難路へ出発。「段差があるから気を付けて」と声をかけ合う様子が見られ、「ゴーグルで足元が見えづらい」「雨が降っていたら滑りそう」「電灯はあるけれど、夜はやっぱり危ない」など意見も聞かれた。

 学校では、実際に避難路を歩いて気付いたことや、歩きやすくするための工夫についても話し合っていた。

(2022年11月10日付紙面より)

高齢者体験装具を身に着けて避難路を歩く=8日、太地町
2022年11月10日
37 防火意識高揚を啓発
 秋の火災予防運動初日に  (新宮市 )

 「秋の全国火災予防運動」初日の9日、各地の消防は防火広報を実施した。新宮市消防本部(垣内一男消防長)では新宮、三輪崎、高田、熊野川の4地区に分かれて住民らに防火意識の高揚を呼びかけた。今年の全国統一防火標語は「お出かけは マスク戸締り 火の用心」。

 運動は、火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり、火災予防思想の一層の普及を図り火災の発生を防止し、高齢者を中心とする死者の発生を減少させるとともに、財産の損失を防ぐことを目的に実施している。

 市消防本部で行われた新宮地区消防団の出発式には丹鶴、千穂、蓬莱、警備の4分団から13人が参加した。中谷健兒団長は「今日から火災予防運動週間が始まる。市民の防火意識向上のため、十分な巡回をお願いします」と呼びかけ。車両に乗り込んだ団員らは「火災が発生しやすくなっています」などとアナウンスしながら、市内各所を巡回した。

 13日(日)には新宮地区と熊野川地区で総合訓練を実施する予定としている。

 期間中の全国重点目標は▽住宅防火対策の推進▽乾燥時および強風時の火災発生防止対策の推進▽木造飲食店等が密集する地域に対する防火指導の推進▽放火火災防止対策の推進▽特定防火対象物等における防火安全対策の徹底▽製品火災の発生防止に向けた取り組みの推進▽多数の者が集合する催しに対する火災予防指導などの徹底―の7点。

 今年、市消防本部管内では、住宅火災4件、車両火災が3件、その他火災が4件の計11件の火災が発生している(9日現在)。

(2022年11月10日付紙面より)

各分団が防火広報活動に出発した=9日、新宮市消防本部
2022年11月10日
38 14組が熱戦を展開
 新宮市民スポ祭硬式テニス  
2022年11月10日
39 新宮市のリュメル優勝
 スポーツ祭典バレー競技  
2022年11月10日
40 那智勝浦が3連覇
 新宮警察署防犯学童軟式野球大会  
2022年11月10日
41 皆既月食と天王星食  各地の鑑賞会で歓声上がる  
2022年11月10日
42 手を振り再来呼びかけ  客船「飛鳥Ⅱ」見送り  (新宮市 )
2022年11月10日
43 森って本当に働き者!  下里こども園でキノピー教室  (那智勝浦町 )
2022年11月10日
44 点字の打ち方を学ぶ  児童対象の特別教室  (熊野川小学校 )
2022年11月10日
45 元気いっぱい競技に挑戦  たづはら保で運動会  
2022年11月10日
46 5、6年生自己記録に挑む  小学校陸上競技記録会結果①  
2022年11月10日
47 森林の構成を計測で把握  本年度探偵団が調査活動  (南紀熊野ジオパーク )
2022年11月10日
48 パレードで防火意識促す  消防本部と消防団合同で  (串本町 )
2022年11月10日
49 地元コースを楽しく歩く  ウオークラリーに26人参加  (御浜町 )
2022年11月10日
50 赤根さん、5・6年生女子で優勝  県スポーツ少年団剣道交流大会  
2022年11月10日
51 木本「21世紀枠」推薦校に  来春の選抜高校野球大会  (三重県高野連 )
2022年11月10日
52 イルミ点灯に向け準備進む  12月1日から「光の祭典in紀宝」  (紀宝町 )
2022年11月10日
53 お悔やみ情報
  
2022年11月08日
54 緑化を終え、利用開始
 木戸浦グラウンド  (那智勝浦町 )

 5月末から緑化事業を行っていた那智勝浦町の木戸浦グラウンド。芝生の養生期間を経て1日から、利用が再開した。6日には地元スポーツ少年団のサッカーチームが真新しい芝生の上で練習に励む姿が見られた。

 芝生化は町が進める体育文化会館周辺の公園化事業の一環で、町内外から人々が集える憩いの場とすることが目的。同会館や周辺には津波避難タワーが完成し、安全性向上にもつながっている。

 工事はグラウンド内15カ所にスプリンクラーを設置。バックネットから45㍍周辺は土のグラウンドとして残し、約1万800平方㍍の芝生化を行った。

 7月18日にはグラウンドを利用する各団体や関係者など約100人が参加し、芝生の植え付けに取り組んだ。その際は各団体からは「緑が一面に広がることを夢見ている」「芝生化で、グラウンドが今までと違う印象になるのが楽しみ」などの声が上がっていた。

 町によると、今後は同会館横の枯山水部分に遊具などを設置し、ゲートボール場側をスケートボードなどが行える環境とする計画も視野に入れているという。

 堀順一郎町長は「緑化事業のため、7月からグラウンドが利用できない状況にあり、町民の皆さまにはご迷惑をおかけした。新しい芝生を、多くの皆さまにご利用いただけたら幸いです」と話していた。

(2022年11月8日付紙面より)

緑化を終え、利用が再開された=6日、那智勝浦町の木戸浦グラウンド
関係者が集まり芝生を植え付ける様子=今年7月撮影
2022年11月08日
55 3年ぶり、150人が快走
 第15回那智勝浦町熊野古道ヒルクライム  

 NPO法人「SPORTS PRODUCE熊野」(角口賀敏理事長/株式会社キナン会長)は6日、3年ぶりに「那智勝浦町熊野古道ヒルクライム」を同町内で開催した。約150人が快走し、標高差567㍍の激しいコースで競い合った。

 催しは例年、当地方での自転車レースの周知や普及などを目的に行われていたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から2019年を最後に中止となっていた。

 大門坂駐車場から妙法山阿弥陀寺前までの9・5㌔を舞台に実施。▽小学生▽男子中学生以上▽同20歳代▽同30歳代▽同40歳代▽同50歳代▽同60歳代▽女子―の各種目で開かれた。

 新宮市を拠点に活動する「キナンレーシングチーム」のトマ・ルバ選手、新城雄大選手、山本大喜選手、花田聖誠選手、小出樹選手の5人がゲストライダーとして参加した。

 第15回を迎えた開会式では、大会長の堀順一郎町長が「例年に比べて短い距離ということもあり、短期決戦になるとは思います。けがなく、レースを楽しんでもらいたい。その後は、時間があれば温泉や食事など、那智勝浦を満喫していただきたい」とあいさつ。

 角口理事長は多くの参加に感謝し「自転車レースを通じて、さらなる普及と活動に努めていきますので応援よろしくお願いします」と語った。

 参加者は同駐車場前で集まると、堀町長の合図とともにスタート。神々が宿るとされている熊野古道沿いの公道で、何度も繰り返されるアップダウンを攻略しながら懸命に駆け上がった。

(2022年11月8日付紙面より)

懸命に坂を駆け上がる参加者=6日、那智勝浦町
レース前には開会式が行われた
2022年11月08日
56 道の駅で2行事にぎわう
 健康イベント・消防フェア  (串本町 )

 串本町くじ野川にある道の駅くしもと橋杭岩で3日、イベント「健康増進イベント」「消防フェア」があり、旅客や住民の利用でにぎわいを見せた。

 「健康増進イベント」は町産業課が明治安田生命保険相互会社の包括連携協定に基づく協賛を得て実施した企画。同社は地域貢献事業の一つ「みんなの健活プロジェクト」の一環で野菜摂取レベルや血管年齢をチェックする機会を提供し、同課は同社の啓発物資にボトルドウオーター「串本の水」2本を添えて利用者に配ったり誘い水にして利用を促したりして後押しした。

 同協定は昨年8月に町―同社間で締結。このイベントの実施は昨年11月に続いて2回目で、社員の一人として参加した同社新宮営業所の小堂和彦所長は「健康推進はもちろん、大勢の皆さまと接するこの機に地域のいいところも伝えて串本にリピートしてもらえるような貢献もできれば」と話し、応対に励んでいた。

 「消防フェア」は同駅の指定管理者が町消防本部に協力を求めたのがきっかけで始まった企画で、おととし、昨年と社会情勢により中止したため3年ぶりの実施。同本部は防火・防災意識を促す目的で▽消防車・救急車の展示〈撮影可〉▽消防車による放水体験▽訓練用水消火器による取り扱い体験▽住宅用火災報知器の紹介▽県の地震体験車「ごりょう君」による揺れの体験―といった各コーナーを設け、同駅は場の提供に加えロケットサイダーなどの進呈品を準備して往来する人々の利用を促した。

 町のマスコットキャラクター「まぐトル」も時折登場して子どもやその家族らの興味を引き、利用を後押し。その様子を見守った寺島正彦消防長は「このような形で(守るべき)地域の皆さまと接するのは久しぶりで、気持ちにいっそうの熱が入るような気分。これから寒く、乾燥する時季に差しかかる。地域の皆さまには防火・防災意識、そして新型コロナやインフルなど感染症予防の意識を高めていただければ」と願うところを語った。

(2022年11月8日付紙面より)

イベント「健康増進イベント」チェックコーナーの様子=3日、道の駅くしもと橋杭岩
イベント「消防フェア」会場
放水体験の様子
2022年11月08日
57 自然の恵みに感謝
 「じゃばらの里の収穫祭」盛況  (北山村 )

 北山村青年会(中康行会長)主催の「じゃばらの里の収穫祭2022」が5日、同村下尾井のおくとろ公園で開催された。秋晴れの空の下、村内外から大勢の家族連れらが来場。ステージイベントやグルメ、買い物などを満喫した。

 同村の特産品であるじゃばらの収穫を祝って開催する恒例のイベント。昨年は「紀の国わかやま文化祭2021」の地域文化発信事業として実施されており、従来の形での開催は実に3年ぶりとなった。新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、会場ではステージ前の座席配置に当たって間隔を空けるなどの対策を講じ、来場者らにマスク着用や手指消毒への協力を呼びかけた。

 総勢70人以上がエントリーした恒例企画の大縄跳び「飛び地でジャンプ」では「国土交通省チーム」が77回を記録し見事優勝。ステージは「○×クイズ」や同村のヒーロー「じゃばライダー」のショー、抽選会などで盛り上がりを見せたほか、HanaHanaフラのメンバーがフラダンスで会場に花を添えた。

 会場内にはじゃばら製品や唐揚げ、フルーツサンド、焼き菓子、フリーマーケットなどの販売コーナーや体験コーナーなども設けられ、400食限定の「じゃばらバーガー」、500食限定の「無料しし鍋配布」には多くの人が行列を作った。

 中会長は「天候に恵まれ、多くの人に来場いただいた。3年ぶりの開催となったが、コロナ禍前よりも盛況に感じられてありがたい。今年の開催を機に来年、再来年へとつなげていきたい」と話していた。

(2022年11月8日付紙面より)

抗アレルギー成分「ナリルチン」でカフンアーク(花粉悪)を撃退するじゃばライダー=5日、北山村のおくとろ公園
2022年11月08日
58 パンジーとハボタンに衣替え  生き活き協のグループが作業  (紀宝町 )
2022年11月08日
59 中学生が一流のプレー学ぶ  パナソニック津アドバンス招き  (バレーボール )
2022年11月08日
60 「地球はオーケストラ」  写真家・寺沢さん迎えて講演会  (紀宝町立図書館 )
2022年11月08日
61 近大新宮決勝進出ならず  全国高校サッカー和歌山大会  
2022年11月08日
62 森浦大輔投手が代表初登板  野球「侍ジャパン」強化試合  (新宮市出身 )
2022年11月08日
63 外国人の姿ちらほら  各所で旅行者数が増加  (那智勝浦町 )
2022年11月08日
64 無鑑査賞など表彰  第17回新宮市展最終日に  
2022年11月08日
65 植樹に向けクマノザクラ学ぶ  太田の郷で勝木さんが講演  (那智勝浦町 )
2022年11月08日
66 不思議な海の生物に親しむ  秋の磯遊びに親子5人  (那智勝浦町 )
2022年11月08日
67 感謝を込め手を合わせる 淡交会南紀支部が茶筅供養 (新宮市)
2022年11月08日
68 これから、冬の装い  タウンガーデンで花の植え替え  (新宮市 )
2022年11月08日
69 観光名所や瀞峡を巡る サイクリングと川舟ツアー (新宮市)
2022年11月08日
70 かつてのにぎわいをアゲイン  広角地区で運動会  (新宮市 )
2022年11月08日
71 3日間計で3100人が見物  橋杭岩ライトアップ実施  (串本町 )
2022年11月08日
72 新調まもない獅子舞を奉納  古田・地主神社の例祭で  (串本町 )
2022年11月08日
73 お悔やみ情報
  
2022年11月03日
74 みんなでつくろう!わがらのまち
 地域支え合いフォーラム  (新宮市 )

 新宮市と市社会福祉協議会は1日、同市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で令和4年度地域支え合いフォーラム「みんなでつくろう! わがらのまち~しんぐうで暮らし続けるために今できること~」を開催した。113人が基調講演や取り組み発表などを通して、地域における支え合いの大切さについて再認識する機会とした。

 同フォーラムは、地域に必要な支え合いについて理解を深めることを目的に開催。市では「住み慣れた地域で生き生きと暮らしたい」という市民の思いを実現するため、地域包括システムの構築を目指している。

 開催に当たり、田岡実千年市長は「高齢化が進む中、幸いにも新宮市には地域を支えてくださっている方が多くいる。今後も住み慣れた地域で生き生きと暮らし続けることができるよう、皆さまと一緒にまちづくりを進めていきたい」とあいさつした。

 基調講演では、NPO法人全国コミュニティライフサポートセンターの池田昌弘理事長が「つれもていこらよ お隣さん♪♪ ~支え合いは近所から~」を題目に講話した。

 気心知れた友人同士でお互いに気にかけ合い、それぞれができることで支え合う「支え合いの三角関係」を紹介し「個別支援の強化は孤立化支援となる危険性も。近所との関係も壊さないなどつながりを豊かにする地域づくりの支援が重要」。

 「制度やサービスは整ったが、つながりの断捨離が進んでいる」と危機感を示し、支え合いの必要性を次の世代に伝えていくことも必要とした。

 喫茶店文化が定着する東海地方では、喫茶店が通いの場、安否確認の場、健康チェックの場ともなっていると解説。「支え合い」とは「適度な迷惑のかけ合い」であるとし「支えられ上手になるためには支え合うことの意味の実感や支えられる訓練が必要」「孤立しないために今あるつながりを切らないだけではなく、新たなつながりも意識を」と述べた。

 コロナ禍において派生した、工夫を凝らした自発的な活動や「役割」の重要性、地域の取り組みなどを紹介し「目指すはほどよく迷惑をかけ合える仲間を育み、制度やサービスを活用しながら支え合って暮らし続けられる地域の実現」と締めくくった。

 取り組み発表では、協議体「わがら広角」の木下進会長が立ち上げのきっかけや設立趣旨、活動方針、今後の活動予定などを発表。「若い世代の地域への関わりが地域活性化の特効薬」などと話した。

(2022年11月3日付紙面より)

「わがら広角」の木下進会長やメンバーらが取り組みを発表=1日、新宮市下本町の「丹鶴ホール」
113人が支え合いの重要性を再確認した
池田昌弘理事長
2022年11月03日
75 知事メッセージを伝達
 子ども・若者の育成支援  (新宮市 )

 内閣府が進める「子供・若者育成支援推進強調月間」に合わせた、知事メッセージの伝達式が1日、新宮市役所であった。木村康史・東牟婁地方青少年育成県民運動推進委員連絡協議会会長(新宮市推進委員)が、田岡実千年市長に仁坂吉伸和歌山県知事のメッセージを伝達、育成支援への協力を求めた。

 和歌山県は、内閣府に合わせて11月を強調月間とし、その一環として毎年、子供・若者育成支援巡回活動隊が、県内市町村を表敬訪問して知事メッセージを伝達している。今年のメッセージでは、ニートやひきこもり、児童虐待、いじめ、不登校、有害情報の氾濫、新型コロナウイルスの不安に伴う孤立や孤独などで、子どもや若者をめぐる問題がより深刻化していることに言及。

 この対策として、若者の就労やヤングケアラーに対する支援、青少年が安全安心にインターネット利用できる環境整備などを推進していくとし、活動への協力を求めている。

 新宮市の伝達式は、木村会長のほか、新宮市推進委員の畑林守さん、新宮市立少年相談センターの横山政博さん、事務局の稲垣克明さんが訪れた。木村会長が知事メッセージを代読し、田岡市長に手渡した。

 田岡市長は「子どもが生き生きと元気に成長するには、家庭、学校、地域の教育の三位一体が理想。引き続き、地域の皆さんの協力を賜り、立派な子どもに育てていただければ。市としてもそれを支援したい」と話した。

(2022年11月3日付紙面より)

伝達に訪れた木村康史会長(右)、畑林守推進委員(左)と田岡実千年市長=1日、新宮市役所
2022年11月03日
76 指導受け技術向上に励む
 消防団が本年度実働訓練  (古座川町 )

 古座川町消防団(樫原一好団長、団員105人)が10月30日、蔵土(くろづ)多目的広場で本年度の実働訓練に取り組んだ。

 団員の技術向上を目的として年1回、串本町消防本部の古座消防署・同署七川分駐所職員に指導協力を求めて実施している同訓練。四つある分団が合同で取り組む数少ない機会の一つでもあり、相互親交による消防団としての統制強化や個々の士気高揚を図る側面も帯びている。

 3年前は雨天のため町立体育館で礼式を中心に屋内実施し、以降新型コロナウイルスの情勢でおととしは中止、昨年は分団単位で機関点検を兼ねた放水訓練を実施。屋外の同広場へ集まって取り組むのは4年ぶりで、当日は団員53人(団長を含む)が参加したという。

 実施に当たって西前啓市町長が駆け付け、管内の安全を担保し町民が安心して生活できるようしっかりと訓練に取り組む姿勢がありがたいと感謝を示しつつ激励。引き続き同団事務局の総務課・濵野悦子課長と共に同訓練の様子を視察した。

 樫原団長は同訓練の側面の狙いを意識付けつつ、消防署職員の指導を今後の活動に生かすよう訓示。以降は各分団と同団女性部の5組に分かれて▽礼式▽ホース延長▽ロープ結索―の3項目で指導を受けた。本年度は技術の幅を広げるため、長らく項目の定番だった機関点検を兼ねた実放水をロープ結索に置き換えて重点的に教わり、習熟に励んだという。

(2022年11月3日付紙面より)

各分団、女性部単位で礼式の指導を受ける団員=10月30日、古座川町蔵土
2022年11月03日
77 駅舎防災複合施設が佳作受賞
 第67回「鉄道建築協会賞」  (太地町 )

 一般社団法人鉄道建築協会が実施する令和4年度第67回「鉄道建築協会賞」の作品部門において先月21日、太地町の駅舎防災複合施設整備(JR太地駅)が佳作に選出された。和歌山県内では同町のみの受賞となった。

 鉄道に関連する企業などで組織される同協会。毎年、鉄道建築におけるデザインおよび技術の向上に貢献したと認められる建築作品や論文業績に対し賞を授与して、その業績を顕彰している。

 賞状には同町と、設計・監理を行ったジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社、施工した谷地建設株式会社の名前が記されている。

 同町によると、ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社が応募し、今回の受賞に至ったという。

 太地駅は駅と観光、防災の機能を兼ねた住民待望の施設として、昨年5月末に竣工(しゅんこう)。鉄骨造2階建で敷地面積が987・77平方㍍、延べ床面積が435・11平方㍍。

 町から多くの人々が移住したアメリカカリフォルニア州のターミナルアイランドの駅や街並みに着想を得てデザインされた施設だ。

 受賞を受け、三軒一高町長は「私の記憶では町長3代にわたって完成した駅。これから10年をかけて、駐車場や公園などの駅前整備が進められていく。そのための買収も始まるため、今後は計画通りの形へと変化していく。受賞は本当に良かった。幸先の良い知らせです」と話していた。

(2022年11月3日付紙面より)

太地町の駅舎防災複合施設整備(JR太地駅)が「鉄道建築協会賞」(作品部門)で佳作に選ばれた=10月31日、太地町役場
応募した完成図(透視図)=太地町提供
2022年11月03日
78 かわいい衣装でダンス  ハロウィーン遊びを楽しむ  (井田保 )
2022年11月03日
79 書道パフォーマンスも披露  3年ぶりの「文化祭」楽しむ  (紀南高校 )
2022年11月03日
80 火がおこる仕組み学ぶ  本年度2回目の「わくわく科学教室」  (紀宝町 )
2022年11月03日
81 人とのつながりを大切に  飯盛自主防、3年ぶりに訓練  (紀宝町 )
2022年11月03日
82 人権教育の視点から実践報告  太田小で教育研究発表会  (那智勝浦町 )
2022年11月03日
83 地域の魅力を内外に  自然風景などの写真展  (新宮ユネスコ協会 )
2022年11月03日
84 守ろう人権なくそう差別  町内各所で人権・同和啓発  (那智勝浦町 )
2022年11月03日
85 競技の普及につなげる  ニュースポーツ体験会  (那智勝浦町 )
2022年11月03日
86 本紙エリアで2人受章  令和4年秋の褒章  
2022年11月03日
87 木山さんの畑で芋を収穫  潮岬こども園4、5歳児  (串本町 )
2022年11月03日
88 当局謝罪受けつつ2案可決  町議会第5回臨時会開会  (古座川町 )
2022年11月03日
89 公共での木造・木質化を要望  木材利用推進キャラバン活動  (古座川町・串本町 )
2022年11月03日
90 お悔やみ情報