王子ヶ浜にアカウミガメ上陸 (新宮市 )
新宮市の王子ヶ浜で14日早朝、アカウミガメの今期初産卵が確認された。午前5時前、ウミガメの保護活動を展開する「紀伊半島の海亀を守る会」の榎本晴光会長が卵を発見した。
同浜は絶滅危惧種・アカウミガメが訪れる世界でも数少ない海岸の一つ。同会は、波浪流失や小動物の捕食被害からアカウミガメの卵を守るための保護活動を行っている。
アカウミガメの上陸・産卵シーズンは5月中旬から8月半ばごろまで。1回の産卵で平均110~120個の卵を産み、60~80日でふ化する。卵は海岸に隣接するふ化場に移し、ふ化した子ガメは秋ごろに同会や関係者らの手によって海に戻される。
なお、昨年は例年より早めとなった5月20日に初上陸および初産卵を確認。以降、再度上陸が確認されたが産卵はなかった。初産卵で98個の卵を発見。うち、ふ化した14匹を放流した。
5月から同浜での早朝ウミガメパトロールを開始した榎本会長。この日は同浜の南端、御手洗海岸寄りの波打ち際から約60㍍付近での産卵を確認。60㌢ほどの深さの穴から、ピンポン球大の卵127個が見つかった。
風雨が吹き付ける中、一つ一つ丁寧に卵を採取した榎本会長は「今シーズンの初産卵にほっとした。シーズンはまだ続くので今後の上陸と産卵に期待したい」と話していた。
(2022年6月15日付紙面より)
串本・新宮駅で災害パネル展 (新宮警察署 )
新宮警察署は、JR串本駅と新宮駅で災害パネル展を実施している。
出水期(梅雨)を迎えるに当たり、住民の防災意識の向上を図るとともに、災害現場などでの活動に理解を深めてもらおうと実施。2011年3月に発生した東日本大震災、同年9月の紀伊半島大水害などの被災状況や、警察による災害現場での活動状況などを記録した写真、両駅合わせて約20点を展示している。
11年前の水害発生当時、勝浦幹部交番で勤務していた同署の谷英人警備課長。変わり果てた自身の生まれ故郷を目の当たりにし、その凄惨(せいさん)な状況が目に焼き付いているという。
「ここ数年でゲリラ豪雨による水害や土砂崩れ、洪水などの災害が増えており、いつどこで起こるか分からない。普段から避難場所や避難情報を確認し、有事に備えてほしい」とパネル展に託した思いを話した。
展示は両駅とも19日(日)まで。
(2022年6月15日付紙面より)
町道サンゴ台中央線が全通へ (串本町 )
串本町の田嶋勝正町長が14日、町道サンゴ台中央線の未供用区間が7月1日(金)付で開通することを明らかにした。
この区間は西の岡からサンゴ台団地南端を結ぶ延長約1242㍍の新道で、将来の町道化を見据えたすさみ串本道路の工事用道路として整備された。車道は幅3㍍強の対向2車線。沿線にくしもとこども園新園舎(建設中)や統合小新校舎(建設前、現行で串本小と橋杭小の統合校としている)の用地があり、その通学・通園路となる幅3・5㍍の自転車歩行者道(通称・自歩道)が伴う。
田嶋町長は今月14日に始まった町議会6月定例会における諸報告の中でこの区間の開通を明らかにした。2011年11月のくしもと町立病院開院以降、消防防災センターや東牟婁振興局串本建設部、串本海上保安署や現・新宮警察署官舎ならびに代替指揮所や福祉総合センター(社会福祉協議会串本事業所)、さらに喫緊で昨年7月に役場がサンゴ台地内へ移転。他方、同地内への車両出入り口は橋杭小そばとJR串本駅そば踏切の2カ所のままで、とりわけ踏切そばで深刻化している通勤時間帯の混雑の分散化を主たる理由として国土交通省とも調整しながら開通を急いできた。
町建設課によると、7月1日午前10時から未供用区間のサンゴ台側で式典と通り初めをし、以降バリケードを撤去し町道として供用を始める。以降当面は工事用車両も多く往来する点を踏まえて利用してほしいとしている。
この町道は国道42号沿いにあるコミュニティバス上浦停留所そばから橋杭小前を連絡する計画延長2815㍍の路線。新道の上浦側の一部(国道から西の岡まで)は学校給食センター運用のためすでに部分供用されていて、今後の開通により全線で供用開始となる。
(2022年6月15日付紙面より)
5年生が地震・津波学習 (勝浦小 )
那智勝浦町立勝浦小学校(山下真司校長)で13日、5年生44人を対象とした地震・津波に関する防災学習が開かれた。「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」主任研究員の河田慈人さんが来校し、近年の災害から得た知見を基に、「これからの那智勝浦の防災・減災」を演題に講話した。
兵庫県にある同センターは、阪神・淡路大震災(1995年)の教訓を後世に伝え、災害被害の軽減に貢献するために設立された防災ミュージアム。河田さんは防災教育や早期避難、地域防災を専門に研究し、和歌山県教育委員会防災教育推進委員も務める。
勝浦小学校の5年生は昨年度、土砂災害について総合的に学習し、防災冊子を作成。本年度はその学習を発展させ、30年以内に70~80%の確率で発生するといわれる南海トラフ巨大地震や津波への備えについて学ぶ。
河田さんは東日本大震災(2011年)や熊本地震(16年)、大阪府北部地震(18年)などによる被害を紹介。ハザードマップを過信することの危険性やいざというときに避難をすることの難しさを伝え、「おそらく皆さんが生きているうちに、南海トラフ巨大地震が起こる。子どものうちは自分の命を自分で守ることが第一だが、20年後には大人になって、大切な人を守る立場になる。避難所運営や防災の知識は、大人になっても絶対に役に立つ」と学習の大切さを訴えた。
講演後には、今後の総合学習について担任教職員らと協議。同校は、児童の興味関心も尊重しつつ、保護者や地域全体に学習の成果を発信できるよう取り組んでいくとしている。
(2022年6月15日付紙面より)
全日本小学生大会など東牟婁予選 (少女バレー )
県高校総体空手道競技で活躍 (近大新宮 )
新宮市伊佐田町の新宮税務署(山端克明署長)で9日、感謝状授与式があり、同署職員の日頃の健康管理に貢献したとして医療法人米良医院(同市池田)の米良孝志院長に感謝状と記念品が贈られた。
署長感謝状は、適正な申告納税の推進、納税道義の高揚、職員の健康管理などについて多大な貢献があるなど、功績が顕著であった者に対して感謝の意を表するもの。
米良院長は、2014年から毎月1回血圧測定や健康相談を受けるなど同署の嘱託医として職員の健康管理に協力。新型コロナウイルス対策の助言やワクチンの早期接種に対応するなど、納税者対応を行う職員の心身に寄り添ってきた。
また、今年1月には県内の医師会を代表して県医師会長と県病院協会長が、電子申告・電子納税推進を宣言。県民に対して確定申告会場の密を避ける呼びかけを行ったが、米良院長は新宮市医師会長として旗振り役を担うなど、感染拡大防止に向けた取り組みに力を尽くしている。
感謝状を手渡した山端署長は「職員の健康管理はもとより、安心安全な税務行政が求められる中、ワクチンの早期接種に協力いただいた。管内外と出入りする職員も多い中、おかげさまで1人も罹患(りかん)することなく市民や納税者の方に対応することができた」と感謝を伝えた。
米良院長は「新型コロナが出始めた2年半ほど前、医師として新型コロナを担当していたこともあり、大阪などと行き来することがある職員も多いということから周りの目から見た対応や助言をさせていただいた」。
「最近、ようやく感染状況も収まりかけ、重症化も減っている。新たな変異株も出ていない。今後、収まっていくのか、それとも厳しくなっていくのかを判断していく必要がある。引き続き、気を抜かずにマスク着用や手指消毒など基本的な感染対策を心がけて」と話していた。
(2022年6月11日付紙面より)
熊自連がふれあい観察会 (那智勝浦町 )
熊野自然保護連絡協議会(瀧野秀二会長)は4日、那智勝浦町の環境省宇久井ビジターセンターで「宇久井半島ふれあい観察会」を開いた。参加や同会の専門家ら10人が宇久井半島の遊歩道や海岸部を巡り、さまざまな生物を観察した。
熊自連は、植物や昆虫・野鳥・地質などの専門家が、熊野の自然環境保全を趣旨に一つにまとまり、1985年に結成された団体。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、観察会を開くのは3年ぶり。感染症対策のため、参加人数を絞って開催した。
瀧野会長は開会に当たり「今日はさまざまな分野の専門家が参加しているので、気になることがあれば何でも質問してください」とあいさつ。
参加者たちはササユリや菌従属栄養植物のハルザキヤツシロランの果実、シダのコヒロハハナヤスリなどを観察しながら遊歩道を歩き、紀伊半島東岸を見渡す駒ヶ崎灯台へ。南方系のチョウであるイシガケチョウなどの昆虫や野鳥の解説もあった。地玉(じごく)の浜では海浜植物のハマカンゾウがオレンジ色の花を咲かせており、参加者たちの目を楽しませていた。
(2022年6月11日付紙面より)
新宮市旧チャップマン邸
新宮市丹鶴の旧チャップマン邸で、ワーケーションが利用できるようになった。利用は無料(貸館料金別途必要)で利用可能時間は午前9時~午後9時。
旧チャップマン邸は、アメリカの宣教師・チャップマンの住宅として、「文化学院」創始者で市名誉市民の西村伊作(1884~1963年)が設計し、1926年に建築。伊作が手掛けた住宅は県内に2軒しか残っておらず、大変希少価値の高い建物として2020年8月に国の登録有形文化財に登録された。
ワーケーションは「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語。観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用し、働きながら休暇を取る過ごし方で、働き方改革やコロナ禍において「新しい働き方」として全国的に注目されている。
同邸で利用できるのは、2階学習室と主寝室の2部屋。椅子、机の他、ワーケーション専用Wi―Fi(ワイファイ)が完備されている。事務所内にはドリンクの自動販売機も設置されているので、仕事や観光の合間に一息を。
利用には予約が必要。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)と年末年始。貸館料は1部屋当たり〈午前9時~午後1時、午後1時~5時〉各1010円、〈午後5時~9時〉1520円。観覧は無料。
貸館予約、問い合わせは同邸事務所(電話0735・23・2311)まで。
(2022年6月11日付紙面より)
新型コロナワクチン (那智勝浦町 )
那智勝浦町はこのほど、4回目の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を7月中旬から開始することを発表した。60歳以上および18~59歳で基礎疾患を有する人が対象で、接種時期は9月末までを予定している。
同町はワクチン接種状況について、5日現在で3回目の接種を終えた町民は9779人(接種率72%)と報告した。5~11歳の子どもの1、2回目接種は3月20日から集団接種を開始して5月末に終了。12歳以上の3回目接種は今月8日に終了した。今後も接種を希望する町民に対しては、接種を継続していく方針だ。
4回目接種では6600人の対象者を見込んでおり、同町の体育文化会館で集団接種を行う。
3回目から5カ月が経過した60歳以上には、6月中旬から接種券が送付される。18~59歳で基礎疾患のある人は申込制となっている。各戸配布された接種を知らせる用紙のQRコードをスマートフォンで読み取るか、町ホームページからも申し込みが可能。また、新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口でも申し込める。
同町では「ワクチン接種が終了しても、感染、発症する場合もある。ご自身や大切な方を守るため、改めて人と触れ合う際のマスク着用や3密の回避など、基本的な感染予防対策の徹底をお願いします」と話している。
ワクチン接種に関する問い合わせは新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口(電話0735・29・6137)まで。
(2022年6月11日付紙面より)
新宮グラウンドゴルフ同好会「あじさい大会」
有田中央、貴志川と共に (高校野球和歌山大会 )
消防が訓練して備え (那智勝浦町 )
那智勝浦町消防本部の同町消防署は8日、土砂災害の発生に備えた埋没者の救助訓練を、同町浜ノ宮のブルービーチ那智(那智海水浴場)で実施した。火災時の消火活動などを行う警防第一班の5人が参加。砂浜に埋めた人形を掘り出して救出し、手順を確かめた。
昨年度に続き2回目となる。同署は警防第一班から第三班まであり、交代で24時間365日、火災などの災害に備えている。埋没者救助訓練はこの日のほか、第二班が15日(水)、第三班が22日(水)に、同じ場所での実施を予定している。
この日は、要救助の埋没者として砂浜に人形を埋めて、訓練を開始。埋没者の四方に合板を立てて、打ち込むことで土留めとした。班員が中に入り、埋没者の体を傷つけないよう、小型のスコップで周囲を掘削。掘った砂はバケツに入れて他の班員に手渡し、合板の外へと出した。
掘り進めることで周囲の砂が崩れ、流れ込むのを防ぐため、合板をさらに打ち込みながら作業。埋没者の体が見え始めると、手掘りに切り替えてけがを防いだ。引っ張り出して救助した後は「もうちょっと外側を掘った方が良かったかも」「土留めの合板があまり遠いと圧がかからない」など、気付いた点を話し合っていた。
他にも、埋没者の左右に2人ずつ座り、大型のスコップを用いて、左右で同じ方向に掘り助け出す訓練も実施。手掘りも使って埋没者の上の砂を除き、途中で班員同士が位置を交代するなどもしながら、手順や注意点を確認していた。
畑下純副班長は「要救助者の呼吸を確保しながら掘り進め、迅速に救助できるようにしたい。訓練を通して、作業の流れを身に付けたい」と話した。
関谷善文署長は「台風や大雨時の災害を想定した訓練。重機が使用できない発災直後や、災害場所によっては重要な活動となる。訓練で技術を高め、災害に備えたい」と述べた。
(2022年6月10日付紙面より)
星野さんら絵本の朗読奉納 (補陀洛山寺 )
「引き波は、町からあらゆるものをうばっていく。海がまたたく間に町からうばったもので埋めつくされていった。『地獄だ』トミジは呻いた(原文ママ)」。震災体験絵本「トミジの海」の一文だ。現在、那智勝浦町の補陀洛山寺(髙木智英住職)で刺しゅう画「レジリエンス~千手観音菩薩~」の展示を実施している刺しゅう作家の星野真弓さん=東京都=と株式会社ベイエフエム=千葉県=の執行役員で東京支社長を務める小縣正幸さんが3日、同寺で絵本の朗読奉納を行った。絵本は2011年に発生した東日本大震災の大津波を乗り越えたワカメ漁師の実話を基に同社が作成したもの。星野さんは、震災を風化させないために各地で朗読を実施している。
絵本の登場人物であるトミジは、宮城県石巻市鮎川浜在住でワカメの養殖などを行う齋藤富嗣さんがモデル。小舟に乗った齋藤さんは、津波に遭遇するも生還した体験を持つ。震災後は各地で語り部としても活動しているという。
被災地支援で現地入りしていた小縣さんは、齋藤さんの話に衝撃を受け、今後に残すべき体験だと確信。同社で話を進め、ラジオ放送などでクラウドファンディングを呼びかけて資金を集め、制作に至った。また、絵は墨絵画家で絵本作家の本多豊國さんが無償で手がけている。
星野さんは震災後、作品の寄贈や刺しゅう教室を開くなど、長年にわたって東北地方の復興に尽力。自身が代表を務める一般社団法人三月のひまわりにおいて、福岡県や東京都などで絵本の朗読にも務めてきた。
奉納当日、星野さんと小縣さんが一文一文に思いを込めて朗読し、集まった地域住民は真剣な表情で聞き入っていた。
同寺の管理人である南善文さんは「当地域では南海トラフ地震がいつ起きるか分からない。各家庭でも日頃から心がけが必要になる。今回の絵本の朗読は本当にありがたい」と話した。
小縣さんは「この地域は南房総に似ていて、優しさを感じる。初朗読でしたが、ご本尊様を近くに感じながら、トミジの気持ちになってやり遂げることができた。もしも、地震が発生した際は早期の避難を行ってほしいです」。
星野さんは「この絵本は私がさまざまな活動を行うきっかけの一つとなり、全ての根幹につながっている。今後も朗読を継続して絵本を成長させながら、活動を全国に展開していきたい。そして、震災の記憶が風化しないように伝え続けていきます」と語った。
なお、絵本は書店での取り扱いはなく、同社のホームページにあるショッピングサイトから購入できる。
(2022年6月10日付紙面より)
錦江山無量寺で十七回忌法要 (串本町 )
串本町串本にある錦江山無量寺(東谷洞雲住職)で8日、歴代住職の一人・湊素堂老師の十七回忌法要が営まれ檀家(だんか)ら約70人が参列して供養し遺徳をしのぶなどした。
湊老師は1912年、徳島市生まれ。55年5月から61年11月まで同寺43代住職を務め、後に鎌倉・建長寺派管長、京都・建仁寺派管長を歴任し2006年に享年94で遷化(せんげ=高僧として亡くなること)した。
当代・東谷住職が檀家から伝え聞く湊老師の人柄は「厳しい中にも情あり、剛の中にも柔あり」で、とりわけ子どもを大切にして地域と接していたそう。他方、在寺中に檀家ら地域と力を合わせてゆかりの絵師・丸山応挙や長澤芦雪(ろせつ)の作風を伝える美術館「応挙芦雪館」を建設するなど、その人柄は今も多くの檀家らに親しく記憶されるとなっている。
その意をくんで東谷住職は、前芝雅嗣総代長ら総代会と共に、歴代住職の眞乗和尚百五十回忌、梅渓和尚百回忌も合わせて同法要を計画。湊老師の後進となる京都・建仁寺派の現管長・小堀泰巖老師を導師に迎え、護法婦人会による御詠歌を経て小堀導師や東谷住職ら僧12人が読経し参列一同で順次焼香、その後は境内にある湊老師を含む歴代住職の墓参をするなどした。
小堀老師は鎌倉・建長寺で湊老師に付き、以降亡くなるまで添った愛弟子の一人。自身から見た湊老師の厳しくも楽しく、物事を熟慮して先々を考える人柄を説き伝え、同法要について「感無量で勤めた」「私にとってありがたくうれしいこと」と話し無量寺の招きに感謝した。
この日は法要後も焼香台を本堂に据え随時参拝を受け入れ。法要に合わせて作成した湊老師の頂相(ちんぞう)を祭陣に掲げ、檀家が寄せた湊老師の小僧画複数も祭陣周りに飾り付けて披露した。
小堀老師は湊老師への寵愛を込めた漢詩を同寺へ託し、東谷住職は「私が今こうして立っていられるのは檀家をはじめ皆さまのおかげ。非力非才で恥ずかしい限りですが、これからも皆さまのために一生懸命お勤めをしていきたい」と一同に心中を明かして感謝した。
(2022年6月10日付紙面より)
交通安全教育の推進と交通事故防止に貢献した学校に贈られる本年度の「交通安全優良学校」に紀宝町立神内小学校(寺本真奈美校長、児童68人)が選ばれた。8日に伝達式があり、紀宝地区交通安全協会の出口康一会長が、子ども会の更谷なのは会長、役員の畠花菜さん、塚田新菜さんに賞状などを伝達した。
一般財団法人三重県交通安全協会、県知事、県警察本部長連名の表彰。紀宝地区交通安全協会が例年、交通安全大会の席上で優良運転者などとともに表彰しているが、本年度は新型コロナウイルスの影響で中止となり、出口会長が出向いた。
伝達式で更谷会長は「これからもみんなが交通ルールを守れるよう頑張ります」と誓った。
同校は毎年、年2回の交通安全教室を開いており、本年度は4月に1年生を対象に実施した。28日(火)には全校児童の教室を開く。
通学路では神内子ども見守りサポーター15人が毎朝、見守り活動を続けており、寺本校長は「子どもたちの安全な登校を見守っていただき感謝しています」と話していた。
(2022年6月10日付紙面より)
和歌山県道場少年剣道大会
近大新宮が準決勝進出 (県高校総体サッカー競技 )