急増する外国人観光客に対応 (空き家を有効活用 )
近年急増している外国人観光客の多様な宿泊ニーズへの対応や、少子高齢化で増加している空き家の有効活用の観点から、民泊への期待が高まっている。熊野地方でも民泊施設が増えていて、春の観光シーズンは熊野古道を歩く外国人など、どこも予約で埋まっている。
民宿を含む簡易宿泊所の許可を出している新宮保健所によると管内(新宮市、那智勝浦町、太地町、北山村)の施設数は1日現在39件で前年より5件増。古い民宿などが廃業する一方で、民泊が増えているという。
現在民泊を始めている施設のほとんどが、世界各国の宿泊施設を紹介しているAirbnb(エアビーアンドビー)に登録している。19日現在、登録数は新宮市で8件、那智勝浦町で約10件となっている。
2年前に千葉県から新宮市熊野川町西敷屋に移住した内山清市さん(41)は昨年5月から古民家を自ら改修し、民泊を始めた。当初は月2~3人だったが、口コミで人気が広がり3~5月はほぼ予約で埋まっている。宿泊者の8割は外国人で、3泊、4泊と長期滞在する人が多い。熊野本宮大社からの客がほとんどで、車で往復約1時間かけて送迎している。
「観光地から遠い場所なので最初はそんなにお客が来ないと思っていましたが、1年でびっくりするくらい増えました。こんな山奥でも泊まりに来るのですから、民泊はこれからもっと増えていくのでは」。
内山さん宅は素泊まり4000円、朝晩食事付き7000円。外国人の食事はベジタリアン向けにしている。ヤギ、イヌ、ニワトリを飼育していて「皆さん、この生活スタイルや山や川などの自然を喜んで帰ってくれています」。
那智勝浦町天満の自宅で昨年11月から民泊を始めた丸山都さん(28)は「最初は手探り状態でしたが、3~5月は予約でほぼ埋まりました。外国人客が9割以上で、今では日本語より英語の方が話しています。もっとたくさんの人が安く泊まれる施設をつくりたいと場所を探しています」。
丸山さんの民泊に協力している後呂孝哉さん(28)=新宮市=は「使い道に困っている空き家をもっと民泊施設に変えていければ。民泊をすると全世界に友人がつくれます。家にいながらにして世界を旅しているような気持ちになれます」と話していた。
(2018年4月21日付紙面より)
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管内のダイビング事業者ら (串本警察署 )
串本警察署管内海域等レジャー事業安全対策連絡協議会(中西健二会長)の本年度総会が19日、同署内であった。併せて救命講習会にも取り組み、会員らがいよいよ本格化するマリンレジャーシーズンを前に気持ちを引き締める機会にした。
この協議会は、安全で快適なマリンレジャーの確立を目的として、管内のダイビングショップなどの事業所で平成8年2月、結成された。同署地域課内に事務局を置き、現在は26事業所の代表者らが会員となり目的の達成に努めている。
総会冒頭、中西会長は水上安全法講習会の実施や水の事故防止広報活動、交通事故防止広報への協賛など諸事業で着実な成果を上げている点を挙げ、会員の努力に感謝。「本年度も安全で快適なマリンレジャーの提供のため諸事業を進める」とあいさつした。同署の中弥泰典署長は昨年の県内における水の事故は37件で死者14人、同署管内では6件で死者2人と報告。「警察としては、皆さまの協力をいただき各種事件事故の防止に努め、安全で安心してマリンレジャーなどを楽しめる地域の実現を目指す」と思いを掲げ、引き続きレジャー客のマナー、安全、防犯の各意識高揚を向上するきめ細やかな活動を求めるなどした。
議案審議後は公益財団法人和歌山県水上安全協会職員から昨年中の水難事故発生状況や特色などの詳細報告、串本町消防本部職員から安全対策の紹介を受け、事業者に求められている安全対策について考えを巡らせた。
救命講習会では同本部職員3人を講師に迎え、会員22人と署員4人が参加。心肺蘇生法と自動体外式除細動器(AED)使用の要領を教わり、訓練用人形などを使って実践練習に励んだ。
併せてAEDの使用において疑問に感じる事柄について指導救命士と話し合い、▽メーカーごとの操作の差異▽着衣に金属類が付いている時の対処方法▽船上でのAED使用は適切か(早いほど助かる確率が高いという観点から)▽年少者への対処方法▽電極を貼る位置の意味―など、事業者視点の局面想定における適切な対処を時間の許す限り確かめるなどした。
(2018年4月21日付紙面より)
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大狗子・小狗子峠で古道守る会
那智勝浦町のボランティア団体「なちかつ古道を守る会」(太田耕二代表)は19日、熊野古道大辺路の一部、大狗子峠と小狗子峠入り口付近の清掃活動に取り組んだ。
この区間は白菊の浜と呼ばれる狗子の浦に面しており、同会が定期的に保全活動に取り組んでいる。会員12人が朝から草を刈り、空き缶などのごみを拾い集めた。
太田代表は作業開始前に「この区間はもっと手を入れる必要がある。草の中にごみがたくさんあるのでゴールデンウイーク前にきれいにしましょう」と呼び掛けた。
周辺の海辺はサーフィンを楽しむ人たちが多い。会員の一人は「サーファーの中には清掃活動をするグループもあるが、一つでもごみがあると次々に増えていく。草をきれいに刈るとしばらくは保てますね」と話していた。
(2018年4月21日付紙面より)
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文化複合施設の総事業費示す (新宮市 )
新宮市が2021年3月の完成を目指して計画を進めている文化複合施設の総事業が概算で66億9982万円になっていることが分かった。都市再構築戦略事業交付金、合併特例債、過疎債などを活用し、市の実質負担金は約2割になる見込みだ。
市当局が16日に市役所で開かれた市議会の文化複合施設建設に係る遺構発掘および都市再構築戦略事業調査特別委員会(上田勝之委員長、11人)で概算を示した。市は当初、関連事業費(6億8450万円)を除く事業費を55億円以内に抑えるとし、熊野学センター建設を先送りにしたことから、委員たちから厳しい意見があった。
当局は予定額を超えた理由として▽分棟案から1棟案に変更したことに伴い建設単価の高いホールの面積が増えた▽座席にゆとりを持たせるため幅を50㌢から52㌢に広げたため床面積が増えた▽多様な使い方に対応するためホールの固定席を可動席に変更した▽外壁などをさらに木質(熊野材)化した▽主要資材の物価が上昇した―の5点を挙げた。
まだ契約していない整備事業費の内訳は▽本体工事48億2510万円▽解体工事1090万円▽外構工事3億2100万円▽家屋調査760万円▽建設工事監理業務7000万円▽備品費2億8000万円▽新図書館整備事業4600万円。
関連事業費の内訳は▽村井正誠壁画移設1050万円▽埋蔵文化財発掘調査2億200万円▽埋蔵文化財保存工事1億円▽埋蔵文化財発掘整理9800万円▽遺構に配慮した外構工事増額分2億7400万円。
遺構保存に伴う外構工事の増額分は、当初予定していたアスファルト舗装を芝生や木材を使い遺構に配慮した外観にする費用。委員から「増額分は必要か」との指摘があり、当局は再検討することにした。
座席は1~3階の固定席が1012席、2~3階の立ち見席が208席。委員から建設コストを下げるため、座席数を減らして床面積を狭くする意見もあった。
当局は人件費を除いたランニングコストは7200万円を見込んでいると説明。委員から人件費を含めたランニングコストの提示を求める声があり、次回の委員会で示すと回答した。
上田委員長は、設計者や庁内での話し合いをさらに進めるべきと指摘した。
(2018年4月20日付紙面より)
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姉妹都市ブルームの学生 (太地町 )
太地町の姉妹都市オーストラリア・ブルームの私立学校セント・メアリーズ・カレッジの生徒たちが19日、太地中学校(城谷真司校長)を訪問し、同中学校の授業に参加して交流を深めた。
ブルームの一行はカレッジの16~17歳の女子9人とマイケル・ペッパー校長ら教職員3人、議員3人の計15人。13日に来日し、広島、奈良、京都を観光。18日夜に太地町入りし、学生はホームステイ先に宿泊した。24日(火)朝まで同町に滞在。こども園や小学校を訪問し、観光も楽しむ。
19日朝は同校体育館で太地中の全校生徒が出迎えて歓迎集会が開かれた。一行が自己紹介した後、同町の櫻井敬人歴史資料室学芸員が、太地町の移民たちがブルームで活躍した歴史を解説。戦前、アイルランドから布教に来た修道女と協力してブルームに学校と病院を建築した。「ブルームには多くの日本人墓地が残っている。彼らの犠牲と貢献によってブルームの町ができた歴史を現在の人たちは知っている」と両町の強い絆を説明した。この後、学生同士が質問し合い、打ち解けた雰囲気になった。竹林孝起君(1年)は小学4年の時にホームステイしたブルームの生徒のことを聞いた。「今は調理師になって元気でいることを知った。うれしかった」と話した。ペッパー校長は「町の人たちに心から歓迎してもらえた。交流プログラムは重要な事業と位置づけている」と話した。
授業では1年生は折り紙とけん玉、2年生は英会話、3年生はスポーツを体験。太地中の生徒たちは臆せずに英語で話し掛け、生徒たちは笑顔で交流していた。
この事業は同町国際交流協会(会長・宇佐川彰男教育長)が2008年から始め、今年で11年目。ブルームには同町から多くの移民が渡り、潜水作業員として従事。当地の真珠養殖産業の発展に大きく貢献したが、犠牲者も多く、現地には大規模な日本人墓地がある。1981(昭和56)年に姉妹提携を結んだ。
(2018年4月20日付紙面より)
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西向のカヌー艇庫前のフジ (串本町 )
古座川流域各所でフジが花の時期を迎えている。串本町西向にあるカヌー艇庫前のフジも花盛りとなり、市街地に初夏の色彩を添えている。
この艇庫は、南紀串本観光協会が運用するカヌーの保管場所。午後の日差しを避けるため、前面に棚を組みよしずを乗せていたが荒天のたびに畳んで乗せ直さないといけないなど手間がかかるため、会員の協力で数年前からフジによる代用を試みている。
最初は小さかった苗も、現在は棚の半分を覆うほどに成長。棚はカヌー艇庫の屋根とほぼ同じ高さで組まれていて、一般的な藤棚以上の大振りな枝張りも見ごたえがある。強い日差しは初夏から初秋まで南方向から注ぐため、現状でほぼ防げるようになっているという。垂れる花序は20~30㌢と短めだが密に花をつけ豊かな藤色を見せている。
一般にノダフジは時計回り(左巻き)、ヤマフジは反時計回り(右巻き)でツルが伸びる点で見分けられ、艇庫前のフジは前者の特徴を備えている。
古座川流域におけるカヌーレンタル事業は平成13年度に始まり、現在は同協会が事業継承して経験者向けにレンタル、初めて~初級者向けにインストラクター付き体験の2系統で提供している。レンタルについては事業開始とともに国内でも珍しいカヌータクシーも運行されている。
いずれも有料の体験型観光メニューで、料金体系や提供メニューなど詳細は同協会の公式サイト(現在は旧古座観光協会の状態。http://kokoza.com)などを参照。気温上昇に伴い利用がぐっと増えるゴールデンウイーク期間中の予約は近年、直前に予約が殺到する傾向にあるそうで、同協会職員は「フジの花はさすがに散って見られないだろうが、ゴールデンウイークごろの古座川は新緑がとてもきれいで見ごたえがある。(18日現在で)まだ予約にゆとりがあるので、早めの予約をお勧めします」と話していた。
問い合わせは南紀串本観光協会古座事業所(電話0735・72・0645)か同串本事業所(電話0735・62・3171)まで。
(2018年4月20日付紙面より)
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太田農園イチゴ収穫体験 (JAみくまの )
JAみくまのは18日、那智勝浦町中里地区の太田農園(太田喜文代表)でイチゴ収穫体験を実施した。JA共済アンパンマンこどもくらぶの49(大人24、子ども25)人が参加し、和歌山県のオリジナルブランド「まりひめ」を味わった。
毎年人気の催しで、開始前に同農園の太田美保さんから摘み方を教わった参加者らは、イチゴの甘い香りが漂うハウスで収穫を楽しんだ。
新宮市から参加した楢原裕香さんは、娘の彩未ちゃん(4)が1週間前からこの日を心待ちにしていたと話し、彩未ちゃんは「甘くておいしい」と満面の笑顔を見せた。
JAみくまのではアンパンマンこどもくらぶ会員を募集している。入会費、年会費無料。応募資格は、現在妊娠5カ月以上の人か2歳未満の子どもがいる人で、いずれもJAみくまの管内に在住の人。問い合わせは本所共済部(電話0735・52・5902)か各支所まで。
(2018年4月20日付紙面より)
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田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)は15日、御創建二千五十年奉祝式年大祭の渡御祭(とぎょさい)を営んだ。約500人の時代行列が本殿から旧社地・大斎原(おおゆのはら)までを練り歩き、大勢の人でにぎわった。
行列は神木のサカキを手にした神職を先頭に、てんぐ、修験者、巫女(みこ)、稚児、獅子舞などが続いた。ほら貝や笛の音、みこしを担ぐ男女の掛け声などが響き、道路脇で見守る人たちを喜ばせた。
大斎原に到着後、地元中学生が『大和舞』『巫女舞』が奉納。稚児による八撥(やさばき)神事、子どもたちによる御田植神事、熊野修験者の大護摩が営まれた。
この日の午前中に営まれた本殿祭には三笠宮彬子女王殿下をはじめ仁坂吉伸知事ら約900人が参列。九鬼宮司が国家安泰や国民の平和を祈る祝詞を奏上し、雅楽師の東儀秀樹さんが簫(しょう)と篳篥(ひちりき)演奏、俳優の今野誠二郎さんが『男舞』を奉納した。
九鬼宮司は「皆さまに祭り当日の天候について多くの心配の声をいただきましたが、私は熊野の神様が見守ってくれていると思っていました。参加した皆さまにも祭りを一緒になって楽しんでもらえたと思います。御創建二千五十年の行事は12月まで続きますので、今後も多くの人に来てもらえるようしっかりと努めていきたい」。
氏子総代会の榎本隆文会長は「心配していた天気にも恵まれ、本宮大社御創建2050年節目のメイン行事を無事催行することができました。協力していただいた皆さまに感謝いたします」と話していた。
(2018年4月17日付紙面より)
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関係者や住民集い起工式 (すさみ串本道路 )
近畿自動車道紀勢線・一般国道42号すさみ串本道路の起工式が15日に串本町立体育館であり、工事の安全と一日も早い完成を願った。
この道路は串本町サンゴ台とすさみ町江住を結ぶ延長19・2㌔の自動車専用道路(構造規格は第1種3級)。中央分離帯を有する完成2車線とされている。江住側は紀勢線すさみ南ICと接続し、サンゴ台側に串本IC(仮称)、中ほどに和深IC(仮称)を整備し、完成時にすさみ南ICと和深ICはハーフインターとなり、串本ICは後の串本太地道路接続時にフルインターとなる。車線の計画高が南海トラフ巨大地震の最大津波高以上(海抜27~54㍍)に設定され、主に▽災害時の安全性・信頼性確保▽救急医療活動支援▽観光活性化支援―といった整備効果が見込まれている。
国の予算計上により平成26年度から事業化されていて、前年度は串本町域でも工事用道路の設置が始まった。今年2月にはくじ野川地内でいよいよ本線盛土工事も始まり、完成までの工事の安全と一日も早い完成を願って国土交通省近畿地方整備局、和歌山県、すさみ町、串本町の共催で起工式を営むに至った。
式中、共催者を代表して国土交通省の石川雄一道路局長は紀伊半島一周高速ネットワークの現況を報告し「全面的な協力をいただいて、地域の期待に応えるすさみ串本道路の早期開通、ひいては紀伊半島一周高速道路の全通を目指して事業を推進する」と意気込みを掲げた。仁坂吉伸知事は延伸による商機拡大を強調して地域の活力に弾みをつけ「まだ完成までには少し時間がかかる。われわれも大いに努力したいと思うが、その期待を胸にみんなで協力して早くこれが完成するようにしていきたいものだ」と考えを抱えて引き続きの熱情を促した。
来賓を代表して二階俊博衆議院議員は完成に向け円滑な用地提供などより一層の地元協力を促し、浮島智子衆議院議員、足立敏之参議院議員が早期完成を願った。鍬入れ式を経て田嶋勝正・串本町長と岩田勉・すさみ町長も思いを言葉にし、万歳三唱で起工を祝った。
式前にはすさみ町・下地獅子舞保存会による獅子舞や串本町・串本節保存会による串本節が披露され、式後には餅まきも実施。式場には関係者、招待者、一般来場者約500人が集い、この日の節目を共にした。
□ □
■起工に寄せて
▽田嶋勝正・串本町長
わが町にとってはこの道は命の道であり経済の道につながる。先ほど二階先生も言われていたが、ここからが勝負。われわれも地元でできることは全力で取り組んで一日も早い完成に向けて頑張っていきたいと思うので、皆さま方もいっそう尽力いただくことをお願い申し上げる。
▽岩田勉・すさみ町長
串本まで一日も早く完成することをお願いたい。これはひとえに地元の者がいかに一丸となって活動をするかにかかってくるんじゃないかなと思う。私たちはこれからもよりいっそう積極的に地元の者として頑張ることをお誓い申し上げる。関係の皆さん方に今まで以上にご支援ご助力をいただきますことをお願い申し上げる。
(2018年4月17日付紙面より)
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外国客船スターレジェンド初入港 (新宮市 )
外国客船「スターレジェンド」(全長134㍍、9975㌧)が16日、新宮市三輪崎の新宮港へ初入港した。乗客のアメリカ人ら約204人が世界遺産の熊野三山巡り、瀞峡遊覧などを満喫した。外国客船の入港は開港以来4度目。本年度は14隻の客船が入港する予定となっている。
2014年9月26日に初めてアメリカ客船「ザ・ワールド」が入港。16年4月5日にはフランス船の「ル・ソレアル」、10月13日には「ロストラル」が入港している。
国土交通省の調べでは、17年のクルーズ船での訪日外国人は前年比27・2%増で200万人を突破し253・3万人だった。
「スターレジェンド」はアメリカのウインドスター・クルーズ社の船。今回は同社初の日本発着クルーズで横浜、清水、鹿児島、佐世保、鹿児島、韓国の釜山、福岡、広島、高知、大阪を巡る。今回の乗客の7割がアメリカ人。平安衣装の女性たちや太地町のマスコットキャラクター「ゴン太」君、三輪崎保育園の5歳児らが乗客を迎えた。近隣観光協会による地元物産販売もありにぎわった。
歓迎セレモニーで田岡実千年市長は熊野地方が日本の歴史上で重要な役割を果たしたことや、大自然を背景に仏神融合の熊野信仰が多くの人を魅了していることに触れ「短い時間ではありますが熊野の持つ神秘的な部分に触れていただき、幸せな気持ちに浸ってくれれば」と歓迎。船長らに初入港記念のプレートや花束、地酒を贈呈した。
マーク・シモンズ船長は「日本の皆さまのあたたかい歓迎をありがたく思っています。今日は天気に恵まれうれしい」と感謝を述べた。
(2018年4月17日付紙面より)
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スポ少野球東牟婁予選
第2回JAみくまの杯バレーボール大会
熊野那智大社で「桜花祭」
那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)は14日、自然の恵みに感謝し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「桜花祭(おうかさい)」を営んだ。桜の花のかんざしを差したみこが那智の滝前で「浦安の舞」を優雅に奉納した。
平安時代に花山法皇(968―1008年)が那智山で千日間の山ごもりをした際に、「木(こ)のもとをすみかとすればおのづから花見る人となりぬべきかな」と桜の美しさを詠んだという故事にちなんだ祭典。
神事は本社拝殿と別宮飛瀧(ひろう)神社斎場でそれぞれ営まれた。神前にささげる神饌(しんせん)には境内で咲き残ったヤエザクラの小枝を飾り、長さ約1㍍のヤエザクラの枝を幣帛(へいはく)として奉献した
那智山の桜は例年より1週間ほど早く、ほぼ花の時期を終えたが、参拝者らは新緑に包まれた那智の滝前で優雅に舞うみこの姿に盛んにカメラのシャッターを切っていた。男成宮司(64)は「今日は熊本地震の発生から2年を迎えた。災害のない、穏やかな年になるように願っている」と話していた。
(2018年4月15日付紙面より)
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勝浦漁港でヒジキ漁
那智勝浦町の勝浦漁港、通称「いざかた船溜(ふなだまり)」に13日、収穫したばかりのヒジキが天日干しされた=写真。港周辺のホテルや旅館へ向かう観光客らが潮の香り漂う絨毯(じゅうたん)に足をとめた。
勝浦周辺の海岸部ではこの日がヒジキ漁の解禁。潮の引きを見計らって大勢の漁師が磯へ出掛けた。天日干しをしていた一人は「例年並みの育ち具合。量も同じくらいかな」と話していた。3日ほど干すそうだが、十分に乾かさないと出荷の際に品質が落ちるという。
紀州勝浦漁協によると例年3㌧弱を出荷しており、今年も同様の量になる見込み。5月に入ってからも漁をしていたが、今年から4月いっぱいに取り決めた。
(2018年4月15日付紙面より)
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御創建二千五十年奉祝式年大祭中の田辺市本宮町、熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で14日、白浜町の弓矢八幡が源平合戦や内乱で亡くなった熊野水軍八党の安宅(あたぎ)一族の霊を弔う『弓矢八幡鎮魂放生会神楽』などを奉納した。
法被を着た男女や武蔵坊弁慶の衣装を着た男性など178人が『弁慶ゲタ躍り』でにぎやかに入場。『弊の舞』『弁慶出世の舞(弁慶まつり応援団)』『古座の舞』などを厳かに披露した。
弓矢八幡は熊野水軍八党(九鬼、向井、鵜殿、泰地、潮﨑、周参見、小山、安宅)の安宅大神を祭っている。神楽では獅子舞の男子の後ろで女子が扇を手に華麗に舞い、訪れた参拝者たちから拍手が送られていた。
熊野速玉大社、石清水八幡宮、伏見稲荷大社などでも神楽を奉納していて、本宮大社では2012(平成24)年4月15日の正鎮座120年記念大祭に続いて2回目。九鬼宮司は熊野水軍八党の九鬼氏の末裔(まつえい)にあたる。林丈嗣副教主(56)は「節目の年に奉納させていただき感謝です」と話した。
(2018年4月15日付紙面より)
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第71回紀南テニス協会シングルス大会
新翔と新宮に326人が入学
新宮市神倉の県立新宮高校(前田成穂校長)と同市佐野の県立新翔高校(東啓史校長)で10日、入学式があった。新入生が期待と緊張感を胸に高校生活の第一歩を踏み出した。
新翔には126(男子67、女子59)人が入学した。東校長は「入学はゴールではなく新たなステージの始まり。合格発表の日の喜びと新鮮な気持ちをいつまでも持ち続け、しっかりとした目標を定めて意欲的に高校生活を送ってください」と式辞。
染織家、志村ふくみさんと桜のエピソードを紹介し「桜は美しい花びらを咲かせるために、木全体で懸命になって最上の桜色になろうとしている。皆さんには卒業するときに、見事にきれいな桜の花を咲かせてほしい。三年間、全身で花を咲かせるための準備をし、見事な色を作り上げていって」と呼び掛けた。
新入生を代表し、山路暁子さんは「新翔高校の生徒としての誇りを胸に、青春の日の個性を磨きながら、希望という未来に向かって精いっぱい努力する」と誓った。
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男子92人、女子108人の計200人が入学した新高。前田校長は「一人一人が主体性を持ってひたむきに努力し、将来に向かって一歩一歩力強く歩むことを期待している」と式辞を述べた。
エイブラハム・リンカーンの言葉「Where there's a will,there's a way.(どんなに困難な道でも、それをやり遂げようとする強い意志さえあれば、必ず道は開ける)」を紹介。「新しい目標を持って果敢に挑戦し、一歩一歩確かな歩みを続けてください。努力した時間が皆さんを成長させてくれる。今日の喜びと感激を忘れず、豊かな高校生活を送るよう自分をしっかりと見つめ、持てる力を存分に発揮し励んで」。
新入生を代表し、敷地ちるさんは「三年間、何事にも積極的に挑戦し、精いっぱい学び、努力する」と宣誓した。
(2018年4月11日付紙面より)
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新宮市土建協同組合が贈呈
新宮市土建協同組合(松根康隆理事長、54社)は10日、市内5校の新小学1年生たちに渡してほしいと防災ずきん220個を市教育委員会に贈呈した。松根理事長をはじめとする役員ら9人が市役所を訪れ、楠本秀一教育長に手渡した。
組合は平成22年5月に創立60周年記念で市内小学校の全児童1635人に防災ずきんを贈呈。翌年に「新1年生にも」との要望があったことから、毎年新1年生に贈り続けている。今年で9年目になる。
松根理事長は「かけがえのない子どもの命を守るためできる限り贈呈を続けていきたいと思っています」。楠本教育長は「毎年非常にありがたい。いざという時のため防災教育にしっかりと活用したいと思います」と感謝した。
(2018年4月11日付紙面より)
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セミ・ドキュメンタリー映画『熊野から イントゥ・ザ・新宮―明治の闇「大逆事件」を乗り越えて―』の完成披露上映会(同映画上映実行委員会主催)が9日、新宮市福祉センターであり、約100人が来場した。映画は5月19日(土)から、ジストシネマ南紀で全国先行2週間のロードショーを予定している。
映画評論家でもある田中千世子監督(68)=東京都在住=の10作目の最新作。『熊野から』(2014年)『熊野から ロマネスク』(16年)に続く熊野三部作の完結編。撮影は16年から17年にかけて行われ、夏に完成した。上映時間は83分。
新宮市が主舞台の映画。俳優の海部剛史さんと雨蘭咲木子さんが雑誌の特集企画のため新宮へ取材旅行へ来たという設定。二人が佐藤春夫記念館、西村記念館などを訪れ、『大逆事件』で犠牲となった大石誠之助や高木顕明の志を継ぐ人々や新宮の歴史に詳しい人たちから話を聞いていく。
アコーディオン演奏者のアラン・パトンさんが自作曲に佐藤春夫の詩『愚者の死』をのせて歌っているほか、新宮を舞台にした小説『許されざる者』の著者辻原登さんへのインタビューもある。春夫役として俳優の佐野史郎さんが特別出演している。
「御燈祭り」「ツール・ド・熊野」「遠松忌」など新宮での神事やイベント、熊野川、王子ヶ浜などの風景も盛り込まれていて、新宮の人たちが多数出演している。
映画の上映前、撮影に協力した『大逆事件』の犠牲者を顕彰する会の二河通夫会長(87)があいさつ。「映画を通じて日本の原郷である熊野をいかに表現しながら、熊野に住む人の優しさをどのように表現しようかという田中監督の優しさにひかれ、少しでもお手伝いをしていきましょうとなりました。田中監督の熊野を日本中だけではなく、全世界に広げたいという情熱にもひかれました。すばらしい監督に出会えて幸せです」。
田中監督は「熊野ではいろんな出会いをしてきました。最初は自転車と風土と文化が一緒になった映画が撮れればいいなと思っていましたが、阿須賀神社の西俊行宮司に熊野の霊地を案内してもらい、もっと本格的な映画にしないといけないと思いました。一方で、二河会長の話にどんどん引き込まれ、三部作目にもう一度新宮に戻ってきました。皆さんとても優しくて、厳しくて。三部作でいいかなと思っていますが、だめだと言われているような気もします。これからも末永くお付き合いしていただければ」と述べた。
(2018年4月11日付紙面より)
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佐田桜の広場でイベント (古座川町 )
古座川町佐田にある桜の広場で8日、イベント「桜まつり」があり、延べ500人(主催者発表)の人出でにぎわった。
同まつり実行委員会主催。日本さくら名所100選の一つに数えられる七川ダム湖畔の開花時期に合わせて毎年開かれているが、今年はイベントの期日よりも1週間ほど早く花盛りを迎えてしまい、遅咲きのボタンザクラを除く多くの木々が新緑の時期に差し掛かる中での実施となった。
広場内に特設ステージ、外周の道路沿いに物産や軽飲食の販売など各種ブースが設けられ、実行委員長の西前啓市町長があいさつして開会した。ステージでは森武志さん・まどかさん夫妻の司会進行で町内のハーモニカ奏者・上村廣美さんの演奏、松下きょうこさんと青木友宏さんの紙芝居、熊野亭雲助さんの落語が順次披露され、正午にはのど自慢大会も。午後にクマノザクラトークショーがあり、好音の会の雅やかな演奏後はみくまの農業協同組合協賛の餅まきでにぎやかに締めくくった。
各種コーナーでは焼きそばやおまぜなどの軽飲食販売、ユズやブルーベリーの加工品や民芸などの物産販売、箸つかみなどのミニゲーム提供、七川ふるさとづくり協議会や佐田郵便局のPRなどがあり、売買だけでなく気さくな交流が華やぐ場としてもにぎわった。
(2018年4月11日付紙面より)
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28組56人が参加しペア三和大会
第56回紀南剣道優勝大会
那智勝浦町内の市野々、太田、色川の3小学校と色川中学校で9日、入学式が開かれ、新入生らが新しい学校生活をスタートさせた。
太田小学校(尾﨑卓子校長)では4(男子1、女子3)人が入学し、在校児童34人が歓迎した。尾﨑校長が「おめでとうございます」と声を掛けると、4人は「ありがとうございます」としっかりと答えた。尾﨑校長は「友達をつくるには三つの『あ』がこつです。あいさつをし、温かい言葉を掛け、ありがとうございますの感謝を心掛けてください」と1年生に語り掛けた。来賓を代表して向山貴浩育友会長が祝辞を述べた後、2・3年生が1年生の前に並び、「学校は楽しい所です」「給食はおいしいよ」と声をそろえて歓迎の言葉を述べた。
この日は、市野々小5(男子2、女子3)人、色川小3(男子2、女子1)人、色川中4(男子2、女子2)人が入学した。
10日は宇久井小23(男子12、女子11)人、勝浦小44(男子20、女子24)人、下里小17(男子10、女子7)人、宇久井中22(男子7、女子15)人、那智中54(男子28、女子26)人、下里中24(男子11、女子13)人が入学する。
(2018年4月10日付紙面より)
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青岸渡寺で開山祭 (那智勝浦町 )
西国第一番の観音札所、那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)は8日、本堂で「開山祭献茶法要会」を営んだ。髙木住職らが読経し、同寺の開祖とされる裸形上人を供養した。本尊如意輪観世音菩薩を開帳し、上人をしのんで茶を供えた。
開山祭は約1600年前にインドから渡来し、那智の滝で修行したと伝えられる裸形上人の遺徳をたたえるため、1949(昭和24)年に始まった。
茶道愛好家の和服女性が多数参列し、読経が流れる中、表千家流音無会(築紫充代代表)の松本美弥子さんが献炭、桝田ゆうさんが献茶を担当。参拝者らは2月の節分、4月の開山祭、お盆法要の時にだけ開帳される本尊に手を合わせ、献茶の様子を見守った。
法要を終え、髙木住職は「今年は草創1300年のめでたい年。毎年、お茶を通じて世界平和と人々の幸せを願っています」と話した。
献茶式は長年、表千家流と裏千家淡交会が1年交代で奉仕している。この日、同寺の信徒会館では、音無会による茶席も設けられた。
(2018年4月10日付紙面より)
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新宮仏教会「花まつり」
新宮仏教会(石原知実会長、12カ寺)は8日、新宮市千穂の宗応寺で降誕会(花まつり)法要を営んだ。会に加盟する住職や副住職たちがお経をあげ、お釈迦(しゃか)様の誕生を祝った。
「花まつり」は「降誕会(こうたんえ)」「灌仏会(かんぶつえ)」「仏生会(ぶっしょうえ)」などと呼ばれ、涅槃会(ねはんえ、2月15日)、成道会(じょうどうえ、12月8日)と共に三大法会の一つとして重んじられている。
お釈迦様の母は出産が近づき、土地の習慣に基づいてカピラ城の東にある実家に向かう途中、ルンビニーの花園で休まれ、体を洗い、花を採ろうとされた時にお釈迦様を出産したと伝わっている。天は誕生を祝って甘露の雨を降らせたことが「甘茶」の由来となり、ルンビニーの花園をかたどり「花御堂」となったと言われている。
住職らは宗応寺での法要後、市内の特別養護老人ホーム「黒潮園」と市立養護老人ホーム「寿楽荘」を慰問した。
同会は午後1時から市福祉センターで花まつりの記念行事「平和祈念祭」を営み、祖国の平和と繁栄を願いながら亡くなった諸英霊の冥福を祈った。
祈念祭には遺族約40人が参列し、住職らの読経の中、焼香した。田岡実千年市長は「本年は終戦から73年を迎えますが、あらためて私たちは豊潤な観光、文化資源に一層磨きをかけ、先人が培ってこられた、すばらしい歴史文化遺産を次の世代に引き継ぐことに努め、心新たに新宮市民の幸福を願って住民福祉に万全を期すべく努めてまいる所存」と追悼の辞。
池上順一・市遺族連合会長が「先の大戦より73年を迎えますが、世界では今なお戦火が絶えません。その中にあってわが国が平和を謳歌(おうか)できるのも、尊い命をささげられた諸霊の愛国の情が導きたまわりしもの。諸霊が命をとして守った郷土の力強い発展と、遺族の身の上に今後一層のご加護を」と祭辞を読み上げた。
祈念祭後には紀宝町在住のシンガーソングライター井上高志さんのミニコンサートがあった。
新宮仏教会加盟寺院は▽松巌院▽眞如寺▽淨泉寺▽瑞泉寺▽清閑院▽清蔵寺▽清凉寺▽専光寺▽宗応寺▽東仙寺▽遍照院▽本廣寺。
(2018年4月10日付紙面より)
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エギング愛好者有志ら約60人 (串本町 )
第5回エギンガーズミーティングが8日に串本町高富の旧錦富小学校などであり、町内外のエギング愛好者有志ら約60人が海のゴミ問題を真摯(しんし)に考え二色の浜清掃を実践するなどした。
同ミーティング実行委員会(仙波勝也代表)主催。釣りを通して身近に接する自然環境に関心を持ち、その素晴らしいフィールドを守りながら気持ちよく釣りを楽しむ意識を広げる機会として年1回、串本町域で開いている。
5回目の節目となった今回は潮岬から二色・高富へ拠点を変更し、3つある討議テーマ(安全対策や危険回避・マナーアップ・ごみ問題)のうちごみ問題に力点を置いた内容で参加を呼び掛けた。
今回は実践行動となる浜清掃を後に回し、先にミーティングをした。仙波代表の趣旨説明に続き、南紀串本観光協会の宇井晋介事務局長が最近起こっている黒潮大蛇行の状況と影響を伝え、著名エギンガーの武宮隆史さんと湯川将啓さんが今年のエギング事情を情報提供した。以降は実行委員が登壇し、前回実施した落水実演を動画で紹介し、安全対策や危険回避の視点を託した。
今回の力点・ゴミ問題については「拾うだけでは解決しないゴミ問題」と題して討論。実行委員は特定非営利活動法人OWSが作成したパネルを交えてゴミが自然界の動物に与えている影響(ゴミの誤食やゴーストフィッシングなど)を考えて意識を高めた。
その後は二色の浜に移動し、有志と実行委員が一丸になって恒例の実践となっている浜清掃をして締めくくった。仙波代表は「先にゴミ問題を考えたことで、大きなごみだけでなく細かなゴミも意識的に拾っていただけた。今回の意図は十分に伝わったし、こうして自然を守る実感をさらに高め、広げていくことが大事だと思う。今後もこのような形で回を重ねていきたい」と話した。
(2018年4月10日付紙面より)
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新宮信用金庫理事長杯ソフトテニス大会
全日本学童県大会支部予選
新宮ジュニアレスリングクラブ