2023年03月29日
トルコのために役立てて
商工会女性部が救援金届ける
那智勝浦町
南紀くろしお商工会女性部が救援金を堀順一郎町長に手渡した=27日、那智勝浦町役場

 南紀くろしお商工会女性部の大林幸子部長らが27日、那智勝浦町役場を訪問し、「2023年トルコ・シリア地震救援金」に係る救援金20万円を堀順一郎町長に手渡した。救援金は日本赤十字社を通して寄付される。

 長きにわたり、地域活性化のために尽力し、多くの活動を展開している女性部。ウクライナ人道支援に係る寄付金の支援なども行っている。

 この日は、大林部長、辻本圭子副部長、中村美紀子副部長と同商工会の向井正樹事務局長らが訪問。救援金は、女性部が過去に「南の国の雪まつり」や「まぐろ祭り」で、マグロを用いた商品などを販売して得た収益や事業資金から捻出したという。

 大林部長は「マスコミを通して、トルコ・シリアの悲惨な状況を目の当たりにしている。地震の被害に加え、厳しい寒さもあると聞く。何かしたい、お役に立ちたいと思った。本来ならば、カイロなどを届けたいが、それはかなわないため、救援金を持ってきた。微々たるものだが、役立ててほしい。今後も人の集まる機会を利用して、募金活動を行います」と語った。

 受け取った堀町長は「トルコ・シリアの地震では、5万人以上が亡くなったと聞いている。国内でもいつ巨大地震が起きるか分からない。互いに助け合うことが大事。救援金、本当にありがとうございます。女性部の皆さまのお気持ちがトルコに伝わると思います」と感謝を述べた。

(2023年3月29日付紙面より)

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南紀くろしお商工会女性部が救援金を堀順一郎町長に手渡した=27日、那智勝浦町役場