2019年12月24日
「ゴミ拾いはスポーツだ」
スポGOMI大会に72人
那智勝浦町
分別しながらごみを集める参加者=21日、那智勝浦町天満

 和歌山県は21日、那智勝浦町内で「クリーンアップ運動~スポGOMI大会~」を開催し、19チーム72人が参加した。

 「ゴミ拾いはスポーツだ」をスローガンに、東京都渋谷区で2008年に初めて開催された。県内では17年3月から毎年1回開かれている。

 1時間以内に定められたエリア内で拾ったペットボトル、空き缶などのごみの量と質を争う競技。総重量ではなく、タバコの吸い殻100㌘100ポイントといった種類別に定められたポイント数の合計で順位を決める。

 同町体育文化会館・第2駐車場で開かれた開会式で、日本スポGOMI連盟(東京都港区)の重原有紀さんが「楽しんで勝浦の町をきれいにしましょう」とあいさつ。紀宝町立矢渕中学3年生のグループ「ホップ・ステップ・竜己(りゅうき)」の5人によるユーモアにあふれた選手宣誓で式場は笑いに包まれた。

 参加者はルール説明などを受けた後、ごみ袋とトングを手に各地へ向かった。競技エリアは、同町天満の汐入橋から朝日郵便局までの国道42号とJR紀勢線の内側の市街地。1時間後、同駐車場に戻り、ポイント計算や表彰式が行われた。

 入賞チームは次の通り。

①連合和歌山紀州熊野地域協議会チームくまの(新宮市・5人)

②Hanaoka CR―Z(紀宝町・4人)

③那智勝浦吹奏楽団(那智勝浦町・5人)

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 和歌山県は、世界85カ国の80万人以上が参加する「ごみ拾いSNSピリカ」の自治体版に参加している。拾ったごみの写真などをピリカに投稿すると、県内の活動が「クリーンアップわかやま」のホームページ(https://www.pirika.org/pref/wakayama)に連動して集約される。

(2019年12月24日付紙面より)

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分別しながらごみを集める参加者=21日、那智勝浦町天満
紀宝町から参加した中学生グループが選手宣誓