2019年09月06日
役職員ら75歳以上を訪問
町社協の敬老祝い始まる
古座川町
水口久さん夫妻に敬老祝い金を届けた西前啓市町長(右)=4日、古座川町池野山

 古座川町社会福祉協議会(会長・西前啓市町長)の75歳以上町民を対象にした敬老の日訪問が今年も始まった。会長訪問の対象となる90歳以上在宅者は約80人。西前町長は3日から5日までの3日間で回る計画で対象者宅を訪ね、敬老祝い金と激励を届けている。

 この訪問は、役職員がじかに訪ね長寿健勝を願って励ます機会として毎年実施している。敬老の日(9月第3月曜日)基準で算出した今回の75歳以上は男性313人、女性524人、計837人。うち90歳以上は160人、100歳以上は5人で、現在の最高齢者は103歳の女性という。

 4日午前に会長訪問を受けた池野山在住の水口久さん(90)は、妻・喜世子さん(89)とそろって西前町長ら役職員を出迎え。久さんは山師として活躍していた時期の写真を西前町長に見せて往時を語り、今もグラウンドゴルフやカラオケなど好きなことを楽しんで過ごしていることを伝えて祝いに応えた。

 西前町長は夫婦そろって元気に過ごしていることを喜び、妻・喜世子さんともども敬老祝い金を贈呈。片方または両方が90歳以上の夫婦は町内に19組いると伝え、「訪問先の皆さんは足腰こそ弱っているが、寝たきりはなく達者に過ごされている。水口さんも無理せずつれもて健康に過ごしてほしい」と励ますなどした。

 75~89歳と在宅外の90歳以上の敬老祝い金は他の役職員らが手分けして届けるという。同町社協が規定する敬老祝い金額は75~84歳が1000円、85~99歳が5000円、100歳以上は1万円となっている。

(2019年9月6日付紙面より)

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水口久さん夫妻に敬老祝い金を届けた西前啓市町長(右)=4日、古座川町池野山