2019年08月06日
福祉の殿堂「梛」がオープン
町民集まり祝いの餅まき
太地町

 福祉の殿堂・太地町地域福祉センター梛(なぎ)=那智勝浦町市屋=が5日正午、オープンした。それに伴い午前10時に記念式典があり、祝いの餅まきには多くの町民らが駆け付けた。もぐもぐ食堂(通称・300円食堂)や大衆浴場「あかつきの湯」、カラオケなどが楽しめる「スタジオ梛」など充実した設備が町民だけでなく、近隣市町村など広域の客を迎える。

 高齢者が国民年金のみでも豊かに生活ができるまちづくりや障害者に特化した避難所、町民の健康・福祉増進などの計画が詰まった施設建設に向け、旧・国民年金健康保養センター「くまのじ」を太地町が購入し改修。鉄骨3階建て、延べ床面積が約3800平方㍍。改修事業費は2018、19年度で2億4770万7000円。運営はビルメンテナンス業などを手掛ける山永サービス=那智勝浦町=が指定管理者として行う。

 農福連携で育てた野菜の販売コーナのほか、もぐもぐ食堂では全てのメニューが300円以下で提供される。目玉の日替わりランチにはおかわり自由の「みそ汁」と「ご飯」が付く。モーニングやケーキセットもある。

 巨大スクリーンでの映画鑑賞や、料理教室ができる厨房(ちゅうぼう)「みんなのキッチン」、体幹を鍛えることができる器具がある「パワーアップルームくじら」、卓球やビリヤードが楽しめる「パワーアップルームいるか」も並ぶ。すでに運営中のコインランドリーでは布団なども洗濯できることから利用者も多い。

 式典では太地町社会福祉協議会の岡本研会長が施設設備などを説明。「町と、町の意向を受け入れてくれた山永サービスに多大な感謝をしています」とあいさつ。同社の山縣立児取締役社長は「今後とも福祉のために頑張っていきます」と話した。

 三軒一高町長は「胸が詰まる思い。安心安全のまちづくりの具体的なビジョンを示すためにも今日がスタート。町民だけでなく、近隣の皆さまにも喜んでいただけるものにしたい」と語った。

 なお、「梛」の利用については太地町役場住民福祉課(電話0735・59・2335)まで。

(2019年8月6日付紙面より)

オープンを祝い盛大に餅まきが行われた=5日、那智勝浦町の太地町地域福祉センター梛
式典で岡本研・社会福祉協議会長があいさつ