2019年03月19日
環境守り集えるように
那智海水浴場クリーン作戦
那智勝浦町
清掃活動を行う参加者ら=16日、那智勝浦町の那智海水浴場

 那智勝浦町は16日、那智海水浴場でクリーン作戦を実施した。町内12団体や町民ら60人が参加。流木やごみなど約910㌔(大きな流木を除く)を拾うなど、清掃活動に取り組んだ。

 クリーン作戦は毎年恒例の行事。町が各団体や町民に呼び掛け行われた。今回、連合和歌山紀州熊野地域協議会・新宮東牟婁地区協議会(廣末顕二議長)がこの日に海水浴場でクリーンキャンペーンを実施することから町も同日に開催する運びとなった。しかし、当日の雨の影響から連合のキャンペーンは延期となったため、町だけで実施した。

 参加者らは協力してプラスチックなどのごみを拾い、大きい流木はチェーンソーで細かくして軽トラックに積み込んだ。

 堀順一郎町長は「毎年、皆さんの協力で行われている。連合さんのほうは中止になったが、メンバーの方も参加してくれているのでありがたい」と述べ、「800㍍のビーチは県下でも珍しい。きれいにして環境を守る。有効に利用して多くの人が集える仕組みづくりが重要となる」と語った。

 また、場内には流木を用いたブランコのオブジェや町内の3団体が作った作品も並び、撮影スポットとして人気となっている。4月中に撤去予定だが、見物に訪れる人は現在も多いという。

 参加した新宮市立王子ヶ浜小学校4年生の関彰宏君は「みんなでごみ拾いができて楽しい。きれいになってすっきりする。流木で作ったオブジェはごみがリサイクルされていて素晴らしい」と笑顔で語った。

 参加した団体は次の通り。

▽那智勝浦町観光協会▽南紀勝浦温泉旅館組合▽那智勝浦町民宿組合▽南紀くろしお商工会▽勝浦ライオンズクラブ▽那智勝浦ロータリークラブ▽那智勝浦町建設業組合▽和歌山東漁業協同組合那智支所▽浜ノ宮区▽熊野交通(株)勝浦営業所▽東牟婁振興局(地域振興部企画産業課、新宮建設部管理保全課)▽行政無線の呼び掛けで集まった町民▽連合和歌山のメンバー

(2019年3月19日付紙面より)

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清掃活動を行う参加者ら=16日、那智勝浦町の那智海水浴場