新宮市選挙管理委員会は2日、近畿大学附属新宮高校で2年生132人を対象に出前授業を実施した。市選管の疋嶋中(ひきしま・なか)さんが「選挙の大切さを知ろう」をテーマに投票率の現状や投票方法などを説明し、「選挙は皆さんの未来の選択」と投票を呼び掛けた。
公職選挙法の改正で選挙権年齢が18歳に引き下げられたことに伴い、高校生たちに選挙や政治に対する意識を高めてもらうことを狙った講座。投票の仕組みや参加の意義への理解を深めてもらい、投票率の向上を目指す。
疋嶋さんは授業で20代の投票率が最も低いことを紹介し、若者の投票率が低いままでは政治や社会に意見が反映されづらくなる可能性があることを説明した。候補者や政党を選ぶ目安として選挙公報を読むことやインターネットの活用、街頭演説に行くことなどを紹介した。
17、18の両日には県立新宮高校で同様の授業を開催する。昨年度は市内3校で計623人を対象に授業を実施した。
(2018年7月18日付紙面より)
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