北山村立北山小学校(松本広明校長、児童15人)と中学校(松本校長兼任・生徒5人)で19日、情報モラル研修『ゲームやスマホに潜む危険』が開かれ、小中学生が受講した。講師は全国で学校や企業を対象に年間約800回の情報教育を行っているNIT情報技術推進ネットワーク株式会社(兵庫県)の代表取締役・篠原嘉一さんが務めた。
研修は①パスワード管理の重要性②プログラミング授業の意味③情報モラル学習の重要性―を主軸に進められた。パスワードの管理ではスマホのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)系アプリではアクセス許可の設定を適宜オフにして電話帳を介して知らない人に情報が漏れることを防ぐなど危険から身を守る方法を教えた。
プログラミング授業の意味では、不便を経験することで人間的成長があることを話し、機械=プログラミングを知り機械を使う側であることの重要性を説明した。情報モラル学習の重要性では、スマホを持っていても使わない我慢(時間を決めて使う、学校では使わない)、スマホでしていることとしてはいけないことの認識、してはいけないことをすると被害者・加害者が生まれることを例を挙げて説明した。
山﨑穂花さん(中3)は「SNSでは知らない間に知らない人に情報が見られてしまうこともあるなど、今日学んだことに気を付けます」と話していた。この日は、小中学生に続いて保護者らの情報教育も行われた。
(2018年2月25日付紙面より)
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