2017年10月19日
より良い運営を検討
委員ら7人が意見や提言
新宮警察署協議会
委員や署長、各課長らが集まり開かれた協議会の様子=17日、新宮警察署

 今年2回目の新宮警察署協議会が17日、同署で開かれた。橋本昭彦会長ら7人の委員らが出席し、人材確保や速度取締指針など4項目について各課長から説明を聞き意見を交換した。

 同協議会は管轄区域内の地域安全や警察署の業務運営について、住民の声を代表する委員から意見を聞き、より良い運営を検討する機関。県内14署に設置されている。

 優秀な人材確保に関して、警務課が県警職員全体の中で管内出身者の割合が減少していることや署で勧誘した人材の受験合格者が少ない状況を説明。小学生の訪問対応、中学生対象の「ミニ警察署協議会」、高校生への勧誘活動と業務説明会を開くなど、年代に応じた取り組みをしていると述べ「今後も警察の仕事に魅力を感じ、五感で感じて理解してもらうという活動を通じ人材確保を図っていくつもり」と紹介し、意見を求めた。

 委員からは、「警察の活動、日々の生活の中で治安を守るのがすごいということなど、良い部分を発信していけばいいのではないか」「親世代に向けてのPR活動」などの提案があった。

 交通課は管内の事故件数と特徴を挙げた。速度取締指針について、警察協議会で意見を確認し指針を策定したいと説明した。

 来年度は国道42号(橋本地区から三輪崎地区)で時間は午前6時~午後2時と午後6時~午後10時、国道168号(相賀地区から熊野川町東敷屋地区)で午前8時~午後4時とする案と理由を話した。委員からは今年4月に運用を始めた「ゾーン30」の状況について質問が挙がった。

(2017年10月19日付紙面より)

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委員や署長、各課長らが集まり開かれた協議会の様子=17日、新宮警察署