和歌山県立新翔高校(宮井貴浩校長、225人)で12日、特別講義「建設業の魅力発信!」があった。県東牟婁振興局串本建設部と県建設業協会青年部串本支部の共催による初開催となる。建設系を選択する1年生と2年生19人が参加。講義と体験を通し建設業の魅力を学んだ。
建設業の魅力や現状を知ってもらい、地域の建設業の担い手として活躍する人材を育てることを目的とする。工事の発注者である県と受注者である建設会社による講義のほか▽レーザードローン測量▽ICT(情報通信技術)建機試乗▽重機との綱引き―などの体験を行った。
講義では、串本建設部の田原俊嗣副部長が建設業界の仕組みや役割、技術系公務員の魅力、振興局建設部の業務内容などを説明。採用試験や勤務条件、福利厚生なども伝えた。「技術系公務員は地味で目立たないけど、なくなったら困る仕事。社会を支える縁の下の力持ち」と話した。
続いて、串本支部の小森脩平支部長が講義。技術職と技能職の違いや、建設会社の具体的な仕事内容などを紹介した。一般的なイメージにある「建設業はきつい」はある意味事実としながらも、デジタル化で過去に比べ技能習得が簡単になり、加えて労働時間の短縮も可能になっていることを明かした。「建設業は面白く、社会に不可欠」とまとめた。
この後、体験を実施。モニターを見ながらレーザー測量機を備えた最新ドローンを飛ばしたり、ICT建機が衛星からの位置情報を取得して設計図通りに動くことを確かめたりした。重機との綱引きでは、参加生徒が全員で懸命に引いたが、小型重機に勝てなかった。
2年生の由谷蓮太郎さんは「もともと建設業に興味があった。普通は動かすことができない機械ばかりで、とてもいい経験になった。体験できてよかった。建設業への就職を考えられそうと思った」と語った。
(2026年2月14日付紙面より)